今日は、現在、国立新美術館で開催されている 改組 新 第5回日展(会期11月2日~11月25日)について書きたいと思います。
日展は、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門にわたりますが、そのうち日本画と洋画について、2回に分けて書こうと思います。
今日は、日本画です。まず、会場の入口です。
私が日展に行くようになったのは、ブログで知り合った日本画家の石井清子さんの作品を拝見することがきっかけでした。石井さんは、ご自分が飼われている猫をモデルにした作品を中心に制作しており、今回も、猫の作品です。
「ひらり ひらり」 石井清子
以前拝見した作品は、渦状に猫が配置され、たくさんの金魚を描いた作品でした。
今回は、丁寧に描きこまれた銀色の背景に、猫が空中遊泳しているように描かれ、そして、金魚に代わり、アゲハ蝶が描かれています。
猫の姿を拡大してみました。
石井清子さんの描く猫は、飼い主を信頼し、安心しきった表情をしていることが、まず一番の魅力と私はかねてから思っています。
そして、絵全体の動きが興味深いです。
美しく描かれた蝶です。
作品を、こんな方向から見てみました。
蝶が、左下から、右上方に向かって、ひらりひらりと舞っているのがより分かるのではないでしょうか。
この1枚の絵の中に、数多くの要素を丁寧に描き込んでいることが感じられました。
そして、もう一人、私が楽しみにいているのは、若手日本画家の福田季生さんの美人画です。
「花に染む」 福田季生
伝統的な日本画の優雅さや美しさを継承しながら、独自の新しい美人画を描かれている福田季生さんの作品は、私のブログでも何度か取り上げさせていただいています。
着物の美しい柄も、見とれてしまいます。
そして、会場に来てみれば、数々のベテラン作家の輝くばかりの作品に目を奪われます。
今回、私が素晴らしいと思った作品を矢継ぎ早に紹介します。
「はづき・盆」 福田千惠
「夏の夜」 山下保子
山下保子氏の描く上品な女性画を拝見するのを、いつも楽しみにしています。
「陽矢の降る降る」 藤島博文
「月の妖精「ナンナ」」 田島奈須美
そして、私のブログで個展について、以前、書かせて頂いた村居正之氏の作品です。
「暮れゆく時」 村居正之
この作品、描き出された風景は、明らかに村居正之氏の作品に間違いないのですが、私にとって、意外な作品でした。なぜなら、村居氏の作品の印象は、岩絵具の群青を駆使した醍醐味にあると思っていたところ、今回の作品は、群青ではなかったからです。
ただ、作品はご覧の通り素晴らしく、文部科学大臣賞を受賞する力作となっています。
作品を続けます。
「白映に赤」 長谷川喜久 東京都知事賞の作品です。
赤い花の鮮やかさが見事でした。
「野」 西田幸一郎
そして、最後に猫の作品を一つ。
「悠遊」 稲葉未来
どうしても猫の作品は気になってしまいます。
以上、ごく一部の作品の紹介ですが、大変、楽しませて頂きました。


















