2か月に1度、税理士の所に行く。最近は、「もっと事業に本腰を入れてください。」といったお説教を聞かされて、「はあ。はい。」と相槌を打って帰ってくることが多い。こんな儲からない仕事、どうやっても無理だろ、という気がどこかにあって、なかなか素直にもなれない。

 

「行政書士の仕事は進んでいますか。」

「あれは、もう辞めました。」

 

私はあなたが、行政書士に向いていると思って、行政書士の仕事を学習するいい機会だと思って応援してきたのに、というお話を聞かされる。

 

「思っていたより、仕事が大変で。それに、そもそも僕に向いていません。それから、2級建築士の学科試験を受けて、受かるかどうかギリギリの所なのですが、一応、製図の勉強をしなくてはならなくて。その勉強時間を確保したくて。」

「2級建築士の試験に受かったら、あなたはどうするんですか?何のためにその資格を取るんですか?」

「ただ取るだけです。」

「そんな資格…。」税理士はあきれ顔だ。

 

山登りをしたことがないやつは、これだから困る。山になぜ登るかと言ったら、そこに山があるからだ。べつに、そこに財宝が埋まっているなんて思ってねえよ。それからあとはずっと「はあ。はい。はあ。はい。」と言い続けて、解放してもらった。俺が金出しているはずなんだけど、ひたすら怒られていたような気がする。

 

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参議院選挙が終わった。

 

俺は名古屋に引っ越したばかり。長野県の方に選挙権があって、地元まで行くのがめんどくさくて選挙にもいかなかった。

 

俺は、年収がマイナスで、無敵の人なので、どこが政権握ろうと知ったこっちゃない。逮捕されなきゃどうでもいいや。

 

なんて、冷めた目で世のなかを眺めていた。それで、従兄のネット動画を見たら、すごく分析をしていて驚いた。

 

【選挙特番】「参院選2025、各党政策比較」【digdeep人事】(第33回)

 

 

「国民は、全部の党のマニフェストを読んでいるのだろうか?」と、この番組は問いかける。

テレビを見なくなって数年になるが、あのテレビの政治を語るコメンテーターも、全部の党のマニフェストまでは読んでいない気がする。

 

「賃金を増やすといった、分配の話が多いが、そもそもの成長戦略は何なのか?成長がなければ、分配しようがないのではないか?画期的な成長戦略を語る政党がほぼない。自民党は数十年、成長戦略を訴えているが、成果がない。」

「子育て支援は、各党、取り上げているが、少子化対策については、正面から、こう解決するという党がどこにもない。」

なんて話が印象的だった。

 

国民民主党は、2035年までに名目GDPを1000兆円にするという目標を立てているが、どうやって実現するのか、その数字の元となった積み上げデータを見たい、というのはもっともな意見のように思った。

 

社会保障政策で、参政党が「Gotoトラベルで医療費削減」を訴えていたというのにも笑った。従兄や頭のいい人たちが、「これは、奇をてらったのか、政策をまとめる時間がなかったのか。」なんてことを話していたのが面白かった。

 

今回は、従兄が各政党の政策をそれぞれの分野別に一覧表にまとめていたが、こういうことこそマスコミがやれよ、という気がした。

 

病気になってしまった従兄がこんなに頑張っているのだから、僕も次回は投票する。まあ、俺の場合は、いつか実になる成長戦略より、目先の給付金目当てになるけどさあ。貧乏だからしょうがない。貧すれば鈍するって真理だなあ。

 

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2級建築士の勉強は、早くも停滞している。1枚、製図描くのに、迷いどころが多すぎて時間がかかる。

講義は、動画で見ているが、既に置いて行かれている感がある。

 

でも、そんなことも言っていられないので、早めに軌道に乗せたい。

 

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エクスペンダブル・レディズを見た。

カザフスタンでアメリカ合衆国大統領の娘が誘拐される。彼女を救い出すのは、囚人女性4人からなるチーム。まあ、この辺の設定から無理が大あり。なぜ、囚人にこだわる?

 

まあ結論は、当然のことながら、無事に救出してめでたしめでたしってことなんだけど、この映画から学ぶことは何一つとしてなく、本当に暇つぶしのための大作だった。

 

まあ、たまにはこういう映画もいいかもね。人には勧めないけど。中学生にはいいと思った。俺も、「くだらないなあ。」って言いつつ、最後まで見ちゃったし。

その昔、俺はどんなに暑くても眠ることができた。暑さについて、文句は言っていたけれど、夜は眠れた。

 

「今年は暑かった。寝苦しかった。」という話を聞いても、「そっかあ?」なんて思っていた。でも今は、暑いと眠れない。エアコンもつけっぱなしだ。去年までは、寝るときにはエアコンを切っていたのになあ。

 

「今年は暑くて。」という言葉に重みがこもってしまう。なんだか本当に老人になって、へなちょこになった気分だ。

 

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老人になったと言えば、とうとう渋谷陽一が亡くなった。

俺にとって、どんどんと、つまらない国になっていくなあ。

 

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2級建築士を目的とした製図の授業は、通信で受けている。授業はとても身になる。マジで、まともな製図を描いたことがなかったので、太線の描き方から教えてくれる授業に助けられている。

 

4センチの枠を3分割する方法とかを教えてもらい、ワクワクした。この方法も、どこかで知っていたような気もするし、ちょっと考えればわかるような話ではあるけれど、すっかり忘れていた。

 

シャープペンは、講師が推奨する0.7mmのBではなく、0.7mmのHBを使っていたが、実際に使ってみたら、HBだと自分の場合、太線と細線の区別がつきづらい。それでやはり、講師の推奨するBを使うことにした。

 

(俺にとっては)高い授業料を払っているが、自分だけでは決して理解できなかったことを教えてもらっている。まだまだ、受験生レベルのなかでも低い方だが、少しでも早く一般的な受験生のレベルに追いつきたい。(録画で見ているのだが、この授業にすら遅れている。)。

 

それにしてもと思う。こういうことは、大学で教えてほしかった。役に立たない、くっだらないことばかり勉強させやがって。考えてみたら、以前の大学の法学部もそうだったけど。俺は早々に見切って、大学なんか行かず、司法試験予備校の方に通っていたんだった。大学の勉強って、無駄が多い。

 

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キューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」を見た。この映画を見るのは2度目だ。

https://youtu.be/Rk86toqNRmM

 

初めて見たのは、大学浪人のとき。まだ10代だった。見たのは東京の中野駅前にあった名画座。あの時代は、まだヘアがどうのこうのという時代だったので、この不道徳を詰め込んだ映画では、モザイクの点があっちこっちに移動してとても見づらかったのを覚えている。

 

