今週も残業ばかりしていた。
全ての公共交通機関がなくなる時間になるとタクシー利用も許されるのだが、規則がやかましいので、いつも自腹でタクシー代を払っている。
最近、タクシーの運転手と顔見知りになった。
話の面白いタクシーの運転手と話しながら帰ってくるのはなかなか楽しいものだ。


そんななか、金曜日は飲み会があって午後7時から午前2時まで飲んでいた。
翌日のことを思って、なるべくセーブしようとは思っていたのだが。


翌日の土曜日には、昼から演劇のリハーサルがあって、僕も観に行った。
舞台監督をやることになっていたが、打ち合わせが実にスムーズに行ったので、実際に僕がやらなければならないことは何もなかった。


午後2時頃にはリハーサルも終了し、役者の人達は楽屋で昼食を取ったりしていた。
僕は楽屋の隅で、職場から持ってきた仕事をしていた。
頭を使わないけれど手間だけはかかるという仕事だったので、ちょうどよかった。
役者のメークが始まり、セットも運び終えると、僕はもう何もすることがなくなって、受付に行って知り合いと話をしたりしていた。


結局、舞台監督らしいことは何もせず、本番のときも友達と普通に観客席に座って観ていた。
思ったよりもできはとてもよかった。


それでも、課題はある。
一番思ったのは、芝居のメインテーマが友情なのか恋愛なのかあいまいで、それをそのまま作品にしているので、何が言いたいのかわかりづらいことだ。
僕が作るものは何でもそういう傾向があって、もう少しテーマを絞るという作業を今後はきちんとしないといけないな、と思った。
役者の人に最終的には僕の言いたいことを脚本を通じて理解してもらえたことが、今回の演劇にはよく現れていて、その点は嬉しかった。。
他にも、セットや衣装がもっとよければ、と思ったりしたけれど、金も人手もない劇団なのでそれは仕方がないことかもしれないな、と思った。


芝居の後は善光寺近くのイタリアンレストラン「リストランテ カンパネッラ」に行き、コース料理を注文し、渡り蟹のパスタを食べたりした。
濃厚な味付けのものが多かったが、僕にはとてもおいしかった。


その後ラウンド1というゲームセンターに行き、深夜0時まで遊んでいた。本当に俺は何をやっているのか、自分でも不思議だ。
その後、友達と別れて、劇団員の打ち上げに顔を出して挨拶をした。
「すごくよかったです。ありがとうございました。」
劇団の人には素直に頭を下げた。
全力を出してくれたことは僕もよくわかった。それはとても嬉しかった。


家に帰ったのは午前1時を少し過ぎていた。
朝起きたら、喉が痛くて悪寒がしていた。風邪を引いたんだなあと思った。
それでも午後1時頃には仕事に行き、1時間ほど仕事をした。


午後3時から、僕の知り合いが出ている「タイムマシン家族」という演劇を観に行った。
演出やセットが素晴らしく、見た瞬間に昨日の自分の演劇が頭をよぎり、脂汗が出てきた。
舞台美術の差は歴然としていた。
そして映像を自由に使っているのも悔しかった。
映像が使えるのであれば、俺はもっとあの劇をよくできたのに、と思った。


劇の内容も、ストーリーの線が太くて、昨日の自分たちの演劇のように細いストーリーをやっと渡っているという感じではなく、その分、観客からも大いに受けていた。


僕の知り合いの演技も無理、無駄がなく自然で上手だった。
役者はこうじゃないとな、と思った。差を見せつけられたような気がした。


「昨日の演劇より、数倍面白かった。」
正直な感想を言うと「昨日のも面白かったよ」と慰めてくれる人がいて、それは少し嬉しかったけれど。
でも負けたな、って気はずっとしていた。


家に帰ると、風邪はかなり悪化していて、頭もぼーっとしている。
今も喉が痛くて、ものごとをちゃんと考えられない。


それでも、自分の今後のためとこのブログを読んでくれている人のために、今回から英語のジョークで僕が気に入ったものを1つづつ翻訳してみたいと思う。


***


夫が習慣になっている土曜日の午後のゴルフからなかなか帰ってこないので、妻は少し心配になってきた。
時間が経つにつれて彼女の不安は増大したが、8時頃、ようやく夫が車を運転して帰ってきた。
「どうしたのよ。」妻は言った。「何時間も前に家に着いているはずでしょ!」
「ハリーの奴が3番ホールで心臓発作を起こしたんだ。」夫は答えた。
「まあ。なんてこと!」妻が言った。
「そうなんだよ。」夫は答えた。「それから1日中、ボールを打つ、ハリーを引きずる。ボールを打つ、ハリーを引きずる…」

連休明けから仕事に追われて、毎日夜11時過ぎまで残業していた。
残業の間、何度も「どうして先週の3連休に1日でもいいから仕事に来なかったんだ?」と悔やんだ。
悔やんでも仕方のないことだが


バレンタインデーの日は、家までチョコを届けてくれるというボランティア精神に富んだ女の子からのメールがあったが、「仕事で帰れない、週末なら家にいるけど」とメールを打つと「じゃあ、あげない。でも、どうしても買って欲しいものがあるから、また相談に行く」という返事が来た。なかなか香ばしい内容だ。
世の中には親切な人がいて、郵送でチョコを送ってくれた人もいた。
でも、受け取ることができたのはそれこそ週末になった。


金曜日は0時30分まで仕事をして、家に帰ってネット麻雀をして、寝たのは夜2時過ぎだった。
土曜日の朝、8時15分に職場から電話がかかってきて、仕事に行かなくてはならなくなって、それから午後2時30分まで仕事をした。
くたびれていたけれど日曜日には乙種危険物1類から3類までの試験があるので、その勉強をした。


今回は「乙種危険物まるごと完成5週間」(電気書院)「乙種危険物ズバ「適」」(電気書院)「合格一直線!乙種全類危険物試験」(オーム社)の3冊の該当ページを全て解くことにした。


