8月末からコーウェイ社の放射能除去プレス発表に対して虚偽広告疑惑批判を行っていますが、

この批判に対してコーウェイ社は
・雨水を試料水にしたため普通の水道圧0.3メガパスカル相当の圧力を加圧ポンプでかけた
・普通の水道圧があれば性能は十分でる。心配するな。
というような説明・反論を、問い合わせてきた人々に行っているようです。

ROオタクの私の目線からすれば「語るに落ちた」とはこの事なのですが、

逆浸透膜浄水器に明るくない方々が「なるほど」と納得してしまう恐れがあるので、

この様な方むけに、コーウェイプレス発表の何が問題なのか、どんな点が信用ならないか、

を改めて説明したいと思います。

私が8月末から行っている批判は、簡単にまとめると、

(1)「電動加圧ポンプ」と「逆浸透膜フィルタ」を使って得た放射能除去実績のテスト結果を
(2)「電動加圧ポンプ」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!この逆浸透膜フィルタ、とっても高性能でしょう?」と言って
(4)「電動加圧ポンプ」がついていない「ネオス浄水器」を売りつける。

これは詐欺的行為だ、という批判です。(詳細は以前の批判ブログエントリをご覧ください)

「逆浸透膜浄水器」における「電動加圧ポンプ」の意義を理解していない方にとっては、

この批判内容自体が「?」となるかもしれません。

自動車を例にして説明します。以下の様な販売宣伝活動を行う自動車メーカがあったとします。

(1)「ターボチャージャーを付けたエンジン」の高性能なテスト結果を
(2)「ターボチャージャー」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言って、
(4)「ターボチャージャー」がついてない「自動車」を売りつける。

特にこのような事を、自動車先進国の日本やアメリカではなく、自動車の普及率が1%にも

満たず、自動車の知識に詳しくない消費者しかいない発展途上国で行っているとしたら?

「所詮、宣伝なのだから・・」と許容できますか?

私が行っている批判活動は、この自動車の例で言えば

その発展途上国でマイナーな趣味として自動車にのめり込んでいた自動車オタクの一般人が

外国メーカのこのような所業に気付き、

「私の国の人々が自動車に詳しくないからと言って、

 このような不誠実な事が許される道理はない!

 私の国の人々を騙さないでほしい。みんな、騙されないでくれ!!」

と抗議の声を上げている、という様な事なわけです。

このような抗議を始めたのは、たまたま、コーウェイ社のプレス発表を目にした私が、

プレス発表資料中のイメージ写真の中に「電動加圧ポンプ」が写りこんでいた事に気付いたのがきっかけです。



BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-Cowayのダマシ
↑「電気を使わない経済的なネオス浄水器」の販促に使われている「放射能を除去出来ました」というプレス発表中の写真イメージ中の拡大イメージ。コーウェイ社が自社のフィルタ群を強調するために赤点線枠を追加している。
このフィルタの背後の黒枠の所に電動ポンプとその電源ユニットが見えている。これらに電力を供給している緑色のコードリールが赤点線枠の右上に写っている。プレス発表本文中では、これらを使用していることについては全く言及しておらず、このポンプでフィルタにどれくらいの水圧をかけたかについての記載も一切ない。)



