記録を見たら、簿記3級の試験勉強を始めたのは今年の2月18日だった。この日から、無料のオンライン学習のシステムであるCPAラーニングを使って勉強することにした。このシステムでは、オンラインで講義を受けられるだけでなく、教科書や問題集もダウンロードできる。
https://www.cpa-learning.com/
「日商簿記3級」というコースの勉強をすることにした。
講師の話は分かりやすく、教科書の例題も、特に迷うことなく解けた。間違えると必ずズレが生じる。間違えを自覚できる仕組みになっている簿記は楽しいと思っていた。ここで23回分のオンライン授業を受ければ、合格できるつもりだった。
無料で内容は見られるものの、一応、問題集は別途買った。ペラペラめくるタイプの問題集も欲しかったから。
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先週中に、全23回分の講義を聞き終わった。じゃあ、あとは問題を解こう、なんて思って問題集を解き始めたら、解けなくて焦った。まったく歯が立たない。
いろいろと調べてみたら、同じCPAラーニングのなかに、「簿記3級ネット試験対策」という全15回のコースがあることを知った。
急いで、このコースを視聴することにした。朝と夜、風呂に入って、湯船につかりながら授業を受けた。余計なことを考えないようにするには風呂が一番いい。目が覚めるし。
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試験日は3月31日だった。全23回の「日商簿記3級」の講義だけで、十分受かると思い込んでいたので、この日を試験日に設定していた。それに4月になると、2週間ほど簿記3級のネット試験が中止になってしまう。建築士の勉強もあるし、そんなに長い期間、簿記の勉強もしていられない。そのため残り1週間もない間に、「簿記3級ネット試験対策」も見終わらなくてはならなくなった。
簿記3級の試験は3つの大問で構成されている。第1問では仕訳問題、 第2問では語句記入・補助簿選択・勘定記入、第3問では決算書作成問題が出題される。
この「簿記3級ネット試験対策」の講義を受けて、初めて、第3問の解き方が分かった。それまでは「なんか余計な注意書きがあるなあ。」なんて思いながら、一番上の欄から数字を埋めていたのだが、その注意書きこそが、解くべき論点だった。上から解くのではなく、この注意書きの順番で解いていくってことをそもそも知らなかった。
「簿記3級ネット試験対策」を見終わったのが、29日の夜だった。いろいろと考えたが、時間もなかったので、問題集についている大問ごとの対策問題だけを潰すことにした。
予定では、3周くらいするつもりだった。でも、決意を込めて臨んだ、休日の30日の日曜日でも、思ったように集中力がキープできなかった。なんとか1周回して、間違えた問題に付箋を貼って、それを剥がすまで繰り返すのが精いっぱいだった。
一応、1回分だけ模試も解いてみることにした。それが、もう30日の夜の11時過ぎの話。今日は簿記の勉強だけをしようと思っていたのに、ネット麻雀やら漫画だのに時間を取られ過ぎた。間違えた問題を解きなおして、31日(試験当日!)の1時30分くらいに寝た。
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31日の午前10:30から試験だった。30分ほど前に最寄りの駅に着いた。朝食を食べていなかったので、駅にある自販機でカロリーメイトを買って、同じく自販機で買った缶コーヒーで流し込んでから試験会場に向かった。
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試験は、思っていた以上に時間が足りなかった。「簿記3級ネット試験対策」の講師が、「時間との闘い」と言っていたが、実感した。
ネット試験だったが、会場のキーボードのテンキーには、「00」キーがなく、5000000円を打ち込むときに、「0」キーを連打しなくてはならず、ストレスだった。
問題は講師の言ったとおりに、第1問、第3問、第2問の順序で解いた。第1問を解いているときにはまだ時間に余裕があったが、次に解いた第3問では、借方と貸方で合計が合わなかった。それも数10万円もずれていたので、半端な間違いではなかった。どこをどう計算すれば、そんな大規模な間違いを起こせるのだろう?見直す時間もなく諦めた。すごくいやな気持ちがした。
最後に取り組んだ第2問もボロボロだった。なんとかしようと思ったが、すぐに終了時間になってしまった。
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試験が終わると同時に、結果がわかる。合格していたが、第1問が45点中42点、第2問が20点中11点、第3問が35点中21点、合計が100点中74点で、ぎりぎりだった(70点が合格ライン。)。仕訳をあと2問間違えていたら不合格だった。
