Midnight Express -16ページ目

チワン

明日から、広西チワン族自治区 というファンキーな場所に出張。ここはその名の通りタイ系のチワン族 がたくさん住んでいるらしい。チワン語 なんてあるんだ・・・。しかも話者1800万人。すごい。

場所はどこかというと・・・・




上の赤く塗られたところ。ちなみにもう少し右の赤いところが香港。
こう見ると近く見える。実際飛行機で1時間程度で最大の都市である南寧に着くので、中国人的に言えば「とっても近い」。南はベトナムに接し、既にベトナムとの陸路輸送も行われている。

出張というからには遊びに行くわけではないのだが、お客の工場用地視察をアレンジしている(俺は不動産屋か・・・)だけなので、気楽。むしろ残してきた仕事のほうがちょっと重い・・・。

ふと思う。

分かりにくいことを分かりにくいまま相手に伝えることの出来る人は、ノーベル賞を取ったりできるのではないかと思うし、発想も豊かなのではないかと思う。周りの理解が付いていかないだけで、その人は分かりやすく話しているつもりなんだろう。
ただ、俺は凡人なので、せめて分かりにくいことを分かりやすく説明できる人間になりたい。話す技術ではなくて、何と言うか、物事を上手く解きほぐせるって意味で。

読書の秋

香港は若干涼しくなってきた程度ですが、風邪も治らないので家でゆっくり本を読んでいます。
市場検察/村山 治
¥1,950
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官製談合事件、大蔵接待汚職、KSD、日歯連事件、UFJ検査忌避、そしてライブドアや村上ファンド事件に至る流れを、検察の変貌という視点から捉えた一冊で、非常に面白い。新聞記者独特の言い回しがあったり、時間軸がしばしば動くので読みづらいところはあるが、その丹念な取材と切り込みには思わず惹きこまれる凄みがある。
汚職事件を花としていた特捜部が、事後チェック型経済の番人として「市場検察」に変貌していくさまを描いている。中でも、「今そこにある悪」を追求する現場派検事と、「日本の司法制度改革」に重点を置く法務官僚との対立構図は、迫力満点。


ベイジン〈上〉/真山 仁
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ベイジン〈下〉/真山 仁
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北京オリンピックに合わせて出版された本。この手の小説が大好きなので(笑)あっという間に読み終えた。現実に中国でビジネスをしている日本人にとっては思わず頷く場面が多々出てきてこれも非常に面白い。ストーリーは、北京オリンピック開会式での稼動を目指し大型原発の建設が行われ、そこに日本人技術顧問が派遣され、様々なトラブルに見舞われながらひたすら突き進む・・・そして衝撃の結末、という流れ。個人的には、実際に充分起こりうるストーリーだろうと思っている。こないだの粉ミルク事件が、その一つの表れだ。

東洋の真珠

わずか30分で大きく変わる風景を、どうぞ。
アルバムを整理していたら見つけた。





風邪

毎年面白いように季節の変わり目に風邪を引くのだが、今年も案の定涼しくなってきたところでのどが痛くなり、昨日からかなり苦しい状況に・・・。
こういう日は、休むに限る。ということでおやすみなさい。

メラミン事件

香港でも大騒ぎになっている。地理的な近接性もあり、最近では香港に外国産粉ミルクを買い求めにくるツアーが相当数あるとか。人々は正直だ。

ここ香港でも中国産食品については、ギョーザのみならず数々の製品が汚染ないしは有害ということで騒がれてきた。マラカイトグリーンが入ったウナギだとか、農薬にまみれた毒イチゴなどなど。あまりにこういう話題が多いのですっかり慣れっこになってしまった感もあるのだが、今回の粉ミルク事件はそれと比べても反響が大きい。面白いのは、ギョーザ事件や鉛事件では輸入禁止措置をとる海外に強気な態度で臨んだ中国が、自国の中でこの事件が起きてからというもの、全くこの問題に対して強気な態度が取れない点だ。

その要因は大きく二つ。
まさにおひざもとの国内で、牛乳という毎日の生活で不可欠かつ加工食品の多い素材が汚染されてしまったことと、子供に影響が出てしまった点だ。

当初、当地のサウスチャイナにメラミン事件が報じられたときはそれほど大きな扱いではなかったのだが、あっという間に紙面の大半をミルク話題が占めるまでになった。こんなことは俺の居た中でも珍しい。それだけ、本土ではない香港においてすら大きな衝撃であったことを物語る。

この問題は、本当に根深い。

多くの人が飲み、加工食品が数えられないほどにわたる牛乳に対して有害化学物質を混ぜるという行為が、業界の常識としてまかり通っていた事実。関わった人間達の拝金主義というか、人間としての非常識さに唖然とするが、これが中国が行ってきた政策の一つの結果だ。社会保障すらマトモに準備せず、愛国教育を叩き込み、形ばかりの社会主義で日本とは比較にならない格差社会を生み出してしまったがために、売れれば何でもいいという輩が数多くいるのが実情である。広州、深圳あたりを歩いていてもよく感じることだが、今の状態は明快に言えば、人心が荒廃した状態だ。周りを蹴落として豊かになることしか考えていない連中が多すぎる。

