2026年 2月。
エジプト8日目。
午前中からプライべートツアーで遺跡巡りです。
王家の谷でツタンカーメン王を含むファラオたちの墓を見学したあとは、岩山に囲まれた広大な谷に作られた、ハトシェプスト王妃の葬祭殿 へ。
葬祭殿とはファラオの死後に復活を祈って神事を行う神殿です。
遠くからだとそんなに大きく見えなかったけど、近づいてみると奥にも広がっていて、広大なのでかなり歩く。
紀元前 1500年ごろにトトメス1世の娘として生まれたハトシェプストは、異母弟のトトメス2世の妻となって王妃になるも、トトメス2世が若くして他界したため女性のファラオに即位。
戦争を好まず平和外交で統治を行った彼女の治世は、古代エジプトの黄金期の1つと言われるほど栄えたらしい。
(やっぱり女性がリーダーのほうが戦争減るような気はする)。
その影響力の大きさゆえか、死後に跡を継いだトトメス3世は、国中に残るハトシェプストの痕跡を消そうとして彫像を壊したり削り取ったりしたらしい。
どういう人だったのか、何があったのか知りたくなるエピソードだな。
女性ファラオの次は、ファラオの妻である王妃たちの墓がある 王妃の谷 へ。王家の谷と王妃の谷は分かれているので、夫婦で同じお墓には入れなかったんですね。
入り口から1キロちょっと歩きます。
目玉であるネフェルタリの墓はこの日公開されていなかったので、手近なお墓を2つくらい見て回ってサクサク戻ることに。
これはティティ王妃の墓。
王妃の谷の入場料は王家の谷と比べるとだいぶお値打ちだし、観光客が少なく快適に見て回れるので案外良かった。
車に戻ったら少し移動して、ラムセス3世の葬祭殿 へ。
ラムセス3世は地中海で猛威を振るっていた「海の民」と呼ばれる謎の勢力と戦い、国をまもった王様らしく、門や柱のレリーフは勇ましい王の姿が多いそう。
ハトホル神と並ぶラムセス3世。残念ながら頭部は損なわれていますが。
ここでわたしが印象に残っているのは、存在感のあった列柱です。
かなり太くて大きい柱がどんと並んでいて圧巻だったんだけど、下の部分が少しだけ細くなるように加工されていて、ちょっとキノコみたいで。
柱の上部や天井の装飾の青い色も素敵だった。
さすがに、後世に塗りなおしたものかもしれないけど。
頭部がライオンの、女神セクメトの像。
この遺跡は来てみるまで全然ノーマークだったけど、比較的人がすくないのでゆっくり回れれるし、彫像や柱、レリーフなど状態が良いものが豊富で見ごたえがありました。
時間に余裕がある方にはおすすめ。
そして、ツアーの締めくくりとして最後に立ち寄ったのが、メムノンの巨象。
もともとはアメンホテプ3世の葬祭殿があったらしいのだけど、のちの王たちが神殿の石材を持ち出して再利用してしまったため、像だけが残っているらしい。
ローマ時代の地震ではいったヒビがきしんで風が吹くと「像が歌う」と言われていたようですが、のちの修復でもう歌わないそうです。
ここも砂埃がすごかったんだな、と写真を見て思いだすなど。
今回のプライベートツアーでは、ドライバーさんは観光スポットまで送ってくれて、待っててくれる(中に一緒には入らない)システムだったのだけど、それがちょうどよかった。
自分のペースで中を自由に見れるので気が楽でした。
入場料はそれぞれの場所で自分で支払い。
どこもカード使用可能でした。
- ハトシェプスト王妃の葬祭殿:450EGP
- 王妃の谷:220EGP
- ラムセス3世の葬祭殿:220EGP
- メムノンの巨象:なし
このあとは、ルクソール神殿まで送ってもらってツアー終了です。

