見終わった後、友達が「あんなモザイクを付けているのは日本だけだ。」と言っていたのを覚えている。今はもう、この映画にモザイクはない。

 

初めて見たときからもう数10年も経っているのに、驚くほど内容を覚えていた。もちろん、忘れていたこともあった。以前から『雨に歌えば』という歌に妙な親近感を感じていて、タコという歌手のバージョンがお気に入りだったが、この歌は、時計仕掛けのオレンジで、主人公が暴虐の限りを尽くすときに歌っていた曲だった。主人公が悪人として復活したあとのエンディング・ソングでもある。

 

https://youtu.be/LbHj4Q_amBk(タコの『雨に歌えば』)

 

若い頃に、例えば中学・高校時代に、不良として世間を困らせていたのに、あっさり更正して、今じゃ立派なサラリーマン、という人を、褒めたたえるべきなのだが、なぜか反発を感じていた。「社会に迷惑をかけていた不良は、どんなに状況が厳しくなろうともずっと不良でいろ!」という謎の倫理観が俺にはある。

 

どうもその倫理観の根源は、この映画らしいと、見ながら気が付いた。この映画では、主人公と並ぶほどの悪童だったのに、就職年齢になった途端に、警察官になった友達が出てくる。彼らは、更生途中の主人公を捕らえ、そして半殺しにする。この行為に対する嫌悪感が、俺のこの倫理観の正体だったようだ。これを機会に改めようと思った。「更生はいつだって尊い。」って信じ込まなくちゃ。へずまりゅうを応援しないとなあ。

 

初めて見たときも思ったが、今見ても、こんなひどい映画はない。ストーリーも結末も。そして、インテリアもことごとくひどい。こんな下劣なインテリアをよく考えたものだ。誰一人として、いい人は登場せず、全員が全員、特に政治家だが、目が覚めるようなクズだ。

 

しかし、それでもこの映画はすごく魅力的だ。ひどいインテリアなのに、美しい。コンプライアンスに反することしかしない映画で、人には絶対に勧めないが、人生において絶対に見ておくべき映画のように僕は感じている。

北海道の札幌に長野の地元の友達5人と行ってきた。

 

朝7時10分セントレア空港発の飛行機だったので、新千歳空港には午前9時頃に着いた。空港内を歩いて、カルーセル(日本語だと回転式コンベアっていうらしい。日本語の方がめんどくさい。)まで行ったら、荷物がすぐに出てきて驚いた。

 

空港の外は、日差しは厳しかったが、風は冷たかった。もう初秋を感じる気候だった。こんなに夏の北海道は過ごしやすいのか。高温多湿の名古屋に住んでいる身からは信じられないような爽やかさだった。

 

電車と地下鉄を乗り継いで、すすきのにあるアパホテルに行く。荷物を預かってもらうためだ。北海道の駅は大きい。田舎にある俺の実家から最寄りの駅の間くらいの距離を、乗り換えのたびに歩かされる。

 

荷物を置くと、また地下鉄に乗って、札幌ビール園に行った。

(サッポロビール園。工事中とはいえ、ひどい写真だ。)

 

ここでラムの焼き肉を食べてビールを飲んだ。5か月ぶりくらいのアルコールだった。酔いがすぐに回るのではと警戒していたが、特に支障もなかった。誰よりもがぶがぶ飲んだ。ここで飲んだサッポロクラッシックビールはおいしかった。

 

それからタクシーに乗って、札幌駅前の場外馬券場に行ったが、全員、まったくかすりもしなかった。2レースほどしてあきらめて、みんなでホテルに戻って、チェックインをした。俺は、この段階で、寝てしまった。

 

夜はカニを食べに行った。ここでもかなり飲んだ。ただ、ここで飲んだサッポロクラッシックビールは美味しくなかった。それから有名なニッカのマークのある交差点にも行った。

(全体像がわからないと、あんまり意味ないなあ。)

 

人通りは多く、楽しそうな店は数多くあった。2年前までの僕なら、間違いなく、キャバクラに行っていたと思う。でも、長期間禁酒していたせいか、あんまり飲む気にもならず、僕はみんなと別れて、そのままホテルに戻って寝た。

 

翌朝は9時過ぎに起きて風呂に入った。

 

友達に、8時から朝食を食べに行こうと誘われたが、気が乗らず行かなかった。

 

昼過ぎから、みんなでエスコンフィールド北海道に電車とシャトルバスを乗り継いで行った。日本ハム対オリックスの試合を見た。幹事が言うには、ネットで申し込んだとき、座席はもう売り切れだったという。それで、チケットは立ち見用だった。

(エスコンフィールド、何の意図で撮ったのかすらわからない。)

 

でも、それで十分だった。

 

エスコンフィールドには、座って食事ができるお店がいくつもあり、球場の屋上には、ラーメンの屋台や、焼き肉屋もあった。バッティングセンターやサウナまである。わざわざ球場内のサウナに入りに来る人がいるのだろうか?そんなふうに野球の試合とは関係ない施設が多くあった。

 

その一方で、1回裏にファイターズの猛攻があったのだが、音響のせいなのか、球場全体が盛り上がるのも感じた。応援席が外野ではなく、ベンチの上のあたりにあるというのも斬新さを感じた。

(きれいな球場だった。)

 

僕たちは、時折試合も立ち見したが、屋上でラーメンを食べたり、室内のお寿司屋さんに行ったりした。最後は、球場内にある乗馬教室の隣で、大きなモニターに映る試合を見ていた。

 

7回裏に、清宮がダメ押し点を入れ、勝負は決まった。みんなで話し合い「帰りのシャトルバスや電車が混むから。」ということで、早々にシャトルバスと電車を乗り継いで、またホテルまで帰ってきた。

 

夜は、居酒屋に行って飲んだ。ニシンの刺身というのを生まれて初めて食べた。ニシンはサーモンのような食感でおいしかった。

 

そのあと、すしざんまいにも行って寿司を食べた。翌朝は6時30分集合ということだったので、それ以上のお店には行かず、ホテルに帰った。俺も随分と大人しくなったものだ。

 

最終日には、小樽に行った。

 

(小樽駅。立派な駅舎だ。)

 

そこでレンタカーを借りて、ニッカウイスキーの与市蒸留所へ行った。

(本当に下手な写真で、泣きたくなる。)

 

NHKのドラマ「まっさん」を、チラ見したことがあった。それで、俺は勝手に、まっさんはイケメンなのだと思っていたが、写真を見たら、そうでもなかった。

 

ただ、あの時代に、スコットランドに留学し、そして帰ってきてウイスキーの蒸留所をつくるなんて、余程の資産家だったんだろうなあ、と思った。日本政府が、ウイスキーづくりのために、研修費用を出したのかもしれない。

