みかこクリニックの「たるみ治療」。

開院以来、複合レーザー『フォトナ』による治療で多くの患者様に効果を実感していただいていますが、このフォトナによるたるみ治療にさらなる相乗効果を期待して、このたびHIFU『リフテラV』の導入を決めました。

そこで今回から、

つい先日みかこクリニックに納品されたばかりの

HIFU『リフテラV』

についてご紹介していきたいと思います。

そもそもですが、『HIFU』（ハイフ）とは、「High Intensity Focused Ultrasoud（＝高密度焦点式超音波）」の頭文字をとったものです。イメージとしては虫眼鏡で太陽光を集光するのに似ていて、皮下で超音波を一点に集中させ、ピンポイントで加熱し、狙った層に熱凝固点をつくり、組織を引き締めます。

顔の中に「SMAS」という薄い膜組織があります。

「SMAS」は「Superficial MusculoAponeurotic System」の略で「表在性筋膜」という意味です。顔の組織は、上から表皮・真皮・皮下組織・表在性筋膜（SMAS）・表情筋というように層になっていて、このSMASが皮膚を支える働きをしています。このため、SMASが加齢などによって弾性が衰え、ゆるんでしまうことで、お顔のたるみに繋がると言われています。フェイスリフト手術でも、このSMASという薄い膜組織を必ず引き上げるわけですが、SMASの引き上げ、引き締めがたるみを改善するポイントとなります。皮膚から4.5ｍｍの層をターゲットとしてHIFUを照射すると、このSMAS層を引き締めることができ、たるみ改善に威力を発揮します。

　
『HIFU』に総称される機械のうち、『ウルセラ』『ウルトラセルQ』『ウルトラフォーマーⅢ』『ダブロ』などのHIFUは「ライン式」といって、皮膚にあてたカートリッジを固定して照射します。すると、超音波の焦点（熱凝固点）は線状にカートリッジ（機械の先端部分の顔に触れる部分）の形状どおり照射されます。

これらに対し、みかこクリニックに導入する『リフテラV』は「ムービング式」といって、カートリッジを動かしながら照射を行います。ライン式と異なり、超音波の焦点と焦点の距離がカートリッジを動かす速度で調整できるのが大きな違いです。つまり、カートリッジを素早く動かせば、焦点と焦点の距離が離れることになり、その分痛みが少なくなります。たるみ治療の相談に来られた患者様のお話を伺っていると、「過去にHIFUを行ったけど、痛すぎて二度とやりたくない」という方が多くおられます。施術に痛みが伴うものだとしても限度はあり、痛みが許容範囲であることは非常に重要なことだと思います。

もう一つの特徴として、先端のカートリッジがペンタイプであることも大きいです。

先端が小さいため、目周りなどの細かい部分の施術も可能です。

（次回につづく）

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HIFU『リフテラV』（１）（そもそもHIFUって？）