予報では明日から雨で冷え込むとの事だったけど、今朝からもう雨で比較的暖かいです

 
先日久々にブックオフをパトロールしていると
 
鉄道ジャーナル別冊No.15
“60.3”最新版 国鉄特急列車が現れましたキラキラ
 
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昭和60年8月2日発行 定価1,500円
鉄道ジャーナル社
 
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ページを開くと
 
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見開きでキハ183 の北海が新緑の北海道を駆け抜けていくキラキラ
 
函館本線は函館から旭川までを結ぶ幹線ですが、長万部〜小樽経由札幌までの路線は通称"山線"と呼ばれます
 
特急北海も元々は函館から山線経由で旭川まで運行されていましたが、昭和56年には札幌までに短縮されていました
 
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この"山線"区間の長万部〜小樽間は、かつて東海道・山陽本線の電化の進展にともなって余剰となってきた蒸気機関車のC62が昭和32年に小樽築港機関区に転属され、急行「大雪」・「まりも」・「アカシヤ」・「ニセコ」などの急行列車牽引に活躍しましたが、1971年9月15日の急行ニセコの重連運転を最後に国鉄から蒸気機関車牽引の急行列車は無くなってしまいました

 

 

その後、C62 2号機は1972年京都の梅小路機関区に転属し併設された梅小路蒸気機関車館にて動態保存され、3号機は1976年除籍になり、小樽市の北海道鉄道記念館にて静態保存されました
 
この3号機は国鉄民営化直前の1986年10月3日に、10年間も展示保存されていた北海道鉄道記念館より旧手宮線の廃線跡をDD16-15ディーゼル機関車の徐行運転で牽かれ、小樽築港機関区に運び込まれて仮復旧が行われ、国鉄分割民営化イベントへも参加し、その後苗穂工場で本格的な動態復元がなされ、昭和63年春から小樽-倶知安間59.2kmのあいだで臨時快速「C62ニセコ号」として本線復帰、平成2年には運転区間が小樽-ニセコ間に拡大されましたが、運転を行っていた北海道鉄道文化協議会が資金不足で1996年に解散し、運転も1995年11月3日を最後に終了しました
 
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昭和62(1987)年3月19日 北海道新聞
 
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DD16-15に牽かれて、まだレールが繋がっていた旧手宮線跡を15km/hで南小樽へ
 
小樽築港機関区扇形庫(29番庫)へ
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当時の手宮線跡
 
廃止から1年以上経ってもレールは繋がってましたグッ
 
踏切は箒でレールの溝を掃いてC62-3を通したと新聞に載ってましたキラキラ
 
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昭和62(1987)年4月1日 北海道新聞
 
話が蒸気機関車に逸れてしまいましたが、函館本線に戻しまして
 
この長万部から小樽間の山線は、距離的には海まわりよりも短いけれども急勾配、急曲線が連続する速度向上に不利な線形を抱えた単線で、長万部駅から室蘭本線・千歳線を経て札幌方面に接続する海線とよばれるルートよりも30km以上距離が短いにもかかわらず、所要時間がより多くかかるという事で、特急列車の登場以来、徐々に沿線人口にも恵まれている海回りルートにメインルートが移っていきました
 
私は1985年に札幌からこの函館本線の山線経由で青函連絡船に一度乗り継いでみたいというのが夢でした~
 
昭和60(1985)年の暮れに山線経由で札幌→大阪までのルートの切符を購入しておりましたが、残念ながらある事情で休みが短縮し、飛行機に切り替えた為に幻となりました
 
そして、翌年の昭和61年(民営化の前年)の暮れに、今度こそと予約しようとしたけど山線まわりの特急列車は、なぜか見当たらないはてなマーク
 
なんと、直前の11月1日に定期の優等列車が山線から全廃されていたのでした~ガーン
 
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札幌駅 特急北斗 キハ183-101
 
羊蹄山の裾野をゆくアタッカー北海ではなく、海周りの道南の"準エル"特急北斗になってしまったえーん
 
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キハ183 函館向け(上り)先頭車両
 
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函館駅  曲線状のホームに到着
 
階段を上って連絡船のりばへ
 
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青函連絡船 羊蹄丸
 
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青森駅から日本海縦貫線経由の寝台特急日本海で大阪梅田駅へ
 
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入港する羊蹄丸と函館桟橋
 
 夢は破れ、札幌から千歳線、室蘭本線を経由する"海線"ルートで長万部より函館本線復帰で函館へ
 
今や、観光シーズンの臨時列車か有珠山が噴火した時の迂回ルートとして優等列車が入線する事がある程度
 
既にかつての幹線ルートとしての面影を失った函館本線"山線"区間、北海道新幹線北進後は第3セクターから廃線への道を辿りそうですねショボーン
 
札幌から余市あたりまではマッサン効果もあって賑わっているらしいです
 
となると盲腸線?
 
いやいや新幹線の小樽駅が出来るから、やっぱり廃線ですねぇ~ショボーン
 
北海道新幹線はほとんどトンネルでこの区間を越えるとか
 
いやいや、時代は巡りますねぇ~
 
あっ!
 
こんな企画もあるようですキラキラ

 

高架になった札幌駅まだ見た事ないです

 
 
では、また
 
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