 

蒸留所では、幹事が見学ガイドツアーに申し込んでくれていた。モルトウイスキーとグレーンウイスキーの違いや、蒸留方法の違いなどの説明を受けた。余市の蒸留所では、未だに蒸留の際に、石炭を焚いている。今では、ニッカのこの蒸留所以外で、石炭を使って蒸留しているところは、ないのだそう。味に力強さが出るのだという。その現場も見た。

 

友達が「すごいね。石炭の火力。」と声をかけてくる。「石炭を燃やすなんて、ニッカは環境負荷を考えてないんだな。」と答えたら笑っていた。

 

試飲もあったが、僕自身は、名古屋に戻ってから運転することになっているので飲まなかった。

 

ニッカウイスキーの与市蒸留所から、新千歳空港の最寄りのレンタカー店まで行った。レンタカーは満タン返しということだったが、そのせいか、レンタカー店近くのガソリンスタンドは激込みで、車が道路にあふれていた。

 

レンタカー店に車を返すと、そこからは、バスで空港まで送ってくれた。

 

新千歳空港に着いた時、空港は停電で暗かった。空港で昼食を食べたり、お土産の買い物をしたりする予定だったが、停電の間、ずっとレジが使えなかったらしく、空港内のお店はどこもレジの前に長い列ができ、満足に買い物もできなかった。

 

1回レジを通過するのに、20分近くかかり、もう買い物は諦めた。食事もできそうになかった。

 

それから飛行機に乗って、また名古屋まで戻ってきた。

 

セントレア空港で、みんなで食事をした。空港では、ちょうど北海道の物産展フェアをしていた。それで、北海道土産は、ここで買うことができた。

 

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火曜日に、行政書士事務所を辞めた。

 

2級建築士の製図の勉強もしなくてはならないし(学科が受かっているか疑問のままだけど)、朝の貴重な3時間を安い仕事で潰してしまうのはもったいないと思った。

 

働き始めて2週間程度で辞めることについて、もめるかと思ったけれど、特にもめなかった。ちょうど仕事もキリのいいところだったということがあるのかもしれない。無事に辞めることができた。

 

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学科試験に受かっていれば、9月に2級建築士の製図の試験を受けることになる。

 

俺は、まともな製図を1回も描いたことがない。文字通り0からのスタートになる。なんとかこの短期間で製図の描き方をマスターしなければならない。

 

製図の描き方を教える学校はいくつもあるが、どこも数十万円かかる。40万円を超える学校もあった。

 

そんななか、17万円くらいの製図のオンライン授業があることがわかった。その学校に電話をした。そしたら、そこの先生が出て「もし、学科試験に落ちていたら、14万円くらいは返金してあげる。」と言う。それで、このオンライン授業を受けることにした。

 

自分としては、これから毎日3時間くらいずつ、製図の勉強をするつもりでいる。そのくらい勉強すれば、なんとかなるのではないだろうか。

 

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ロン・パールマンの映画「殺し屋」を見終わった。

年老いた一匹狼の殺し屋。あるとき、殺しの最中に、病気に襲われて女性に救われる。

基本的に一人だけで殺しをするが、ある殺しに手を貸したせいで、彼も彼を救った女性も狙われることになる。

 

安心するには、敵対する敵を全員、殺さなくてはならない。でも、殺した後、安息の日は来るのだろうか。

 

なかなかよくできた映画で、考えさせられたが、全体として間延びした映画という感があった。

日曜日は2級建築士の試験日だった。試験会場は名城大学天白キャンパス。

受験票には9:30までに着席すること、と書いてあった。

 

自宅から天白キャンパスまでは車で20分程度だった。キャンパス周辺の駐車場にはいくつか行ったことがあり、「あの辺りに駐車すればいいか。」と勝手に想定していた。

 

ちょっと早めの8時30分頃に自宅を出た。

 

思い描いていた駐車場に行ったところ満車。

 

「大丈夫、ほかにも知ってるから。」ところが、そこも満車。駐車場周りでは渋滞まで発生していた。

 

徐々にパニックになる。知っている駐車場のすべてが満車。車を走らせる。大学から2キロほど離れたところで駐車場を見つけたが、そこすら満車。

 

「停める駐車場がなくて、試験が受けられない。」ということが現実化してきた。時間がどんどんと過ぎていく。

 

車を走らせていたら、ある駐車場が目についた。そこは、6台ほど停められる駐車場だったが、1台も停まっていなかった。そこに停めた。それが、9時05分だった。

 

俺は、自宅用と職場用で建築法規をそれぞれ持っていて、それぞれ別の個所にアンダーラインを引いていた。建築法規は2冊まで持ち込んでいいことになっている。それで2冊とも持ってきていた。建築法規は1冊でもとても重い。

 

建築法規が入ったバッグを持ちながら、グーグルマップで大学を探す。大学は山を越えたところにあることになっていた。距離は2.2キロ。

 

滝のように汗が流れる。荷物が重い。坂がキツイ。グーグルマップを見つめていたが、大学はどこにも見えず不安が募った。通りがかりの人に、名城大学への道を聞く。

 

「いろんな行き方があるけど、この道を行って、右に曲がって、さらに右に行けば行ける。」と教えてもらう。ずっと登り道だった。

 

9時20分頃に、ようやく、大学の前を通る153号線に出た。そこに「空」のマークがついた駐車場があり、がっかりした。

 

考えてみたら、俺は、昼食も買っていなかった。大学前にあるコンビニに行って、パンとコーヒーを買った。そこも行列ができていた。この時点で、もう9時30分は過ぎていた。

 

そこから大学に向かったが、名城大学の天白キャンパスに行く道も上り坂で、吐きそうだった。ただ、俺以外にも受験生がいて、少し安心した。でも、そのほとんどは、1級建築士試験の受験生で、2級建築士試験の受験生ではなかった。そのことに気づいたのは、校舎に入る直前だった。

 

試験会場の教室には、9時45分頃に着いた。ものすごい汗だった。ハンカチを2枚持っていたが、どちらもびしょびしょになった。建築法規のチェックを受ける。2冊も持っていたので、試験官と少しもめた。

 

「2冊まで持ち込み可ってことだったので。」

他の試験官が「2冊までいいことになっているからいい。」と言ってくれる。

 

それからトイレに行った。汗が止まらず、少しふらふらした。軽い熱中症だったのかもしれない。

 

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昼休みに、俺はいったい、どこの駐車場に停めたのだろうと調べてみた。随分と遠くだった。試験後に、またあそこまで行くのか、と思ったらため息が出た。

 

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午後5時20分まで試験だった。少しでも、荷物を軽くするために、建築法規の本を1冊、大学の古紙回収ボックスに放り込んで、山の向こうの駐車場に向かった。

