長野市に出張をした。帰りに、バスの時間待ちで、駅前にある平安堂という本屋に入った。

上の階に行こうと、エスカレーターに乗ったとき、5段ほど上にスカートを履いた女子高生がいた。どういうわけか、制服のスカートがめくれていて、パンツが丸見えになっている。

最近、フレッシュ・アンド・ボーンというバレエのテレビドラマを見ているせいか、パンツを見ても特別な感想はわかない。バレエは薄い下着のような服しか身につけていないの
で、見慣れてくるとそんなものかと思ってしまう。

彼女は次の階でエスカレーターを降り、僕はさらに上の階を目指していた。結局、声はかけないままだった。実際、なんて声をかければいいのだろう?「パンツ丸見えだよ。」なんて声をかけた方がよっぽど失礼という気がした。

なんとなく罪悪感を感じたが、「あんまり考えないようにしよう。」と思った。「丈の短いスカートを履くと決めた時点で、そんなことが起きることは織り込み済みです。」なんて言われたら、なんだか情けないしなあ。

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今週は暇になるかと思っていたら、なんだかすごく忙しくなってきた。入院する前から電話をよくかけてきていたクレーマーと久しぶりにお話をした。相変わらず、自分勝手な意見を言う。

こちらも反論をするが、法律用語をわかりやすく話すのがだんだんと面倒になってくる。時間ばかりがかかる。

生産性の全くないまさしく無駄な時間だが、こういう費用対効果の全くない仕事こそが、重要だったりする。電話を叩き切りたい衝動に駆られるが、それをするときっと何か大きな問題が生じるのだろう。まあ、言っても仕方がないことだけど。

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土曜日に災害予防の講演会に行った。2時間近くの講演会だった。
俺が講師だったら1時間で終わる内容なのに、やたら出し惜しみをして引き延ばす。

すごく重要な講演だという前評判だったが、得たことはほとんどなかった。
何度も眠りそうになった。眠らなかったのは、会場がとても寒かったからだ。

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土曜日の夜は地元の役員会があって、出席した。地元の役員も3月でおしまいだ。

小さな飲み会もあって、それなりに飲んだ。久しぶりに会う地元の人たちも多かった。なんとか1年が過ぎようとしているんだなあ、と思った。

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なかなか気象の勉強に手が伸びないので、気象の映画でも見たら気が変わるんじゃないかと思った。それで、サイレント・ワールド2011という災害映画を見てみた。

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「地球で最も寒いところは中間圏です。」なんてところから話は始まる。上空に行くと寒くなるけれど、対流圏を抜けて成層圏に行くと今度はだんだんと温かくなってくる。オゾン層があるので、そこで紫外線が吸収されて暖められるのだ。

中間圏はその上にある。確かに寒そうだ。

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オゾン層が環境破壊によって壊され、それで、中間圏の冷気が地球に流れ込み、地球が一気に氷河期へ。という映画だ。

arcticblast2

なぜか、東京やロンドンも冷気に襲われる。オゾンホールというとなんとなく南極のイメージがあって、東京にオゾンホールというのが今ひとつピンとこない。

主人公は科学者で、最後にオゾン層を復活させる仕組みを考える。ICBMでヨウ化なんとかという化学物質を打ち込むと、連続して雷が起きて、オゾン層が復活するのだそうだ。

そして、その通り、見事復活。めでたし、めでたしっていう映画なんだけど、すべてにわたってチープなB級映画だった。

見終わった後、勉強始めるのかなあ、と思ったけど、そんな気にはとてもならなかった。

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フレッシュ・アンド・ボーンというアメリカのテレビドラマも見終わった。シーズン1ということだったが、視聴率が悪く、シーズン2は作成されなかったのだそうだ。だから、これからドラマがどうなるのか、さっぱりわからないまま終わってしまった。

fleshandbone

このドラマは、バレエが主題なので、出演者もバレエの動きを再現しなければならない。おそらく、肉体的にはとてもハードな作業なのだと思う。体のきしむ音が聞こえてくるような、息の詰まるドラマだった。

確かに、Xファイルのようなばかばかしさもなく、一般受けはしそうにないドラマだったけれど、続きが見たかった。どうなるのか、気になって仕方がない。
会議中に警察から電話がかかってきた。もちろん、出られない。
会議終了後、留守電を聞いてみる。「免許停止の件で話がしたい。」と言う。
もしかしたら、6か月間の免許停止というのは間違いで、もう車に乗っても大丈夫、という話ではないかと期待をする。

電話をかけてみる。
「あなたの住所には、-1という地番が付くのですか?」という内容だった。
「どうなんだろうなあ?住民票の住所には付いているけれど、住居の表示にはついていません。」
「そうなんですか。わかりました。ありがとうございました。」
それだけ?と思った。
「あの6か月の免停のことなんだけど、起算日を意識を失った日とか、なるべく前にできませんか?」
「それは無理です。ICDを入れた日からになっちゃいますね。」
「そうですか。」

そんなわけで、免許停止の話は終わった。

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ところで、6か月間の免停期間中、車はどうしたらいいのか?今年の4月には引っ越しも考えられるので、近くの車屋さんに相談してみた。

「いいですよ。うちで預かります。」
簡単に引き受けてくれたので驚いた。まだ引き渡しはしていない。
スバルの大きな看板が目に浮かぶ。次の車はスバルを買うことになるんだろうなあ、と思う。

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金曜日に他の部署の若手が、「飲みに行きましょう。」と誘いに来た。

正直、体調はいまいちだったが飲みに行った。どこかセーブして飲んでいたので、そんなに重い二日酔いにはならなかったが、それでも1時過ぎまで飲んでいた。
それなりに楽しい会だった。店は5件はしごした。

翌朝は9時頃に起きた。頭が痛く、声もおかしかった。どうして、こんなに飲まなくてはいけないのか?心臓が止まって生まれ変わっても相変わらずだと軽い自己嫌悪に陥った。

翌日に姉が電話をかけてきて、声がおかしいという。「飲み過ぎだ」と言ったらあきれられた。

何かスーパーで買ってきてほしいものはないかと言われたので、サンチュとササミを頼んだ。夜になって、姉が大きなサバやイチゴといっしょにサンチュやササミを買ってきてくれた。ササミを焼いて、サンチュでキムチやチェダーチーズを一緒に包んで食べた。

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どうしても、自分のなかで1月31日の気象予報士の学科試験を受けられなかったことが、残念で仕方がない。受かるはずの学科試験だった。いろいろで悔しく、それを理由に勉強にも手が伸びない。

ただ、そんなことばかり言っていても無駄なので、英語の勉強をしたり、少しは気象の勉強も始めようと思っている。

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007の旧作、「ロシアより愛をこめて」を見た。
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https://youtu.be/ncQ4-NFGIEw
大したアクションもなく、ジェームス・ボンドもジョークを言っては女の尻を追いかけているばかりで、ほとんど寅さんと変わりない。古き良き時代という言葉が思い浮かんだ。

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ただ、ナポリやイスタンブールの街並みは美しく、昔の日本人は007を見ながら、観光旅行をしたような気分でいたのだろうな、と思った。きっと寅さんもそんな気分で見ていた人は多いのだろう。

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どうってことのない映画だったが、今の俺には難しい映画も重すぎるので、これくらいがちょうどいいのかもしれなかった。

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アメリカのテレビドラマ「フレッシュ・アンド・ボーン」(直訳すれば筋肉と骨)を6話まで見終わった。

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https://youtu.be/uWyDNcWqHq4
舞台はニューヨーク。世界中からバレリーナが集まり、そして訓練を受け、そのほとんどは報われない。

