このブログは、岩田晋典のホームページ、ミ・ジャーリ の一部です。
準々決勝まで二千マイル。
BBC
やオランダ各スポーツサイト(Sportweek
、Voetbal International
)の報道によると、欧州チャンピオンズリーグの一回戦でレアル・マドリーと対戦するアーセナルのD.ベルカンプは、飛行機で移動するチームとは別に自分でマドリードまで行くつもりだという。
よく知られたことだが、ベルカンプは「飛行機恐怖症Vliegangst」だ――それって、医学的な意味での病気なんだろうか?そして、病気だとしたら正式な名称は何なんだろう?
ベルカンプは、行くかどうかは「ボス次第」と言いつつも、やる気満々で、一ゴールをあげることが準決勝進出への手がかりだと語っている。
行くとなれば、往復2000マイル(約3200キロ)の道のりを車で移動することになる…。
なんで列車にしないんだろう?そっちの方がずっと楽だろうに。
なにはともあれ、ベンゲルさんよ、引退間近のベテランが見せるこの情熱を買って、彼を使ってやりなさい。
(↓『Voetbal International 』より)
デヨングの舌。
以前、オランダのサッカー雑誌『フットバル・インタナショナル 』のサイトから、小野伸二の笑えるコラージュ画像を転載したことがある(2005年4月1日の「『中国人』としての小野伸二。」を参照のこと)。
このサイトにはほかにも笑えるコーナーがある。
「写真とことばde foto en zijn haal 」というやつで、サッカー選手などの画像(毎週変わる)と、それを見た閲覧者が作ったジョークからなるものだ。
以下は、そこからいくつか引っ張ってきたものです。
ロナウド「ううう~」、ロベカル「すっげぇー、浮いてるよ…」
ナイジェル・デヨング「やっべぇ~、舌がはさまっちゃったよ、かっこわる」
中田のインタビューinドイツの雑誌
(『Sport Bild 』の最新号)
もう二週間近く前の話であるが、ドイツの雑誌『スポーツ・ビルト』(2006年1月25日発売の2006年第4号)に中田英寿選手(以下、敬称略)のインタビューが載った:ネット上でも公開されている
。
この雑誌は、あの悪名高いドイツのタブロイド紙『ビルト』の雑誌版で、スポーツ(といってもほとんどサッカー)専門の週刊誌である。
こんどのドイツW杯に出場する各国代表から一選手ずつ選んで、順番にインタビューをしていく特集があるみたいで、日本の回には中田が選ばれたらしい。
インタビュー記事のタイトルは、「ボクは100足以上の靴を持っているIch besitze ueber 100 paar Scheuhe」笑!
このタイトルのつけ方はビルトらしいのか、それともドイツサッカー界(の一部)が日本選手に対して持っている見方を反映したものなのか…。
インタビュー記事は見開き2ページ。
日本という国の基本情報や、オシャレに着飾った中田がボルトンのリーボックスタジアムのVIPラウンジでインタビューを受けている写真なども掲載されている。
以下は、その一部の意訳である:青字はインタビューアによる質問を、赤字は中田の答えを指す。
* * * * *
なぜそんなに外見を重視しているのですか?
いい服を着て、外見に気を使っていれば、気持ち的にも良くなるからです。
サングラスも欠かせませんね。
そうですね。サングラスは100個以上持っています。たぶん150個くらいかな。
女性がハンドバックを買うみたいにサングラスを買いますね。サングラスは好きです――それと、服も。靴も100足以上持っていますよ。
ほかのサッカー選手と比べて、中田はとくに外見を気にするタイプなのであろうか?
とくにそうとは思えないのだが…。
* * * * *
かなりお金がかかりますよね。
そのとおり。でも、自分が気に入るもの、それでお金をつぎ込みたいものってのはたしかにあります。旅行もそう。今まで25カ国以上に行きました。お気に入りの街はニューヨークです。あそこにいると、気分がよくなる。
ドイツはいかがですか?
