今日は、最近、美術展や公募展、個展において、拝見したバレリーナの作品について触れたいと思います。
バレリーナの作品と言えば、何と言ってもエドガー・ドガの作品を抜きにしては語れないと思います。
多くの有名な作品があると思いますが、次の作品は特に有名と思います。
「踊りの花形(エトワール)」1878年頃
「ダンス教室」1873ー1876年頃
最近、拝見したバレリーナの作品のなかで、ドガを意識している作家として、大谷郁代さんの作品が魅力的でした。
◯大谷郁代展―パステル・描きながら考える―(於 ギャラリー和田)に行ってきました!
「Teenager」という作品 大谷郁代
「「踊り子」 ドガ・オマージュ作品 大谷郁代
日本におけるバレリーナの作品として、時代をたどると、洋画家の小磯良平氏があげられると思います。
昨年、機会があり、小磯良平氏の「踊り子」を拝見することが出来ました。やはり、小磯良平の「踊り子」もドガを意識していたと言われています。
「踊り子」 小磯良平 1937年 図録より
今年6月、そごう横浜店美術画廊で開催された「若き才能が描く バレエアート展」では、選ばれた若い画家(大河原典子、古河原泉、坂本藍子、染谷香理、中島健太、福井江太郎、山本大貴、トッド・ハインデルの各氏)が、2年にわたり牧阿佐美バレエ団に密着取材して、完成した作品30点あまりが展示されていました。
この中で、チラシに使われた、山本大貴氏の次の作品は、目をみはる作品でした。
◯「バレエアート展」(於 そごう横浜店美術画廊)に行ってきました。
「The Sugar Plum Fairy」(参考出展)
この作品のモデルのバレリーナは、牧阿佐美バレエ団の顔とも言える青山季可さんであり、The Sugar Plum Fairyは、くるみ割り人形の、シュガープラムの精の踊りの場面になると思います。
先月、今年11月、国立新美術館で開催された改組新第5回日展(会期11月2日~25日)の洋画部門に出展された、大友義彦氏のこの作品は、小さなバレリーナの心の動きを感じることが出来る傑出した作品ではないでしょうか。
◯改組 新 5回日展(洋画)(於 国立新美術館)に行ってきました!
「Etide」 大友義博
また、今年3月の第94回白日会展においても、こんな可愛らしい作品を見つけることが出来ました。
「青のバレリーナ」 服部知子
このように、現代の洋画の世界において、魅力的なバレリーナを描いた作品が生み出されています。
そして、最後に、洋画にとどまらず、日本画に世界においても、バレリーナを扱った素晴らしい作品が発表されています。
◯再興第102回院展(於 横浜そごう美術館)に行ってきました。
「瀕死の白鳥」西田俊英氏 図録より
作品には、牧阿佐美バレエ団の三宅里奈さんに、瀕死の白鳥を踊ってもらい、その踊りから、やがて死を迎える切ない白鳥の姿を、時間と動きを共に描く試みをしてみたとのコメントが添えられていました。
張り詰めた画面の中に、バレエの芸術性から導かれた躍動感と美しさを感じる作品ではないでしょうか。
私は、バレエの知識は皆無に等しいのですが、バレリーナを描いた絵画の作品を通じて、その魅力を知ってみたいと感じています。
今日は以上です。