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報われたわずかな人たちの物語だが、それもまた過酷な世界だ。レベルは違っても、日本のアイドル業界もこんな感じなのかな?と思ったりする。
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その他、キンドルで大量の漫画を読んだが、どれも心に残るようなものではなかった。



日曜日の洪水注意報への対応に行かなくてはならなかったので、確かに日曜日も出勤したが、月曜日から本格的に仕事を始めた。

月曜日と火曜日は、昼休みも取れないほど仕事が溜まっていたが、水曜日に通常のペースに戻すことができた。

金曜日までは姉の家から職場に通った。実家に帰って来られたのは、土曜日になってからだった。

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心肺停止状態が一般市民に目撃されたとき、一般市民の心肺蘇生が行われるのが51%。その後の1か月生存率は14%、1か月後社会復帰率は9%程度なのだという。

AEDを受けた後、意識を取り戻さず、全く身体に動きがない状態の場合だと99%は植物人間になるらしい。僕はこのケースだったので、医師からは「危ないし、助かっても重い障害が残る可能性が高い。」と言われていた。

1か月で社会復帰して、普通に仕事ができるのは、なかなかレアケースらしい。結局のところ、初期対応が素晴らしかったということにつきると思う。

ジムの人に改めて話を聞いた。

僕は筋トレのあと、ランニングマシンに向かう途中で、仰向けに倒れた。ジムの方が「大丈夫ですか?」と声を掛けたら、何か答えたそうで、それなりの意識はあったとのこと。その後、脈がだんだんと振れなくなり、心臓が止まりそうになったので、心臓マッサージ、
人工呼吸をし、AEDをした。1発目では効かず、2発目が効いたらしい。

息を吹き返したとき「体がほしがっていたんでしょうね。ものすごい腹式呼吸でした。」ということだった。スタッフも周りにいた人たちも「頑張れ、頑張れ。」と声をかけながら、救急車に乗せてくれた。

救急車にはドクターが乗っていて、処置をしてくれた。確かに微動だにしなかったけれど、ジムの人はきっと回復するという確信があったそうだ。

感謝しても、しきれるような話ではない。体が復帰したら、またジムにも戻りたいと思う。

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そして、土曜日には大雨注意報が出た。僕は当番ではなかったが、いつでも職場に行けるように待機をしていた。

大雨注意報が解除された後、かなり激しい雨が降った。事故がないことを祈っていた。雨がやんだときには、ほっとした。

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日曜日の朝は、お見舞いをいただいた方々に快気祝いを持ってお礼に伺った。歩きながら、体力がだんだんと快復してきているのを感じた。

この一週間、仕事中でもあまり心臓とは関係なさそうなところがあちこち痛かったが、それもかなり軽減されてきた。痛み止めは「いつか飲もう。」と思ったまま、今までのところ飲まずにいる。

日曜日は、朝、緊急電話対応があったが、大したことはなかった。

部下に腹筋マシーンをプレゼントすることにしていた。午後には取りに来てくれたので、あげてしまった。

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体が痛くてたまらないときに、アクション映画でも見て、体の痛みを忘れようと思った。それで、007の「スカイフォール」を観たのだが、途中から、この映画を観たことがあることに気がついた。
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「2度目かあ。」
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あまり真剣に観る気もなくなり、だらだらと眺めていた。それなりには面白かったが、2度も観るような映画ではなかった。

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ダヴィド・ラーゲルクランツの「ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女」の下巻を読み終わった。

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日曜日の午後にアマゾンから届けてもらった。そして、もう読んでしまった。人工知能から、汚職、そして殺人まで、すそ野を大きく広げてしまい、回収できるのかと不安だったが、見事にすべて回収し終わり、雑誌「ミレニアム」も復権させた。

そして、やはりこの本は、主人公のミカエルでなく、リスベットが真の主人公だ。彼女の活躍がすべてだと言ってもいい。

この本で印象深かったのは、忠誠心についての言及だ。
「われわれ警察官にとって、忠誠というものの意味は見かけほど単純じゃない。忠誠にもいろいろある。そうだろう?法への忠誠は当然だが、一般市民への忠誠、同僚への忠誠もある。上司への忠誠、自分自身、自分のキャリアに対する忠誠もある。みんな承知していると思うが、こうしたいくつもの忠誠心が互いに矛盾し合うこともある。仕事仲間を庇おうとして、一般市民への忠誠が足りなくなってしまうこともあれば、上司からの命令を受けて、そちらへの忠誠が、本来われわれの同僚に対して持つべきだった忠誠心と食い違ってしまう場合もある。」

読んでいて、確かにそうだよな、と思った。

仕事で、ある組織を立ち上げたとき、上司が組織の規則を作成してきた。俺から見ると穴だらけでバカバカしいような規則だった。

同僚が「こういう規則があるとやりやすいですね」などとゴマを擦る。俺は何も言わずに黙っていた。満足そうな上司と、くだらない規則を何度も見返した。形式的にも実質的にも規則の体をなしていなかったが、黙っていた。1条に書いてあることがまた4条にも出てくるといった、頭が痛くなってくるような規則だ。

あのときどうすればよかったのか。別に内輪の組織なので、規則なんてなくてもいい程度のものだった。黙っていて正解だったと思うが、正直な感想を言うのも、正しい態度だったのかも知れないと、ときどき考えてしまう。

それにしても、ミレニアム3までの作者の急死を受けて、別の作家が書いたミレニアム4だが、よくここまでレベルをキープして書いてあると思う。すごい才能だ。
火曜日に病院を退院した。退院後は姉が車の運転をしてくれた。

いろんな書類をいろんな役所に提出しなければならず、それから、いろんな人にお見舞いのお礼をしなければならず、それなりに忙しかった。

どうやら、ICDを体に埋め込むと6か月間の免停になるらしい。医者に言われて、その手続きをしに警察にも行った。

地域の役員もしていたので、それを代行してもらったお礼や、地域の新年会を俺のせいで中止にしたことのお詫びも、これからしていかなくてはならない。いろいろとややこしい。

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退院後、基本的には姉の家で過ごしていた。いつからでも働けるつもりでいたが、体がときどき痛くなることがあり、なかなか思い通りにいかない。左の鎖骨下にある傷口とは関係なさそうな、右肩や腰が痛くなる。一応、痛み止めも2錠ほど処方してもらってきたが、それを飲むほどの痛みではない。

左肩の鎖骨下に入れた装置は、300万円もするような装置らしい。ただ重さもあり、まだ体にフィットした感じがしない。傷口も閉じてはいるが、縫い目を未だに見ることができる。走ったりすると、落ちるような気がして手で支えてしまう。慣れるまでには1年間くらいかかりそうだ。

それから、長期間入院していたせいか、急に立ち上がったときに軽い立ちくらみがする。随分軟弱になってしまい、情けない話だと思う。

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そして、明日から勤務の予定だったが、まさかの洪水注意報が出て、今夜からいきなりの徹夜出勤になりそうだ。

やれやれ。

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村上春樹の「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」(文春文庫)を読み終わった。
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高校時代を名古屋で男3人女2人の仲間5人で完璧に過ごした男の話だ。東京の大学に行ったあと、残った4人から絶交され、そのことがずっとキズになっている。なぜ、絶交されたのか、理由はわからない。