5,6回行ったことがあります。というか、ドイツはボクが初めて行ったヨーロッパの国なんですよ。15歳のときに、一週間滞在しました。どこかフランクフルト近くのスポーツ学校です。日本のユース代表の一員としての訪問で、レーバークーゼンかフランクフルトのチームと対戦したと思います。
ほかにはどこに?
ASローマにいたときにはベルリンのトレーニング施設に。そしてもちろんコンフェデ杯で来ました。
そのときはドイツにどういう印象を持ちましたか?
なんにも。印象を持つ時間がなかった。プライベートでドイツに来たことは一度もないんです。チームの遠征だと、空港と空港ホテル間の道のり以外、その土地やら国やらについて何も見ることができないから。
でもブンデスリーガの何チームかは知ってるでしょう。
ないですね。テレビではサッカーはそんなに見ないんです。自分のプレーをして、トレーニングに行く――それ以外は、もう一つ別の生活を送っています。サッカー以外の生活もあるんです。たくさん読書するし、映画も見るし、旅行もするし、コンピューターの前で長い時間を過すこともあるし。
自分の生活を<仕事>と<プライベート>に峻別するという中田の姿勢が伺えます。
まさに近代人の鑑ですな。
* * * * *
この後、スピード狂の中田がドイツのアウトバーンでかっ飛ばしてみたいと思っているという話や、ドイツだったらベルリンがいいという話が続く。
そして再び「近代人の鑑」的発言。
あなたにとって生活の質(Lebensqualitaet:日常生活の満足度のようなもの)はどういう意味を持っていますか?
ものすごく大きい。ただ単にサッカーをするためだけに自分のプライベートな生活を放棄することはできない。どこかクラブを選ぶと、その街の情報も集めます。トレーニングが2,3時間で終わったあと、気に入らない街で何ができますか?すべてがうまく噛み合わないといけない。文化から食べ物まで。そうなれば、ボクはいいプレーができる。
<プライベート>を独立、かつ充実させることによって、<仕事>のレベルも向上させることができる、ってことでしょうね。
「そんなにうまく行くもんじゃないよ、いいなあエリートは」と思ったが、すぐに自分の考えを改める。
中田も中田で大変なんであろう。
おそらくこれは彼の理想であって、現実の行ないの叙述であるとはかぎらない。
それに、今までローマやパルマ、フィオレンティーナ、ボルトンなどを選んできたが、いずれもその時点でベターな決定なのであり、もっと行きたいところがあったかもしれない。
* * * * *
故郷にはどれくらい頻繁に帰りますか?
代表の試合があるときはいつも。プライベートな帰国はもうずっと前のことです。ボクはほぼ8年間ヨーロッパに住んでいて、自分を世界の住人(Weltbewohner)だと思っている。現在のサッカー界には、いろんな国から来た人がいて、国籍は重要ではない。それがサッカーを面白くしている。
賛成である。
ついでにいえば、エスニックなアイデンティティや外見なども重要ではない。
そんなの当然だと思う人も少なくないであろうが、ヨーロッパのサッカー場で「人種差別」が日々繰り返されていることを考慮に入れると、あえて強調したくなってくる。
* * * * *
このあと中田のTV番組や髪型の話がつづいてから、唐突に次の質問が…。
女性は好きですか?
もちろん。ぜったいに。でもボクは結婚も婚約もしていない。彼女もいません。
あなたは英語、イタリア語、そして日本語を話します。ドイツ語ではどういうことばを知っていますか?
