【マクリホーストレイル ステージ1】
見所 西貢ジオパーク 地質と貯水池
行き方 タクシーで「東壩(トンパ)」と言えば行ってもらえます
所要時間 5歳の足で約5時間半くらい
全長 14.3キロ
新界のザックリとこんなコースを歩きます。
▼他の親子トレイルブログはこちら
マクリホーストレイルのステージ1は帰路が無くステージ2と合わせて歩くと24.1キロ。
子連れの我が家では無理だと判断し、ステージ1の最後までタクシーで行ってもらいステージ1を逆走して歩くことにしました!
▼ステージ1はこんな道
標距柱18~標距柱17
萬宜地質歩道
High island Geo Trail
ステージ1の見どころ、ジオパークからスタートとなります。
タクシーを降りるとまずは牛さんがお出迎え。
管理されている牛さんのようでみんな耳に印があります。
ステージ1は本当に牛と牛のフンが多いコースです ^ ^;
▼萬宜ジオトレイル地図
ここは1憶4千万年前に起きた火山活動の痕跡が残る貴重なエリア。
香港の地質遺産の中で一番見に行きやすいのが萬宜地質歩道です。
二層構造で作られており海側のダムは東ダムは保護する為に作られたダムです。
萬宜ジオトレイル地図1
流紋岩の柱状節理
溶岩と火山灰と石屑がまとまりゆっくりと冷却された為、均等に収縮しこのような柱状の模様ができたらしいです。
その下を更に歩き進めると
説明書きが沢山置かれていて、説明を見ながら地質を学ぶことができます。
ここの特徴はこの六角形の石柱。
柱はすべてこの形をしています!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180527/19/miharu626k/87/28/j/o1080108014199365312.jpg?caw=800)
萬宜ジオトレイル地図2
S型六角柱状節理と侵入岩脈
まだ柔らかかった地盤が地震によりS字状に湾曲した場所。
真ん中の濃い灰色の部分は亀裂に入ったマグマが冷却された部分らしいです。
ダムの下を歩きます。
高い壁に圧巻!
歩き切ると木製の遊歩道が設置されていて洞窟の目の前まで行くことができます。
萬宜ジオトレイル地図3
海浸洞
岩の裂け目に海水が入り溝が徐々に広まり洞窟になったらしいです。
貯水池が完成してから波の影響をうけなくなった為、昔と変わらない形を保てているそうです。
この洞窟付近の水は透き通っていてとても綺麗!
魚も沢山泳いでいて必死に魚を探す兄弟。
引き換えす時に見える景色は六角柱状節理が遠くから見渡せ本当に神秘的!
足元にある石はピカピカ光っています。
この辺りはケイ素をたくさん含んだ石で、この石を複雑な化学反応を加えてつくり出すのがシリコーンなんだそうです。
シリコンって石だったんだ!!
ちなみにここはユネスコ認定の自然遺産なので持ち帰っちゃダメですよ!
萬宜ジオトレイル地図4
防波ダム
1基の重さが2,5トンもある巨大なテトラポットを7,000基以上積み上げた防波ダム。
この上を歩くこともできます。
素敵な地質の横を歩いて戻ります。
ロータリーにはタクシーが沢山待機していました。
休日なら結構タクシーがいるのでタクシーで来てタクシーに乗って帰るミニハイキングをしてもいいかもしれません。
ランチタイム
お腹が空いてきたのであずまやでランチにすることに。
しかし、ま〜寄ってくる牛さん。
別に近寄ってくる分にはいいのだが、よだれが付くのはちょっと避けたい。。
これがまた人懐っこくスリスリしてくる。。
結局あずまやは牛さんに占領され外でおにぎりをほおばる我が家。。
萬宜ジオトレイル地図5
破邊洲(海食柱)
ここからマクリホースのコースに入ります。
まずは萬宜水庫ダムを歩きます。
右を見れば萬宜の貯水池。
左をみればダムを見渡せ中々素敵な景色!!
破邊洲という波で浸食された岩山が見えます。
写真の右側の岩山が『花山』左側が『破邊洲』といい長い年月をかけて波で分断されたようです。
萬宜ジオトレイル地図6
ドロスモニュメント
東ダム建設の工事では多くの犠牲者が出たらしく追悼の消波ブロックの記念碑があります。
その横にはジオトレイルのガイドが置いてある小屋があり、日本語のガイドも置いてありました。
地質めぐりも終わりいよいよマクリホーストレイルへ!
のんびり木陰で休む牛さんに見送られます。
標距柱16~標距柱15
白臘灣(Pak Lap Wan)
ここから少し貯水池を離れます。
まだ5月だけどかなりの暑さ。
日差しがきつい!
白樺の木を見つけ、次男夢中で剥がしまくります。
一本だけ丸裸になった白樺。
ごめんなさい。。
ここからは白臘灣の海を見ることができます。
あずまやと『白臘村』に分岐する道があります。
早々に次男足が止まり、今日の次男は歩かないモードなようです。。
パパ肩車で頑張ります。
標距柱14~標距柱10
萬宜水庫東側沿い
また貯水池が見えてきました!
牛のフンが点々とあるので気をつけてあるきましょう。
絵の具の青のような綺麗な色の貯水池です!
歩く~と言うから肩車から降ろしてもやっぱり歩かなかったり、ぐずぐずする次男。
泣いている次男を開放する長男。
結果やはり歩かないのでパパ抱っこに切り替えます。
標距柱12の手前あたりに『北丫』という分岐手がありますがそのまま貯水池沿いを歩きます。
『萬宜景観台』というビューポイントがあります。
色んな島が一望できます!