中年間近を控えて、彼は絶交された理由を振り返る旅に出る。そこで、衝撃的な事実を知る、というストーリーだ。

村上春樹の本では、一番大きな敵は、だいたいいつも自分自身のなかにある闇の部分。外敵がいて、そいつをやっつけようぜ、という話には、基本的にならない。

だから、トーンはいつも暗く、成功しても失敗しても、「やったー!」と拳を天に突き上げるような展開にはならず、相変わらず暗いままだ。

今回もずーっと暗いトーンで話が進む。ラストまで、暗さは変わらない。

ただ、村上春樹の本の優れているところは、音楽の趣味が徹底的にいいことで、今回のテーマになっている、ラザール・ベルマンの演奏する「巡礼の年」という曲も、きっと内省的な素晴らしい音楽なんだと思う。この才能には、他の作家が追いつけていない(「ボブ・ディランやビートルズがいい。」なんて書いている作家はどうかと思う。スパゲティはナポリタンがうまいって書いてあるのと同じくらいばかばかしい。)。

この本が面白いかどうかはなんとも言えない。俺には主人公の悩みが深くてめんどくさかった。「もっと明るく考えようぜ。」と肩を組みたくなってくる。でも、それなりの魅力は相変わらずある。ただ、サラリーマンがこの本を読んで「明日も頑張るぞ!」と発憤するようなことだけは絶対にないと、それだけは断言できる。

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ダヴィド・ラーゲルクランツの「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」(早川書房)の上巻を読み終わった。
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ミレニアム3まで書いていたスティーグ・ラーソンが亡くなり、残念に思っていたのだが、こうして続編が出るとは思わなかったし、そしてまた、相変わらずの水準をキープしていることも驚きだった。

主人公のミカエルはもちろんのこと、ハッカーのリスベットがさらにパワーアップしていることが嬉しい。そう、ミレニアムの真の主人公はいつだって背中にドラゴン・タトゥーのある女、このリスベットだ。

今回のテーマは人工知能。現在、コンピューターの進化スピードは18か月で2倍になっているらしい。人工知能が人間の脳を超える日が来たとき、昼夜進化し続けるコンピューターは賢さにリミットがなくなる。人間だって作れたのだから、より賢いコンピューターをコンピューターが作れないわけがない。

人間とマウスの脳の能力差は100倍らしいが、人工知能が人間の脳を超えた途端、100倍の能力差などあっという間についてしまう。人間にとってのマウス以下の存在に、人間はたちまちなってしまう。

今回はそういう哲学的な話がベースとなりながら、その最先端をいく科学者が殺害されるという事件が発端となっている。

2箇所の書店に行ったが、なかなか下巻が手に入らない。早く続きが読みたい。
職場でプレゼンをする必要があった。

10を超える論文概要のなかから、2題だけが選ばれる。選ばれた人は内容についてプレゼンをする必要がある。僕の論文概要が採用されたので、僕は選ばれなかった人の分まで努力するつもりだった。

1月18日の月曜日に、ようやくプレゼン内容がまとまった。あとは細かな内容や図表の入れ替え戦を残すのみだった。締め切りは22日の金曜日だったので、ここまでくれば余裕だと思っていた。

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気象予報士の試験勉強の必要もあったし、プレゼン内容の最後の詰めをしたかった。それで19日の火曜日の午前中に、半日の年休を取った。そして、試験勉強をしてプレゼンの手直しをしたあと、スポーツジムに行って、汗を流した。

スポーツジムでは15分のサイクリング、4種類の筋トレ、30分のランニングをいつもルーチンにしている。

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いろんな人の話をまとめると、どうやら、4種類の筋トレ最中に、俺は意識を失って倒れたらしい。心臓麻痺だった。スポーツジムの人が落ち着いて、AEDを操作して除細動をし、救急車を手配して命を救ってくれたのだという。

ジムのスタッフは、俺が倒れたあと、AEDをしてくれた。その後、心臓マッサージ、人工呼吸をしているうちに、息を吹き返したのだという。

その昔、職場の先輩が、転勤先で飲んだあと、心臓麻痺で死んだことを思い出した。それに比べれば、適切な処置を受けることができて、俺は本当にラッキーだった。

病院に運ばれたとき、心臓は動いて呼吸はしていたが、意識は戻らなかった。普通、運ばれてきたときに、意識を取り戻すとか、無意識な動作をするとか、何らかの動きがあるらしい。ところが、僕の場合、全く動かなかった。

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それから、俺自身は48時間の低体温治療というのを受けた。意識はずっと戻らず、21日の木曜日の昼過ぎにようやく意識が取り戻した。確かに48時間くらいかかっている。

俺が意識不明の間、会社の所長以下、多くの人が心配して病院まで来てくれた。でも、会えずに帰ったのだとあとから聞いた。「意識が戻らないので、どうなるかわからない。助かっても大きな障害が残る可能性がある。」と伝えられたらしい。姉が泣いていると、所長が来て「お姉さん、きっと大丈夫ですよ。」と励ましてくれた。

意識がはっきりしてから、所長が見舞いに来た。「意識が戻らないし、お姉さんも泣いているし、俺もこれは危ないと思った。だから、急いで実家に戻って、礼服を取って来たよ。三途の川で引き返してきてくれてよかった。」そう言って笑っていた。

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意識を取り戻したとき、最初に見たのは病院の天井に貼ってあるダイロートン(岩綿吸音板)だった。40Wの埋め取り付けでカバー付きの蛍光灯がダイロートンを挟んで、左右に3本ずつ並んでいる。単価の高そうな部屋だと、真っ先に思ったのがそのことだった。

気がついたあと、何人かの医師と話をした。中学時代の同級生の外科医も来て、短い会話をした。いろいろなことを話した気がするが、詳しい内容は覚えていない。

病室に運ばれたあと、姉が来た。いとこの奥さんが日帰りで東京からお見舞いに来てくれて、細々としたことを処理してくれたと教えてくれた。

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病室のベッドに寝ながら、気象予報士の勉強をしていたら「俺、学科だけなら相当な確率で受かるな。」という気がしてきた。

それから、姉にパソコンを持ってきてもらった。パソコンの上だけなら、仕事をしてもいいと言われていたので、プレゼンと論文を23日の土曜日から24日の日曜日の午前2時頃までかかってまとめた。締め切りを過ぎてしまったが、まだギリギリ間に合うような気がしていた。

プレゼンと論文ができあがると、どうして俺はいつまでも病院のなかにいるのかとフツフツと疑問がわいてきた。それで、その足で、点滴セットやら心電図モニターをぶら下げて、ナースステーションに夜中に行き、退院させてくれるように頼んだ。
「月曜日にはプレゼンをしなくては。それから大事な会議がいくつも…。」
「明日、主治医に相談してください。」年配の看護師さんからそう言われた。

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「俺、もう退院したいんだけど。」24日の日曜日に姉や彼女の夫に言ったら、怒られた。
まだ、検査も治療も途中だということだった。気象予報士の試験も受けられないことを改めて理解した。

その上、医師からは、心臓カテーテル検査(手首から管を入れ、心臓血管に造影剤を入れて様子を見る)やら、場合によっては、小型の自動AEDを体内に埋め込む手術が必要だと聞いた。

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25日の月曜日に、部下に病院まで来てもらい、論文やプレゼン原稿を手渡した。上司も一緒に来た。

「プレゼンはもうできないとして、会議がいくつもあるのに、俺はどうしたらいいのか?」そう聞くと「少し休んだ方がいい。」と言われた。

職場は、俺以外の力でも十分支えられているのだという認識を持った。確かに、その通りなのかもしれない。それから、俺自身、まだ能力が快復し切れていない気もしていた。

夜など、夜8時には寝てしまう。それから、時間がやたらと過ぎるのが早いのは、それだけ俺の動きや能力が緩慢なのだろうと考えた。

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地元の仲間がお見舞いに来てくれた。それから、フェイスブックに「心臓麻痺で意識を失って、入院した。」と書いたら、世界中の友達からメッセージが届いた。ありがたく思った。