danke(ありがとう)、bitte(どうぞ/どういたしまして)、tschues(バイバイ)、guten morgen(おはよう)、guten tag(こんにちは)、ich liebe dich(愛してる)…。
それさえあれば(最後のフレーズ)、ドイツではうまくいきますよ。
(笑って)ドイツ人の彼女ができれば、ドイツ語をマスターできますね。ドイツに住んでいる多くの日本人から、ドイツ語はぜんぜん難しくないと聞きましたから。
* * * * *
この「女性は好きですかLieben Sie Frauen?」という質問。
日本語ではごく普通の、ありきたりの問いに聞こえるかもしれない。
たとえば、「女遊びはよくしますか?」なんて意味合いで下品なオッサンがお得意先に聞いている光景が想像できる。
でも、少なくともドイツ語で、しかもこの文脈からすると、まるで「あなたはとくに女性を好むようには思えないんだけど、実際はどうなんですか?」と聞いているように聞こえる。
だから、中田もわざわざ「もちろんnatuerlich。ぜったいにsicher」って強調したのであろうか(インタビュー自体はドイツ語以外のことば、たぶん英語でで行なわれている)。
…中田にはネット上の胡散臭い書き込みを含めていろいろな噂を聞いたことがあって、この部分だけではなく、さっきの「国籍は重要ではない」という部分にかんしても、言いたいことが多々あるが、微妙なトピックなので、簡単に終わらせます。
中田よ、世の中一般がキミをどのように形容しようとキミのサッカーが好きなので、ボクはキミを応援しています。
グリーン選手の苗字。
昨日の書き込みのちょっとした続きです。
フェイエノールトのディフェンダー、セルヒーニョ・グリーンSerginho Greene選手。
ヘラクレス戦で痛めた臀部の問題で出場が危ぶまれていたが、昨日のクラスィケルでは頑張っていました。
よかった、よかった。
* * * * *
彼は1982年アムステルダム生まれ。
もともとアヤックスのユースチームに所属していたのだが、プロ契約することはなかった。
2001/02年シーズンにハーレムでプロデビューし、次シーズンにはRKCワールワイクに移籍する。
ワールワイクでは3シーズンを過ごして、有能なディフェンダーとして知られるようになった。
その後、AZが獲得の意を表明。
RKCとグリーンの契約は2006年の夏までで、クラブ側は何らかの対応に迫られていて、AZの方は、ビジャレアルに移籍したクロンカンプの穴を埋める人材が必要だった。
でも、結局獲得したのは、現在所属するフェイエノールト。
2005/06年シーズンには17試合に出場し、今シーズンはほとんどスタメンでプレーしている。
今となっては、フェイエノールトのディフェンスの要だ。
* * * * *
「グリーンGreene」という苗字だけど、これはオランダのものではない。
オランダの苗字だったら、「フレーネ」と読むことになる。
ボク自身もずっと「フレーネ」だと思っていたのだが、オランダの友人の話によると、「グリーン」だという。
なんでだ?
いくつかのパターンが考えられる。
一つ考えられるのは、片方の親がイギリス出自で、もう片方の親がスリナム出自だということ。
オランダとイギリスはすぐそばだ。そういうことがあっても全然おかしくない。
次が、スリナム出自であるが、単に苗字がイギリス風であること。
黒人奴隷が苗字を使うようになったとき、主人の苗字を使ったり、プランテーションと関連する名称を用いることが多かった。
かつてスリナムに存在したプランテーションのオーナーには、オランダ人・ユダヤ人・フランス人・ドイツ人そしてイギリス人など、いろんな「白人」が含まれていた。
それで、黒人の苗字の中には、人目で非オランダ的と分かる苗字もある。
でも、こういう苗字は大体オランダ語風に読まれるようになるだろう。
