今日は、銀座画廊・美の起原において、本日から始まった中園ゆう子個展「色彩の住人」に行ってきました。(会期:11月19日(月)~24日(土))

今回の個展は、2017「美の起原展」準大賞受賞記念として行われるものであり、中園ゆう子さんにとって初の個展とのことです。

 

私が、初めて中園ゆう子さんの作品を拝見したのは、昨年9月、横浜で開催された「魅惑の女性画展」で初めて作品を拝見し、その後、2017年「美の起原展」の受賞作の発表展で受賞作を拝見しました。いずれも、私にとって非常にインパクトのある作品でした。

2017美の起源展入賞作品展で、中園ゆう子さんの作品を見てきました。(付:インコの写真)

「魅惑の女性画展」(於 MERRY ART GALLERY別館)に行ってきました。

魅惑の女性画展 第1回~第4回を振り返りました。

 

それでは、まず、今日の個展の作品の中で、私の印象が強かった作品を数点ご紹介したいと思います。

「FULL」という作品(F4 紙本着彩)

中園ゆう子さんの作品を初めて拝見した後、彼女が既に日展で入賞を重ねており、その作品の中にインコが登場する作品があるのは承知していました。

インコ好きの私としては、是非、インコの登場する作品を拝見したいと思っていたのですが、この作品は、少女の表情も魅力的ですし、頭の上に描かれたインコの彩りが美しい作品で、大変魅力的な作品と思いました。

 

「LACE」という作品(F10 紙本着彩)

この作品は、無数の蝶を少女の頭に描き込んでおり、その丁寧に描き込まれた蝶とレースに、まず目を見張りますが、私が、特に素敵だと思ったのが、白基調の服を彩った、水色、黄緑、緑のグラデュエーションの美しさです。

そして、白いレースの中に描き込まれた少女の表情も印象的です。

 

今日は、個展の初日でしたので、中園ゆう子さんご本人も在廊しており、色々お話しを伺うことが出来ました。

そして、この大作について、色々お話を伺いました。

「龍宮童子」という作品(M60 紙本着色)

中園さんの作品は、少女の髪や着衣に、蝶、金魚、鳥、植物等々を描き込み、ときには、その描き込まれたものが独自の空間を創り出すという独自の画風です。

この作品も、衣服に描き込まれた世界が、渦をなし、光を発しており、その渦の中に泳ぐ金魚の色合いと相まって幻想的な空間を創りだしています。

 

龍宮童子の物語は、「たきぎなどを水中に投じた貧しい男が竜宮に招かれて歓待され,土産に醜い童子をもらって帰る。その童子がいる間はその家は裕福になるが,去ってからは再び貧しくなるというもの」と一般に解説されています。

この作品は、追い出された龍宮童子が龍宮に戻るイメージを描いた作品とのことです。

 

私は、龍宮童子の話からの教訓的な面はいざ知らず、人間が知ることが出来ない自然や未知なるものへの神秘や畏敬の念が、この作品に美しい表現で凝縮されているのではないかと感じました。

 

 

こうした神秘的な美しさを感じる作品の一つとして、この作品も挙げられると思います。

「たゆたう光」という作品(F10 紙本着色)

 

このほか、「金魚姫」、「横向き花」という作品も素敵でしたし、2017美の起原展の受賞作の「夏を纏う」も展示されています。

そして、絵はがきやグッズも並べられていました。

 

そして、中園ゆう子さん、ご本人の写真も撮らせていただきました。

 

既に、12月には山本冬彦氏が推薦する作品展の出展が決まっており、同氏が今日のいの一番に来られたようです。

また、来られた方の皆さんが、目をキラキラさせて、興奮気味に褒められていました。

まだまだ、中園ゆう子さんの知名度は高いとは言えないと思いますが、作品の魅力は私が思う以上に皆さんを惹きつけるものがあると感じました。

 

最後に、会場の入口の写真を掲載します。