それから、ジムのコーチの方々が適切な人工呼吸や心臓マッサージができたこと、AEDを使いこなせたこと、そしてAEDがまともに動いたこと、病院のドクターが適切な処理をしてくれたこと、そのどれもが欠けても、俺は死んでいたのだという思いを改めてした。

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28日の木曜日の夕方には、心臓カテーテル検査があった。手首の動脈からカテーテルを入れ、心臓まで入れる。カテーテルから、造影剤を流し込み、心臓の形や血管を確認する。

ちなみに、手首の動脈はひとつの手首に2本ある。手首の真ん中にあるのは静脈で、リストカットで死のうと思って切るのはここだ。でも、ここではなかなか死ねないらしい。その左右に動脈がある。今回はそのうちの1本をカテーテル検査に使った。

大きな画面を複数の医師が見守りながら検査が進む。局所麻酔だったので、僕もずっと見ていた。画面はすべて録画されている。

その後の先生の説明で、心臓の血管には問題がなく、心臓の形も不整脈の危険性が低いことがわかった。ただ、現実に不整脈を起こして死にそうになったので、体の中に、小型の自動AED(ICD)を入れたいという。

迷ったけれど、入れることにした。ただ、今後は海外旅行のたびに、ICDを体に入れていることを申告しなくてはならない。また、電磁波を発生させるものに近づかないように言われたが、電磁波を発生させるもののなかに全自動麻雀卓が記載されていた。「麻雀ができなくなるのか。」と少しショックだった。

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手術日は2月1日の月曜日だった。3時間ほどの手術が予定されていた。

手術室に行く前に、姉と握手をした。たぶんシスターの誰かにもらったのだろう。ルルドの聖水というのを手に垂らしてくれた。

朝10時から手術が開始した。手術台の上で、このまま目覚めなかったらどうなるのだろう、ということを考えていた。

手術は4時間ほどで終了した。ICDを入れるポケットを作らなくてはならないのだが、もちろん、そこには血管が走っているので、切るたびに出血する。その出血を止めながら作るのだそうだ。

僕の場合、出血が多く、そのためにかなり時間がかかったのだという。

意識を取り戻したとき、いろんな人に声をかけられたような気がするが、答えるのが面倒だったことだけを覚えている。

その日の夜は、切った傷口よりも、なぜか反対側の肩が脈打つように痛く、なかなか眠れなかった。痛み止めの追加を頼んだが、断られた。

翌朝になって、痛み止めを飲んだら、肩の痛みはあっという間に消えた。傷口の痛みは深い痛みはなくなり、表面上のチクチクとした針の痛みだけがいつまでも残った。

4日の木曜日に胸から、傷口からの血を吸い出すドレーンが抜かれた。病室のベッドの上で、ドレーンを抜いた傷口を、先生が縫ってくれた。麻酔なしだったので、猛烈に痛く、耐えられたのは2針までだった。恐れていた3針目はなかった。心身ともにほっとした。

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8日の月曜日に抜糸をした。抜糸と言っても、基本的にはホッチキスだった。血もほとんど出なかった。

9日の火曜日に退院した。外は雪が降っていた。今日からしばらくは、姉の家に住むことになる。

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植芝理一の「謎の彼女X」(アフタヌーンコミックス)を全12巻読み終わった。
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よだれを流して寝ていた女の子に惚れてしまう高校生の物語だ。俺には、よだれを流して寝ている女の子がかわいいという認識は全くない。しかし、結局のところ、実はその女の子はアイドル顔負けの美少女で、運動神経もプロポーションも抜群という才能を隠している。

よだれの交換という、そんなにうらやましくもないしピンとこない日課をこなすが、キスは最終巻まで含め1回もしないという珍しいラブコメディだった。

女の子は、パンツに恐るべき能力を持ったハサミを差し込んでいる。主人公の性格がいいこともあるけれど、彼は、彼女の思いをくみ取り、ひたすら優しい。逆らうと、ハサミで何もかも粉々にされてしまう。美少女に従う幸せっていうのもありだな、とは思う。似たコンセプトの漫画があったよなあと思い出そうとした。あだち充の「みゆき」がこんな感じだった。

ただ、大人になった今、物足りなく感じるのは、主人公に状況をコントロールする意欲が乏しく、努力をする姿も見られないことだ。どのタイミングで彼女に振られても、今の状況では主人公は何もできないだろう。はっきり言って、女の子を崇拝しすぎだと思う。

しかし、まあ、高校生の物語なので、もはや俺には神話に近く「気持ちはなんとなくわかるけど、なんだかもったいない生き方だなあ。」というのが、正直なところだった。それから「この時代に戻っていろいろとやり直したいなあ。」と、この主人公の少年の生き様を見ながら、思った。

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中島俊夫の「気象予報士かんたん合格解いてわかる必須ポイント12」(技術評論社)を読み終わった。
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実際の試験に沿った内容となっていて、その点では優れた問題集(参考書?)だと思う。また、問題の選び方にもセンスがあり、取り上げている問題は良問が多い。

この著者プロフィールを見ると特技はイラストと歌うことらしい。ただ、正直「痛い」。劇中と思わしい著者近影は「そういう人なのか。」とまだ、苦笑いをしながら見ることができたけれど、問題集記載の全く意味不明のイラストには腹が立った。

「どーん。雪だるまを作ろう水滴君」とか「夏はどこでも暑いペラ。暑いね天気図君。パタパタ。うちわだよ」などは落書きレベルで、なぜ、このイラストを載せる必要があったのか理解に苦しむ。

瞬間的に解けるような問題はほとんど解説を無視したが、解けない問題は真剣に解説を読んだ。解説内容は素晴らしい。ただ、重要な図表の隣にこの無意味なイラストを見るたびに、問題集を壁に投げつけたい気持ちが沸騰した(投げつけなかったけど。)。

作者によると「少しでも難しい問題を楽しく感じていただけるように、たくさんのキャラクターたちが本書を盛り上げて」いるそうだが、このイラストで楽しく感じることができるという人がいたのだろうか?役立つイラストを載せるなら格別、そうでなければ、こんな落書きは不要だ。理解の障碍にしかならない。

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そう言えば、病院の図書コーナーで大島弓子の漫画「綿の国星」の一部を読んだ。実は中学生の頃から読みたかった漫画だった。
cottonstar

読んでみたら、思春期の女の子の感性が爆発したような漫画で、早々に挫折した。昔の女性漫画家はいくつになっても乙女だったんだなあ、と思う。

漫画にリアリティは全くなく、そして俺はもはや中年の男で、リアルでないと物事の判断がつかない。この「綿の国星」はかつて女の子がつけていた猫耳の発祥漫画とも言われている。中学時代だったらまだ読めたのかもしれない。

猫耳どころか、ウサギの格好した女の子にビールを届けてもらえる年になると、もう、この乙女の感性には全くついて行けない。つまらない大人になったことを実感した。残念ではあった。

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佐々木実の「市場と権力「改革」に憑かれた経済学者の肖像」(講談社)を読み終わった。竹中平蔵の行った「改革」とはいったい何であったのかを見返す内容になっている。
market

俺がとっても驚いたのは、日本で誰も知らない改革内容が、アメリカには流れていたことだった。「改革」の援護射撃のために外圧を利用していたのだという。誰も内容を知らない改革内容について、アメリカは早々に「支持」を表明している。

