ヒアルロン酸『レスチレン』のセミナーに参加しました

昨日の日曜日の午後から、ヒアルロン酸『レスチレン』のセミナーに参加するため、大阪梅田に行ってきました。講師をされたのは、セミナー会場でもあった「シロノJクリニック」の院長でいらっしゃる清家純子先生でした。

『レスチレン』というヒアルロン酸は、スイスに本社があるガルデルマ社の製品で、世界で最初にFDAに認可されたヒアルロン酸として25年以上の使用実績があります。日本では、ヒアルロン酸と言えばアラガン社の方が有名ですが、全世界では100か国以上で使用されており、ヒアルロン酸全体の３０～３５％ものシェアがあるそうです。私もかつて美容外科クリニック勤務時と、前職の木沢記念病院で使用していました。アラガン社のヒアルロン酸と同様に、厚生労働省の認可を得ているヒアルロン酸でもあります。

『レスチレン』の特筆すべきメリットは

・リフト力が高く、少ない量で組織を持ち上げることができる

・外部からの負荷がなければ、注入の部位に長くとどまる、流動性が低い

・吸水性（膨潤性）が低い

・架橋率が低く、アレルギーの発生が少ない

セミナーの冒頭で、講師の清家先生が、上記について論文やその他の資料を呈示しながら、丁寧に分かりやすく説明してくださいました。その後、モデルの方を対象に、実際に全顔への注入の手技を見せていただきました。アラガン社が提唱している「MDコード」と重なる部分もありましたが、レスチレンならではのメリットもあり、レスチレンの良さがしっかりと伝わるとても勉強になるセミナーでした。終了したのは19時過ぎでしたが、日曜の夕方の貴重な時間をセミナーにあてて下さった清家先生には、心から感謝を申し上げます。

今回のセミナーを受講して、私なりに他社の製品との使い分けについて考えもまとまりましたので、みかこクリニックでも『レスチレン』を採用して、患者様ごと、また、注入部位ごとに最適な製品をご提案できるようにしていきたいと思います。