5週間

ズバ適

合格一直線

できなかった問題に付箋を貼って、全てできるようになるまでくり返す、なんてことをするつもりだった。
全部で250題近くは解いたと思う。


夜11時頃になって、まだ途中だったけれど、すっかり勉強も嫌になったのでスナックに飲みに行って2時頃まで飲んで帰ってきた。
それからも勉強の続きをしてから寝た。


日曜日の朝には、付箋を全て外すことができて、少し昼寝をしてから試験に行った。
試験は1時30分からだった。
知識がメインのたった30問の問題を解くのに1時間40分も時間がある。
本気になれば20分前後で解けるとは思うが、たっぷりと時間をかけてゆっくりと問題を解いた。
1類は微妙な、2肢までは簡単に絞れるのだけど決定的な判断ができないという問題が多かった。
決め手になる危険物が問題集ではあまり見かけない物質であることが多くて、それで悩んだ。でも、この手の問題は知っているかどうかだけで、あまり悩んでいても意味がないのだけれど。
2類と3類は「まあ、大丈夫だろうな」と思った。


ちょっと買い物などをしてから家に帰った。
高橋留美子の高橋留美子傑作集「専務の犬」(小学館)と西原理恵子の「鳥頭紀行ぜんぶ」(朝日新聞社)を読んだ。


専務の犬

鳥頭紀行ぜんぶ

これは10年ほど前に友達に貸した本が、いろんないきさつがあって、今頃になって返ってきたものだ。
久しぶりに読んだが、なかなか面白かった。


劇団の方から、舞台監督をして欲しいと頼まれて、最初は自信がないからと断っていたのだが、結局することになった。

その話を聞きに、雪の中、練習会場にまで出かけていった。

でも劇団員がいろんな手はずを整えてくれたので、実際に僕が何かするってことはほとんどなさそうで安心した。


ちなみに劇は2月23日土曜日の午後6時から若里市民文化ホール(長野市若里3-22-2)でやることになっている。

劇団名はUPUP7という名前で、タイトルは「いつかきっと晴れた日に。」というものだ。

面白いかどうかは僕も見てないのでよくわからないけど…。


夜は赤からという長野駅前の店に鍋を食べに行った。
お試しコースを頼んだのだが、すごい量が出てきて食べきれなかった。
鍋の辛さが選べて、僕は3辛を頼んだのだけれど、もっと辛くても全然大丈夫だって思った。


美味しかったけど、今はもうクタクタに疲れて一歩も動きたくない気分だ。
あんなに仕事をして、こんなに勉強して、こんなに夜まで食べ歩いているなんて。


自分で自分に「バカじゃねえの?」って言ってあげたいと思った。

金曜日も11時過ぎまで残業していた。
7日までと期限を切って提出させた書類をまとめていたときに、実はやりかけで全然できていない書類が混ざっていたことに気づいて、夜中に職場で激怒した。
「ふざけんな、馬鹿野郎!」
怒鳴り込みに行こうとしたけど、当然のことながら、もう誰もいない。
「職場、寒いけどそれだけ怒れば身体が温まるんじゃないですか?」と隣の席の同僚に声をかけられる。
「うるせえよ。」思わず笑ってしまう。


3連休だが、仕事は家にまで持って帰った。


来週の週末には乙種危険物第1種から3種までの3つの試験がある。
いつものことだが、なかなかやる気が出ない。
心の中で「大丈夫、運が良ければきっと受かるよ。自分でもそう思っているだろ?」という声が聞こえる。
それでも3連休のうちに一通りの勉強はした。
まだまだどの危険物が第何種なのかすらあやふやだけど、試験全体の呼吸といったようなものの感じはつかめたように思う。


DVDで「10ミニッツアフター」と「ドラムライン」を観た。


10ミニッツアフター

ドラムライン

「10ミニッツアフター」はSFもので、そのオープニングは僕好みですごく気に入った。
SFのなかでも時間と空間は僕の大好きなジャンルだ。期待感でいっぱいになった。
でも本編では見事に期待を裏切られた。退屈でつまらなかった。
そもそもキャスティングが大失敗だ。
主人公は嫌われ者の天才という設定だが、本当に魅力のない役者をキャストしてどうするんだ、と思う。
スターウォーズのハン・ソロだって、嫌われ者の天才だが素晴らしい魅力に溢れている。そういう人間を主人公にはキャストしなくちゃダメだろう。
この映画はその段階で大失敗だ。
本当に時間を戻して、この映画自体、キャストの段階からやり直した方がいいと思った。


「ドラムライン」は全く期待していなかったが、思いがけず面白かった。
青春映画っていうのは、こうじゃなくっちゃな、と思う。
人に薦めるほどじゃないけれど、時間があれば見た方がいいよって感じだ。
ただ、できることであれば、もっと低音まで再生できる装置が欲しいところだ。
ドラムの音が一番、テレビで観たものと本物の間に差がある。
実際には、すごい音と迫力なんだろうなあって想像をしながら見ていた。


ちょっと思うところがあって、ドラえもんの1巻と2巻をAMAZONで取り寄せて読んだ。


ドラえもん1

ドラえもん2

中古品を注文したのだが、どちらもほんの少し汚れているからと減額の申し出があって、ほとんど無料で手に入った。
ドラえもんなんかを読むのも小学生以来だ。奥付を見ると2004年5月にもう177刷も発行されている。すごい本だなあって思う。
読むとけっこうストーリーを覚えているのに驚いた。


職場で隣の席の同僚は、どうもドラえもんが好きらしく、職場のパソコンの中でドラえもんが動いているし、ドラえもんのネクタイもよくしてくる。
体型もドラえもんに似ているので、ときどき「スーツを着たドラえもん」と呼んでやると、嬉しそうに怒っている。


日向武史の「あひるの空」(講談社)も1巻から3巻まで読んだ。


アヒルの空1

アヒルの空2

アヒルの空3

これはバスケマンガなのだが、主人公へのいじめがすさまじく、なかなかバスケまでたどり着かない。
主人公がもともといじめられっ子という点では、はじめの一歩と似ているが、彼のときよりもいじめは表立っていて強烈。
その分、主人公の精神力も際だってタフに描かれている。
スラムダンクは、日本のバスケブームの火付け役になったが、僕はスラムダンクを読んだとき「結局バスケは背が小さい奴には無理だってことじゃないの?」と思っていた。
同じように思った人もきっといたはずだ。そしてそういう人のためなのか、この「あひるの空」の主人公は身長が160cmしかない設定になっている。
そしてハンデを努力と精神力で克服していく。これぞスポ根、という感じだ。
人にはあまり薦めないけど、僕自身は続きをまだまだ読みたい。