竹中の公の顔と民の顔の使い分けにも腹が立つが、このような閣僚にしてやられちゃうあたりが、日本の政治やマスコミのへなちょこなところだな、と思った。

ただ、この本を読んでも思ったのは、竹中が優秀だということだ。英語もできるし、議論も上手だ。偉い人につけ込むスピード感と能力もある。夜、英語学校に通い、また夜の9時から仕事に戻ったなどという話には感心もした。

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フランク・オスキーの「なぜ「牛乳」は体に悪いのか医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害」(東洋経済)も読み終わった。
milk

牛乳は子牛の飲み物で、人が飲むものじゃない、という主張がベースになっている。牛乳がどんなに体に悪いのか、いろいろと記載がされている。

残念ながらデータが古く、また日本のように完璧な殺菌をしている国の話でもないので、どこまで真剣に聞くべきなのか悩むところだ。ニキビの原因が牛乳によるなんて説も初めて聞いた。

俺としては、こういう話を聞いてもあまりピンとこない。赤ちゃんは母乳で育てた方がいいという話は理解できたが、それ以外は日本の場合にはどうでもいいような気がした。

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スティーブン・ホーキング博士の「ホーキング、未来を語る」(SB文庫)が病院の図書コーナーにあったので読んだ。
future

読みやすいのでスラスラと読んだが、ほぼ何も理解できなかった。ホーキング博士はおそらく素人にもわかるように書くつもりだったのだろうが、ホーキング博士の考える素人はレベルが高すぎる。

こんな文章だ。
「一方、虚時間は実時間と直交しているので四番目の空間の次元のように振るまいます。実時間でも時間は鉄道の線路のように、始まりとか終わりとかをもつこともできたし、またループ状に回ることもできましたが、それだけです。虚時間は普通の実時間に比べると、はるかに多様で豊富な可能性をもっているのです。時間には形象があるという考えは、この想像上での意味でです。」

確かに、難しい言葉を使っているわけでもないし、わかりやすく説明しようとしてくれているのは「感じる」が、さっぱりわからない。でも、すべて読んだ感想としては、それなりに面白かった。
仕事でプレゼンをしなければならない。スムーズに説明できるという自信があったのだが、研究を重ねているうちに、かなりグレーなやり方だと言うことに気がついた。本当にこんな発表をしていいのだろうか?当日は会社以外の人も聞きに来るのだという。どう説明するべきなのだろう?夜、いろいろと考えながら寝ることが多い。

たぶんその事が原因で、自分が講演している間にメモを紛失するという夢を見た。手に持っていたはずのボールペンで書いたメモがいつの間にかなくなっていた。

講演は中止となり、どこでメモをなくしたのか、講演会場にいた多くの人が探してくれた。しかし、メモは見つからなかった。ゴミ箱のなかも探そうかと思ったところで目が覚めた。

どうしてこんな夢を見る必要があるのか、俺にはさっぱりわからない。

最近、細胞を擬人化したマンガ(清水茜の「はたらく細胞(シリウスKC)」)が売れているらしい。
workingcell

俺も1巻だけ読んだ。当然のことながら、細胞の世界で起きていることは、リアルに描けば描くほど、現実の社会では途方もない話になってしまう。出血ひとつでも、赤血球細胞が大量にどこかに行ってしまうのだから。マンガで読んでいる限り、なかなか擬人化は難しいということを実感した。ストーリーも面白くはない。

細胞を擬人化するという発想は大昔からある。俺も京都大学の偉い先生が話していたと言うことを、南伸坊の何かの本で読んだことがある。

人を構成する細胞は60兆ほどだが、それぞれの細胞自身が自分の役割を自覚しているわけではない。自分自身が生き延びるのに精一杯。

人間の社会もそれと同じで、社会も生き物だと考えると、個々の細胞は私たち個人になる。私たちは、勝手に生きているつもりなのだが、それも社会全体では、細胞のようにそれぞれの場所で、それなりの役割を演じさせられている、という話だ。

なかには、がん細胞のように、自分の権力を拡大し続けているうちに、社会自体を殺してしまうようなこともあるかもしれない。そうなれば、自分自身も死んでしまう。

夢から覚めたあと、もしかしたら、今の夢は、俺のなかの細胞が繰り広げているドラマのひとつだったのかな?なんてことを思った。

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今週は、新年会が1つあった。誘惑が多かったものの、きちんと一次会で帰ってきた。翌朝、自分が元気なのを自覚してほっとした。気象予報士試験までの3つの飲み会のうち無事に1つを乗り切り、嬉しかった。

そしたら、翌日、偉い人から会議のお知らせが来た。俺も出席しなくてはならない。そして、夜の宴会にも出席しなくてはならないことになった。せっかく、1つこなしたと思ったら、また1つ増えてしまった。

「もし、人数調整で、誰かを欠席させなければならないようなことがあった場合には、遠慮なく、お声がけください。」と幹事にはメールを打ったが、そんなことはなさそうだった。偉い人たちとの飲み会はストレスが溜まるので、そのあと、二次会に行ってしまいそうな自分が恐ろしい。

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バレンタインデーが近づいてきた。近所のスーパーでも、チョコレートが山積みになっている。

そして、最近、俺はチョコレート中毒になったのか、勉強中でも仕事中でもチョコレートが食べたくなるという衝動に駆られる。

「しょうがねえなあ。」と自分に毒づきながら、コンビニでチョコレートを1箱買ってくる。最近のチョコレートは、また一段と美味しくなった気がする。すぐに食べてしまい、また食べたくなってしまう。

勉強をしているうちに欲求に耐えられなくなり、スーパーに行ってチョコレートを買ってくる。帰りの車の中で、板チョコを一枚食べてしまう。

このままでは、バレンタインデーに自分に高級なカカオを使った超高めのチョコレートをプレゼントしてしまいそうで「それはさすがにマズイだろ。」と自制しているところだ。

誰に迷惑かけるわけでもないしなあ、という思いもあるけれど。

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気象予報士の試験が間近に迫っている。試験対象を学科試験だけに絞ったのは、なかなか賢い選択だったと思っている。

ここからの上積みと維持が大切なのはわかっているけれど、仕事上の懸案や日常の雑事がなかなか自分のなかでこなしきれない。

日曜日には地元のスポーツ大会があって参加した。老若男女が集まり、ゲームに熱中する姿は、なかなかほほえましかった。

賞金も出るのだが、僕のチームは負けて、参加賞しかもらえなかった。それでも、楽しかった。

家に着いたら疲れていて、2時間ほど眠った。起きたら、大雪注意報は出るし、いろいろと面倒なことがあって、また寝てしまいたくなった。

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渡辺潤の「モンタージュ」(ヤングマガジンコミックス)を全19巻読み終わった。
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絵がとてもうまく、ストーリーもよく練ってある。しかし、現代と過去を行き来するうちに、登場人物もどんどんと増えてくる。死にそうだった者も助かり、途中からストーリーを追いきれなくなった。わけがわからないまま最後は惰性で読んでいた。

読んでいて感じたのは、「時代」だった。数多くの若者が、自らの意志で左翼に走った時代が背景にある。本当に国家権力を転覆するつもりだった若者も多かったのだと思う。
その時代が、今の僕たちには理解ができない。

漫画はその左翼を捜査するローラー作戦をする目的で、3億円事件は仕掛けられた事件だとしている。何が真実なのかはわからないし、この漫画が少しは正しいのか、それとも全く間違っているのかもわからない。

いつの日か俺たちが住むこの時代も「昔はよくわからない時代だったんだね」なんて言われるときが、来るのだろうか?
今日は3連休の最終日。ジムにも行ったし、勉強はまあまあの進捗だったけれど、昨日の夜、義理の兄とお酒を飲んで、飲み過ぎ、今はまだ二日酔いで苦しんでいるところだ。