上記の自動車の例でいえば、

「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言う、

宣伝資料に写っていたエンジンルームの中にターボチャージャーが写りこんでいるのに、

実際に売っている自動車にはターボチャージャーがついていない

のに気付いた、ということです。

以前の批判ブログエントリを見てくれたネオス浄水器ユーザの方たちが、

「電動加圧ポンプを使って実験したんですか?」
「電動加圧ポンプがないのに私が使っているネオス浄水器でもちゃんと性能がでるんですか?」

と、コーウェイに問い合わせをしたところ、コーウェイは

(A)雨水つかったので圧力がないので普通の水道圧程度の圧力をかける為に電動加圧ポンプを使いましたがね
(B)普通の水道圧なら大丈夫ですよ。

と回答しているとのこと。

そして「普通」ってどれくらいよ?と問えば「0.3メガパスカル」と。

じゃ「0.3メガパスカルより低かったら性能落ちるの?」と問えば、

「普通の水道圧だったら大丈夫ですって」としか言わないと。

上記の自動車の例でいえば

(A)空気が薄い所だったんで普通の空気の濃さにするためにターボチャージャー使いましたがね
(B)普通の空気の濃さなら大丈夫ですよ。

と回答していて、「普通」って?聞くとXXXと答えるから、

じゃ「XXX」より薄い場合は性能落ちるの?」と問えば、

「普通の濃さなら大丈夫だって」としか言わないと。



ネオス浄水器自体は、「0.14メガパスカル」以上なら設置可能と宣伝しており、

このような、コーウェイが言う所の「普通」の0.3より小さい水道水圧のご家庭に対しては、

暗に「大丈夫じゃありません。(性能がでません)」と認めていることになります。

ちなみにマンションなどでは、このような減圧弁と言われる水道部品が、各戸毎に

設置されている事が「普通」にあり、この部品によって「安定した低水圧」の状態に調整されてしまっている事が「普通」にあります。

プレス発表資料においては 加圧水圧0.3などの水圧試験条件の事、

この水圧より低い場合にはプレス発表の試験データを参考にはできない事の注意書きを、

行わずして、ネオス浄水器の販売宣伝活動を大々的に行っていますから、

「広告の不当表示(優良誤認)」に該当すると判断しましたので、

こんなような感じのメールを東京都に送って通報めいた事をさせていただきました。

さらに、消費者庁にも詳細情報をメールで情報提供しております。


ここまでが

「いままでのまとめ」であり「コーウェイが行っている表面上からもわかる良くない事」です。

ここからは、新たな疑惑の提起であり、今回のブログエントリで主張したいことです。

「こんな詐欺的な事をやらかす企業のプレス発表などを安易に信じないでくれよっ!」

というのがお題です。


コーウェイ社のプレス発表の要旨は、

(A)福島の雨水を原水にしてコーウェイ社の逆浸透膜フィルタセットで測定用の試料浄水を作った
(B)その試料浄水を第3者機関で測定してもらったら確かに放射能が除去できていた。
(C) コーウェイ社の浄水器は放射能が除去できる事が証明できたよ。安心してね。買ってね。

です。

私は、第3者に証明してもらったのは(B)だけであって、

(A)の詳細内容が公表されていないこと
(A)の詳細について問われた質問に対しての回答が、本当にその回答通りなのを証明する事がなされていない事

から

(A)(B)から(C)が証明できたとは信じることができません。

現段階では、コーウェイ社のプレス発表は、

「放射能が除去できるコーウェイ社の浄水器」

というイメージを捏造するためだけに行われた、唯のパフォーマンスではないかと疑っています。

(B)にケチをつける気はないけど、

(A)の段階で以下のような「ズル」をやってないって私に納得のいく説明を提示してみてよ。

そうじゃなきゃ(C)を信じることはできないよ、ということです。


(疑念1)ポンプで0.3メガパスカルの水圧をかけたって言ってるけど、本当に0.3なの?
パワーのあるポンプ使えば0.4でも0.5でも0.7でもかけれますよね?
本当に0.3メガパスカルの水圧だったって第3者証明してもらったんですか?
コーウェイさんの口で0.3ですっていったって、ポンプ使ってた事自体を
隠していたんだから、そんな簡単に信じることできませんよ!


(疑念2)そもそも(A)の浄水と(B)の浄水が同じものだって、誰が証明してくれているんですか?
第3者が証明してくれますか?ゲルマニウム測定器なんてつかわなくても、雨水と
浄水のPPM値をTDSメータで測定したら大まかな除去率は、たちどころにわかるわけだから、
現場で、除去率がでていなさそう、とわかってこっそり持ち込んだ純水を足すようズルを
やったんじゃないの?ってケチつけられたときに、そんな事してません、って、証明できますか?


(疑念3)純水をたすような事までしてなくても、フィルタ群に通した浄水を再度フィルタ群に
通して2回通しするってズルもやろうって思えばできますよね?やってないって証明できますか?


(疑念4)誰かに立ち会ってもらっていた、と言うだけでは証明にならないんですよ。
逆浸透膜浄水は、非常に時間がかかりますよね? 浄水中に片時もその立会の方が
その場をはなれかなかった、目をはなさなかった、という事が証明できますか?
プレス発表中のイメージ写真のような屋外のオープンスペースで、
浄水つくっていたんだったら、やりたい放題し放題だったんではないんですか?


(疑念5)そもそもどうしてわざわざ「雨水」なぞを使ってテストしようしたんですか?
ネオス浄水器は「水道」に取り付けることを前提にした浄水器なのに。
普通の水道の「普通の水道圧」では、高い除去率を出す自信がなかったから、
自由に加圧量を設定できる「雨水」という条件で試験をおこなったんじゃないんですか?


(疑念6)なぜ、わざわざ、放射性ヨウ素、セシウムを使って実験しようと考えたんですか?
コーウェイさんのHPが引用しているUS政府機関の英文の資料のように、
逆浸透膜業のヨウ素、セシウムの除去率を、非放射性試料をつかって、
科学的に測定し、水圧値と除去率の関係を提示することもできたはずなのに。
本当にユーザの不安を解消するのが目的だったのならこちらの方が本筋でしょう?
雨水をつかって放射性物質を試料の方が、説得性、安心感が増す、という理由なら、
圧力が0.3未満のユーザがいるのを理解していたはずなのに
なぜ、圧力0.14でのデータも採取しなかったのですか?
宣伝用の資料に使うための「放射性物質を除去できた」という実績データを作るのが
第1目的であり、ユーザを安心させる、というのは、二の次だったのではないですか?
科学的に、エンジニアリング的に妥当な、合理的な試験を行う、
といった観点は全くなかったのではないですか?