貯水池沿いを歩くトレイルなので色々な角度から萬宜水庫を眺めることができます。
萬宜水庫西ダムが見えてきました!
標距柱9~標距柱8
萬宜水庫西ダム
最初に見たのが東ダム。
こっちが西ダムになります。
有名なのが地質が見える東ダムですが、長いのはこっちの西ダム。
左手には『創興水上活動中心(Chong Hing Water Sports Center)』というボートやカヌーが楽しめる人工池が見えます。
今まで歩いてきた『糧船灣(High Island)』はかつて香港で4番目に大きな島と呼ばれていたが、萬宜水庫の建設で両端に堤防が繋がり西貢半島と一体化されたらしいです。
そこには石碑も置いてありました。
標距柱7~標距柱3
萬宜水庫西側沿い
この取水施設は水を取り入れ用水路や導水管などの導水施設に水を供給するための設備。
溢水口は水庫が満水になると水があふれだす施設。
この辺りは貯水池の真横を歩けるので見渡しが良く気持ちがいいです。
あずまやとトイレがあり一休憩。
『元五墳景観台』というのがありここからの眺めも素敵☆
『上窰カントリートレイル(Sheung Yiu)』はマクリホースと並行して歩く裏道のようなトレイルコース。
だんだん木陰も多くなり歩きやすくなってきました。
やっと歩き始めた次男。
火が付くのが遅い。。
標距柱2の手前には三叉路がありここはまっすぐ下ります。
ちなみにここを右側の通りへ行くとマクリホーストレイルステージ2の途中にショートカットできるようです。
標距柱2~標距柱1
マクリホーススタート地点へ
あと1Km!
もう少しでゴールです。
貯水池沿いを離れて道路沿いを歩きます。
道沿いにはバーベキューサイトが沢山並びます。
途中ファミリートレイルに分岐。
真っすぐ道路沿いを歩き進めると
ありました!
マクリホースのスタート地点!
ここが100kmに渡るマクリホーストレイルのスタート地点です。
今日の我が家のゴール★
※帰路
スタート地点の橋横の池も中々素敵!
もちろんここにも沢山の牛さん!
すぐあるバス停の94でも96Rでも西貢へ行けます。
我が家は道路渡って先にあるこちらの飲食店で一休み!
ここからも『北潭涌自然教育徑』という別のトレイルコースがあるようです。
その先にある『西貢郊野公園遊客中心(
Sai Kung Country Park Visitor Centre)』というところが大きめのタクシー乗り場やバス停があるので、そこで赤タクシーを捕まえて我が家まで帰っちゃおうと思ったのですが緑タクシーしか来ず残念。
とても暑い日のトレイルで大変でしたが、とても素敵なコースで有名なだけあるな~と納得でした!
萬宜地質歩道だけでもタクシーで行って帰れるしトレイルをしない方にもお勧めの場所です★
![線](https://stat100.ameba.jp/blog/img/stamp/blog_template/gourmet/line.png)
【子供との山登りで持って行くべき物】
①ハイキングシューズ
滑りにくさが全然違います!
転倒防止になりますし、「疲れた~」となりにくいのでちゃんとしたちゃんとしたハイキングシューズを履かせることをお勧めします。
②帽子
暑かったらハイキングに限らず被ると思いますが、結構むれるので通気性の良い帽子をおススメします。
③トレッキングポール
ポールがあると使いたがってノリノリで歩いてくれることがあります。
又、電車ごっこをしながら歩いたり、岩をつついてみたり色んな用途で使う事ができます!
④ベビーキャリー
荷物を背負いながら子供もおんぶできる利点の他にも、おんぶ紐と違って汗が直接子供に付かなかったり、間に風が通るので涼しかったりする利点もあります。
⑤速乾性の服(着替え)
香港の山登りは暑いです!!
最低でもTシャツは一枚持って行きましょう。
⑥日よけ兼雨具
これは母が必要です!
雨天兼用の軽量傘が役に立ちます!
⑦レインウェア
香港の山の天気は変わりやすく、突然スコールのような雨に襲われることがあります。
又、移動中の電車やバスは冷房で寒かったりするので、上着と兼用できるようなレインウェアが役に立ちます。
⑧水筒兼リュック
水は多めに持って行かないと命にかかわります。
しかし水は重いので水を背負えるようなハイドレーションタイプのリュックがオススメです。
⑨食べ物・おやつ/ウェットティッシュ
お昼を挟むときはおにぎり(腐り防止の為梅干しを入れてます)、おやつは個包装の物を持って行くと食べやすいです。
⑩絆創膏
キャラクター系のバンドエードを備えておくと、転んで擦りむいた時など子供の気を紛らわすことができます。
⑪虫よけ
虫よけは必須!場所と時期によっては結構刺されます。
子供が小さい時にはこのような虫よけのメッシュのパーカーを着せていました。
⑫日やけどめ
香港は紫外線が強いです!
汗にも強いウォータープルーフなのに石鹸で落ちるANESSAのパーフェクトUVマイルドミルクが子供にはおススメです。
⑬ホイッスル・ライト
いざという時に!
ホイッスルとライトは最低限の防災防犯グッツです。
⑮GPSウォッチ&ドローン
無くてもいい物ですが、これがあれば+αハイキングの満足度が上がります★