この曲のピアノの音に、ベルナール ビュフェという画家の、黒い線が印象的な絵を思い出した。指田さんの鍵盤を打つようなピアノの一音一音が、ビュフェの線の一本一本のようだ。ストイックで、人を拒むような厳しい線。そして音。でも、それを彩る色彩や歌声はやさしく、詩的で、心惹かれる。
夢の中で、わたしはまた織り機の前に座っていた。空のような布を織りたくて、青い糸を探していた。目が覚めて、わたしの織り機には、すでに青い縦糸が掛けられ、そのまま長い間物置で眠っているのを思い出した。もう一度織り始めようか。「bird」の唄声が素直に心に響き、眠っていた想いが息を吹き返す。