だったら「フレーネ」っていう読み方になっているんじゃないか。
第三は、「スリナム系」ではあるが、さらに詳しくいうと「ガイアナ系スリナム」の出自を持つということ。
ガイアナはスリナムの西隣にある国で、旧イギリス植民地だ:年配の方には、「ガイアナ」と「スリナム」よりも「英領ギアナ」と「蘭領ギアナ」という呼び方の方が馴染みがあるかもしれない。
ガイアナの治安や経済状況はスリナムよりも悪く、スリナムに移り住んだり、出稼ぎに来ているガイアナ人はけっこう多い。
そういう人がグリーン選手の両親、祖父母、もしくはそれ以前の祖先に含まれていて、彼がその人の苗字を引き継いでいるということも十分にある。
画像の『フットバル・インタナシオナル
』には、そこらへんの事情も書かれているのかもしれない。
本日のクラスィケル。
オランダでは、アヤックスとフェイエノールトの試合は「クラスィケルklassieker」と呼ばれる。
「伝統の一戦」である。
スペインリーグではレアル・マドリーとバルサの試合を「クラシコ」と呼ぶでしょ。あれと同じです。
野球でいえば、巨人阪神戦かな笑。
* * * * *
今日、クレスィケルがあった。
結果は、3対2でフェイエノールトの勝ち。すでにご存知の方もいるであろう。
フェイエノールトは、ホフス、カステレン、ケウト(カイト)の三人がゴ~ル。
片やアヤックスの2点は、ローゼンベリとフンテラールによるもの。
2チームの現在の順位の差が、そのまま試合内容にも反映されたようで、フットバル・インタナショナル は、アヤックスを「無力だった」と評している。
(競り合うカステレンとエマニュエルソン:Voetbal International より)
ボク個人としては、スリナム生まれのカステレンがゴールを決めたのがうれしい。
同じスリナム系のグリーンもイエローカードをもらう奮闘。
ちなみに、負けたとはいえ、これまたスリナム系のエマニュエルソンも1アシストを記録。デヨング(彼もスリナム系)移籍の今、アヤックス上昇のきっかけとなるよう、頑張ってほしい。
* * * * *
ちなみに、オランダリーグやスペインリーグみたいに特定のカードだけを「伝統の一戦klassiker」と呼ぶことは、ブンデスリーガにはないみたいだ。
ブンデスリーガの場合は、何十年にもわたって特定の二クラブが優勝を争ってきたということはない。
それに、そもそも、拮抗する二クラブがそのまま二大都市の対立の写し絵になっているということもない。
ここらへんが理由であろう。
70年代のB.メンヒェングラッドバッハ、80年代のHSV、90年代のB.ドルトムントというように、数年間優勝チームとして名を残すクラブはあるものの、数十年間にわたって歴代優勝チームリストに姿を見せているのはB.ミュンヘンだけだ。
(欧州各リーグの歴代優勝チームは、Yahoo JAPAN Sport で見ることができる。)
B.ミュンヘンは歴代優勝回数も歴代勝利数も第一位。ドイツで頻繁に用いられるB.ミュンヘンの別称は、「Rekordmeister」である。
「記録保持王者」…変な訳だなあ。英語でいうと、「recordchampion」です。
ちなみに、1963/64シーズンのブンデスリーガ創立以来の優勝回数順位は…
1位 B.ミュンヘン 18回
2位 B.メンヒェングラッドバッハ 5回
3位 W.ブレーメン 4回
4位 ハンブルガーSV 3回
B.ドルトムント 3回
という具合になっている。なんだ、この1位と2位の差は。
ブンデスリーガ後半戦は、B.ミュンヘンとB.メンヒェングラッドバッハの試合であった。
そういえば、この試合を「伝統の一戦」と表現するメディアもあったなあ。
でも、バルサ対レアルやフェイエノールト対アヤックスと同じ部類に入れるのははばかられる。
いろんな意味で、現在のミュンヘンとメンヒェングラッドバッハの差は大きすぎる…。
