2018年、秋。
蘇州で最終日の街歩きを楽しみ、空港まで移動して夜発の帰国便で東京に帰国のつもりでしたが、心配していた通り、東京を襲う台風の影響で、今夜の便が欠航となりました。
ネットで確認する限り、明日の同じ時間まで遅延とのこと。
今日の夜はとりあえず急ぎ上海に宿を取りつつ、念のため空港カウンターまで行って、ほかの便への振り替えなどできないのか確認することにしました。
まずは蘇州でホテル付近の地下鉄に乗って蘇州駅へ移動。
蘇州駅からは、高速鉄道で上海に向かいます。
国慶節のおかげで大きな駅は中国人帰省客で満杯…! でも大丈夫。
昨日、上海から蘇州までの鉄道、バスチケットが完売していて買えず、タクシーで蘇州に来たのですが、じつはその時、帰りの便(蘇州から上海)のチケットは押さえておいたのです。買っといてホントによかったーーー。
蘇州から上海まではたったの30分!あっという間です。
ここからは、地下鉄を乗り継いで浦東国際空港まで。
これが、なかなかの苦行だった。
上海からは地下鉄で 1時間ほどかかるのですが、運賃はたった 7元。嘘のように安いのですが、この時期、帰省客で超満員の地下鉄に1時間はつらかった!
へとへとで空港に到着し、カウンターで振り替え便について確認したのですが、「明日、同じ時間に戻ってきて」 とそっけなく言われただけで、ほかの情報は無く。
それだけなら、「ですよね、知ってた」 って感じ。
まあでも、「あの時、念のためにちゃんと空港まで行っていれば」 ってことにならなかったから良いか …ってことで、自らを慰めるためのアイスクリーム。
甘いものは大事よね!
さて、上海に戻るか、と駅に戻ってきたのですが、上海までは、ここからまた 1時間かかります。
いますでにお腹が減っていること(アイスが食欲に火をつけてしまった)と、遅くに上海についてからお店に入る面倒くささを考えて、もう空港ですませてしまうことに。
まさかの、上海にてすき家の牛丼を食べることにしました。
わたしのチョイスは、茄子牛丼。友人は辛そうなヌードルを選んでました(上海のすき家にはヌードルがある!) 。
上海に戻ったらホテルにチェックインし、夜の外難へ。
どうやら国慶節のお祭があったようで、夜なのにかなりの人出です。遅くまでお店もあいていたので少し覗いて歩けて、ちょっとラッキーでした。
外難(バンド)は、19世紀に上海租界と呼べれ、外国人が多く住んでいた地域。いまでも当時のクラシックな建物が残っていて、ライトアップが美しい!
そして、川をはさんだ向こう岸に見える浦東新区の高層ビル群の姿。
国慶節なので真っ赤にライティングされた上海タワーの姿がひときわ目立ちます。
それにしてもビルが増えたなぁ。
再開発地区である浦東地区、10年ちょっと前に上海に来たときにはまだビルも少なくて、まだまだ建設中って印象だったのに。
13年前に上海中心部を歩いた旅日記はこちら。
夜の外難、手前は19世紀、川の向こうは21世紀。
その間を走る遊歩道を、20世紀生まれのわたしたちがぶらぶらと散策します。
いつまでも騒がしい上海の街をあとにして、明日に備えて就寝。
明日は飛行機の時間まで、少しだけ上海を歩こうと思います。