こちらの記事の続きです。
✔そのハウスはあのハウスの何番目? ~ハウスをストーリーで理解するとリーディングの幅が一気に広がる
✔そのハウスはあのハウスの何番目?【5ハウス編】1番目~4番目のハウス
松村潔先生の「最新占星術入門」に解説されていた手法を参考に、5ハウスの「楽しい・好き」をテーマにして、各ハウスとの関連性や運命の流れを見て考察しています!
1~4番目のハウスについては前回記事でまとめていますので今回は5番目のハウスから。
9ハウス(5番目のハウス)
カスプ双子座。興味の赴くままに様々な分野や哲学に触れることで、「楽しい・好き」というテーマに関わる予期せぬ喜びが得られると読めそうです。
学生時代までは、人気のドラマやバラエティ番組を見たり、流行りのお店に行ったり流行りの服を着て何となく周りと同化できている安心感から「楽しい」と感じていました。今思うとそれは「仮初めの楽しみ・好き」であったように感じます。
ある程度大人になってからの「楽しい!!」と胸が高鳴った時を振り返ると、やはり「知ること」「学ぶこと」と関連していたことがかなり多かったと思います。考察していて自分で非常に腑に落ちる部分です。
あくまで「学ぶこと」そのものが「楽しい」というよりも学ぶことからの「副産物」というニュアンスもかなりしっくりきます。(学ぶのに腰が重い3ハウス土星の人←)
10ハウス(6番目のハウス)
カスプ蟹座。家庭的な雰囲気や、仲間を大事にする情緒的な世界感で社会的役割を遂行することを通して、「楽しい・好き」に関わることの疑念や見直しが出てくると言えそうです。
これもすごく納得できます!社会人の初めは看護師として赤ちゃんに関わる仕事をしていましたし、その後自分自身が母親となり蟹座的な役割を果たそうと思いましたが、見直すことばかり溢れてきましたw
ちょうどトランジット冥王星がIC合、つまりMCとオポジションであり、私のチャートの場合は同時にアセンダントとディセンダントにスクエアもあった時期に、これでもかというくらい、これまでの自分を疑い見直しをしてきましたので…それまで自分的には「楽しい」と思ってきたことが全く楽しくなくなって、子育ての息抜きに「何をしたら心から楽しめるだろう?」と真剣に考えるようになりました。
11ハウス(7番目のハウス)
カスプ獅子座。自己表現やクリエイティビティを尊重しながらも、友人関係や自由度の高いコミュニティにおいて、自分の「楽しい・好き」を客観的に観察し、他者のそれを見ることでの学びがあるようです。
私の場合、今ちょうどこのあたりのフェーズにありそうかなと感じます。周りの人は何に魅かれて何を楽しむんだろうと興味が高まっているかもしれません。そして、少し前の自分であればそれをそのまま自分にも取り入れようとしていましたが、あくまで客観的な視点を持って自分とは切り離して観察している感覚があるのです。
ですが、友人関係やコミュニティというキーワードでしっくりくるシーンが思いつきません…。色んな人のブログを覗いていいねやフォローができる「アメブロ」がある種のコミュニティなんでしょうかw
獅子座的な「自己表現」について、今のところ経験則で語れるようなことが非常に少ないと感じますが、このブログに関しては、周りがどうとか、いかにたくさんの人に読まれるかということよりも、自分の主張を最重要視できているので「自己表現活動」と言えるかもしれません。
元々のテーマである5ハウスはカスプ水瓶座であり、「自分」よりも「仲間」「ネットワーク」を重視するわけなので、「自己表現活動」そのものがダイレクトに「楽しい・好き」に繋がるわけではありませんが、重要なフェーズにあると言えそうです。
上手くまとめきれないのが、クリアできていないことの表れかもしれないなと思います
12ハウス(8番目のハウス)
カスプ乙女座。実態の伴わない事象について分析的思考を働かせ、整理・調整しながら「楽しい・好き」ということの深層から価値観を再考していくと言えるでしょうか。その営みを通して「自分」とは全く異なる価値観があることに気づき、「楽しい・好き」に対して「普遍的」な考え方を取り入れていくことにつながるようです。
このフェーズ以降はいよいよ自分の体験とつなげられる部分がなくなってきましたw
1ハウス(9番目のハウス)
カスプ天秤座。他者とのライトな「情報交換」的な交流から、多種多様な「楽しい・好き」があることを知り、多角的視野を持っていくことになりそうです。
2ハウス(10番目のハウス)
カスプ蠍座。特定の親しい人との関係の中から「楽しい・好き」というテーマが完成するようです。ですがその一方でテーマに対する関心は離れていく傾向があるようです。
3ハウス(11番目のハウス)
カスプ射手座。向上心をもち広い世界を知ろうとすることや、哲学的視点を獲得し学んでいく中で、これまでとは異なる新たな「楽しい・好き」に関わる目的意識が芽生えることになりそうです。
4ハウス(12番目のハウス)
カスプ山羊座。過程よりも結果を重視する価値観、責任や秩序といった硬さのある世界観を基盤にして、これまでの「楽しい・好き」の感覚が無になっていくようです。
これですべてのハウスと5ハウスの「楽しい・好き」の流れがまとめられました!
後半は非常に薄っぺらい感じになりましたが
偶然かもしれませんが、前半は体験とすりあわせて考察してすいすい考えがまとめられたものの、途中から引き出せる体験がなくなってきたので、ある程度一定の方向性を保った人生の流れをハウスが順序だてて表してくれていそうだと感じました。
じゃあ今から過去にあたるハウスをさかのぼっても何も変化がないのかというと、そんなこともない気がしますので、強化と克服両面の視点でできそうなことを考えてみたいと思いました。
特におそらく現時点の該当フェーズである11ハウスは、ハウスコネクションで太陽に繋がるハウスでもあるので、大切にしたいところです…でも自己完結できない社会的な側面が大きい分野なので悩ましいですね
非常に主観的な解釈になっていますが、他のハウスをテーマにした場合も深堀して、もう少し俯瞰的に考察できる材料を増やしていきたいところです!
また、松村先生の解説でもポジティブに説明されており、私が勝手にアスペクトに当てはめた場合にソフトアスペクトに該当すると考えた「5番目のハウス」である「9ハウス」は、私にとっての「楽しい・好き」を充実させるために注目度の高い分野になりそうです。
ネイタル9ハウスには10天体がなくキロンがありますが、太陽・火星・海王星のTスクエアに対してグランドクロスを作る場所にあります…
そしてハーモニクスでは2~9調波図の全てで10天体の何かしらとハードアスペクトをとるという目立ちっぷりw
長ったらしい考察を書きましたが、意外と「コンプレックス克服すると良いことある」的な超絶シンプルな考え方でも良い流れに乗れる可能性も感じましたw
とはいえキロンの克服なんて一朝一夕でできるものでなく、【キロンリターン】なるものが50歳頃にあるようなので、焦らず長期的視点を忘れずに!!と自分に言い聞かせていこうと思います!(活動宮過多で待てない人←)