 

山を越えて、駐車場にたどり着いた。

 

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その日の夕方、知り合いの銀行員が、受けなくてはいけない試験のための勉強スケジュールを作ってくれと言ってきた。

 

もう10日ほどで試験だという。俺はどこまでお人よしなのだろう。そこの駐車場から、その銀行員の元に行き、ピックアップして、自分の職場に向かった。

 

話を聞きながら、その勉強スケジュールを作った。さらに、秋に受ける宅建の勉強スケジュールも作ってくれというので、それも作った。

 

それから、2級建築士の試験の自己採点をした。2級建築士は、各科目で13点以上、全体で60点以上が合格だ。

 

建築計画18点、建築法規19点、建築構造13点、建築施工18点だった。全体点は68点だからいいが、建築構造が、足切り点そのもので、ここから1点でも下がれば、不合格になる。まだ受かったのかどうか、不安で仕方がない。

 

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ところで、学科をもし、合格したとなれば、次は製図の試験を受けなくてはならない。でも、俺は、まだ製図をまともに書いたことがない。

 

建築科の大学を出ているのに、なんで書いたことがないんだと言われても、大学のカリキュラムがそうなんだから仕方がない。

 

製図を書くといった役に立つ学問よりも「包み込む建築とは何か。」なんて哲学みたいなレポートを書かせるのが大好きな大学だった。はっきり言って、こんなレポート、ムダに時間がかかるだけで10円の価値もない。俺は「こんなレポートには価値がない。」っていう自覚もあったから、つらかった。

 

建築科の大学を出て、一瞬も建築士を目指したことがない、なんてやつがいるわけがないんだから、もっと建築士試験に役立つ授業をすればいいのになあ。「建築士の試験に向いた文房具は、これとこれ。」っていう授業の方が100倍役に立つ。どうも、日本の建築科の教授っていうのは、センスが足りなくて芸術科には行けず、工学部に行くほどには優秀じゃないっていう中途半端な人が集まっているような感じがするんだよなあ。

 

それで俺も、どこかの予備校に通わないとなあって思っているんだけど、どこも数10万円もするし、時間帯的に難しかったりするから、まだぼんやりと考えているっていうレベル。本当は、こういう建築士予備校の講師が大学教授になるべきなんだよ。

 

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バイト先の行政書士事務所は、もう辞めたくて仕方がない。自分の事業もあるし、これから製図の勉強もしないといけないし、1時間1077円の仕事なんかしている場合じゃない。

 

でも、なかなか言い出せるタイミングがない。いっそのこと、クビだって言ってくれないかなあ。46時中、仕事のLINEは来るし、本当にうんざり。

 

毎回、毎回、俺は本当に、ロクでもない仕事ばっかり見つけてきて、それで自分が苦しむことになる。こういう性格は、どうにかならないものだろうか。

 

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なーんて、仕事に追われて忙しそうなんだけど、明日から2泊3日で北海道旅行に行く。長野県の同年代の地元の友達たちと行く旅行だから仕方がない。

 

すすきのにあるビジネスホテルに泊まるんだけど、1泊が3万近い。2泊するから5万を超える。

 

事業は赤字。いろいろあって時間はタイト、というなかで、こんなことしていていいのかとは思うけど、思いっきり楽しんできたいと思う。いいやもう。

 

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映画「エージェントゼロ 漆黒の暗殺者」を見た。

暗殺者が、運転手を狙撃する。車は近くにいた車に突っ込んで大爆発。近くにいた子供の母親が炎にまかれてしまう。

 

この事件が重荷になって、暗殺をやめようと男は思う。しかし、次の依頼が来る。

 

ターゲットは誰なのかわからない。ある時刻にダイナーにいた人全員がターゲットの可能性がある。

 

それなりによく練られた映画で、最後まで飽きずに見たけれど、この映画の画像を見たら、誰が黒幕で、誰が真の暗殺者なのか、バレバレじゃん。

 

きっとそうなんだろうなあ、って思いながら見たら、本当にその通りで、なあんだって思った。ただまあ、映画はそれなりに面白かった。もちろん、人に勧めるような映画じゃないけどさあ。

日曜日に、実家に帰った。俺の留守中にシルバー人材センターの方が頑張ってくれたようで、庭からあふれんばかりに生えていた雑草が抜かれていた。電話でお礼を言ったら、「作業で邪魔になった木の枝を、何本か切らせてもらった。すみません。」という。

 

「木なんか遠慮なく、ガンガン切ってください。」

 

大学の建築科に通っていた頃、図面に木をやたらと生やしたがる教授に嫌気がさしていたので、庭木が嫌いになった。

 

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今回帰ったのは、セコムから電池交換をするので立ち会ってほしいと言われたからだ。

時間通りにセコムの人は来たが「この地域に通信障害が発生したらしいので、今日は作業が終わらないかもしれない。」と不安になることを言う。

「俺、普段、この家にいないから、明日までかかるって言われても困るんだけど。」

「そうですよね。」

セコムの人はしばらく、家の外で相談して、また戻ってきた。

「作業がもし、今日、終わらなかったら、鍵を閉めて、お帰りください。あとは、セコムの方でセッティングします。」

確かに。セコムは合鍵を持っているから、家に入り放題。

「じゃあ、そんな感じでお願いします。」

 

結局、作業は20分くらいで終わった。通信障害も発生していないようだった。作業後、10分ほどして、また名古屋に戻るために実家を出た。

 

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月曜日はジムにも行った。

 

「今日の体調はどうですか?」というので「ブルガリアン以外なら、大丈夫。」と答えた。

 

「最初は足からです。」とトレーナーが言う。指定されたのはレッグカールマシンだった。それから、ハックスクワットマシンをして、最後はスクワットマシンだった。

 

「最初は足からって言ったよね。最後まで足じゃん。」

「ええ。最初からそのつもりでした。」

「最初は足からって言ったら、次とか最後は、違う所を鍛えるんじゃないの?」

「いえ。最後まで足です。」

きついトレーニングで、満足に足を上げることすらできなくなり、猛暑のなかをヨタヨタしながら帰った。

 

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そういえば、ジムのトレーナーが、抱き枕をしている腕に、ダニに噛まれたような跡ができているという。

 

「じゃあ、抱き枕をやめて竹夫人にしたら?」

「なんですか?竹夫人って。」

「そういう抱き枕があるんだよ。涼しいらしいよ。俺は持ってないけど。」

 

トレーナーがネットで調べた。

「たけ夫人じゃなくて、ちく夫人らしいですよ。」

「そうだったのか。」

値段を見たら約5万円。

「高っ!」

「高級マットレスが買えますね!」

 