(疑念7)なぜ、「逆浸透膜フィルタ」だけを試験対象にしたんですか?
浄水器全体を試験対象にするのではなく。フィルタは浄水器の部品でしかないですよね?
日本では、「浄水器」≒「そのフィルタ」という一般知識がある事を、逆手にとって
部品の逆浸透膜フィルタが優秀だから、それを使っている浄水器も優秀、という
誤った情報、イメージを流布しようと企んだのではないですか?
JIS規格では、家庭用逆浸透膜浄水器を試験する場合には、浄水器全体に対して、
0.1Mpaの低圧をかけて試験する事をを求めています。Coway社ポリシーとして、
輸出対象国の工業基準は完全に無視することになっているのですか?
JISに準拠した試験条件での試験を行ったら「放射能を検出限界以下にできました」という
結果を作れない事がわかっていたから、部品の「フィルタ」だけに、JIS規定の3倍の
圧力をかけて試験を行ったんじゃないんですか?Cowayは逆浸透膜も自社製造する
自前の研究部門ももつ大企業ですから、加圧水圧と除去率の相関関係のデータも
社内資料として持っているはずです。0.1Mpa水圧では、加圧ポンプを持っていない
浄水器では期待する結果が得られない事が最初からわかっていたから
このようなやり方をおこなったのではないですか?


以上は俗に言う「悪魔の証明」って奴ですが、近代大企業はこの証明をおこなわねばならないため、

「監査プロセス」的なものやら、「ISO9000」的なものの導入を「ガバナンス(企業統治)」と

称して、一生懸命行っているわけです。自らの「信用性」を高めるために。


私の心証的には、コーウェイさんは、

(1)「ターボチャージャーを付けたエンジン」の高性能なテスト結果を
(2)「ターボチャージャー」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言って、
(4)「ターボチャージャー」がついてない「自動車」を売りつけるのは詐欺的行為

というような事をやらかすような企業なわけで、「信用性」がぜんぜんありません。

「ガバナンス」が存在している企業とはとても思えないのです。

顧客を騙すような事をしてはいけない、という企業倫理をもっているならば、

前記した自動車の例でいえば、プレス発表の段階で、

■空気の薄い所で試験をする必要があったため「ターボチャージャー」を使いました
■「ターボチャージャー」の加圧量は~ぐらいです。
■結果として、~のような性能がでています
■販売している自動車には「ターボチャージャー」はついておりません
■ついてはいませんが~以上の空気の濃さであれば、同じ性能がでるはずです
■販売している自動車は、これよりも薄い空気でも使えるとして販売しておりましたが
 これは「動かなくはない」の意味であって性能は落ちてしまいます。そこはご了承ください。

と、ちゃんと事前説明をしていたはずだと思うのです。

こういう事前説明が最初のプレス発表の中でなされており

その中での0.3メガパスカルという数値ならば「おお、なるほど」と納得して

受け止めることができますが、これらを全部すっとばした上、

「このプレス発表中の写真に写りこんでる『ターボチャージャー』ってなによ!」

と、突っ込んできたユーザに対してだけに行う、言い訳めいた説明の中で

でてくる0.3って数値を「ああ、そうですか。納得しました」と受け止めることは、

私にはできませんね、ってことです。


★問題のプレス発表通りの性能が0.3メガパスカル条件下で
まちがいなく得られていると言う事を、浄水測定フェーズだけではなくて、
浄水作成フェーズも含めて、第3者証明できる形で、追試を行う。
アメリカのEPAに依頼してはいかが?こんな大部のしっかりとしたレポート
作成してくれるみたいですよ。

★ネオス取り付け可能水圧と称している0.14メガパスカル以上0.3メガパスカル未満の
条件下での性能データを追加採取して公表し、以前のプレス発表の性能値よりも劣るのであれば
その条件下で使用しているユーザたちに謝罪した上で何らかのフォロー策を公表する

というのが、

『今回の様な「不手際」があったばあいの「ガバナンス」がきいた近代大企業の取るべきアクション』

だと私は思います。

<<10/7追記>>
私が、RO浄水器に関してのQAボランティアを行っている
掲示板での過去ログに、ネオスの性能がでないので返品したというレポートがあります。

井戸水原水に含まれる「硝酸態窒素」を取り除くべく、
2機種のRO浄水器を試験導入、 うち1つが、ネオス浄水器であった、と。

韓国の国家機関による「放射性物質が除去できています」という
説明が添付されていたとのことだが「硝酸態窒素」の除去率はわずか60%程度。

あまりの低性能に、返品お引き取りしてもらった、と。
もう1機種のオーソドックスなアンダーシンク型の、USの技術をベースにした
RO浄水器は期待通りの性能を発揮した、と。

ネオス浄水器は、
(1)放射性物質は除去できるが
(2)硝酸態窒素の除去は苦手なんだ、
といった、頭がお花畑な解釈はしてはなりません。

以下のいずれかです。

(A)その韓国の国家機関自体がコーウェイとグルで嘘をついている
(B)そもそもそんな検査を行っていない。検査したという説明がコーウェイ社の偽装の産物
(C)検査自体も行われており説明内容も本物だがコーウェイが検査対象の浄水に細工した
(D)検査時の実験ではフィルタ群に高水圧をかけて除去性能を高めて実験していた。
つまり「その高水圧限定」で有効な「説明」なのだが水圧条件について開示してしまうと
「電気が不要な経済的なネオス浄水器」には適用できない「説明」
だとばれてしまうので、水圧条件について隠ぺいしている。

