ヒアルロン酸セミナー（と「蘇嶐窯」@名古屋三越）

昨日の日曜日、東京で開催されたアラガン社主催のヒアルロン酸セミナーに参加してきました。講師はアラガン社が提唱するMDコードの考案者でもあるデマイオ先生でした。（MDコードとは、顔の各部位に振り分けられたローマ字の記号の事で、どこの部位にどのくらいのヒアルロン酸を注入したかを正確に記録を残したり、他の医師に注入部位を伝える際の共通言語となるような記号のことです。）コロナの影響でデマイオ先生の来日は実に６年ぶりとのことで、アラガン社も今回のセミナーにはとても力が入っていると感じました。ウェブ配信もあるとのことでしたが、現地参加でないと聴けないお話もあると聞き、朝イチの新幹線に乗ってセミナーに参加してきました。

セミナーでは、基本的な理論と手技の解説の後に模擬実技を行うという流れで、各部位ごとにデマイオDr.に繰り返し見せてもらいました。この数年で進化した点は、アラガン社のヒアルロン酸が、注入に用いる為の先端が丸くなっている針＝カニューレの使用について厚生省の認可を取得したことです。カニューレを（正式に）使用できるようになったことで、中顔面と目の周りに対してできる事の幅がぐっと広がりました。ちょうど先日、中顔面へのカニューレを用いたヒアルロン酸注入のマンツーマン指導をうけた（記事はコチラ）ところでしたので、今日のデマイオ先生のお話がとても良く分かりました。一見して「脱脂手術」や「ハムラ法」などの手術をお勧めしたくなるような「目ぶくろ」と呼ばれている目の下の膨らみも、デマイオ先生はヒアルロン酸の注入のみで見事に改善させている症例をいくつか見せてくださり、それには会場から大きな拍手が起きるほどの素晴らしさで、私もとても驚きました。どうしても手術を避けたい方には選択肢の一つとなるはずで、ヒアルロン酸は奥が深いなあと改めて思いました。