槇村さとるの「イマジン」も1巻だけ読んだ。


イマジン1

これは完全に少女漫画で、20歳くらいのOLが主人公だ。
一流不動産会社が舞台のマンガなのだが、主人公の女の子が悩んでばかりいて、見ていてイライラ感が募る。俺、こういうグズな女が嫌いだ。
でも俺みたいな男って少数派なんだろうなあ。みんなこういう女の子に優しいもんな。
自分がもてないわけがとてもよくわかった。


先日ヒストリーチャンネルを見ていたら、スタローンが出ていて「ロッキー3のときに体脂肪を3%くらいにまで落とした。当時のボディービルの優勝者が5%くらいだから落としすぎだ。あまりに体脂肪を落としすぎると、自分が朝からどうやってこの現場まで来たのかすら思い出せなくなる。」なんて話をしていた。
筋肉をあまりに鍛えると、本当に脳までエネルギーが回らなくなるんだ、なんてことを思ったんだけど、同時にやはりスタローンに憧れた。
彼は高タンパクダイエットで筋肉を付けたのだという。
それで、3連休にはサーロインステーキを3枚買ってきて毎日1枚ずつ食べた。
久しぶりに本格的に肉を食べたので、思いがけずおいしかった。
でも運動は全くしなかったので、たぶん、筋肉にはならないんだろうなあって思った。

週末は実家に帰った。
金曜日に9時頃から飲み始めて、3時頃まで飲んでいたので、ちょっと2日酔い気味だったけど、土曜日の午前中に、頑張って運転して帰った。


実家に帰って、英語や乙1~3類の試験勉強をしようと思っていたけれど何もしないまま、隆慶一郎の「吉原御免状」(新潮文庫)という本を読んでいた。


吉原御免状

夜9時頃には読み終わった。
歴史物はなかなか手が伸びなかったけれど、この本は確かに面白い。


不思議な能力を持った人が多く出てきて、どこかSFっぽいせいもあるのかも知れない。
何よりも反公権力(ここでいうと反幕府)の姿勢が色濃く出ているあたりが、読んでいて心地よい。
吉原は、色街であったが自治権を持っていて、ひとつの座だった、などという見方はこの本で初めて知った。
剣の話もなかなか興味深く読ませる。


土曜日は夜10時にはもう寝てしまった。


翌朝、6時30分頃に母親に起こされた。
窓を開けて外を見たら雪が積もっていたので、道路の雪かきをすることになった。
雪かきなんかするのも随分と久しぶりだ。
しばらく雪かきをしていたら、近所の人も出てきて手伝ってくれた。


実家からの帰りに姉の家に寄った。
下の姪が今年大学受験なのだが、もうあと1校受けるだけなのだという。
そしてどうも成績はよくないらしい。
「センターの試験はどうだったの?英語は?」
「…恥ずかしくて言えない。」


帰る間際に「もし浪人することがあったら、そのときはまたいろいろと話そう」と言って帰ってきた。
「受験かあ。あの頃は受験、つらかったんだよなあ。」

20代の頃にそんな受験のことを書いた文章があったので久しぶりに読み返してみた。


-その文章-
 初めて受験した大学は、法政大学だった。願書を出すのが遅かったので、ぼくは付属の高校で試験を受けることになっていた。
 渋谷駅まで姉に送ってもらい、そこから東横線に乗ることになっていた。「がんばってね」とお弁当を渡しながら、姉は少し涙ぐんでいた。
 昼にびっくりするくらい大量のサンドイッチを食べると、ぼくはなんだかすっかり眠くなってしまい、グランドに面した石の廊下に腰掛けると、ぼんやりとタバコをくゆらしていた。そしてぼくのまわりでも、やる気のなさそうな男達がやはり眠そうな目をしてタバコをプカプカとふかしているのだった。
 午後の試験が始まると、ぼくはとうとう眠ってしまい、試験官の人になんだか暗い目でにらまれてしまった。高校の社会の授業をさぼって、屋上で寝ていたとき、山口君が「先輩で、入試の最中に隣に座っていた女の子をナンパして、2人で出てっちゃった人がいるぜ」と言っていたのを思い出して、教室を見渡したけれどあまりかわいい女の子は見当たらなかった。それでぼくはすっかりがっかりして「入試も夢がないな」と一人小さくつぶやいていた。
 姉のマンションに帰ると、ぼくはサンドイッチのお礼を言って、ぼんやりとテレビを見ていた。「ぜんぶ食べたの!」と姉が言うので「そうだよ」と答えたら、「残してもよかったのに」と心配そうにぼくを見た。「大丈夫。眠くなったりしなかったよ」とぼくは嘘をついた。
 そのうちに高橋ヨリオがやってきた。ぼくたちは日本史を選択していたのだが、年号を覚えていなかったので、それを覚えることにした。でも、たいして覚えることはできなかった。
 それで結局、大学にはすべて落ちてしまった。
 僕が浪人を始めてすぐに、姉に赤ちゃんが生まれた。
 いまではもう2歳である。
「にこにこぷん」を夢中になってみている彼女を見ていると、僕は何だか少し頭のなかが混乱してしまう。
 おれがはじめて大学を受験したときにはまだこの子は存在していなかったんだよなあ。
 そのことをよーく考えてみるとおれはなんだかほんとにとっても不思議な気分になってしまう。


 読み終わって久しぶりに、あの頃の感覚がよみがえってきた。
 俺、高校の頃、落ちこぼれだったんだよなって久しぶりに思い出した。

先日、職場の健康相談に呼ばれた。
食物の絵を見せられて「今、自分に一番足りないものは何だと思いますか」というので「時間」と答えた。
「係のなかでは一番早く帰っているけど、それでも時間が足りない。」
「一番早く…。じゃあ、6時頃?」
脳天気なことをいうおばちゃんに思わず笑ってしまった。
その前日も、僕が確かに係で一番早く帰ったけれど9時30分までは仕事をしていたのだ。
「水をたくさん飲んでください。運動もしてください。」
「はいはい。」
俺もできることなら、今の仕事をやめて職場の健康相談員になりたいと思った。


