2017、夏。
今年もやってきた夏山シーズン・・・ なのに、雨が多くてなかなか週末が晴れない夏となりました。登山をされている方だけでなく、屋外のスポーツをやってらっしゃる方や旅好きの方、残念な思いをしているのでは?
今年の夏は、予定していた山を秋にいくつ延期したことか。
台風と当たらず、秋に「取り返す」ことができるのかなぁ??
(去年は秋に雨ばかりだったのだよなぁ)
そんなわけで思ったようには山に行けなかったこの夏に登った百名山をいくつか紹介します。
※ 書いてある行動時間は、ランチや休憩も含んだざっくり時間です。
雲取山
2017年 5月中旬
標高 2,017m / 東京都 / 三条の湯 一泊、往復約 8.5時間
2017年に登る2017mの山!ってことでよい季節 5月の晴れた日に。
天然温泉に入れる山小屋 「三条の湯」 に泊まった山の旅は こちら から!
霧ヶ峰
2017年 6月下旬
標高 1,925m / 長野県 / 散策 約 5時間
山というよりも高原だけど、百名山の一座である、霧ヶ峰。
一応、山頂(最高地点)の車山は制覇しつつ、緑の広がる高原をぐるりと散策してきました。
梅雨の時期でしたが運よく天気に恵まれた一日で、高原の上に広がる青い空がとても気持ちが良かった!
霧ヶ峰には、池塘の点在する湿地帯もあるんです。午後は少し雲が出てきてしまいましたが、木々の間にめぐらされた木道歩きはとても楽しい。
登山者だけでなく、リゾート客も多い霧ヶ峰。
今回は日帰りでしたが、かわいいカフェのある山小屋もあるので一泊してのんびり過ごしてみたくなりました。お子さん連れにも良さそうです。
草津白根山
2017年 7月中旬
標高 2,171m / 群馬県 / 往復 3.5h くらい
火山活動の影響で湯釜付近への立ち位置が規制されていた草津白根山。
やっと規制が解けたので、近くにある横手山と 2つセットにした夜行日帰りで行ってきました!
横手山の山頂ヒュッテの名物、きのこスープ。これが食べたくて横手山をまわるルートを一生懸命考えたのです!
神秘的な湯釜の色、近くで見れて嬉しい。
草津白根山の山旅は、別途 すこし詳しく書きたいと思います。
旅日記は こちら から!
仙丈ヶ岳
2017年 7月下旬
標高 3,033m / 長野県 / 山小屋 一泊、往復 約 6時間
わたしにとって初の南アルプスとなった、仙丈ヶ岳。
アクセスに時間のかかる場所なので、中腹の小屋に泊まって 初日は 2時間、2日目も4時間程度の行程で、のんびり制覇。
7月末だというのに、初日はちょっとした雪渓歩きの箇所も。
天気が安定しなかったこの週末、小屋に着いた瞬間(本当に、まったく同時に)に唐突に豪雨が降ってきて、どしゃぶりになったのはビックリ。
二日目は曇りで眺望はいまひとつでしたが、なんとか天気は持ってくれました。お隣の甲斐駒ヶ岳が顔を出すたびに、「おおー!」 と歓声が上がったり。
花や植物でも有名な南アルプス、あちこちで可愛い花を見かけました。
結果、この日は雨に降られることもなく無事、下山。
天気のよいときに、甲斐駒ケ岳と一緒にまた登ってみたい山です。
富士山
2017年 8月下旬
標高 3,776m / 山梨県、静岡県 / 往復 約 8時間
言わずと知れた、日本一の山、富士山。
「登ろう!」 と計画をしてからすでに 2年。やっと、登頂を果たしました。
でも、結果としてはこれで正解だったと思います。山に慣れて、ちゃんと体力がついた状態で行ったので、つらさを感じることなく、楽しい山だと思えたから。
富士山については、別途山旅レポをアップしようと思います。
旅日記は こちら から。
西穂高岳
2017年 9月初旬
標高 2,909m / 長野県 / 往復 約 9時間
今年最大のチャレンジ、西穂高岳!
この西穂高の岩稜帯に登るために、初夏にはヘルメットも購入していました。
岩稜帯のデビュー戦なので、今回はガイドさんのついたツアーに参加。
朝新宿駅を出て、初日は新穂高ロープウェイの山頂駅から 1時間半の西穂山荘まで。
初日はガスっていて眺望ゼロでした。
新穂高ロープウェイはまだ山を知るずっと前に、北アルプスの山を見たくて乗ったことがあります。
飛騨高山と新穂高の旅は こちら 。
「その先」 まで歩いていく日が来たのは、すごく感慨深かったな。
その日は西穂山荘に一泊。
翌朝は暗いうちに出て、ヘッドランプの明かりで登っていきます。徐々にあけていく美しい山の朝、そして目の前にむかえる岩稜帯。
わたしに登れるのかな。緊張する。
11峰の西穂独標から順に、1峰の西穂山頂まで、このピークを越えていきます。
西穂独標からの下りは急傾斜でほぼ垂直の壁に感じましたが、手足を置く場所を確認しながら慎重に下っていきます。そこからは岩場のアップダウンの連続。
でも、そもそも高所が平気で岩場も怖くないので、かなり楽しんで歩けた!
最高の天気に恵まれて素晴らしい景色を見ながらの6時間。8時を過ぎたあたりから雲が湧き、10時ごろにはもうガスで眺望も見えなかったので、早朝の出発って大事だなと改めて思った日でもありました。
難所では緊張したけれど、山の先輩の助けをもらいながらのデビュー戦、めちゃくちゃ楽しかった。来年はきっと奥穂高に!
赤岳(八ヶ岳)
2017年 9月下旬
標高 2,899m / 長野県 / 縦走 約 13時間
去年は山の日に一泊で北八ヶ岳を歩きましたが、その後台風などに見舞われ、主峰赤岳と南八ヶ岳は今年に持ち越しになっていました。
今年も8月から何度かスケジュールを後ろずらしにしながら、やっと9月の終わり、ギリギリ夏山シーズンの終わりに登頂!
美濃戸口から入って、硫黄岳に登り、硫黄岳山荘で一泊。翌日、横岳、赤岳と縦走して下山する行程です。
硫黄岳まではちょっと地味な登りだけど、そこからの景観は最高!
そして、硫黄岳から爆裂火口をのぞいたら、硫黄岳山荘に一泊。
素晴らしいご来光を臨んでの2日目は、プチ難所の横岳を越え、赤岳までの急登をゆくクライマックス。ものすごく楽しかった!
ものすごく天気のよい週末だったのですが、タイミングなのか標高なのか、下から見るとものすごい青空なのに、上にいるときは雲が出ていて、山頂付近は風が強くて寒かった。
夏山としてはほんとにギリギリのタイミングだったなぁ。
今年もまだまだ楽しい山に出会えるといいな。楽しみです。