今回の事件が中国人が最も大切にする家族の最も弱いところを直撃するものであったことも皮肉だ。当然、影響は巨大で、最も守るべき存在すら守れない政府というレッテルを貼られ、怒りがいつ政府に向かってもおかしくない、本当に綱渡りの状態と言えるだろう。有害物質を撒き散らされた海外はもちろん、中国産の品物に対する信頼は中国人においてすら揺らいでいる。折しも、最大の輸出先である米国は輸出が減速する中、国内の社会不安はますます増している状態だ。このまま景気が悪化でもしたら、とたんに空中分解しかねない。

正直言ってこの話は、建国以来の中国が、結局のところ不安定な社会を生み出す駄作であったということになるのかもしれない。

毛沢東、鄧小平、江沢民の負の遺産は、これほどまでに大きいのか。胡錦濤に心底同情を禁じえない。

Victoria・一平安・和宴

Tさんの来港Partyと、NさんのBirthday PartyをVictoria(海都)にて。CITIC Towerまでのコリドーは、少々長くて疲れるが眺めはGood。




土曜の夜はいつものランチの喧騒とは大違いで、とても静かに食事を楽しむことが出来る。安定感のある中華。その後一平安CWB店に移動して延々とおしゃべり。不思議なほどに話題が尽きない。


T氏とは、今日は懐かしのZHUHAIにてGolf。とても暑い中でのプレーは厳しかったけれど、波長の合うメンバーでのラウンドはひとしお。Ferryで睡眠して最後は焼肉で〆。仕事も勉強も遊びも、とにかくフルスロットルな週末が過ぎ行く。光陰矢のごとし。

VERY HOT!

思わずニヤリとしてしまう香港の警報。
この分かりやすさが人気の秘密。



  あつそ~~。





  雷です。なぜか背景が黄色。





  なんかちょっぴり可愛らしい。




  地すべり。こういうマークは日本にもあったかな。





  霜。見たそのまんま。でも霜なんて香港で見たこと無い。






  トリは、どこかで見た浮世絵を髣髴とさせる「津波」。見事だが、これは見たくない。






AIGとベトナム

実は我が社はAIG Tower の中にある(笑)。

今日会社の周りを歩いていたら、やはりインタビュアーが居ました。思わず社員の振りしてインタビューに答えようかと魔が差しましたが、英語力が無くてバレるのはあまりに惨めなのでやめておくことに・・・。
それにしても、事態は急展開。

ただ、アメリカの官民巻き込んだ動きの速さは本当に凄みがある。FEDには例の住宅公社でもアドバイザーを務めるモルガンが付き、AIGにはブラックストーンがついているのがちょっと意外?ではあったが、こういう機動的なやり方は日本政府には絶対出来ないだろうな・・・。
今日の株価で見るとAIGの時価総額はおよそ60億ドル、これに対して全資産を担保に850億ドルの融資をL+850BP(高い・・・一時期の中国での外貨調達レート以上)で提供し、80%に相当する株式への転換権を得る。まあよくもこんなスキーム考えついたもんだ。ここまでくると何でもありやね。

WSJ記事
New York Times記事


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全然話は変わるが、NHKの経済最前線?だっけ。ベトナム北部のタンロン工業団地を採り上げていた。ここは住友商事が開発する日系工業団地で、野村證券グループが開発するハイフォン工業団地と並んで入居時の安心感はハノイ近郊ではナンバーワンといわれるところ。

途中まで見ていてずーっとベトナム礼賛論だったのでビックリしたのだが、さすがに最後は多少締めてくれた感じ。実際、香港でもよくベトナムの話題は出てくるし俺もハノイ界隈には行ったことがあるが、ベトナムに関してはもはや一時期のようなユートピア論はまったく無いといってよい。

もともと人口がそれほど多くないところに一気に企業が進出しているので人材需給は逼迫している上、当然ながら給与もうなぎのぼり状態。加えて地元志向が強いワーカー達には「出稼ぎ」という概念は無く、中国のようなどこからでも人が湧いてくる(ちょっと最近は違うが)状況には無い。そして、トドメに昨今のドン乱高下と25%を超すようなインフレ。

しかも、労働争議と無縁の国といわれながら昨年は色々な日系企業で労働争議が起きている。

そういう状況を踏まえれば、既に人件費目当てで出る国ではなくなっている、というのが我々の印象。経済規模が小さいだけに、中国やタイとの連携でモノを考えなくてはならず、どうしても本当の意味での現地調達率は上がらない。結局、AFTAやACFTA、EUとのGSPといったFTAスキームを利用するといった明確な目的が無くては、行っても苦しむだけという気もしている。

結局、どこ行ってもやるべきことは同じです。



ということで今日はここまで。

Take the Chance

これは、二度とないチャンスだと思う。
正直驚いているが、しり込みする必要はまるで無い。
マーケットのゆがみを突くことこそが、一つの勝利。

「黙って俺の言うことを聞け」と言える経営者がどこに居るか。
株主代表訴訟がそんなに怖いか?
経営者としての地位と名誉はそれほど大切なものか?

何がとはいえませんが、器が問われているような気がします。
人として、ね。

攻め、あるのみ。