火曜日に長野市民会館で劇団スイセイ・ミュージカル「広い宇宙のなかで」を観た。


広い宇宙の中で

皆が仕事をしているなか、抜け出すのは勇気が必要だったけれど、観られてとてもよかった。
初めてミュージカルを面白いって思ったからだ。
うまく心が込められれば、セリフも歌った方が力が出るんだ、と思った。
音響や舞台美術も素晴らしかったけれど、なんといってもチームワークのよさをとても感じさせられた。
ミュージカルの後、11時30分頃まで残って搬出の手伝いもした。
プロの役者の人が搬出の手伝いまでしているのをあまり見たことがなかったんだけど、この劇団では当たり前のように役者の人も働いていて、それもとても好感が持てた。


そういえば2月にやる芝居のチラシを作ることになって「なんて名前で載せたらいいですか」とメールが来たので、「本名でいいよ」って一度は言ったんだけど、結局、芸名?を作ってもらうことになった。
「俺はこだわりないからアルファベットや、平仮名、数字、地図記号でもいいよ」って言っていた。
地図記号を2つ並べて、「桑畑・警察」なんて芸名もかっこいいかも、なんて思っていた。
「都羅九狗楽渡」(とらくくらと)って名前を作ったのでいいですか、と言われたので、それでいいことにした。
書ける自信もないけど、書くことないからいいやって思った。


土曜日にはDVDで「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」を見た。


インアメリカ

以前、海外旅行の際に飛行機のなかで途中まで観たところで着陸態勢に入ってしまい、最後まで観られなかった映画で、いつかは続きを観たいと思っていた映画だ。


息子を亡くし、金もなくアメリカに渡ったアイルランドの家族(父母と娘二人)の生活を描いている。
死んだ弟が三つの願いごとをかなえてくれると言い、姉はそれを信じている。
彼女はその三つの願いごとを大切に使う。


役者を目指す父親は自分一人が苦しみ、家族を支えていると思っているが、実は家族一人一人が苦しみ、お互いに支え合っている。
もちろん危機もあるが、それは姉が願いごとを使って乗り越える。
でもそんなこととは、他の家族は誰も知らない。
嘘がない作りで、家族が互いに精神的に追い詰められていく様子も、きちんと映し出している。


これがアジア人だと、子供の顔を見るたびに「勉強しなさい」って言うんだけど、そういいうシーンがどこにもないところが僕には少し不思議な気がした。
小さな感動を呼ぶ映画で、まあまあお薦めできる。


土曜日はDVDで「ラスト・キング・オブ・スコットランド」も観た。


ラストキングオブスコットランド

アフリカのアミン政権下のウガンダが舞台。
ウガンダにたまたま行ったスコットランドの医師がアミン大統領に気に入られ、彼のダークサイドを知らないままに不自由のない生活を楽しみ、気づいたときにはもう出国できなくなっていたという物語だ。
ストーリーはよくできていると思うのだけど、誰が悪いのかどこかB級映画に見える。


主人公がホリデー・インのバーでウイスキーを飲んでいるときにバンドが「ミー・アンド・ボギー・マギー」を静かに演奏する。
ジャニス・ジョプリンの歌い方しか知らなかったので、なんだか新鮮で、そのシーンだけはいいなあって思った。


日曜日は、家にまで持ってきた仕事をしたり、英会話のイーオンの英語の問題を解いたり、昼寝したり、本を読んで過ごした。
英会話学校も問題集を解くばかりで全然、行けていない(でも、この問題集はとてもいいと思う)。


以前、友達から借りた隆慶一郎の「かくれさと苦界行」(新潮文庫)を読み終わった。
かくれさと苦界行

僕が本を読むのが好きだと言ったら、この隆慶一郎の本は絶対に面白いからと、3冊も貸してくれたのだ。
確かに面白かった。描いている世界や価値観も決して嫌いではない。
でも、あとの2冊を読むのか僕自身もよくわからない。
軽さがない地道な小説なので、僕の性格には合わないような気がしている。


もう、来週には2月になる。
試験もあるし、それから仕事はこれから年度末に向けて、ますます忙しくなる。
本当に嫌だなあって思う。
どうも情報の端々から僕は転勤できそうにないことがわかってきて、それでますますつらさも増してきた。

先週の木曜日に、東京に日帰りの出張をした。
午後からの会議だったので、昼は新丸ビルの「サイアム・ヘリテージ」というタイ料理の店で鶏の炒めご飯を食べた。
辛くてうまくて、なんでこういう店が長野にないのだろうと同僚と話しをした。


会議の後は、新丸ビルにまた行き「フランツクラブ」というドイツビールの店に行って、ソーセージを食べ、ビールを4杯くらい飲んだ。
泡のきめが細かくて、ホップの苦さをあまり感じさせない、さわやかな飲み応えのビールが多かった。
その後もう1軒、新幹線を待つ間に東京駅で飲んでいたのだけど、こちらはどうしようもないほどまずかった。
それで新幹線のなかで爆睡しながら長野にまた帰ってきた。


翌日の金曜日に職場に行くと、仕事が机の上に積み上がっていた。
「ちょっと席を離れるとこんなになっちゃうんだもんなあ。」
暇な職場なんか山ほどあるんだから、早く職場を移りたい。


英会話のイーオンにしばらく行ってなかったので、行こうと思ったら、もう教科書も問題集も次のものに代わっていたので、それを水曜日に受け取りに行った。
その日の夜から予習をしていたけれど、金曜日の授業の時間には仕事が忙しくて結局行けなかった。


夜9時頃に仕事を終えて、ヤケになっていたので、スナックでビールをがぶ飲みしていた。
「なんだか無駄な努力をしたなあ」って思っていた。
だいぶ酔ってきたなあ、と思っていたら突然店中が停電した。
「暖房器具と電子レンジを使っていたからブレーカーが落ちたんだよ。」
店の女の子が携帯電話を持っていたので、その明かりを頼りに一緒にトイレに行ってブレーカーのスイッチを入れたら回復した。
みんなが「怖かった」って楽しそうに話しているのを聞きながら、俺、全然恐怖を感じなかったなあって思っていた。
それはそれで、寂しい話だと思った。


久しぶりに、何年かぶりか何十年か振りに、イーサン・ケイニンの「あの夏、ブルー・リヴァーで」(文藝春秋)を読み始めたら、あまりに美しくて、もちろん読んでいた当時もそう思ったんだけど、あの輝きは本物だったんだって改めて思った。