ユーザにとっては、上記のどれであろうと、あまり関係ありませんが。


<< 11/7 コメントを受けて追記 >>

以下のコメントを頂きました。
-------------------------------------------
もともと福島のはちょっととは思っていましたが
米国のコレは別に納得いくんじゃないですかね。

http://www.coway.co.jp/news/news/010018.html
http://www.coway.co.jp/news/news/CESIUM.PDF

NEOSの出るより前のでしょうけど。

 (2014/6/21 追記: コーウェイ日本支社のサイト www.coway.co.jp は
  アクセスできなくなっており、サイトはcloseされている状態ですので、
  このURLはアクセスできない状態です。)

-------------------------------------------
ご指摘のURLの情報は、US政府機関のEPA発表情報でオリジナルファイルは、
http://nepis.epa.gov/Adobe/PDF/P100FZIO.pdf
というURLです。

この資料はUSのWATTというメーカのRO浄水器に対しての試験結果で信頼がおけるものなのですが、
Cowayとは何の関係もないんです。
Cowayは、恐らく、勝手にこの資料をダウンロードして自サイトにアップロードしたと思われます。
Copyright表記がないからと言って、ちょっとやりすぎ。リンクにしておけよって感じです。

ネット上では、この英文資料を、CowayのRO浄水器をUS政府機関に検証してもらったものだ、
と誤解している人もいるみたいです。Cowayが自サイトにUPしちゃってるんで、
ちゃんと確認しない人にはそういう勘違いをする人がでてくるんでしょう。
そういう効果も狙って、リンクにしたのではなくて、自サイトにアップしたんじゃないの?
と、かんぐってます。

USの政府機関のEPAのオリジナルファイルは、他の政府機関からもリンクが張られているような
場所におかれており直リンしてなんら問題ないのです。例えば、浄水器の品質認証をしている
NSFという組織のWEBサイトに
EPAのレポートの一覧ページ
などもあったりするぐらいですから。

USの政府機関どうしの間ですら、リンクで済ませている情報参照を、リンクではなく、
生資料をDOWNLOADして自サイトにUPLOADしてしまうあたり、
ガバナンス的に非常に怪しいCowayのなせる技だな、私は軽蔑しています。

(2013/05/13 追記 上記打ち消し線のNSFのサイトのページはNOT FOUNDです。
EPAサイトのPDFのURLが変更されていた模様
EPAサイト上の一覧ページはこちら

Coway社がEPAのサイトからパクッたこのPDF資料は、実は、要約版の資料で、
詳細版の資料が、
http://nepis.epa.gov/Adobe/PDF/P1001PYL.pdf
から参照できます。
要約版には、このWATT社のPREIMUMという浄水器に対して試験を行ったときの
詳細な加圧水圧条件は記載されていないのですが、詳細版の方には、水圧条件も
ちゃんと明記されているようです。この浄水器は、運用可能水圧を40-100psiと定義していて
除去試験前に6日間かけて60psiの圧力をかけて慣らし運転をした上で
7日目に80psiの圧力に手云々、といった記載が散見されます。
テスト項目毎に圧力を50psi~80psiの範囲で条件を変えて測定しているようです。

つまり、WATT社のRO浄水器は20psi程度の圧力である0.14Mpaなんて低圧を取り付け可能とは
称していないし、政府機関での除去試験においても、50psi以上の圧力をかけて
テストを行っているということです。ちゃんとした第3者テストというのは、
こういう圧力条件を明記しているわけですね。
WATT社の浄水器は、ちゃんと、後付けで加圧ポンプが取り付けられる設計になっています。
水圧が足りないとユーザが判断したら、加圧ポンプを追加購入して、性能向上を図ることが
できるわけです。

Cowayは水圧条件が明示されている詳細版資料をパクらずに
水圧に関しての言及がない要約版資料をパクってるわけです。
「電気不要で経済的で加圧ポンプがついておらず低性能化してしまう確率が高いネオス浄水器」
の販促活動には、要約版資料が好都合で、詳細版資料が不都合だからでありましょう。
性根が腐ってます。よもや、世界企業で、NSF認証も取得している、自前の逆浸透膜を
製造するような大企業が、EPAの詳細版資料の存在を知らないわけはないわけだから、
「性根が腐ってる」と断言できます。

さて、私自身の「逆浸透膜浄水器は放射性物質を除去できるか?」についての個人的見解は、
どのようなRO浄水器であれ、それが、韓国製であろうが、US製であろうが、中国製であろうが、
ユーザが使用する場所に取り付けて、TDSメータで実測できた、原水と浄水のPPM値から
得られた比率と同程度で、水分子以外の放射性物質も含むいろんな不純物を除去できるだろう、
との立場です。逆浸透膜の原理上、そうならざるを得ない、と考えているわけです。
誰が作ったものであろうとTDSメータで実測して判断しろ、結果が全て、という立場。

一方、逆浸透膜が高除去率を達成するためには、十分に高い水圧をかける必要がある、
という立場でもあります。このEPAの結果もそれを裏付けるものだと考えていますし、
私自身がROオタク趣味で自分で実測した結果も同じ事を示しています。
誰が作った逆浸透膜であろうと、原理的に、水圧が高くないと性能がでないだろう、と
いう立場なわけです。もちろん、逆浸透膜メーカ毎に、性能差はあるわけですが、
程度の差はあれ、「水圧落ちれば性能は落ちる」と言い切ることができると考えています。