なんとなく知っていただけで、読み方も知らなかったし、こんなに高いことも知らなかった。

 

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行政書士事務所でバイトを始めた(基本的に在宅だけど)ので、税理士に報告した。

時給を話したら「最低賃金ですね。」という。確かに。俺の事業所でさえ、最終桁は丸めているのに、円単位で最低賃金。やる気失せるなあ。

 

そのくせ、やることは多い。いろいろなジャンルのことを頼まれてうんざりしてきた。

 

ある仕事では図面を描くことになった。俺はAutoCADしか使ったことがないし、今はもう使えない(大学生の間は無料で使えたけれど、一般人には高すぎる。)。「できません。」といったところ「JWCADを使えばいい。JWCADなら無料だ。」という。JWCADを使ったことがないと言ったら、「YouTubeにいくらでも解説動画があるんだから、それを見ればいい。」という。最低賃金の仕事をするためだけに、別途、勤務外に勉強するの?報酬デカけりゃ勉強もするけどさあ。嫌になってきた。最終的には「じゃあエクセルで。」だって。もう税理士が何といおうとやめたい気持ちでいっぱいだ。

 

役所への提出書類も、基本的には自分で調べて対応する。貧乏人ほど、安い金でつまらない仕事を押し付けられるんだなあって、身に染みた。

 

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明日、2級建築士の試験を受ける。明日なんて、嘘みたいだ。俺、本当に試験受けるの?大して勉強もしてないのに。暑いし、やる気もわかないんだよなあ。遅刻せずに、会場にたどり着いたら、立派だと思う。

 

それにしても、朝9時30分から17時過ぎまでの試験時間って、長すぎだろ。行政書士の仕事もそうだが、こっちの試験も想像しただけで、うんざりしてきた。

 

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ランボーの「怒りのアフガン」をまた見た。

なぜか日本語字幕が出ないので、英語字幕で見た。よくわからない言葉もそれは数多くあったけれど、ランボーはそれでも全然困らず、最後まで見た。

 

っていうか、最後まで見るつもりもなかったけれど、途中でやめることができずに最後まで見てしまった。くそう。面白い。

 

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日本映画の「ナミビアの砂漠」ってのも見ようとした。

2人の男と同時につきあっているきれいな女の子が、ダラダラ生活している姿を撮影した映画(俺が見たのは、そこまで。こっからあと大波乱やドラマがあるのかもしれないが、知らん。)。

 

女の子が冷蔵庫からアイスクリームを取り出して、食べるのをじっと撮影している。何の意味があるのだろう?あまりのつまらなさに、2倍速にして、それでもつまらないので、4倍速にしたけど、結局、挫折した。Z世代のアイコンで、世界中でいっぱい賞を取っている映画らしいけれど、俺にはさっぱり理解ができなかった。最後まで見ると2時間を超える。タイパにうるさいっていうZ世代って、こんなつまらん映画を見るときには時間をかけるのか。よくわからん。

 

同じ砂漠でも(もっとも、ナミビアの砂漠では、俺が見た範囲では、砂漠すら現れなかった。)、俺にはこういう高尚な(退屈な)映画より、ランボーの方が合う。映画を見る感性が子供なのかもしれないけどさあ。

月曜日に、区役所に転入届を出しに行った。転出はマイナンバーカードを使って簡単にできたが、転入は、区役所まで行かなくてはならない。

 

マイナンバーの書き換え、健康保険の書き換え等々、かなり時間がかかった。激混みだったし、窓口の人は、なにかしら責められている人が多かった。ボロボロの服装でわけの分からないことをしゃべっているおばさんや、「俺をどれだけ待たせるんだ!」と怒り狂っているおじさんもいて、僕はただ順番が来るまで座っていただけだが、カオスだった。

 

どこの世界も最前線は地獄だ。こういう現場を担当している区役所の人ほど、高給取りでいいと思うが、世の中は、こういう苦労をする意欲も能力もない人の方が、高給取りで威張っているんだよなあ。

 

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ちなみに、名古屋市は、未だに住民票のコンビニ発行ができないとのこと。「そういえば、そんな話を聞いたことあるなあ。」なんて思っていたのだが、自分ができないとなると「なんでだよ。」という気になる。

 

窓口の喧騒が少しでも軽くなるのであれば、認めたっていいと思うんだけど、そういうことを決めるのは、現場から一番遠い人だから、逆の結論になってしまう。

 

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転入後、区役所の人に長野県の自治体から令和5年分と6年分の所得証明を取るようにいわれた。転入手続き前だったら、それこそコンビニ発行で入手可能だったが、名古屋市にマイナンバーカードを移した後だったので、それはできなかった。

 

郵送で手に入れることにした。自治体に対して証明書1枚につき、300円の手数料を郵便局の定額小為替で払わなければならない。2枚だから600円だ。

 

ところが、600円という定額小為替がない。定額小為替の発行に1枚200円の手数料がかかる。600円の手数料を払うのに、郵便局に400円の手数料を払わなければならない。どこか抵抗を感じたけれど、仕方がないので、払ってきた。

 

マイナンバーにしたんだから、必要な情報は、自治体を跨いでも自由に取れるようにならないのかなあ。

 

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仕事があまりに赤字で、税理士が行政書士事務所を紹介してくれた。バイトということだ。

 

時給は安く、約1000円。がっかりだ。

 

安い割りに仕事内容は超めんどくさい。在宅でほとんどできるけど。そしてつまらない。楽しくて高給の仕事ってないもんだなあ。水商売とかに転職して水割りでも作る方がいいかもしれない。

 

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2級建築士の勉強にも、いまいち力が入らない。

 

いろいろとやることが多くてっていうのが理由かなあ?

多いっつったって現役のころと比べたら笑っちゃう量なんだけど。とにかくやる気がわかない。

 

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松本清張の短編小説「駅路」(新潮文庫)を読み終わった。

作者の松本清張は、小説を書いているときに、きっと煙草を吸っていたんだろう。行間から煙が漂ってくるような気がする。煙草吸いでないと書けない文章というのが存在すると、彼の本を読むと思う。

 

どの話も暗いが、とても緻密に出来上がっている。そして面白い。作家が、人間の欲望を、そしてその欲望で道を踏み外す人たちを、じっと観察している感じがする。小説を読んでいると、踏み外すのは、意外と簡単なことに驚く。

 

妻以外に好きな女ができた。男はたったこれだけのことで、簡単に道を踏み外す。女も金のためなら、男を誰かに殺させるなんて重大なことを、案外簡単に決断する。そして、松本清張が書くと、その決断にリアリティがある。

 

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この短篇集のなかで、ちょっと異色の「陸行水行」という邪馬台国を題材にした小説がある。

 