あの夏ブルーリヴァーで

当時は理解できていなかった感覚も、今なら理解ができる。


それから「セント・エルモス・ファイアー」も何年かぶりか何十年か振りにDVDで観た。


セントエルモスファイヤー

出てくる車はヘンテコだし、あれほど憧れたロブ・ロウもデミ・ムーアも、今から見ると随分と子供だ。
でも、描いている世界は古さを感じさえない。
痛くて苦しい青春を鮮やかに映している。
本当にいい脚本だと改めて思った。


この映画を通じて、昔の自分に会ったような気がした。
皮肉屋で、タバコをぶかぶか吸っていた頃のことを思い出して、懐かしかった。


「22歳で、こんなに疲れているなんて」デミ・ムーアのつぶやきの意味が、今だと痛いほどによくわかる。
ロブ・ロウの「俺も無責任だって思われたくなかった」ってセリフの面白さも、当時は全然、理解できていなかった。


よく飲み屋の小便器に氷が入っていて、あれは音消しなのか、匂い消しなのかなんてことで昔の人達は酒を飲むときに盛り上がったらしいけれど「捨てる場所がなくて放り込んであるだけだろ」なんて僕は思う。
今回、セント・エルモス・ファイアーを見ていたら、小便器の氷を見て誰かが「小便の味がよくなるんだ」って言ってるのを聞いて笑った。


この映画では社会にうまくなじめない若者を通じて、生きることの困難さや友情、恋を描いた映画だけど、俳優の演技がとてもよく、心に響く映画だ。
この社会は生きづらいけれど、それは俺だけじゃないんだって思わせてくれる映画だ。
あの頃もこの映画を観て救われたけど、今もまた救われたような気がした。


DVDで「クラッシュ」も観た。


クラッシュ

僕はマット・ディロンのファンだけど、この映画は観ていなかった。
映画好きの友達(映画好きな人は多いけど、まともな評価ができる人)に「クラッシュ、思っていたよりずっとよかったんですよ。マット・ディロンごときに泣かされました」って言われていて、以前からずっと期待はしていた。
彼のすごさはそのカリスマ性にあって俺は彼のような人間には決して逆らえない。


映画は「アメリカン・ビューティー」のような映画で、ドラマの作りがより深い。
役者に個性が求められる映画で、画面から個性が(それもとてもよくない個性が)溢れてくる。
人はなかなかわかり合えないものだと、それが親子であってもそうなのだと映画を観ていて思う。
悪い奴もいいことをするし、いい奴も悪いことをする。
悪いことをすると人も自分も傷つけ、いいことをすると人だけでなく、自分も救う。
誰もが観ていい映画だとは言わないだろうけれど、僕はマットのファンだし、僕にとってはとてもいい映画だった。

先日、長野駅近くの店に「国内未入荷」と書かれたナイキの靴が売られていた。
国内未入荷の靴が長野で売っているというのは、論理的にあり得ないだろ、だって長野だって国内だろ、なんてことを考えながら歩いていた。
その程度のことは誰もが思うことなので、その店のことをいつまでも考えさせたり、人に話させるという点では、広告としてそれなりの効果があるのかもしれない。


職場に来た年賀状が、昼休みに回覧されてきた。
「どれもつまんないよな、年賀状って。」
同僚とうんざりした気分で年賀状を眺める。
職場相手の年賀状なので、特に何が書いてあるというわけでもない。
「つまんないよな、年賀状。しょうがないから来年は俺、おまえ宛の年賀状を職場に送るよ。そうすれば少しは楽しくなるだろ。」
「どんな年賀状なんですか。」
「新年あけましておめでとうございます。昨年中は経理のF様には大変に当店をご贔屓にしていただき、社員一同感謝しております。今年もご愛顧のほどよろしくお願いします。ピンサロ スズラン女学院、なんて職場あての年賀状が来て、みんなで回覧したら楽しいだろ。」
「ふざけるな。」
「ご愛顧の顧の字が撫でるって字だったら、もっと楽しいかもしれないな。」
男ばかりの職場だと、こういう会話ができる点だけが、唯一の救いなのかもしれない。


水曜日に久しぶりに劇団に行ったら、もう通し稽古をしているらしく、劇も中盤にさしかかっていた。
劇団の人は楽しそうにやっていたが、これって観客は楽しいのかなあなんて思いながら観ていた。
ショックだったのは、僕が一番頼りにしていた人が劇に出られなくなったと言われたことだった。
彼はラストシーンだけにでてきて、この劇をまとめる役にしていた。
でも入院してしまい、今もベッドから起き上がれない状態なのだという。

残念だが仕方がない。


3連休は英語の勉強と仕事、それから乙1~3種の試験勉強をしようと思っていたのだが、テレビゲーム(ファンタジーゾーンっていうシューティング・ゲーム)やネット麻雀をしてまた多くの時間を無駄に過ごしてしまった。


ファンタジーゾーン

結局できたのは必要最小限の仕事と、本当にわずかばかりの勉強だけだった。
こういう何の得もない時間の過ごし方は、命に限りがあるのなら、本当に命の無駄遣いだと思う。
もうこんな生活もやめにしないとな、って思った。

土曜日の夜に、スナックの女の子からメールが来て、クラージョのレアハンバーグを食べに行くことになった。
もう、予約もしてあるから、という。
「じゃあ、6時30分に集合ってことで。そこから1台の車で行けばいいでしょ。」
「集合って、2人で行くんじゃないの?」
「ううん。もう一人女の子が来るからよろしく。」


途中で、これからカロリーが高いものを食べるのだからと、コンビニで黒ウーロン茶を買わされる。
「なんで俺が払うんだよ。」
「ナナコカードの使い方教えてあげるんだからいいでしょ。」
「…。」


クラージョは、高台にあるので、長野市の夜景が一望できる。
でも、夜景を見るには、レストランの前にある木に付けたイルミネーションの光が邪魔だった。


チーズフォンデュを食べて、それからレアハンバーグを食べた。
当然のことながら(レアで出すのだから)肉しか使っていないハンバーグなのだが、とても柔らかい。
お年寄りにも喜ばれるハンバーグだなあって思った。
味はまあまあだったが値段はすばらしく安く、サラダやスープ、クリームブリュレも頼んだのに、3人でも8000円までいかなかった。