私自身はネオス浄水器を購入したユーザではないわけですが
ユーザの方々からのTDS値レポートなどから、典型的な、
「低水圧状態のために性能が出ていない逆浸透膜浄水器」
になってしまっていると判断できました。

ROオタク的には、
「圧力不足だから追加オプションの電動加圧ポンプを購入して性能向上を図るべきです」
とアドバイスすれば、事足りるシチュエーションなのですが、
ネオスはそういう事ができる設計にはなっていません。
「電気不要で経済的」という宣伝文句で売っているシマツですから。

ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたが
自分が使用する場所での水圧値が常に、60psi~75psiといった高い圧力になっている事の
ウラがとれていないのなら、
「アメリカ製の家庭用逆浸透膜を搭載した電動加圧ポンプ付きの逆浸透膜浄水器」
をかっておけば、高除去率(95%以上)は絶対えられます、と断言します。
自前のTDSメータで実測してそうなってないなら、初期不良品、取り付けミスなどの
可能性が高いから、購入先に、相談を持ちかけなさい、と言います。

高い水圧が得られる保障がないのに
「電気が不要な加圧ポンプがついていない逆浸透膜浄水器」
に手を出すのはやめておいておいた方がよいですよ、とアドバイスします。
水圧が高い方に賭ける!と納得ずくで手を出すのはアリと思いますが、
賭けに負けた場合の事を考えて、
「少なくとも電動ポンプを後付けできる機種にしときさいよ」
とアドバイスします。

以上の立場で、そもそも、Cowayが「放射除去プレス発表」で嘘をついてようが、
ついていまいが、この事を完全に無視したとしても、
「電気不要で経済的な電動ポンプがついておらず後付けもできないネオス浄水器」
は、
「買ってはならない逆浸透膜浄水器」
です!と断言します。


1/27追記---------------------------
CowayのCHP-06ERご利用者からTDSメータ情報を求めるブログコメントを頂いた。
実はAmebaメッセージで別のCHP-06ERのユーザの方から同じような相談を受けていたので
その時の返信を編集して以下に記載します。

>私が使用しているのはCHP-06ERという型です。
>使用量が多いのでこの型の方がお得と勧められて契約したものです。
>HPにはブースターポンプと記載されていたのですが確認の為、
>「水圧が高い方が除去率が上がると聞いたのですが、CHP-06ERは加圧ポンプを搭載していますか?」
>と問い合わせたところ、この型は加圧ポンプが搭載されているという事で一安心しました。
>しかし記事を読んで、コーウェイを本当に信用していいのだろうかと…

既に逆浸透膜浄水器をご利用になっている場合は、
TDSメータ (http://www.amazon.co.jp/dp/B002NNBL8M と言った小さい測定装置)
を調達して、ご使用中の逆浸透膜浄水器のRO水と、原水の水道水の、
TDSメータ測定値(PPM値)を測定することをお薦めします。

  (注)上記URLのTDSメータでなければいけないと言う事はないはずです。
  安いのを探せば2000円を切るものもあるらしい。これは私が「RO初心者」であった時に
  たまたま買ったものです。現時点の「ROオタク」目線で言えば、高性能TDSメータも開発販売している
  HMデジタル社の廉価版であるので、まぁ信頼度は高かろう、とは言えます。

逆浸透膜浄水器の性能(除去率)は、TDSメータを使って
除去率= 100% - (RO水のPPM値 ÷ RO浄水器の原水のPPM値)
という、簡単な計算で求めることができます。

TDSメータで水道水をちょくちょくはかってみると、一日の中でも、測定する時間で
数値が異なることがあります。水道水の金属配管中の金属物質(主に鉄分でしょう)が
水道水に溶け込むため、朝一番の、水道管中に一晩滞留していた水道水は、PPM値が
高くなるのです。水道水を流しているうちに、PPM値が低下していき、一定の値に
落ち着くはずです。

朝一番の水道水が150~120ppmぐらいとすれば、
100ppm~80ppmぐらいの範囲に値が落ち着くと思います。
(この値の多い少ないは心配する必要はありません。地域やお住まいの建物の配管の状況で変わる値です。)

水道水PPM値が落ち着いた時のPPM値を使って、上に書いた計算式で除去率を
計算して求めれば、自分が使っているRO浄水器の、
「最低でもこれぐらいのイオン物質の除去率が得られている」という除去性能値がわかります。

>不安は出来るだけ減らしたいので、年明けにはまた違う会社も検討しようと思っています。
>しかしどの会社と契約したらいいのやら…難しいですね、疑い始めればキリがなくて(苦笑)

イオン物質の除去率と放射性物質の除去率は意味が異なるのですが、
今、良く報道されている放射性物質群に関してはトリチウム以外に関して言えば、
水道水に混入している場合にはイオンの形で混入しているでしょうから
TDSメータで実測できる除去率の大小で、放射性物質の除去能力の優劣を判定して
差支えないとよいと私は考えています。

