時刻は午前9時を過ぎました
ここまで歩いた距離は5.64km、四国のみちの環20:四国一番の難所横峰寺へのみち 9.5km の出発地点の大頭(おおと)バス停から0.6kmの地点です
前回は横峰寺とゆかりの深い寺社に立ち寄ることが出来、それぞれ御朱印もいただく事が出来ました
前回の横峰寺奥之院星ヶ森へ① 石土神社と妙雲寺からの続きです
今回も見て頂いてありがとうございます
湯浪ルートで第60番横峰寺へ向かいます
妙雲寺から妙之谷川沿いを山へと進みますが、この川の上流に遍路道が続いており、下流で水量が多いと、上流の遍路道では増水、溢水の激流となり危険な状態になっている可能性があるとの事です
へんろみち保存協力会の地図によると「下流の妙之谷川の水量に着目、川幅一面に流水の時は、強行を控えて61~63番を先に打ち、車道経由で60番に打ち戻る事」とあります
本来の遍路道を歩きたい気持ちは強くても我慢、忍耐も修行であり慎重な状況判断が求められます
今日は、快晴でしばらく雨も降っていないので水量の心配は要らないようです
9:11 ⑨
松山自動車道の高架を潜り、南へと県道147号(石鎚丹原線)を遡ります
9:15 ⑩
2車線の県道ばかり歩くのも味気ないので、旧道を歩いているとサボテンが・・・
クジャクサボテンでしょうか?
それにしても大量のサボテンが道に垂れ下がってる
食べるのでしょうか
9:21 ⑪
牡丹桜(八重桜)が綺麗です 大郷(おおご)地区にて
9:21 ⑪
牡丹桜のじゅうたん
普通の桜は花弁が5枚の一重咲、6枚以上が八重咲の八重桜
この花弁は何枚なのかな
9:22 ⑪
白い藤は見た事が無かったです
9:35 ⑫
横峰寺まで7.0km、四国のみち起点の大頭バス停から2.5km地点です
妙之谷川が右側に移りました
9:39 ⑬
柿畑の向こうの山の中腹に怪しげな建物が見えますが何だろう
これから先が馬返
先ほどから見えていた怪しげな建物と酷似した倉庫が現れました
どう見ても同じ所有者だと思われますが、この倉庫は柿畑の倉庫の様ですが、上の建物はいったい何かな
後でわかったのですが、この辺りから地蔵丁石の残る旧遍路道が県道の50m程上の杉林へと1kmほど続いていて、再び県道と合流するみたい
写真撮りませんでしたが、この少し手前に小さな大師堂がありました
そこから左へ分け入る道が有ったような無かったような、今となっては確認できませんが・・・
9:51 ⑮
野生の藤の花の赤紫色がきれい
横峰寺まで5.9km、大頭から3.6km
9:57 ⑯
だらだらと続く県道147号線の坂を上り続けます
10:01 ⑰
山の喫茶店てんとうむし
店内にはスバルのてんとうむしSUBARU360が置いてあるらしい!
でも今日は開いていなかった
西条市小松町石鎚字湯浪3776-10
営業時間 午前9時から午後5時
定休日 毎週 火・水曜日
10:08 ⑱
横峰寺まで4.7km、大頭から4.8km
四国のみち環20:四国一番の難所横峰寺へのみち9.5kmのほぼ真ん中です
10:15 ⑲
湯浪集落 尾崎八幡神社
下で軽トラックや車が何台も上がって行ったので何処へ行くんだろうと思ってたら、ここで尾崎八幡神社の手入れやしめ縄を編んだりしておられました
石土神社もそうでしたが、祭りの準備でしょうか
10:20 ⑳
道端に咲くヒメシャガ⇒ジャガ
10:20 ⑳
アヤメの種類ですね
【後補足】
Sさんからメッセージをいただきました
ヒメジャガ(紫色)ではなくて、ジャガだったようです
アヤメ系統は難しいですね~
そう言えば去年アヤメ、花菖蒲、杜若で悩んだっけ
10:27 A
長々と県道147号を遡って来ましたが、初めて地蔵丁石(24丁石)を見ました
しかし、県道が出来る前の遍路道はいったいどうだったのだろう
まさか、県道と全て同じルートで吸収された訳でもあるまい
この道は単に横峰寺へ通じるだけでなく、標高1982mの西日本最高峰であり、蔵王権現を祀る霊峰として崇められている石鎚山(石鎚蔵王権現)へと至る「お山道」である
その入り口にあたる大頭(おおと)には神仏習合の霊場があって明治の神仏分離令によって寺院と神社に分けられた(前回、明治になって妙雲寺と石土神社に別れた事に疑問を持っていましたが、やはり、明治の神仏分離令で分かれた事が判明しました)
昨年の9月に第65番三角寺から奥之院仙龍寺に至る江戸時代の遍路道を探訪した際にも参考にしたデータベース「えひめの記憶」の伊予の遍路道(平成13年度)によると、途中の馬返辺りに県道より50mほど高い所を、県道に沿うように約1km程続いており、地蔵丁石も残っているとの事
唯一目についた二十四丁石は県道に吸収され消失した遍路道にあって移動させられたと思われる8基の地蔵丁石のうちの一つであったようです
残りの丁石はすべて見逃した模様(かなり疲れておりました)
この少し後に有ったはずの三十丁の地蔵丁石や横峰寺御来光出現の石碑も見逃してしまいました
データベース「えひめの記憶」のリンク
大きな砂防ダムがあり、県道は大きく右へカーブし妙之谷川と別れたと思うと
10:32 B
標高300mの湯浪休憩所に到着しました
10:33 B
県道147号の終点でもある湯浪休憩所には、水場もあり、登山前の給水も出来、東屋とトイレも設けられています
ここに、車を置いて登られる方が多いようで、たくさんの車がデポされてます
登山口より1.3km手前の湯浪(ゆうなみ)が最後の集落です
10:42 B
伊予小松駅からここまで12.01km、所要時間3時間14分(休憩など全て含む)
石土神社前からここ湯浪休憩所(登山口)まで6.37km、所要時間1時間20分で、県道147号の舗装道をだらだらと遡って来ました
ここの標高が300m、遍路ころがしと呼ばれる横峰寺までの遍路道の先にある60番横峰寺の標高が750m
2.6kmで標高差450mを登る事になりそうです
ここで、20分ほど休憩して体力を回復します
10:55 B
登山口
四国一番の難所とは如何ほどかと愉しみです
10:55 B
台風の爪痕で道が荒れているのかも知れません
10:56 B
ここから県道と別れて登山道を進みます
10:58 B
ここから横峰寺道として1.7kmが国指定史跡とされてる
さあ、出発です
昼までに横峰寺山門に到着出来るかな