邪馬台国があったのは畿内なのか、それとも九州なのか。

 

邪馬台国のこの2つの説については、あんまりきちんと覚えてはいないけれど、確か方角を信じれば九州、距離を信じれば畿内ってことだったように思う。

 

この小説では、実際に、魏志倭人伝の記載の通りに進んだ2人の男の旅の末路が描かれている。相当な財産を費やす命がけの旅である。

 

そして、松本清張は、結論として、命がけの旅で、方角を書き間違えるなんてことはあり得ないと結論付ける。

 

「確かに。」

 

その昔、山登りをしていた頃のことを思い出した。距離は、道があるか藪漕ぎになるのかで、何日かかるのかは前後するだろう。ただ、邪馬台国がどこにあるのかを、命がけの旅を通じてその行程を記した人が、方角を間違えて記載していたなんてありえないと俺も思った。

 

それにしても、数多くのジャンルをまたがる、とても読み応えのある本だ。このレベルの短編を量産できるなんてすごい。煙草を吸いたくなってきた。

知り合いの高校生に、経度と時差の関係を説明した。

「地球は丸いじゃん。円だから360度。これを24時間で割ると、15度。つまり、経度15度あたり、1時間の時差が生じるんだよ。」

「じゃあ、ロシアみたいに東西に長い国は、標準時がいっぱいあるんですか?」

「えー。知らない。」

 

調べてみたら、ロシアは11も標準時があるんだって。

で、カナダは6。やっぱそのくらいないと、不都合なのか。

 

なんて思って中国を調べてみたら、中国には、1つしかない。北京標準時だけだ。

 

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そのあと、ちょっと深掘りしてみた。

 

もともと中国には、6つの標準時があった。ところが、日本が中国に進出した際に、満州国として征服していた大連の時刻だけを中国の標準時として統一してしまった。

 

そして、その後、大連の時刻を北京の時刻に変えたのだそう。だから、中国の標準時が1つしかないのは、日本が原因のようだ。なんだか申し訳なく思った。

 

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今週、病院に行って血液検査をした。中性脂肪は適正値が40~149㎎/dlらしいが、俺はなんと1025㎎/dlもあった。1000超えたら、もう㎎の意味がない。gでカウントができてしまう。

 

「血液、ドロドロだね。何か思い当たることない?」と医師に言われる。「治療しないと。」

 

思い当たることがない。禁酒して4か月になるしなあ。俺は、今回の血液検査では、禁酒効果で、きっといい数値が出ると勝手に思っていたのでショックだった。他にも悪い数値がどっさり。禁酒してからの方が、むしろ不健康になっている。

 

病院から帰って、冷蔵庫を開ける。そういえば、最近、水の代わりに果実酢を炭酸で割ったものを飲んでいたなあと、思い出した。特にリンゴ酢が激うま。ただ、酢のせいか、いくら飲んでも喉が渇く。

 

「ひょっとしたら、この酢が原因かも。」ちょっと調べてみたら、この果実酢には糖類も大量に入っていることがわかる。毎日数リットル飲んでいた。

 

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それから、自分の動きに制約があることも、実は気が付いていた。しゃがむと息が上がる。今まで、気にしないふりをしていたけれど、明らかに太っている。

 

それで、勇気を出して久しぶりに体重計に乗ったら、自分史上最重の「でぶ」になっていたことがわかった。

 

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スイッチのソフト「うちトレ」を買って放置していた。

リングフィット・アドベンチャーはもう飽きちゃったから、買ったんだけど、今までやる気がわかなかった。

 

もともと俺は腹筋の筋肉が発達していて、トレーナーにも、腹筋のトレーニングはさせてもらえない状態だった。

 

ところが、うちトレでトレーニングしたら、ニートゥチェストが、満足にできない。うちトレのトレーナーのペースに遅れてしまう。

 

おなかの肉が邪魔だ。

 

クーラーをガンガン利かせた部屋でトレーニングしたんだけど、ほんの10分程度のトレーニングで汗だくになった。

 

そして、夜は腹筋の筋肉痛で、なかなか寝付けなかった。

 

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今週もジムに行って、すごく鍛えてもらった。こんなに努力していても、でぶになるんだからなあ。

 

トレーナーに「太り過ぎました。」と言ったら、「食生活、気を付けてます?」と聞かれた。「全然。」「気を付けましょう。」

 

そうだよなあ、と思う。酢も飲んでいたけれど、そういえば、毎晩2つくらいはアイスクリームも食べていた。思い当たること、ないと思っていたけど、いっぱいあった。

 

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今週、ジムのトレーナーが美容ばりのお店を紹介してくれたので行ってきた。

はり治療を受けるのは初めてだった。

 

どこのしわが気になるかといった問診票を書かされる。その問診票の選択肢にはなかった、ハゲと老眼、を伝えた。

 

老眼は難しいけれど、目を大きく開きやすくなることはできるのだという。ハゲも、関係性のある治療ができるらしい。

 

「ちょっと痛いかもしれません。」なんて先生に言われたけれど、痛みは全然なかった。俺が極端に鈍感なだけかもしれないけれど。

 

お灸は、今まで、市販のせんねん灸とかを買って「アチ、アチ」なんて体験したことはあったけれど、美容ばりのお灸はほんのりあったかくて、ただもう、気持ちよかった。

 

1時間30分くらい施術を受けた。

 

「ハリを刺しているときに、顔のくすみが消えたところもありました。」と先生に言われた。治療後に見た鏡のなかの自分はうれしそうだった。

 

美容ばりは、美容だけでなく、精神的にもいいらしい。背中にもハリを刺してもらった。なんだか、総合的に、体にいいことをしてもらった気になった。

 

来月もまた行きたい。

 

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なんだか、勉強量が激減している。やる気がわかないんだよなあ。

2級建築士試験まで、もうあと2週間なのに。

 

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ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの映画「ツーリスト」を見た。

どうも、今までの人生で映画を見過ぎたせいか、最初から結末が予想できて、実際にその通りだった。

 

でもまあ、面白かった。高校生や大学生には超おすすめしたい。そのレベルの面白さ。

映画や人生等々、いろいろともう知っている大人の人にも、時間つぶしくらいの役には立つと思う。

月曜日にジムに行った。

 

20分以上、早く着きそうだったので、セブンイレブンでゼリー状のドリンクを買って時間をつぶした。そして、それを飲みながら、ジムに向かった。

 

飲んでいるときに、口のなかに固形物を感じて、取り出してみたら歯のかけらだった。ジムに行って、鏡を見たら、前歯が欠けていた。

 

飲み口のプラスチックを嚙んだ時に、割れたのだろうか。

 

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もともとジムの後、歯医者の予定が入っていた。右上の奥歯にジルコニアの詰め物を詰めてもらう。