今ご利用になっているRO浄水器の、実績除去率を、自前のTDSメータで確認した上で、
「現在、TDSメータで計った実績除去率がxx %の浄水器をつかっているのだが
 そちらの製品は、TDSメータでの除去率でどれくらいの除去率を保障できるますか?」
という問いかけを行っていけば、その製品が、乗換先として意味があるかないかを
値段も勘案して、判断がつけられるでしょう。
同じ程度の除去率だけどコストが安くなるとか、
コスト倍になるが除去率が圧倒的によいとか。

なお、RO浄水器はどこの製品であろうと、逆浸透膜の性質上、
通水を停止していた後で通水を再開した直後の、
除去率が非常によろしくありません。
生成したRO水をタンクにためるタイプの逆浸透膜浄水器は、
こういった除去率の悪いPPM値の高い水もタンクに溜めてしまう物がほとんどなので、
通水したり止水したり、という事を繰り返さないようにするのが
除去率を高めるコツです。具体的には、
(1)蛇口がついてるからと言ってこまめに浄水を取りださない。ピッチャーなどにまとめて浄水を取水する
(2)ポンプ付きで、停電になってもタンクの浄水が取り出せる設計になっているなら、
  RO浄水器の電源をスイッチ付きのテーブルタップからとるようにして普段は電源を切って、
  ポンプが動かないようにしておき、タンクが空になったら、スイッチを入れてRO水をまとめて浄水し
  タンクが一杯になったらスイッチを切る
という工夫すれば、タンク内のRO水の平均PPM値をさげることができます。

DI(イオン交換樹脂)フィルタがROの後段に付加された機種を選べば、
このような工夫をしなくても、浄水のppm値は0ppmとか1ppmが得られます。
ですが、DIフィルタ付きでも、このような工夫をすれば、DIフィルタの寿命が長持ちするという
メリットはでてきます。

10/4追記(のりさんのコメントを受けて)---------------------------

>のりさん
「問題なく使える」か「使えないか」と言うのは、
「問題なく」というのを、どのように定めているか?
次第だと思います。

1)ネオスの少容量の貯水タンクが満水になるのに2時間かかってもかまわない
2)除去率は50%、つまり、ヤバいモンを半分にしてくればそれで十分
3)そして上記1)2)の条件でもネオスの初期導入コスト
 交換フィルタはお得な部類に入る

と思う人ならば、水圧なぞ気にしないで、
ネオスを導入すれば良いと思います。

たぶん、このように書くと「さすがにその条件では・・・」
ということだろうと思いますので、Coway本社、ないしは、
その代理店に、以下の様にきいてみてはいかがでしょう?

「取り付け箇所の水圧が0.3Mpaあるという前提で、その時に、
 Q1)TDSメータで実測した水道水原水ppm/浄水ppm比率はどれくらいが期待できますか?
 Q2)貯水タンクが満水になるまでにかかる時間は?」

Q1,Q2の回答が、のりさんのとって、
「問題なく使える」と思えるものなら、
引き続いて、

「もし、取り付け箇所の水圧が0.3Mpa未満であって、いま、お聞きした
 比率よりも悪い、タンク満水までの時間が長い、ということがおきたら、
 返品できますか?」

 あるいは、もし、取り付けを業者に頼むなら

「取り付け時に、水圧チェックとTDSメータチェックを行ってもらって
 0.3Mpaあること、期待比率が出ている事が確認できなかったら、
 取り付け中止でOKですか?
(取り付け費用ははらうから、と言うかは交渉術次第)」
  
上記の回答が、
「返品できます」
「取り付け中止OK」
と言う事なら、バクチにはなりません。

上記の様な質問に対して
「返品できません」
「取り付け中止できません」
と言う回答なら、

私なら
「Coway言う所の『普通の水圧0.3Mpa』と
 いうのはやっぱり普通じゃないんだな(笑)」
と思います。
殆どの家庭で0.3Mpaが確保できていて、0.3Mpa未満の家庭がごく少数なら
「返品できます」って言うと思いますから。

ところで、

除去率という表現は誤解を生みやすい表現で、
80%除去率=ヤバいモンを1/5にする
90%除去率=1/10にする
95%除去率=1/20にする
98%除去率=1/50にする
99%除去率=1/100にする
と言う事で、数%の差で「大違い」なのです。

ちなみに、ネオスのレンタル契約の場合、80%が
フィルタ交換基準らしいです。
これはネオスレンタルユーザからの伝聞情報なので、
のりさんが、レンタル契約でのネオス導入を考えているなら、
Cowayにフィルタ交換基準を事前確認しましょう。

のりさんが、常に
98%=1/50
の性能は欲しい、と思うなら
圧関係なしにネオスは候補外にすべき。
十中八九、98%の性能はでないはずです。

Cowayは自社製のROエレメントの詳細性能情報を
公表していないので、どこまでいっても「疑惑」にしかならないのですが、
ポンプ付きのコーウエィROセットが90%除去率しか出ていない
ユーザの声を聞いたことがあります。
工業製品なので性能バラツキがあるわけですが、
下限保障値が公表されていないので、この意味でも、
「バクチ」要素がつよい。

アメリカのDOWケミカルのFILMTECブランドのROエレメントの場合は
50psi(=0.345Mpaぐらい。0.3Mpaよりかなり高い)の圧力で、
98%~96%除去率とバラツキを含めて提示しています。