それから、長野グランドシネマに行き、ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」を観た。


アイアムレジェンド

「普通のアクション映画だと思うよ。」
俺の予想は大はずれ。
まさかゾンビ映画だとは思わなかった。
それでも、最後までだれることなく、スリルと恐怖感いっぱいの映画で、久しぶりに映画を観たなあって感じがした。


「私が一番観たくなかったタイプの映画だった。怖すぎ。」
「もう本当に怖かった。今でも怖い。」
女の子達はいつまでも文句をブーブー言っていた。
僕も高校生の時、生まれて初めてジェニファー・コネリーのゴシック・ホラーである「フェノミナ」を観たときは、映画館を出た後も、平和な街が存在することが信じられないくらい恐怖感が押し寄せてきた経験があるので、どんな気持ちなのかは何となくわかった。


「じゃあね。」
「ごちそうさまでした。」
車で自宅まで帰ると、女の子達はそれぞれの家に帰っていく。
僕はネット麻雀を始めて、それが全然勝てなくて、つい2時頃まで熱中してしまう。
今年度の勝率がとうとう5割を切り、東南戦177勝(1位,2位)179敗(3位,4位)にまで落ち込んだ。


ひぐちアサの「おおきく振りかぶって」(講談社)の9巻と田邊剛の「アウトサイダー」(エンターブレイン)、というマンガを読んだ。


おおきく振りかぶって9

アウトサイダー

「おおきく振りかぶって」は相変わらず面白かったが、「アウトサイダー」は今ひとつよさがわからなかった。
「アウトサイダー」は古典や、外国の小説を元にマンガを組み立てている。
ホラー的な要素を含んだものや、人間関係をテーマにしたものもある。
作者が誠実に書いているのはよくわかるし、ストーリーも通っているし、深みもあるんだけど、「これは売れないだろうなあ」って思わせるマンガなのだ。
読者が感情移入するまでに時間がかかり、作り全体に遊びがなくて、真面目すぎるせいなのかもしれない。


日曜日は結局、予定していたゴルフの打ちっ放しにも岩盤浴にも行かず、ネット麻雀をしてはボロ負けをし、英語の勉強も乙1~3の試験勉強もほとんど進まず「結局、何もしなかった」という自己嫌悪に陥りそうな1日を過ごしてしまった。


「なんてこった。貴重な休日なのに。」


でもまあ、こんな日もあるけど、あんまり気にするな。と思った。

年末年始は実家で過ごした。
今年も生牡蠣が届いたので、家族の分と自分の分の殻を割った。
それから、神棚を雑巾で拭いて、それで年末の大仕事と大掃除はおしまいということにした。


実家はとても寒いので、温かい布団からなかなか外に出ることができない。
ご飯を食べては眠くなり、ほとんど寝ていた。
夕方4時30分頃になると、役場のスピーカーから地域全体にビートルズの「イエスタデイ」が流れる。
布団のなかでそのメロディを聴きながら、せっかくの休日がまた1日終わってしまったな、と悲しい気分になる。


高校の頃、不眠症の友達に「俺はたぶん死ぬまで寝られるぜ」と言っていたのだが、本当に実家に帰ると眠たくて仕方がない。
ツェツェ蝿(眠り病を媒介する)でも飛んでいるのではないかと思うほどだ。
30日の夜などは午後5時から、翌朝8時まで寝ていた。


1月2日には中学校時代の同級会に行った。
僕としては行きたくもなかったのだけど、幹事の1人がトシオだったので、断り切れなかった。
「来ないと、仲間はずれにするぞ」と、彼はあまり意味のない言葉で出席を強制してきたのだった。
そのせいなのだろうか。女子はともかく、男子は5人を除いて全員出席するのだという。
担任(おっと「の先生」ってつけるの忘れてたぜ)にも会ったが、元気そうだった。


その担任の冒頭の挨拶。
「最近になると、名前と顔が一致しなくて。先日、ユニーに行ったら、向こうから「先生」ってにこにこ笑いながら来る人がいて、「あれ、誰だったっけ」って思っていたんだけど、少し考えたら、今井君だってわかった。みんな、今井君って覚えてる?今日は来ていないけど。」
って今井の目の前で言ってんだぜ。
思わず爆笑した。さすがに芸達者な先生はやることが違うよ。


俺は一緒に飲んでいるときに「中学生の頃、おまえは本当に反抗的な生徒だった。言うことを全然聞かなくて…。でも最近はおまえみたいな生徒は少なくなったんだよなあ。」って言われて、そうだっけなあって思った。
昔、とってもきれいだった女の子と話をしたら「いっつも勉強してなかったよね。私、勉強しなくてもできる人がいたっていつもあなたのことを思い出す。」って言われた。
それを聞いて、高校に入って成績が急落した原因がわかったような気がした。


「100円ショップで買った豪華景品」が当たるビンゴ大会なんてのもあった。
景品のなかには、賽銭箱とか家の模型とか「これはいらねえな」というものがたくさんあって、本当に俺のクラスは相変わらずだ。
ビンゴ大会なのに、なぜか参加賞だっていって、結局全員に配るし。


「本当は、中学のときの卒業文集を、順番にみんなの前で読ませるって企画もあったんだけど、文集を忘れた。みんなバカなこと書いてるぜ。笑える。」と幹事の1人が言っているのを聞いて「それだけは勘弁してくれ」って思った。


年末には寝ながらエドヴィージ・ダンティカの「クリック?クラック!」(五月書房)を読み終わった。


クリッククラック
「息吹、まなざし、記憶」がそれほどいいと思わなかったので、あまり期待していなかったのだが、この「クリック?クラック!」はよかった。
特に「海に眠る子どもたち」「1937年」「失われた合い言葉」「永遠なる記憶」は政治の犠牲になる恋や命を扱ったなかなか優れた短編だった。


