美穂です。
ハウスを読む時に気を付ける点があります。
それは「5度前ルール」と呼ばれているものです。
先生によっては「6度」と仰る方もいらっしゃいますね。
5度でも6度でもどちらでも良いと思うのですが、
とにかくハウスの境界線(起点・始点)の手前5~6度以内にある天体は、次のハウスに入っているとみなされるというルールです。
星座の境目はクッキリハッキリしているものです。
例えば、太陽が牡羊座29度にある人は、牡牛座要素が若干感じるとはいえ、紛れもなく牡羊座さんです。「私は牡牛座です」とは言いませんよね。
星座には「国境」が存在しているようなもので、ここにはラインがしっかり引いてあるのです。
ですが、ハウスの境目は曖昧でグラデーションなのです。
というわけで、
天体がハウスの境界線の5~6度以内手前にあったら、次のハウスの事柄を見ると良いです。
ですが、
両方のハウスを見る、というのも良いです。
そういう占星術師の方もけっこういらっしゃいますね。私も両方見ますし、伝えています。
ハウスの境界にある天体を持っている人は、その2つの場所で、活動している傾向がけっこう見られたりします。
その一方で、
天体の持つパワーによってはどちらのハウスが優勢か、ハッキリ見えてくることもあります。
例えば、獅子座の太陽のように、支配関係にあるパワーのある天体が5ハウス手前6度にあったら、獅子座太陽は5ハウスのエネルギーに引っ張られます。
5ハウスは獅子座のナチュラルハウス。
実家が近くに見えてきたら、意識はそっちに行ってしまうようなものです。
5ハウスが優勢と見て良いでしょう。
または、獅子座前半に水星と金星と木星があってステリウムで、この天体軍が5ハウスにある。
獅子座の太陽は、5ハウスの7度前の4ハウスにある状態。
6度をオーバーしていますが、この場合も、獅子座太陽のステージは5ハウスに引っ張られるように見えてきます。
そもそもハウスの境界線は、どのハウスシステムで算出するかでズレます。
ハウスシステムは、プラシーダス、コッホなど様々ありますが、けっこう違ってくるのです。
大事な感受点であるアングルのAC,IC,DC,MCは変わりませが、2.3.5.6.8.9.11.12ハウスの境界線はファジーなのです。
ハウスシステムは、どのハウスシステムも「有効」です。
この辺りの、科学のように正解/不正解がないところが、占星術が「占星学」ではなく「占星術」と呼ばれ続けている所以を感じますね。
ホロスコープを読むには知識や理論も大事ですが、感性や体感も重要ということなのだと個人的には思います。
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