カウンタートップ型に拘って、かつ、高い除去率を
期待するなら、AstroBoyをお薦めします。
(http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/kaden/1315029767/152)
難点はいくつかありますが、それに関しては、
このブログの別エントリにREVIEWがありますので眺めてみてください。
私が職場でつかっている個体では、97.87%の除去率がでています。

99%=1/100
を狙うならDI(イオン除去フィルタ)付きのROセットが必要で、
AstroBoyでもムリです。

RO浄水器 DIフィルタ
の2単語で検索すれば、アンダーシンク型になりますが、
国内でも、
DIフィルタをオプション販売しているRO業者が見つかります。

10/9追記(のりさんのコメントを受けて)---------------------------

まぁ微妙な曖昧な回答ですね(笑)
1ケタppmは、文字通り、0~9ppmと巾がありますから。
この週末、多摩市の自宅と港区のワンルームの両方で
水道水原水と、それぞれで運用中のROセットのRO水のTDSメータ値をチェックしましたが
原水は81~95ppmぐらいのレンジでした。
90%除去率というのはROとしては、かなりの低性能なのですが、
原水が2ケタppmであるなら90%除去率があるならRO水は1ケタにはなる訳です。

スーパーのROは、なかなか優秀なのでは?と思います。
メーカにもよると思いますが、スーパ用のRO浄水装置のメーカである
テラオカさんの公開情報をみてみると、ROの欠点をカバーするための
家庭用ROにはない機構が組み込まれていたりしますから。

折角、TDSメータを調達されたのなら、スーパーRO水を利用する場合でも
継続的に、TDSメータチェックを行ってはいかがでしょうか。
普段からTDSメータ値をチェックしていれば、値が上がったら、
お店の方に「ちょっと・・・メーカさんにチェックしてもらった方が・・・」と言えますし。

家庭用ROの場合、夏が終わりましたから、これから、
春が始まるまで、どんどん除去性能があがっていきます。
ROは原水の水温が低い方が除去性能が上がるからです。
春を超えて夏に向かうと、除去性能が落ちていきます。

夏場は2~3ppmのRO水が冬場は0~1ppm表示がでます。
十分高い水圧をかけている場合は1ケタの下の方の値がでます。
水道水圧だけだと1ケタ数値がでても、1ケタの上の方がでる事が多い様です。

スーパRO水を利用していて、汲みに行くのが面倒になってきたら、
家庭用ROセットの導入を考えるのでもよいと思います。

スーパRO水の利用をしていたユーザが、家庭用ROセットを導入する場合には、
アクアリウム用のROセット(DIつき)(「クロノスレイン」など。ポンプ付きで4万程度)
も候補になるでしょう。人用でない浄水器を、飲用に転用するのは、
「ユーザの自己責任」なのですが、
スーパーRO水利用→アクアリウム用ROセットの人向け転用
というのは、ROユーザの1つの典型的パターンで、
2chのRO浄水器関連スレッドでも、
このパターンのユーザの方々の書き込みが、多数、見る事ができます。

セットにはタンクが付属していませんから、アウトドアレジャー用の水タンクなどを
別に用意して、そこに、RO水を溜める使い方になりますが、
スーパにくみに行くのに比べたら、とても楽ですし、
パスタをゆでるような量が必要な用途でもつかえますので。


11/16 追記 (まりんさんのコメントを受けて)---------------------------------------

コーウェイユーザの「まりん」さんからコメントを頂きました。

>こちらのブログを拝見し即TDSメーターを購入。
>結果80前後→4か5との数値でした。
>この家は水圧が高いので金具がはずれるかも、ご注意を、
>と取り付けの際に言われましたが、この数値を見る限り、
>わが家のコーウェイはつけた価値があった、といえるのでしょうか。(一部略してます)

TDSメータ値の解釈方法について説明してみます。

廉価なTDSメータは整数でしかppm値を表示できませんから、
5ppmの表示は5ppm以上6ppm未満と解釈します。

ですから

原水のTDS値:80ppm→原水のTDS値は80ppm以上81ppm未満と解釈
浄水のTDS値:4~5ppm→浄水のTDS値は4ppm以上6ppm未満と解釈

大まかには
「80個~81個のイオンを4個~6個に減らせている」
と言えるでしょう。

これを「ヤバい物が残っている割合」の範囲として解釈しなおせば、
80分の6~81分の4
約分して
1/13.333~1/20.25
となります。

つまり「ヤバイ物」を
「少なくとも13分の1に減らす事はできているが、
 21分の1よりも減らすことまではできていない」
と理解すればよいでしょう。

この理解が「コーウェイ浄水器に投じた費用に見合う」と納得されるのであれば、
「取り付け価値はあった」と判断してよいかと思います。

他の一般的なRO浄水器との比較論でいえば、比較しやすいように、
除去率=「ヤバい物が除去できた割合」の範囲として計算しなおしますと、
100%-1/13.333 ~ 100%-1/20.25
となり、これは
92.5%~95.06%
となります。

取り付け時に「水圧が高い」と注意された、とのことですから、
「Cowayが言う所の普通の水圧0.3Mpaをかなり超えている状態」
と解釈すれば、
「RO浄水器としては低性能」
と言うのが正直な感想。