それで昨年読んだ本のベスト3は、結局こうなった。
1 観光(ハヤカワepiブック・プラネット)ラッタウット・ラープチャルーンサップ


観光

2 たちの悪い話(新潮社)バリー・ユアグロー


たちの悪い話

3 空中スキップ(マガジンハウス)ジュディ・バドニッツ


空中スキップ

どれも短編集だから、こうして並べてみるとなんだか軽い感じがするなあ。
でも、本当によかったのがこの3冊だから仕方がない。


漫画のベスト3はこう。
1 おおきく振りかぶって(講談社)ひぐちアサ


おおきく振りかぶって1

2 長い道(双葉社)こうの史代


長い道

3 蟲師(講談社)漆原友紀


むし師1

俺、「長い道」を本当に好きなんだなあって、この前読み返して思った。
主人公の荘介がどことなく自分に似ているせいもあるのかもしれない。


映画・DVDのベストは
1 ブラッド・ダイヤモンド


ブラッドダイヤモンド

2 ワルボロ


ワルボロ

くらいかなあ。あと「カオス」や「007カジノ・ロワイヤル」なんかもよかったけれど、年間を通じてのベストって言ったらこの2本だな。
ワルボロは多分に思い入れが入っているからだけど。


CDはダントツでRADIOHEADの「KID A」がよかった。


KID A

新譜も出たようだし、またAMAZONで買うつもりだ(長野では売ってないから)。


昨年、資格は英検の準1級と乙種第4類危険物取扱者の試験に受かった。
書くと簡単だけど、取るのは結構、たいへんだった。
これで、今まで取った(ムダな)資格は、宅地建物取引主任者、一般旅行業務取扱主任者、行政書士、秘書検定2級、アロマテラピーアドバイザー、英検準1級、乙種第4類危険物取扱者、アマチュア無線技師ってことになった。


それから昨年は演劇の台本を書くことになって、書いた。
今度2月23日の午後6時から若里市民文化ホールで公演をする。
でもちゃんとできるのかすごく心配(心配しているのはたぶん劇団員で俺だけ)。
そもそも、あんな脚本でいいのか?
読んでおもしろくても、初めてこの芝居を観る人がどこまで理解できるのか?
劇団の人はよくやっていると思うけれど、よくやったかどうかと面白さは別物だからなあ。
なんて期待と不安で、考え出すとキリがないんだけど…。


で、今年の抱負としては
1 結婚する(昨年もそんなこと書いていたような気がするなあ。1ミリも進歩なし。)
2 演劇の公演の成功(僕も成功を祈ってるってことを劇団の人にアピールしておかないと怒られちゃうしなあ。)
3 漫画の原作者になる(これは運次第だな。)
4 乙種危険物取扱者の1~3類と5~6類に合格する(最低限これだけは。)
5 TOEICで715点以上を取る(まあ、このくらいはなあ。)
って感じだ。
で、転勤ができて暇な職場に行けば
6 社会保険労務士の試験に合格するってのも入れたいところだ。


ちなみに初夢は、久しぶりにAEONの英会話教室に行ったんだけど、宿題を全然やってなくてあせるという中学生並みのへなちょこな夢だった。
でも、本当に勉強(宿題)しないとなあ…。

この前ヒストリーチャンネルを見ていたら、水星の特集をしていた。
水星は、地球とは自転が逆で、西から太陽が昇り、東に沈む。
それは太陽系でも最大規模の隕石が衝突したからなのだそうだ。
そしてその衝突の衝撃で、ちょうど衝突した場所の水星の反対側に突如、数千メートルの山ができあがった、のだそうだ。
うーん。
同じ規模の隕石が地球に激突したら、人類は滅亡するのだという。
宇宙の話っていうのは途方もなくて、面白い。


仕事では、最近毎日、懸案事項が持ち込まれるようになってきた。
「私だって好きでこんな揉め事、持って来たくなかったですよ。でも、しょうがないじゃないですか。」
と担当が言う。
「ここだけの話ですけど、私、この話が持ち上がってきてから、一度もあなたに足を向けて寝てないんですから。」
などとちょっとおしゃれなことも言う。
「本当?昨日、寝てるときに耳が痛かったんだよね。ひょっとして、俺の顔の上でツイストとか踊ってなかった?」
「そんなことしてないですよ。私もう心労で明日から職場に来られなくなってしまうかもしれないんです!」
「へえ。じゃあ、俺も。」
話を聞けば聞くほど、頭が痛くなってくるような懸案事項で、めんどくさいなあって思う。
そんなのがいくつか持ち込まれてくると、もう本当にうんざりしてしまう。


金曜日の夜には、久しぶりにスナックに飲みに行った。
バカみたいに飲み過ぎて、2日酔いになった。
翌日の土曜日には、10時から岩盤浴に行ったんだけど、やっぱり気持ち悪くて、帰ってきてからまた眠った。
夕方になってようやく快復した。
久しぶりの2日酔いだったが、なんでこんなに飲んでしまったのか、自分が信じられない気分になった。
3連休の1日目を2日酔いで台無しにしてしまった感じがした。


土曜日には、劇団の忘年会&クリスマス会があって出かけていった。
女性が多いせいないのか昼間のノンアルコールの食事会だった。
でもこっちの方が楽だし、僕は気に入った。
プレゼントで、「Dr.コパのしあわせになれる風水タオル」というものをもらった。
「ああ、これ。俺、すごく欲しかったんだよね。」
って言ったんだけど、感情が入っていなくて「今のセリフ?棒読みだったよ。」なんて言われたりした。


その後、ゴルフの打ちっ放しに行って、200球くらい打った。
夕陽が山の端に落ちていく姿がとてもきれいで、打席からしばらく眺めていた。


24日はクリスマス・イブ。


今の僕にはクリスマスなんて全く関係がないので10時から岩盤浴に行って、その後ゴルフの打ちっ放しに、また行った。
昨日は夕陽に向けて打っていたのだが、今日は雪の降るなかを200球くらい打って帰ってきた。
帰ってきたら、クリスマスカードがクリスティーナから届いていた。
クリスティーナと彼女の夫であるエリックの笑顔を見ていると、つい微笑んでしまう。


それから、風呂場の鏡を磨いた。
風呂場の鏡は、白く鱗状に汚れていて、顔もほとんど見えないほどなのだ。
今まで、クエン酸、ガラスクリーナー、酢、歯磨き粉などで試しても全くダメだったので、今回は車用のガラスクリーナー「キイロビン」と小林製薬の「コゲ落とし洗浄キューブ」の組み合わせでチャレンジしてみた。