上記順位で2位につけているものの、最後に優勝したのは1976/77年シーズンだ。
シャルケとB.ドルトムントのカードも、白熱した歴史を持つ。
でも、こちらはむしろ「ルール・ダービーRuhr Derby」と呼ばれるんだよね。
これからヘルタ・ベルリンの黄金時代が始まって、ヘルタ対バイエルンの試合が「伝統の一戦」なんて表現される時代が来ないかなあ…。
アヤックスの練習見学。
欧州を旅行しているサッカーファンであれば誰でも試合を見たいであろう。
でも国によっては、フーリガン対策でクラブカード所有者でなければ観戦チケットが買えないことがある。
たとえばオランダがそうだ。
もしかしたら人気の無い試合は別かもしれないし、旅行会社などを通せば超人気試合でも大丈夫かもしれないが、一般の人が人気チームのチケットを買うとなると、カードが無ければまず不可能であろう。
そこで、せっかくオランダまで来たのにサッカー選手の動く姿を見ずに日本に帰るなんて忍びない、と思っている人には練習の見学をおススメする。
もちろん、練習が公開されているのはオランダに限ったはなしではないが、前述のような状況では練習見学の意義は大きい。
* * * * *
アヤックスの練習場は、アレーナの北隣にある。
ウェブサイト
によれば、練習時間は基本的に午前10時30分から12時まで。
とはいっても、毎日やってるわけではない。
試合の日程(試合翌日、遠征前日など)やそのときのコンディション(インフルエンザの流行など)次第で、休みになったりする。
のでので、あらかじめネットでチェックしておいたほうがいい。
*上記リンクを参照のこと。フェイエノールトはここ(オランダ語)
。
選手や監督はアレーナを出て、練習場までの数十メートルを歩いていくので、そのときにサインや写真をお願いするのは十分に可能である。
前回の書き込みのファンデルファールトの画像は、そうやっているオバちゃんを撮ったもの。
↓は、同じオバちゃんがブリント監督に迫っている図。
(オバちゃんはボクの知り合いではありません、念のため。)
最後に練習場の行き方。
中央駅から地下鉄のストランドフリート/アレーナStrandvliet/ArenAで降りる。
進行方向に向かって左側に巨大なアレーナがあるので道に迷うことはまずない。
練習場は、上記のとおりアレーナの北隣(駅からアレーナに向かって右側)にある。
アレーナ自体は、そのつぎの駅のベルメアBijlmerからも行ける。
この場合、最初にアレーナに隣接しているショッピングゾーンに入り、アレーナの脇を通って練習場に行くことになる。
ちなみに、ベルメアはスリナム系住民が多いことで有名。
アレーナとはちょうど反対側(東側)に商店街と集合住宅のコンプレックスがあって、日本で一般的なオランダ社会像とは少々異なるものを目にすることができる。
日本社会で暮らしている人はすぐに、ヨーロッパの移民=危険な人々もしくは犯罪者、とイメージするかもしれない。
でもそれは、「外部」に慣れていなかったり、「外部」についてのイメージが貧困な人が持つ、十羽ひとからげ的なステレオタイプだ。
少なくともベルメアはごくごく気軽に、チェーンのスーパーマーケットで買い物したり、マクドナルドでハンバーガーを食べたり、はたまたスリナム音楽のCDをあさったりできる、楽しい場所です。
ファンデルファールトの嗜好。
ブンデスリーガで今をときめくラファエル・ファンデルファールト。
HSVは、第10節を終えた時点で現在3位。
その原動力となっているのは、間違いなくこの弱冠22歳の若者であろう。
得点ランクでは、6ゴールで第5位。
得点&アシスト総合ランクでは、9ポイントで第4位に付けている。
* * * * *
そんな彼の横顔は、どうすれば知れるのだろう?
…と考えているあなたのために、わたくしめがクイズを交えてご紹介いたしましょう。
問題、彼は女性の胸部と臀部、どちらが好きでしょうか?
