今日は、現在、国立新美術館で開催されている、改組 新 第5回日展(会期11月2日~25日)の洋画部門についての感想を書きたいと思います。

既に、日本画については、一昨日、書かせて頂きました。

改組 新 第5回日展(日本画)(於 国立新美術館)に行ってきました!

 

日展に出品されている作品は、風景画、静物画、人物、動物など幅広く、洋画部門だけでも648点の出品がされているとのことですが、私の現在の趣向から、写実的な女性画に偏っていることを初めにお断りしたいと思います。

 

そうした中、私の中では、まず、この3名の方々の作品を拝見することが、日展の楽しみになっています。

最初は、中山忠彦理事の作品です。

「繍衣立像」 中山忠彦

上品で重厚な衣裳、そして、その衣裳に見事に着こなしている女性の存在感、そして色彩の美しさは目を見張るばかりです。

 

そして、二人目は福井欧夏氏の作品です。

「花の装い」 福井欧夏

福井欧夏氏の作品は、上品な色香が漂う女性に目を奪われるのですが、今回は、衣裳の花柄が淡く、余韻を感じる色彩であり、多くの人の足を止めていました。

 

3人目は、木原和敏氏の作品です。

「波の音が聞こえる」 木原和敏

木原氏の描く女性は、若々しく、爽やかな女性であり、肌の瑞々しさに魅了されます。

今回は、背景の白い建物、透き通る青い海と、女性のコントラストも大変印象的です。

偶然ですが、福井氏、木原氏ともに女性が、左手を耳にあてている作品でした。

 

そして、この作品も、私にはとても印象的でした。

「牛を引っぱる(チベット)」 李暁剛

「アジアのミケランジェロ」とも言われる李暁剛(リシャオガン)氏の作品です。

牛を引くチベットの女性のたくましさ、迫力のある牛の姿、広大な大地で営まれる人と家畜の世界を見事に描いた作品です。

 

「静寂」 曽剣雄

もとより卓越した精緻な写実の世界を描く曽剣雄氏の作品ですが、静寂な画面の中に、張り詰めた精神性を感じさせる見事な作品であると思います。

 

「Etide」 大友義博

少女のバレリーナ姿を描いた作品です。

写実絵画は、単に形を写実的に描くのではなく、心を描くものだと、この作品を見て思いました。

 

「小さな祈り」 松本貴子

松本貴子さんのこの作品も、少女の心を感じる、印象に残る作品でした。

 

「更に上に」 伊藤尚尋

自然の中で、風を感じる女性、この爽やかな伊藤尚尋氏の作品も私の好きな作品です。

 

そして、次の方々の作品も印象に残った作品でした。

「ASAKA(silence)」 阿部良広

 

「セピアメモリー」 頼住美根生

 

「おだやかな影」 木下和利

 

以上、日展の洋画部門で私が印象に残った作品の感想と紹介をさせていただきました。

本当に、素晴らしいと重ねて思うところです。