午前中は、ダラダラとベッドの上で漫画を読んで過ごしていたが、午後になって頭が冴えてきたら、仕事でも勉強でも、それから地域の活動についても、俺が今やらなくてはならないことが山積みで、あんまり暇がないことがようやく理解できた。

まず、地域の新年会の幹事長をしなければならないので、その案内を今日中に仕上げなければならない。それから、仕事でも、大事なプレゼンがあり、その資料を作成しなければならない。勉強ももう試験までそんなに日がない。

3連休にいったい俺は何をしていたのか、本当に情けない気分になってくる。

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年明けから、やっかいな仕事の連続で、あちこちに行って、あちこちに頭を下げて歩いていた。あちこちが、半端な距離ではないので、ちょっと大変だった。

俺のスケジュールが空いていると、みんな勝手に仕事の予定入れちゃうしなあ。俺はもめ事担当者じゃないって言いたくなるけど、よーく考えてみたら、もめ事担当者だった。

そして、なかには手強い課題も残ったものもあり、今後も引きずりそうだ。まあ、でもなんとかなるんだろ、きっと。

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考えてみたら、3連休はほとんど家にいた。ジムと姉の家くらいしか行かなかった。勉強はまあまあの進捗だったけれど、もっと進捗してもよかったような気もしている。来週から試験までの休日は、何かしら行事が入ってくるし、これからこなさなくてはならない新年会も3つほどある。

もう2日酔いはこりごりなので、せめて1次会で帰ってきたいと思う。

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トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル ローグネーション」を2日酔いのなかDVDで見た。
missionimpossibleroguenation

https://youtu.be/_Dg3eAwCuVA
トムがピンチに陥り、そしてなんとか脱出する。あれだけの体を鍛えるには、相当な努力をしたんだろうなあ、と映画を見ながら思った。

missionimpossibleroguenation1

娯楽大作なので、特におすすめするような映画でもないけれど、今までのミッション・インポッシブルのなかでは、一番、楽しく見れたような気がした。
missionimpossibleroguenation2

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2日酔いで、やることもいっぱいあって、もう本当に大変なんだけど、でもまあ、頑張りたい。



12月30日の夜、姉の家で年越しのご馳走をいただいた。
午後5時過ぎから飲み始め、午後10時近くまで飲んでいた。帰りのタクシーのなかで、「俺の家の近くに飲み屋があれば寄るんだけどな」なんて考えていた。でも、この時点でかなり飲み過ぎだった。結局、どこにも寄らなかった。

翌日の大晦日は、2日酔いで頭が全く働かなかった。頭ばかりでなく、体が怠くて、掃除もほとんどできなかった。姉から心配した電話がかかってきた。
「かなり酔っ払っていたけど、大丈夫?ちゃんと家に帰れた?」
「帰れたよ。平気だよ。」
実際には平気ではなかった。頭も体も頼りにならないので、仕方がなく、仕事で使うパワーポイントの資料をだらだらと作成した。

昼に風呂に入り、その後、ご飯を食べたら猛烈な睡魔に襲われた。ふらふらしながらベッドに潜り込んで、3時間ほど寝て起きたら、少し頭も働くようになってきたので勉強をした。

勉強をしながら、インスタントのそばを食べて、それで、年越しは終了にした。午後10時過ぎには寝てしまった。寝るときに、俺は、いつから紅白歌合戦を見ていないんだろう?と思ったけど、別に「見なくてもいいか」なんて思った。どう考えたって、俺には関係がない世界の話だ。

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正月はゆっくり起きて、食事をした。

食事の後、何をするか迷っていた。姉が「お守りは、ゴミ箱に捨てるんじゃなくて、神社に返しに行くんだよ。たぶん、新年参りのときには、受け取ってくれる箱が置いてあるよ。」なんて言っていたのを思い出した。

家には母があちこちで買い集めた数多くのお守りがある。
それを、トートバックに入れて、神社に返しに行くことにした。持って歩くと、鈴がチリンチリンと鳴る。うるせえな、と思ったけど、無視することにした。

歩きながら、昔、父親と神社にお参りに行ったことを思い出した。帰り道、父は部下と出会い、挨拶をしていた。俺は比較的長い反抗期からまだ抜け出せず、髪も長髪だった。父の部下が「きれいなお嬢さんですね」などと言い、父が困ったように「男なんです。」と笑っていたのを思い出す。

帰り道、父親は50円玉を拾い、嬉しそうだった。俺はそんな父親を馬鹿にした目で見ていた。そして、その年に俺は大学に入学し、父親にはガンが見つかる。

なんてことのない思い出だけど、全体としては、どこか苦い思い出だ。今となっては自分の幼さが悔しくてならない。

神社には、随分と立派な蓋がついたお札返しの箱があった。お札じゃなくてお守りだけど、趣旨は同じようなもんだからいいか、と思って、その箱の中にじゃらじゃらとお守りを流し込んだ。

それから、お参りをして帰ってきた。

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帰ってきて1時間くらい勉強をした。

ふと、思いついてポストを見に行ったら、思っていたよりも年賀状が来ていた。

年賀状作成のために、僕は筆王というソフトを使っている。返事を書こうと思って、筆王を使おうと思ったのだが、全く立ち上がらない。エラーメッセージに「nullなんとかが見かりません。」と書かれているのだが、何が足りないのか理解できない。「見つかりません」の趣旨だったら、「つ」の字が抜けていると思ったが、問題解決にそんな指摘は意味がない。

ネットで調べたら、ウインドウズのアップデートをする必要があることがわかった。指示通り、アップデートをしてみた。

随分と時間がかかったが、アップデートが完了した。筆王は当たり前のように動いた。よくわからないが「nullなんとか」が見つかったんだと思う。年賀状の返事を書いた。

その頃には、もう昼過ぎになっていた。ジムが午後0時から開くことになっていたので、年賀状をポストに入れつつ、ジムに行った。

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ジムはなかなか盛況だった。音楽を聴きながら、いつものローテーションをこなした。曲はシャッフルしてある。今日は、U2のあと、Sionの曲がかかった。こんな半病人でアル中の曲を聴きながら(わかりづらいかも知れないが、俺的には褒め言葉)、ジムで走っているやつは全国でも俺くらいだろうなあ、と思った。

体重は1.5キロも増加していた。ジムで走ったら、少し減ったけれど、なかなか油断できない体だ。

そして、また月曜日まで、ジムは休みに入ってしまう。

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土日は、酒を一切飲まず年賀状の返事を書いたり、資料作成をしたりした。テレビもダラダラと見ていたけれど、それなりには勉強もした。

近所のコンビニやポストに行く以外は外出もしなかった。緊急電話も入ったが、休み明けに対応可能な案件だったので、職場には行かなかった。

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アメリカのテレビドラマ「ミスター・ロボット」のファーストシーズンを見終わった。とにかく暗いドラマで、ドラマの台詞の半分は、主人公の独り言だ。

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https://youtu.be/U94litUpZuc
主人公は天才的なハッカー。「スティーブ・ジョブス」をありがたがっているアホな世間からは一線を画した存在だ。モルヒネ中毒だが、禁断症状を抑える薬もちゃんと用意をしておく周到さがある。

