今回は、茶道の茶室の「待合」についてです。
- 待合のはたらき 実践と基礎知識 2015年 10 月号 [雑誌]: 淡交 増刊/著者不明
- ¥864
- Amazon.co.jp
- 茶事茶会における待合のくふう/著者不明
- ¥1,944
- Amazon.co.jp
茶道の茶室というと、茶道の空間の部屋だけを想像する人がいるかもしれませんが、実は「待合」(まちあい)、「露地」(ろじ)、「茶席」(ちゃせき)の3つからなっているものをいいます。
まずは、「待合」について説明します。待合というのは、露地にあって腰を掛けるところになっていて、そこでお客様は待ちます。
「露地」というのは、茶庭(ちゃてい)ともいい、茶道の変容にともなっていったのは千利休からです。
外の露地にある腰掛待合・こしかけまちあい(外腰掛)そとこしかけといいます。
大体、畳一畳と、半畳の板が敷かれていて、足元の踏み石は正客の位置に一つ、次客以下の石には長い御影石が置かれています。