落ちる。
100%じゃないけど、頑張って擦れば落ちる。
今まではどんなに頑張ってもとても落ちそうになかったけれど、この組み合わせだと頑張り次第で落ちる。
9割くらい落としたところで「今日はこの辺で勘弁してやる」と言っておいた。
次は夏か、その前に転勤になれば、もうしないかもしれないなって思った。


部屋の蛍光管を、NECの「ホタルック」に取り替えてみた。
確かにスイッチを切った後もしばらく緑色に淡く光っている。
気に入ったので、これから実家の蛍光管も、だんだんとこのホタルックに替えようと思った。


手塚治虫のマンガ「ばるぼら 上・下巻」(角川文庫)を読んだ。


ばるぼら1

ばるぼら2

「ばるぼら」という不思議な少女と、ベストセラー小説家がふとしたことから一緒に暮らし始める。
実はばるぼらは魔女で、小説家はだんだんと「ばるぼら」なしでは生きて行かれないようになり、精神が崩壊していくって話なんだけど。
ストーリーはイマイチだった。ばるぼらが魔女っていうのも唐突な感じがしたし。


DVDでマーク・ウォルバーグの「ザ・シューター 極大射程」、ライアン・フィリップの「カオス」、レオナルド・ディカプリオの「ブラッド・ダイヤモンド」を観た。


「ザ・シューター」は面白かったけれど、深さが今ひとつ。


ザ・シューター

ナポレオンも使ったという砂糖での治療法が気になったが、どうやるのかよくわからなかった。
結末はこれでいいのか?とも思ったけれど娯楽映画としては面白かった。
カメラワークが美しく、最初の戦闘シーンはいつまでも心に残った。


「カオス」は「カオス理論」に隠された謎を解き明かすってことになっているけれど、カオス理論とは全く関係がなく、ただこの理論を味付けに使っただけだ。


カオス

ただ娯楽映画としてはとてもよくできていて、ストーリーも多少の無理はあるもののよく練ってある。
何よりもライアン・フィリップが素晴らしく魅力的で、危険な場所にあえて飛び込んでいく勇気を僕も見習いたいと何度も思った。


「ブラッド・ダイヤモンド」の舞台はアフリカのシエラレオネ。


ブラッドダイヤモンド

僕の幼稚園のときに習ったシスターも、内戦時にこの国の教会にいた。
銃口を突きつけられ、殺される直前までになったが、最終的にはシスターだったために命を救われた。


シエラレオネではダイヤモンドが取れる。
RUF(革命統一戦線)は、このダイヤモンドに目をつけ、その鉱床の上にある村をすべて破壊した。
つまり、殺して焼いて生き残ったものは手足を切断するか、死ぬまで鉱床でダイヤモンドを掘らせた。
そして、そのブラッド・ダイヤモンド(血まみれのダイヤ)は、大手のダイヤ仲介店を通じ、世界中で売られて「給料3か月分のお金」と引き替えに消費者の元にたどり着く。


RUFは暴行に次ぐ暴行をし、ダイヤモンドを背景とした豊富な資金源をバックに、拉致した村の少年たちを麻薬漬けにして強力な銃を持たせ、村人の殺害に走らせた。
母はよくこのシエラレオネにいたシスターに紙やノート、鉛筆などを送っていたが、結局何一つとしてシスターには届かなかった。
「どういうことなのかしら」と言っていたが、この映画を観るとその理由はとてもよくわかる。
郵便物がまともに届くような、政治状況ではなかったのだ。


この映画の冒頭に「ダイヤモンドを巡る内戦で数千の命が失われ、何百万人もの人が難民となった。ダイヤモンドなど見たことのない人達だった」という文章が流れる。


ヒストリー・チャンネルの番組では大手の仲介業者は、紛争ダイヤには手を出していないと言うが、何をもって「紛争ダイヤ」というかは定義付けが難しく、抜け道がいくらでもあるのが現状だといっていた。


映画そのものはディカプリオの演技もジェニファー・コネリーの美しさも、それから映画を通じて訴えるメッセージも、力強い。
特にディカプリオは、本当にアフリカで生まれた白人で、9歳の時に母親は強姦されて殺され、父親は首を切られて吊らされた経験がある、ような人間に見えた。すごい演技力だ。
カメラワークも音楽もよく、本当のアクション超大作だ。
この映画は本当に多くの人に観てもらいたいし、ダイヤモンドの消費国である日本人こそ観るべき映画だと思う。


エドヴィッジ・ダンティカットの「息吹、まなざし、記憶」(DHC)も読んだ。


息吹まなざし記憶

(ちなみにDHCは化粧品も扱っているけど、もともとは翻訳会社。DHCはDaigaku Hon-yaku Centereの略。Daigaku ってのがいいなあ。)
ハイチで叔母に育てられた女の子がニューヨークで母親と暮らし始める。
母親は毎晩、その女の子の処女が守られているかどうか、処女膜を確認する。
その女の子はそれが嫌でたまらず、ある日、自分で膜を破り、知り合いのミュージシャンと家を出る。


その母親も少女時代に、祖母に同じように検査をされていたが、ある日強姦され、その時にできた子供がその女の子だった。
ハイチで暮らす人々が、自分の娘を処女のまま嫁に出そうという気持ちは、信仰に近い。


こんな話がある。
ハイチの大金持ちが貧しい少女を妻にした。彼女が処女だったからだ。
初夜の晩、夫は白いシーツと濃いヤギのミルクを用意した。
新妻の初夜の血を一滴垂らして飲むつもりだったのである。
だが、初夜の晩に、妻は出血しなかった。
いろいろ試したが、出血しなかったので夫は妻の股を切り裂いた。
血は流れ続けて止まらず、妻は死んだ。
葬式の日、妻は処女だったという証として、血に染まったシーツが葬列に加えられ、墓地で夫は少女の血を垂らしたヤギのミルクを飲み、泣いたのだという。


血を垂らして飲むなんて、とてつもない話だと僕は思うけれど、そういう文化なのだから、そのことについては何とも言えない。


ただ、処女検査の話はともかくとして、親や娘を思う気持ちというのは、本当に普遍的なものなのだなと、このハイチの本を読みながら思った。
でも、この本、評判の割にはあんまり面白くはなかったなあ。
でも買っちゃったので、次回は同じ人の書いた「クリック?クラック!」を読むつもりです。