ソーラーアークリーディング実践② ~愛の制限と変化【金星×土星】【金星×天王星】 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

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教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

こちらの記事の続きです

ソーラーアークリーディング実践 ~ポイントを拾って流れを見る

 

 

 

私自身の現在のソーラーアークチャートを読んでみているのですが、オーブ1度未満で拾えたアスペクトは4つありました。

 

・ソーラーアーク金星 × ネイタル土星  スクエア

・ソーラーアーク金星 × ネイタル天王星 スクエア

・ソーラーアーク火星 × ネイタル冥王星 オポジション

・ソーラーアーク木星 × ネイタル冥王星 トライン

 

鏡リュウジ先生の占星術の教科書Ⅲを参考に各アスペクトの解釈をまとめていきます!

この記事では【金星×土星】【金星×天王星】についてです。

 

 

ソーラーアーク金星 × ネイタル土星

古典的には「失望」「愛の喪失」などの暗示とされ良くない配置とされていましたが、その裏には愛の感覚が「成熟」していく働きがあるとも受け取ることができるようです。「愛」に関わることに制限がかかる状況となることで、暗い雰囲気となりやすいものの、この期間に自分の気持ちを確かめる側面もあると言えそうです。

また、伝統あるものや重厚なアートにふれて美意識を高めるのにも有効な時期とされています。ハードアスペクトの場合は制約が小さくない可能性がありますが、その中でいかに工夫するか、あるいは手放すものを見定めていくか、といった課題と向き合うことが「成熟」に繋がりそうです。

 

ソーラーアーク金星 × ネイタル天王星

ダイナミックな変化を感じられる時期。安定よりも、冒険心や挑戦心を抑圧せずに「変化」を求めることで、新たな一面を開花させるチャンスとなる可能性があります。その「変化」とは、オシャレのスタイルや趣味嗜好の変化という些細なことから、突然の出会いと別れなど、様々な現れ方をするようです。ハードアスペクトの場合は変化が強く表れやすいため、適度な自制心忘れないことも重要です。

 

 

私のソーラーアークのポイントとして、ソーラーアーク金星が12ハウスへ移動するということもあります。(12ハウスカスプへ0度26分差で接近中)

金星と土星・天王星における制限や変化は、12ハウス的な分野で起こる傾向がありそうだと読めます。表立ったことというよりは精神的な変化や、陰の部分の変化といったイメージで現れそうでしょうか。

 

 

 

では実際の体感についてもまとめてみます。

 

正直なところ、金星の表すようなことで表立った変化というのはすぐには思いあたりませんでした。

少しひねり出してみると、急にアニメを見だすようになって、号泣しながら何回もリピートしていたりw、占星術にも熱中しはじめたりしているので、無意識的に癒しを求めていたり、そのスタイルがこれまでとは変化したりという解釈にはつなげられそうです。これは天王星からの影響っぽいですね。

 

 

土星からの影響も深堀って考えると、12ハウス的「奉仕」に関わることについて、満たされていない感じが強くあります。

これまで、大々的な表立った評価がなされなくても、仕事のちょっとしたことや育児に関わることなど何かしらで「人の役に立てている」感覚が得られていたのですが、この1~2年はそういった手応えに飢えています…。このような状態になって改めて「奉仕」することで満たされる性質をもっているのだと実感します…

 

ネイタルのMCルーラーが月であること、その月が6ハウス側でディセンダントにコンジャンクションしていることもありますし、ネイタル太陽は12ハウス、にあるので、月・太陽マターからの「人の役に立てている感覚がないことからの苦しさ」だと思ってましたが、ソーラーアーク金星×土星も関係ある気がしてきがしてきました。

 

金星は恋愛や金銭、美容や娯楽など幅広いキーワードがありますが、源泉にあるものの一つに「愛されたい欲求」があるそうです。ソーラーアーク金星は乙女座であり、12ハウスの意味も含めて、とにかく誰かの何かの役に立てることで「愛されたい」気持ちがあり、それが喜びであるのに、全然満たされない感覚…そう考えるとまさにです。(単純←)

 

 

あらゆる感覚や感情がどの天体とつながっているのか、なんとなく自分で把握できるようになってきたと思っていましたが、このように馴染みのなかったチャートを切り口にして考えてみると、まだまだ自分の欲求の切り分けと天体の象意の理解があまいなと痛感します。

私はネイタルで月金星がオーブ1度とタイトめにトラインなので、月と金星の感覚は元々曖昧になりやすい側面もあるかも?という考察にも広げていけます。

 

このように自分についてネイタル以外のチャートから紐解くことで、肉体を通して血の通った解釈ができることにつながるのではないかと気づけました。

色んな人のチャートも読んで練習しなきゃと思いつつ、独りよがりになってしまう感覚があり気が進まなかったのですが、まず自分のチャートを多角的に拾っていくのもありかもしれないと肯定的に捉えてみます…(言い訳かも←)

 

 

「チャートを読む」ではなくて、「人」とチャートを見比べる、星と対話する、具体化と抽象化を往復する、骨の折れる作業ですが非常に面白く感じます。

この「面白い」は現代に溢れている消費していく「面白い」ではなく、自分の世界観を創造していくような、自分だけの論理を構築していくような、人生において意義の大きい「面白い」だと感じます。

 

私の5ハウスカスプは水瓶座なので、「論理の創造」というのが自己表現になるのかもしれないというのも新たな発見です。