 

歯医者に前歯も欠けたことを話したら、「これはすぐに直せます。もともとプラスチックが詰まっていたのが、一部、欠けただけですから。」という。飲み口のプラスチックは主原因ではなく、元々欠けていたのが、プラスチックを噛んだことで顕在化したということらしい。「そんなに簡単に欠けないですよ。」なるほど。

 

30分ほどで、欠けた前歯も治り、奥歯のジルコニアも無事に詰めることができた。

思わぬ不幸も、タイミング次第では、軽く済むことがある。

 

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月曜日は、午後から雨だった。折り畳みの傘を持っていたが、歯医者から出たあと、ふと気がついたら、傘もハンカチも持っていない。歯医者に置いてきたのだろうか?めんどくさかったので、取りには戻らなかった。

 

それにしても、雨の日に傘とハンカチを失くすなんて、どうかしている。

いいことがあると、すぐに悪いことが起きるなあ。

 

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母の友達のおばさんがいた。小学生のとき、長野駅に母と行き、このおばさんに会って、善光寺に行った。善光寺はつまらなかったが、おばさんにドラえもんの第1巻を買ってもらった。

 

このおばさんの娘さんは、僕の従兄が経営している会社に就職をしていた。娘といっても、僕よりも年上だ。この方にも東京にいた頃にはお世話になった。

 

この2人に最後に会ったのはいつだろう?ちょっと考えてみたが、おばさんとは、高校以来、会ってはおらず、娘さんとも数十年は会っていなかった。ただ、父の命日にお花を送ってもらったり、年賀状のやり取りをしたりしていた。

 

その2人に今週、会った。聞いたら2人とも命にかかわるような大きな病気を経てきたとのことだった。未だに完治はしていないというのだが、僕が会ったときには、元気そうに見えた。

 

特におばさんは相当な年なんだろうけれど、耳がよく、どんな小声でもしっかりと聞こえている。

 

11時に会って、1時間以上、いろんな話をした。娘さんからは、アメリカの大学院で勉強した話や、世界1周をしたという話を聞いた。スエズ運河もパナマ運河も通過したことがあるのだそうだ。

 

そんな話を聞きながら、俺は、つまらない生活が嫌で仕事を退職したのに、相変わらず、またつまらない仕事をしているなあ、と思った。しかも大赤字。世界の行きたいところに行くべきだと思った。

 

いろいろと自分を見直す、いい機会だった。

 

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いろいろと考えて、今月中に住民票を名古屋市に移すことにした。

 

マイナンバーカードを使ったら、簡単に転出の手続きができた。

ただ、来週は病院に行く必要があり、保険証が失効すると困るので、転出日はまだ先の日付にしておいた。

 

転入予定日は、さらに1週間先にした。

これで名古屋市民になる。どんな行政サービスを受けられるのか、楽しみだ。

 

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映画「ザ・コンサルタント」を見終わった。

パズルに常人離れした集中力を発揮する自閉症の子供が、会計士になる。膨大な資料を前にしても怯むことなく、不正を見破る力を備える。そして、銃器を駆使して敵を抹殺するという危険な能力も身に着ける。

 

そんな会計士が、ある会社に雇われる。不正会計があるのではないか、というのだ。すさまじい集中力を発揮して、不正会計を見破るが、会社からは解雇され、命も狙われる。その会社の社長自身が不正を主導していたからだ。

 

警察は、別の方向から、この会計士に迫る。マフィアをせん滅した犯人ではないかと疑っていた。

 

とてもよく練られた脚本だったけど、自閉症の子が超人になる過程がちょっとわかりづらかった。人に勧めるほどじゃないけど、それなりに面白かった。

実家の石垣はきれいになったが、玄関にたどり着くまでの階段には雑草が茂り、玄関わきの蜘蛛の巣には、ほこりが付着し、玄関の引き戸を開けると、そこにも目につくほこりが見える。

 

「掃除機でもかけたら?」

自分でもそう思うけれど、そんな気にはなれない。そんなことを、地元の銀行の人と話していたら、実家近くの清掃業者を紹介してくれた。

 

電話がかかってきて話をした。

「窓ふきがない普通の掃除だけなら、だいたい3000円くらいです。」

「1軒家を?」

「はい。」

 

詳しい打ち合わせを実家ですることになった。約束した日時は月曜日の9時30分。朝5時55分に何とか起きて、名古屋から長野県の実家に向かった。約束の時間には間に合った。

 

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ところが、その業者が来ない。しばらく待っても来ないので会社に電話をした。

「その担当は、退職しました。」という。

 

「約束していたのは、掃除ですか?見積もりですか?」

「見積もりです。」

「代わりの者が伺います。」

 

20分くらいして、その代わりの人が来た。

 

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今までの経緯を説明する。3000円くらいだと言われたと伝えたら「桁が違います。」と言われた。

 

掃除する部屋を動画で撮影する。「それほど?」ちょっと驚いた。

 

実家は、2軒の家を廊下で繋いでいる。そのうち、1軒分のしかも1階部分だけを掃除してもらうだけだ。

 

今まで、自分の実家が小さいと思っていた。ところが、業者の説明を受けたら、掃除してもらう部屋だけで、10畳が4室、6畳が1室、トイレ2か所、浴室1か所、廊下ということになるらしい。

 

10畳が4室?そんなに広かったのか。そう見えないけどなあ。それで気が付いた。俺の実家、いらない家具が多すぎる。

 

「浴室は使ってないから、掃除しなくていいよ。お湯も出ないし。」

LPガスのボンベは外してある。

 

3日ほどして見積もりが来た。浴室抜きで46,200円。とても払えないので断った。3,000円という金額はいったいどこから来たのだろう?