(↓今年の春に、アヤックスの練習場で撮ったもの。
隣のオバちゃんは単なるアヤックス・ファンらしいです。)
噂に聞くとおり、サッカー選手にしてはプクプクしてました。
…童顔+童体。
さて、答えは…
「お尻か胸かって?胸だね!しっかりつかめるのってやっぱりいいじゃん」(注1)。
彼の嗜好に賛成かどうかは別にして、いいですねえ、この単純さ。
HSVのためにタイトルもしっかりつかんでください…。
注1)『スポーツ・ユーモア』というサイトの「発言quote」
というところからの引用です(たぶんオリジナルの発言は別のメディアだと思います)。
俺たちが付いてるぞ。
もう長いこと忘れていたことがある。
ドイツのクラブチーム、アイントラハト・トリアのファンだってことだ。
ブンデスリーガ2部からレギオナルリーガ(3部リーグ)に降格して以来、めっきり関心がなくなってしまった。
もちろんスタジアムに応援にも行っていない。
* * * * *
自分の中に潜んでいた身勝手なファン心理にあらためて驚いてしまう。
勝っていれば応援する、負けつづけたらどうでもよくなるっていう、そのまんまだ笑。
こんなんでファンだと自称したら、サポーターに袋叩きにされるかもしれない。
トリアのファンショップで売っていたTシャツを勝っておけば、もう少しは操を守れたかもしれないな。
なかなかいいデザインで、「ミア・ゼン・ダオバイmia senn daobei(daobaiだったかもしれない)」と書いてある。
標準ドイツ語では「wir sind dabei」となる。
つまり、「(降格したけど)俺たちが付いているぞ」、「俺たちは離れないぜ」という感じかな。
(もちろんファンには女性もいるけど、かつて話したとおりドイツのサッカー文化は非常に男性的なので、「俺たち」という訳でいいでしょう。)
* * * * *
実はアイントラハト・トリアには、今シーズンから日本人プレーヤーが在籍している。
スズキ・ノブタカ
さん。
1983年東京生まれのディフェンダーで、1.FCザーブリュッケンから移籍してきた。
趣味はオートバイ運転だって。怪我に気をつけてくださいね。
* * * * *
さて、アイントラハト、今何位にいるのかと気になって、kickerのサイトを覗いてみた。
間違えて2部のリンクをクリックしてしまったのだが、違う、違う、ブンデスリーガぢゃなくて、3部のレギオナルリーガ
なんだ、ブンデスリーガは来シーズン…。
と思いきや、なんと18チーム中17位!!
15位以下が降格なんていう説明をするまでもなく、来シーズンの沈降がかなり現実的な位置である。
ブンデスリーガに復帰なんてチャンチャラおかしい現状だ…悲。
オーベアリーガOberliga(4部)の味、選手にとってもサポーターにとってもショッパそう…。
こんどはちゃんと応援に行きますんで、とりあえずは降格圏外に脱出してください!
夢をありがとう。
突然ですが、みなさん、トトで当たったことありますか?
ボクは今まで何回か買ったことがある。
十回はやってると思う。
でも一度も当たったことがない。
当たりに一番近かったのは、初めて買ったとき。
4試合外れただけだった。
後輩が教えてくれたとおり、当たりそうで実はじぇ~んじぇん当たらないのがトト。
でもボクは、当たりハズレは重要ではない、たった100円でJリーグの試合が楽しめるようになるぢゃないか!というスタンスでいた。
* * * * *
…のであるが、日曜はハラハラドキドキしてしまった。
土曜の11試合を終えた時点で、全正解!
残すところ2試合。
つまり、すでに3等確定である。
トトのサイトで、これまでの配当金を見ると、3等でも前回なんか9万円まで行っている…。
2等であれば…。
いや、もし1等になっちゃったら…。
俄然色めく、とはあのことだろう。
たくさん夢を見た。
借金返済、新しいPCの購入、海外調査しまくり、などなどなど…。
実は、ボクの予想は1等になってもおかしくないようなものであった。
鹿島と横浜FMがそれぞれアウェーで勝つ、というもの。
しかし…結果はみなさんご存知のとおり、両方とも引き分けであった。
ずっこけ。
それでもいいじゃないか、3等だもの。どこか調査に行くときの交通費くらいは出るであろう。
と思いきや、配当金は3千円ほど。
再びずっこけ。
* * * * *
今回の試合結果は想像しやすいものだったにちがいない。
1等が112口、2等は2057口も出ている。
けっきょく3等でガッカリしたが、もし鹿島か横浜FMのどちらかが勝って2等を獲得していたとしても、ボクは落胆どころか怒っていたかもしれない。
だって、2等なのに、つまりたった1試合ハズレただけなのに、1万6千円の配当だもん。
期待と比べるとあまりにお粗末な結果に思えてしまう。
あーあ3等でよかった。
…と自らを慰めるのであった。
トトさん、夢をありがとう。
またお願いします!