「簿記3級ネット試験対策」の講師は、第1問で39点、第2問で6点、第3問で28点を目標にと言っていたが、この低い目標ですら、第3問では大幅に下回っていた。
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それでも、なんとか合格できた。これでしばらくの間はもう簿記の勉強はしない。この1週間、まったく遠ざかっていた、建築士の試験勉強にこれから集中していく必要がある。
今回の反省点として最初にあげるのは、講義を聴くときに「その勘定科目が、資産、負債、資本、収益、費用のどれにあたるのか。」を覚えながら勉強するべきだったこと。それさえ覚えておけば、なんとか問題を解くことが(特に仕訳は)できる。逆に覚えていないと、よほど理解が進まないと仕訳ができない。僕はまったく覚えていなかった。
それから本番のときの試験問題にも、もっと前から触れておくべきだった。試験を解くにあたって、何が自分の課題なのか、把握をしておくべきだった。過去問を解かずに、試験に向かうなど、今までの自分でもあり得ないことをしていた。正直、「そんなに勉強しなくても受かるだろう。」となめていた。
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水曜日の4月2日にジムに行く予定だった。
その日、なんとなく、今日は午前10:30からジムだと思っていた。それで、起きた後もだらだらして、それからふとスケジュールを見たら、ジムは午前10時からだった。
いそいで着替えて、バス停に行った。そのときはバス停に誰もいなかった。5分ほど待つと僕の後ろに行列ができた。列の先頭でバスに乗りこむ。ところが、マナカ・カードが使えない。ドライバーに、マナカ・カードを見せるように言われて見せたら、まさかの期限切れ(有効期限は3月31日まで)だった。
それで、そのバスには乗らずに降りた。最初は、駅まで歩くつもりだった。ちょっと考えてみたら「現金で乗ればよかったんじゃん!」って思い直して、次のバスに現金で運賃を払って乗った。
久しぶりに地下鉄も切符で乗った。ジムの最寄り駅で降りた時、今度はその切符が見つからない。鞄のなかや財布、携帯ケースなど探したが見つからない。5分くらい探して、諦めて、駅員のブースまで歩いていき、駅員に声をかける直前に、財布のチェックしていなかったポケットのなかに切符を見つけた。
「いつも10分前には来ているのに、今日は遅いなと思っていました。」
そうトレーナーに言われた。ジムに着いたのは予定時間の3分前。そういえば、朝から何も食べていなかったことを思い出し、「いろいろとボロボロだ。」と思った。
トレーニングをしながら、いろいろと立て直そうと思った。ジムはきついけれど、その分、余計なことを考えずにすむ。体を動かしながら、いろいろと反省した。
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つばなの漫画「第七女子会彷徨」(リュウコミックス)を全10巻読み終わった。
東京の大学にいた頃、友達の女の子に「センスのある女子高生同士が話しているのを隣で聞いていると、本当に面白い話が聞ける。」と言われたことがある。実際に、僕も東京で、何度かそういった場面に遭遇した。そのたびに爆笑しそうになって、うつむいてこらえた。
あれは東京限定なのだろうか。名古屋ではセンスがある女子高生同士の話を聞くことはない。岡崎京子は名古屋にはいない。名古屋にいるのはビリギャルくらい。どこか実用本位で話がつまらん。
この漫画「第七女子会彷徨」では、そんなセンスのある女の子同士の話を聞くことができる(読むんだけどさあ)。久しぶりに聞いた気がした。
この漫画は、巻によってテイストも違い、笑える時もあれば、悲しい気分になることもある。
SFのテイストは、僕が求めているのとかなり違うし(死者と生者の境界があいまいなこととか。そんなわかりづらい設定にする理由がある?)、説明がテキトーなところもあるけれど、印象深いストーリーも多い。
特に、女子高生同士の友情や、その破綻などを描ける力量は素晴らしい。その心理を描くのに、SF設定と日常生活が、絶妙に組み合わさりながら示される。胸がつまった。
この作者にしか描けない世界が、この漫画にはある。
この作者の他の作品は、ちょっと読んでみたけれど、今一つだった。女子高生のセンスのある会話を隣で盗み聞きをしている感じがよかったんだけどなあ。岡崎京子は当たり前のように描いていたし、センスのいい東京の女子高生は当たり前のものとして会話していたけれど、あの会話って、実は本当に、東京のあの年代の女の子にしかできない貴重なものなのかもしれなかった。

