 

そして掃除機かけて、板の間は拭くというだけで、なんでこんなに高いんだろう。

納得がいかなかった。

 

家の周りの草の処理は、シルバー人材センターに依頼した。安いから。

 

事業は赤字で、好転することもなかなか見込めないが、こんな窮状でも自分で掃除する気にさっぱりなれない自分が一番悪いんだけどさあ。

 

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日月の休みにいろいろと用事があったので、水曜日にジムに行くことになった。トレーナーが指定してきたのは朝の8:30。

 

久しぶりに朝の東山線に乗る。通勤時間帯なので、かなり混んでいた。とはいっても、東京や長野(長野は通勤時間帯にも数本の電車しか走らないため激混みになる。)ほどじゃないんだけどさ。

 

久しぶりに会社員という人たちを見る。朝の通勤時の会社員は、みんな苦しそうな嫌そうな顔をしている。本当に仕事がつまんないんだろうと思う。これからディズニーランドに行ってきます、というような明るい顔をした人は一人もいない。

 

「日本はバカンスで行くのは楽しいが、仕事で行くのは最悪。」と動画で語っていた外国人の顔が浮かぶ。日本は、国民の大多数が、つまらないと思うような仕事をしている国だ。みんな我慢強いよなあ。

 

俺は逃げちゃった。それで今は超貧乏。日本だから仕方がない。

 

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2級建築士の勉強範囲をようやく、1周した。

未だに手も足も出ない問題も多い。とりあえず終わったという感じだ。

1周するのに約半年かかった。

あと試験まで1か月。頑張らないとなあ。

 

どこか未だに他人事気分なので、何とか立て直したい。

 

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東村アキコの漫画「かくかくしかじか」(マーガレットコミックス)を全5巻読み終わった。

進学高に入学したのに、勉強もスポーツもせず、部活動でだらだらと絵を描いて、みんなから上手だと褒められて、ぬくぬくと過ごしていた主人公が、絵画教室で出会った先生に、徹底的に鍛えられる話だ。東村アキコの自伝的な漫画である。

 

冒頭から、当時の自分について、今の自分がどう思っているかが書かれている。

ストーリーの結末は、およそ想像ができた。

 

でも、読み終わって、ものすごく衝撃を受けて、今は茫然としているところ。

「ああ、俺はこういった出会いが何もなかったな。」と寂しい思いがした。

 

自分を伸ばそうという意欲も決意もなかった。未だにあるとも思えん。

 

この漫画は、そんな若者のズルさや卑怯さも正直に書いている。

それでも、彼女には「先生」がいて、俺にはいなかった。大きな差だ。

 

もしかしたら、いたのかもしれないけれど、俺は切り捨ててきたのかもしれない。読み終わって、反省も後悔もした。

頑張らないといけないという気にもなった。

 

久しぶりに漫画で感動した。文句をつけようがない。とてもいい漫画だ。

日曜日に寝すぎた。久しぶりに何の予定もない休日だったので、どこまで眠れるものかチャレンジしてみたら、1日のほとんどを寝て過ごした。

 

年寄りになっても、こんなに眠れるものかと驚いた。

 

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悪夢を見た。

 

トンネルのなかで、車を運転していたら、天井を突き破った土砂の山が道路をふさいでいた。慌てて車を止める。目の前の巨石を含んだ山から土石流の前兆のような濁った水が流れてくる。あの巨石が一つ落ちてきただけで、車がつぶれてしまう。

 

慌てて、車から降りて逃げ出す。車のなかに携帯電話を置きっぱなしだった。「後悔するだろうな。」と思いつつ、携帯電話を取りには戻らず、トンネルにある非常口と書いてあるドアへ逃げる。2階へ上がる階段があったので、そこを登る。

 

トンネルがゆがみ始める。壁が傾く。体が押しつぶされていく感覚がある。「携帯電話を持ってくるべきだった。」と後悔する。誰にも連絡できないまま、このまま死ぬんだな。誰に連絡したらいいのかも、わからないけれど。いろいろあった人生だった。死ぬときは、こんなものなのか。

 

右手の上に明り取りの窓があった。トンネルの躯体がゆがめば、枠ごと外れるかもしれない。手を伸ばしたら、簡単に窓枠ごと窓が外れた。

 

そこから上半身を出す。トンネルの壁の外は、安全そうだった。しかし、15メートルほどの高さがある。トンネルがますます傾く。もう少し傾いたら、ここを滑り降りよう。うまくいけば、骨折程度で済むかもしれない。そう思ったときに、目が覚めた。

 

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ネットで夢占いを見る。

 

「トンネルが崩れる夢」は、心理的な不安や現状の困難、進むべき道が遮られることへの恐れを象徴している、らしい。

 

もう既に赤字経営。今さら、何を警告しているのやら。占いによると、見事、トンネルから逃げることができた場合には、「あなたが現実で危機を乗り越えたり、トラブルを回避したりする能力を持っていることを示している」らしいんだけど、逃げようと思っただけで、逃げ切れてないからなあ。いろいろと中途半端で、がっかりだ。

 

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火曜日に銀行に行って、職場で使う電話代の支払をした。その日は雨が降っていた。

水曜日に銀行から電話がかかってくる。

 

「昨日、電話代を支払いましたよね。」と言う。「はい。」

「そのときの領収書が、駐車場に落ちていました。」

「そうなんだ。連絡ありがとう。」

時間を約束して銀行に領収書を取りに行くことになった。

 

水曜日に取りに行く。火曜日は雨が降っていて風もあったのに、小さな領収書が駐車場にずっと存在し続けていたことが奇跡のようだった。ただ、現実問題として、支払の事実は、通帳に残っている。請求書部分はあるので、領収書がなくても税理士が事業の経費として認めてくれないってことはなさそうだった。だから、なくったって何とかなりそうだったけど、せっかく見つかったのだから。

 

「いつも来られる方ですね。お話は聞いています。お待ちしていました。」

いつも機械的な会話しかしない銀行の受付の女性がとても親切で驚いた。お礼を言って帰ってきた。

 

夢のお告げのトラブル回避ってこのことかも、と思った。規模が小さすぎでがっかりだった。

 

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今週はジムにも行ったが、特に何もなかった。

 

歯医者にも行った。今回は虫歯を削って型取りをしただけ。型取りは、ピンク色のぐにゃっとしたやつを噛むのではなく、3Dスキャナーだったのがちょっと新鮮だった。前回の話のとおり、ジルコニアの料金を前払いした。

 

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事業の経営は未だに先行きが暗い。

 

そして、2級建築士の勉強も法令でつまずいて、意欲がダダ下がり。今週もそんなに勉強に夢中になれなかった。

 

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映画「シンプル・フェイバー」を見た。

ママ友から、息子を預かってほしいと言われた女性。夫を交通事故で失い、普段はブロガーとして収入を得ている。息子を預かって数日経っても、ママ友からの連絡はない。

 

ママ友の夫とともに捜索願を出したところ、湖で死んだという連絡が来る。自殺らしい。遺体を確認し、葬儀も終える。

 

ママ友の夫と恋に落ちる。しかし、ときどき、死んだはずのママ友の姿がチラつく。ママ友の服を大量に捨てたところ、翌日には、すべてが元通りに。

 

ママ友は本当に死んだのか。生きているとしたら、葬儀のときの遺体はいったい誰なのか。

 

時間つぶしにちょうどいい内容で、それなりに面白かった。ちなみにシンプル・フェイバーとは、ささやかなお願い、っていう意味なんだって。なるほど。

 

ただこの映画、戸籍制度がしっかりしていて、結婚時に相手の家族状況がわかってしまう日本では、成り立たないトリックだった。