首のイボ、冬の間に取りませんか？

みかこクリニックの人気施術『シミ取り放題』と並んで、実は『首のイボ取り』も頻度の高い施術です。そこで今回は、みかこクリニックの『首イボ取り』の特色についてご紹介したいと思います。

みかこクリニックでは、首のイボを『フォトナ』のエルビウムヤグレーザーで除去しています。一般的にはCO2レーザーで除去されることが多いのですが、エルビウムヤグレーザーの魅力は、CO2レーザーに比べて熱作用が少ないため、組織の損傷が少なく（熱傷が軽く）、結果として色素沈着が軽いという点です。そして、痛みも軽いので無麻酔でも施術可能な方もいらっしゃいます（イボの数が多い方は、初回はクリーム麻酔を希望される方が多いです）。

前提として優れたマシンを使用していますが、施術の方法にもこだわっています。首のイボを除去する際に問題になるのが、顔のシミ取りと同じく、施術後の色素沈着です。せっかく綺麗になるために施術したのに、色素沈着が長引いてしまうと、暗い気持ちで過ごさなければならない期間が長くなります。そもそも、体は顔よりも色素沈着が出やすく、長引く傾向があります。顔の色素沈着が想定以上にひどく出た場合は『トレチノイン療法』という切り札があるのですが、首の場合にはこの『トレチノイン療法』が行いにくいという点も悩ましいところです。ですので、いかにこの色素沈着を軽く仕上げられるかが「施術のキモ」だと思います。

色素沈着に関しては、かつて前職時代に、患者様と次のようなやり取りがありました。その患者様は何度かに分けてCO2レーザーで体のイボ取りをしていたのですが、ある時「イボにレーザーを照射した後に、擦らないで欲しい。擦らなかった時は色素沈着がとても軽かった。」と言われました。レーザーを照射した直後に、しっかりとイボが取り除けているかを確認するために、患部を濡れたガーゼで擦っていたのですが、それが色素沈着を悪化させているということを患者様の経験から指摘してくださったのです。「でも、擦ってみないと、しっかりと全部取り除けているか確認ができないのですが、、、」と少し困って私が答えたところ、「残っていても構わないから、擦らないでやって欲しい。」と希望されました。この時の経験から、ちょっとした手技一つで仕上がりが変わってくることを学びました。

取り残しを無くして確実に一度で処置を終わろうとすると、どうしても患部をしっかりと擦って確認したくなります。でも、そうすると色素沈着が強くなる。このことから、みかこクリニックでは、首のイボ取りを２回に分けて行うようにしています。もともと色素沈着が軽いエルビウムヤグレーザーで処置するわけですが、除去できているかの確認は、濡れたガーゼで軽く拭く程度にとどめて、極力擦らないように施術しています。そうすると、ほんの少し取り残しが生じる可能性があるわけですが、それを２～４週後に再処置して仕上げるというようにしています。再処置といっても、残っているイボの組織はほんの僅かですので、２回目はあっという間に終わりますし、無麻酔で十分施術が可能です。

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