今日は、銀座の画廊、美の起原で始まった、「中園ゆう子個展 渦中のまなざし」に行ってきました。(会期 4月26日(月)~5月1日(土))

 

まず、作品を紹介します。

「龍の棲まう場所」 F6 日本画 紙本着彩

龍が棲む場所、そこはこの少女が首に巻くストール、荒ぶる竜が飛翔し、雷が鳴る世界です。

そのストールのグリーンと、同じ色の少女の瞳。

少女と龍の棲む世界は一体化して、神秘的な美しさを醸し出していlる作品です。

そして、この作品に描かれている龍は、川合玉堂の作品に学んだとのことでした。

 

「禁書の守り人」 F8 日本画 紙本着彩

 

禁書を手に持つ妖気あふれる少女。

烏天狗らしき妖怪が少女の周りを飛びまわり、この場面の物語性を深めています。

多くのことを学びながら取り入れている作品ですが、秀逸なのは、この少女の表情ではないでしょうか。

 

私が、中園ゆう子さんの作品を初めて拝見したのは、2017年9月、横浜ワールドポーターズの2階にあるMERRY ART GALLERY別館で開催された第1回の「魅惑の女性画展」でした。

その後、この魅惑の女性画展に連続して出展されるとともに、画廊 美の起原の主催の2017年美の起原展で準大賞を受賞されるなど、確実にステップアップされてきました。

「魅惑の女性画展」(於 MERRY ART GALLERY別館)に行ってきました。(2017年9月)

2017美の起原展入賞作品展で、中園ゆう子さんの作品を見てきました。(付:インコの写真)(2017年12月)

魅惑の女性画展 第1回~第4回を振り返りました。(2018年3月)

中園ゆう子個展「色彩の住人」(於 銀座画廊・美の起原)に行ってきました!(2018年11月)

2019 美の起原展 入選作品展 前期(於 美の起原)に行ってきました!(2019年11月)

 

この美の起原における、中島ゆう子さんの個展は、今回が2回目になります。

中園さんは、熊本在住で、今回は会期中、在廊されているとのことです。

今日は、久し振りにお目にかかることができ、いろいろとお話を伺うことができました。

 

続けて作品を紹介します。

「橋を架ける」 F8 日本画 紙本着彩

こちらはDM(案内状)に使用された作品です。

掌に、川が流れ、その川に橋を架けるという作品です。

 

そのほか、こんな作品が気になるところです。

「口寄せ月白姿」 F15 日本画 紙本着彩

 

「虹立つ」 F4 日本画 紙本着彩

 

他にも、数多くの作品が出展されており、その一点一点に物語あり、魅力が溢れています。

興味のある方は、現地で作品をご覧いただければと思いますが、画廊のHPにはWEB展示がされていますので、そちらもご覧いただければと思います。

中園ゆう子個展~渦中のまなざし~ | 銀座画廊・美の起原 (xn--xxtyc847fky0a.jp)

 

雑駁ですが、今日は以上です。