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ビジネスでもプライベートでも、天才的なハッキング技術を有する彼の前では関わり合った相手は丸裸にされてしまう。そして、その人の裏も表も知っているにも関わらず、人付き合いはへたくそで、孤独に耐えきれず泣いたりする。大金持ちになるチャンスも、あえて見逃してしまう。

mr.robot2

見ていて、かなりイライラする。後半では、主人公がマジでおかしいことがわかってくる。それから、主人公の周りに集まってくるのもおかしな奴が多い。そして彼らは、狙い通りに世界経済を危機に追い込む。

暗すぎるので、人には決して勧めないが、ハッキング技術とはどういうものか、そしてハッカーとはどういう人種なのかを知るには、最適な教材だと思う。そして、主人公の人格態度に腹が立つものの、それなりに面白いドラマではある。

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日本橋ヨヲコの漫画「少女ファイト」(講談社KCデラックス)を今出ている12巻まで読んだ。

girlsfight

熱血女子バレーボール漫画という位置づけで誤りはないと思うが、少年誌の野球漫画とはかなりテイストが違う。

主人公の大石練(ねり)は、小学校の頃、バレーボールに熱中しすぎて、仲間たちに避けられたというトラウマを持つ。そのため、中学時代はバレーボールに対して本気を出さず、ずっと補欠のままだっった。

いつも「私は本気でバレーボールをしていいのだろうか?」という悩みを抱えている。思春期の少女の物語ということなのだろう。少年誌の野球漫画の主人公が「本気で野球をしていいのか?」について悩むことはまずないと思うから。

また、最近の野球漫画では「食べるのも練習のうち」と毎食、限界まで食べる。しかし、この女子バレーボール漫画では、絶食をする。読んでいて「マジで?」と思った。女子だって体を作るなら、食べた方がいいと思うんだけど、跳ぶ競技はカロリー制限が必須なのだろうか?

男子バレーボール部との合同キモ試し大会やデートなど、バレーボール部は楽しそうだ。「男と夜遅くまで遊んでいたので、朝練遅刻しました。」なんてことも日常だ。

この漫画がリアルに近いのか、それともほど遠いのかは俺はわからない。ただ、賭けバレーボールに参加したのに、主人公が所属するバレー部の選手が参加したときだけは、賭けが行われなかった、などという都合がいいストーリーが展開されるのを見たときは、ばかばかしいと思った。

それなりに面白いが、ファンタジーだと思って読むのが正解だと思う。まあ、少年誌の野球漫画だって、ファンタジーって言えばその通りだけど、それよりももっとファンタジーで、バレーボール以外の話が厚い。特に勧める気もないし、続きも読むかはわからない。
年賀状を印刷しようと思った。僕はそんなに年賀状を数多く書くほうではないけれど、それでも、それなりの枚数がある。

宛名を選んで、連続印刷にかける。随分とかかりそうだったので、別の部屋で雑用をした。数分経ってから、部屋に戻ると、印刷は既に終了していた。

黒インクが薄く、どの年賀状も薄墨で宛名を書いたようになっていた。「このまま出したら失礼だろ。」と思ったので、ヘッドリフレッシング等をした後、もう一度、同じ年賀状をセットしなおして印刷した。

前よりは黒色は濃くなっていたけれど、微妙に漢字がずれて、「あれ、俺、乱視が進んだのかな?」という状態になっていた。
迷ったけれど、全部、ボツにした。

それから、数日後、再び年賀状を印刷した。今回は、初めにヘッドリフレッシング等を行ってから印刷した。それなりの濃さは出ているようだった。「これなら、なんとかなるだろ。」そう思って、また別の部屋に行って雑用をした。

まさか、色が濃かったのは、最初の2枚だけだったとはなあ。
やっぱり、全部、ボツにした。頭に来たので、プリンタのケーブルを外し、電気店に持っていって捨ててもらうことにする。そして、新しいプリンタを買ってきた。壊れたのはキャノンのプリンタだったので、今度はエプソンのものを買うことにした。

スキャナー、コピー、プリンタの複合機だが、予備のインクと合わせても約1万円だった。しかも、ワイヤレス接続が可能だ。

家に帰って接続をすると、そこで力を使い果たした。年賀状の印刷は、また後日ということにした。

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日曜日に義理の兄と酒を飲み、飲み過ぎた。9時頃には帰ってきたようだが、飲酒量が多かった。姉やかつての部下に電話をしたらしく、迷惑をかけた。

月曜日の朝、携帯電話を見たとき、まずは電源が切れていて驚いた。電源を入れ直し、それから電話の履歴を見た。姉とかつての部下に謝罪のメールを書いた。本当にすまなく思った。

幸いなことにどちらも許してくれたけれど、酔っ払った後の自分がまるで別人のようで、ストレスがたまる。そしてまた、酔った後の自分の方が、自分らしいような気がして、それもストレスだ。体調もよくない。

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火曜日には課の忘年会があった。2段階上の上司に2次会に誘われていたが、見失ってしまい、部下2人と3人で飲んだ。結局、4軒もはしごをした。帰りは午前2時頃になった。タクシーがつかまらず、寒いなかを延々と歩いたが、流しのタクシーは止められなかったので、タクシー会社で待っていた。

タクシーはすぐに来た(正確には「そんな気がした。」。酔っ払いなので、よくわからない。)。家に帰って、着替えるとすぐに眠ってしまった。

翌朝、それほどひどい二日酔いではなかった。休日だったこともあり、何もする気が起きず、ずっと漫画を読んでいた。漫画を読むのも疲れて、目をつぶる。「何度、同じようなことを繰り返すのかなあ。」と心底情けない気分に襲われる。

ところどころ記憶が曖昧なのも、ウツ気分に拍車をかける。上司の誘いを事実上、無視してしまったことも今更ながら不安になる。

3時近くなってようやく起きた。まともな頃、代わりの年賀状を買っていたので、とりあえず、年賀状の印刷だけはした。

役に立つことをしたのは、それだけで、その後はまた漫画を読んだり、映画を見たりしてダラダラと過ごしていた。

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土曜日は、朝から勉強しようと思っていたが、集中力が続かず、雑用ばかりをしていた。

そして午後には工事現場から連絡が入って、職場に呼び出されてしまった。
その後もマスコミ等の対応やら、関係者への連絡やらでずっと仕事をしていて、なかなか帰ることができなかった。

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そして、今日の日曜日は誕生日だった。新しいコンピューターが届いたので、そのセッティングをした。それから、少しだけ勉強をした。

昼にはジムにも行った。今週は、飲み会に2回、出席したが、ジムも今日を合わせて3回行った。俺としては上出来だ。帰ってきてから、鶏肉を山ほど食べて、それから少し寝た。

どうってことのない誕生日だったが、職場に呼ばれることもなかった。何人かの友人から誕生祝いのメールももらった。全体としてはまあ、幸せだった。

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ジェイソン・ステイサムの映画「トランスポーター3 アンリミテッド」を二日酔いのなかで見た。

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https://youtu.be/Pbh3CDBNIQA
なぜ、女性の運び屋にジェイソン・ステイサムを指名したのかさっぱりわからないが、犯罪組織のボスは、彼を指名する。他の誰かなら、こんなに逆らわれることはなかったのに。例えば、俺とか。

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とにかく、ジェイソン・ステイサムをご指名したおかげで、犯罪組織のボスはすっかり当てが外れてしまい、組織をズタズタにされた挙句、最後は殺されてしまう。

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それは、思ったとおりだったけれど、運ばれる女性の性格が強烈だった。俺にはこういう女のよさがさっぱりわからない。でもまあ、一緒にいたら、好きになるのかなあ。わかんないけど。


月曜日の夜、麻雀をした。ツキがなく、調子がとても悪かった。最近は、相手の手を読めるようになってきていたのだが、途中からその能力も怪しくなってきた。「今日は不調ですね。」と同卓の仲間から心配されるほどだった。

頭のどこかで、「こんなことをしている時間があったら、もっと勉強とかスポーツとか有意義に使え。」ということも考えていた。

12時過ぎまで打っていて、ぼろぼろに負けたが、負けてよかったような気もしていた。もう、家でも麻雀なんかで時間を潰すのはやめようと思った。打っているときから、今年の最後の麻雀にしようと思っていた。

勝負では負けたが、時間を有効に使わなければいけないことを改めて認識できただけ、よかったと思うことにした。また、暇になったら始めると思うけれど、しばらくはもう牌も見なくていい。

パソコンの画面からも、麻雀のサイトを削除してしまった。

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部下が、フレックス・タイム制度を使って、1時間早く出社してきた。いつもはギリギリに出社してくる。

俺はだいたい、いつも1時間くらい前から会社には来ている。「今日は早いな。」と声をかけた。
「冬はダメですね。起きたのが20分前でした。」
「そうなんだ。」

何日か前の日経新聞に、サッカーのキング・カズが寄稿していた。カズは毎朝6時から走っているらしい。
「雨が降ると、サボってもいいかと思うけれど、サッカーは雨の日もやるのだから手は抜かない。」とカズは書いていた。そして「夕方に走ったのでは意味がない。朝6時に走るから意味がある」とも書いていた。なぜ、夕方に走ったのでは意味がないのかは、特に触れておらず、よくわからなかった。

でも、確かにサラリーマンの実感として、朝の1分は100円の価値があるが、夜の1分は10円の価値もないようにも思う。

部下に、カズのこの話をしてやろうかと思ったけれど、話してももう2度と朝早く来ることはないだろうと思ったので、結局何も話さず、黙ったまま俺は俺の仕事をした。

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仕事の関係で、どうしてもパワーポイントを使った資料を、自宅で作成する必要が出てきた。

俺のパソコンにはオフィス2013のエクセルとワードが入っている。これらのソフトが入っていると、パワーポイント2016がインストールできないことがわかった。

パワーポイント2013を手に入れればいいと思う人がいるかも知れないが、パワーポイント2013はプロダクトキーは入手できても、ソフト自体を入手することは、もうできない。情けない話だが、俺はこのことを学ぶのに2万円近くかかった。

結局、持っていたオフィス2013のエクセルとワードを捨て、オフィス2016をインストールし直した。オフィス2013の一部分が入っている状態で、パワーポイントを使おうと思ったら、どれだけ試行錯誤をしても、結局、このようにせざるを得ない。想像つくとは思うけれど、ここまで理解するのに大変な出費をした。今でもマイクロソフト社相手に無駄に使った金額を考えると涙がこぼれそうだ。

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金曜日に長野市で会議があった。
コンプライアンスの会議で、講師は俺の同期だった。

昔の彼の悪行を知る俺は「随分と偉くなったもんだな」と思った。実際に本人にそう言った。
「人は変わるんだよ。」と彼は言った。
「変わらないのは、君だけだ。好きなときに好きなことが言えていいよな。」
「うるせえよ。」

会議の終了は予定より早かった。それで、バスが来るまで長野駅前の本屋で立ち読みをしていた。

ある科学の本を読んでいたら、物理の問題に「ムペンバ効果」というものがあるらしい。これは、水を凍らせるとき、水よりもお湯を使った方が早く凍るという現象のことをいう。

この現象が存在するかどうかということも含めて、議論は錯綜しているらしい。

1960年代から提起されている問題らしいが、こんな簡単なことさえ、未だに決着がついていないことが、なんだか楽しいし、不思議な気持ちにさせられる。

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会議を終えて、地元の田舎に帰ってきたときは、もう午後8時を過ぎていた。駐車場に停めていた車の窓ガラスがすでに凍っていた。スクレーバーで氷を落とした後、あまりに寒かったので、近くの温泉に寄ることにした。

温泉に入るのも久しぶりだ。ジムで、大きな風呂には入っているが、ジムの風呂はどこか塩素の匂いがする。温泉の泉質は肌に心地よく、幸せな気分になった。

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土曜日に、ジムで体力測定があった。測定後、今後の方針について話し合いをした。

この2か月間で3キロやせ、体調はとてもよくなったが、標準体重になるまでには、まだまだやせる必要がある。体脂肪率も22.3%となかなか落ちてこない。

食生活の改善点や、筋力トレーニングの強化等について話をした。

「昼は、カップラーメンですか。これをおにぎりに変えられませんか?」
「会社の売店からすぐになくなっちゃうんだよね、おにぎりは。」
「会社に行くまでに買っていくのは難しいですか?」
「全然、難しくはないけれど、めんどくさいからやだ。それに、俺、コンビニのおにぎり、あんまりうまいとも思わないんだ。今までの人生で食べ過ぎたってこともあるけど。昼は温かいものを食べたい。」
「電子レンジ、会社にないんですか?」
「ない。あるのはお湯だけ。」

不毛な会話のなかでも、いろんな改善点をあげられた。コーヒーの飲み過ぎを指摘され、「そんなに飲むと、夜、神経が休まらなくて、体が疲れたままになりますよ。」なんてことを言われた。

いろんな提案をしてもらって、俺も少しずつ改善していく気になった。実際に、言われたとおりにしていたら、2か月で3キロやせられたので、気持ちも少し積極的になってきた。

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いろんな合格体験記を読んでいたら、どうも俺の気象予報士に対する勉強は、勉強量が圧倒的に少ないことがわかった。みんな毎日2時間くらい勉強しているらしい。俺は、頑張ったときでも30分くらいだ。

これから、休みが増えるので、俺もいろいろと生活を改めたい。そして休日の日は、朝6時から勉強できるように頑張りたい。たとえ30分であっても、夕方ではなく、朝やることに、きっと意味があるのだと思う。

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ビル・ブライソンの「人類が知っていることすべての短い歴史 下巻」(新潮文庫)をようやく読み終わった。
nearlyeverything

どこのページにも、優れた情報が記載されていて、楽しく読み進めることができた。改めて、自然科学の楽しさに触れたような気がした。

人類の直接の祖先はいったい誰なのか?SFの世界ではエチオピアで発見されたアウストラロピテクスの骨、通称ルーシーということになっているが、実際にはまだよくわかっていないらしい。

そして、ルーシーという名前も、ビートルズの「Lucy in the sky with diamonds」という曲にちなんで名付けられたのだと初めて知った。ビートルズのこの曲も知らないけれど。

この本は、今までの人類の歴史、そしてそれを支えてきた環境について書かれている。環境について言えば、これまで人類が生きてこれたのは、単純にラッキーだったからだということがよくわかる。そして、これから、どうなるのか?そして、どうするべきなのかは謎に包まれていることも正直に書かれている。

俺たちは、南極で岩に張り付いているコケを笑うが、地球の歴史の観点から見たとき、最後に笑うのは、コケかも知れない。より進化したものは、より早く滅びるからだ。

フロンガスを商品化した同じ科学者が、有鉛ガソリンも開発したと知って驚いたが、環境に明らかに悪影響を及ぼすこれらの物質を抑制するのは当然のこととして、二酸化炭素の抑制をして地球温暖化を阻止した方がいいのか、悪いのか、については、この本を読んでもよくわからない。

気候はカオス的な性質もあるので、どう転ぶか誰にもわからない。「惑星はひとつ、そして実験は1回だけ。」人類は、まだ無知な点も多いのだから、傲慢にならず、謙抑的であるべきという全体を通しての主張には、その通り。読む価値のあるいい本だと思った。