逆浸透膜ROエレメントの大手ベンダーの、アメリカのDOWケミカルの、
FILMTECのROエレメントは、
50psi≒0.345Mpa
の水圧で96%~98%の除去製性能と公表されており、これは「ヤバイ物」を
「少なくとも25分の1に減らすことはできるはずであるが、
 50分の1よりも減る事はないだろう」
という解釈ができる性能です。

つまり、「まりん」さんがお使いのコーウェイのROは、
アメリカ製 FILMTECブランドのROに比べて、
除去性能が半分未満=RO水中の不純物量は倍以上
ということになり、現状お使いのコーウェイ浄水器から、
別のRO浄水器に置き換えれば、倍以上の除去性能向上が
期待できる可能性はあります。

DIフィルタも搭載されたRO浄水器なら、
TDSメータで0ppm表示=1ppm未満の値が得られますから、
「100分の1に減らす」という除去性能が得られます。

除去性能の観点では、「**分の1以上に減らせないとダメ」といった
基準値があるわけでもありませんから、個々のユーザの、
「どこまでコストをかけて、どこまでの除去性能を目指すか」
という考え方次第でありましょう。

2013/03/15 コメントを受けて追記 ---------------------

そのネオス販売業者の説明は明らかに誇大表現です。
放射性物質とは「放射性原子を含んだ物質」という意味でしかなく、
目で見えるデカイものから、水中に漂ってる微小のイオン形態のものまで
様々の大きさのものがあるはずです。

逆浸透膜の穴の大きさより大きい物質に潜り込んでいる
放射性原子は完全に取り除く事ができる、という表現ならば
嘘ではありませんが、穴の大きさより小さい状態の、例えば、
水中で電離した放射性セシウムイオンや、
水分子の中に潜り込んでる(放射性3重水素=トリチウム)は
完全に(=100%)取り除けるわけではありません。

後者のトリチウムが潜り込んだ水分子などは、浄水器からみれば
「普通の水分子」とは全く区別がつきませんから、
逆浸透膜に限らず、どのような浄水技術を使っても
除去することはできません。
幸い、トリチウムが放射する放射線の強さは、
放射性セシウムに比べれば弱いので、
「トリチウムについては心配する必要はない」と
割り切ってしまう事をお薦めします。対策の打ちようがありませんし。

一方、放射性セシウム、ストロンチウムについては、
強い放射線を出す事もあり、これらが、極微のイオン状態で
水中に存在している場合でも、逆浸透膜が
水中からイオンを除去する事が一定確率で出来る事から、
これらを「心配」する場合には、逆浸透膜浄水器を導入するのは
それなりの意味があると考える人もいるわけです。
この場合でも、完全に(=100%)除去できるわけではなく、
イオン状態の放射性物質に関しては、
除去率95%とか98%とか60%とか、
その逆浸透膜浄水器の除去性能に応じて除去と言う事になります。

逆浸透膜がイオンを除去できる割合(=除去率)は、
逆浸透膜にかかる水圧の大小で大きく変わる事から、
「電動ポンプなしのネオスの(イオン)除去率は、
 素の水道圧まかせになるので低い場合がありますよ。
 業者にだまされないようにね」
という趣旨で、このようなCoway批判ブログエントリを公開しています。
コーウェイ社に対する批判エントリを見て、不安に思った方々が行ったコーウェイに対する問い合わせをおこなってくれました。そのコーウェイの回答から明らかな広告の不当表示が行われている、と言ってよかろう、と判断できましたので、以下のメールを出してみました。東京都からの反応があれば、このエントリに書き足していきます。行政が動いてくれるにしても、タイムラグがあるでしょうし、別件で、今は手が回らん、なんて事もあるでしょうから、私は私で、引き続いて、コーウェイに噛みつきつづけます。
例えばこんな風に

============================================================
東京都 消費生活部 取引指導課様

はじめまして。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/07/20l7k400.htm
を見てメールを差し上げます。

港区にあるコーウェイ社のネオス浄水器に関しての情報提供です。
コーウェイ社に関しては、原発事故後の、比較的早い段階の4/19に
自社の浄水器フィルタにて、放射能除去ができた、という主旨の
プレス発表(添付ファイルPDF)を行っており、これを元に、ネット上で、
高評価を得て、さらに、AERA誌にて取り上げられるなどする事で、
ネット上でのプレゼンスが上がり、評判が高い浄水器となっていますが、
この根拠資料であるプレス発表に、ある種のごまかしが存在しており、
消費者をだます結果が生じていると考えております。

インターネット上で、ささやかではありますが、個人的にこの件に関して
http://ameblo.jp/mickey6809/entry-11002368502.html
にて批判を始めております。詳細に関しては、上記URLをご覧ください。

批判の概要としましては、

(1)逆浸透膜浄水の浄水原理においては、逆浸透膜に加える原水の
   水圧が高くないと、99~97%台の高い不純物除去率が得られない。
   このため、USなどの先進逆浸透膜浄水器市場では、電動加圧ポンプが
   付加された浄水器や、すくなくも、電動加圧ポンプが付加できる浄水器が
   主流となっている。

(2)コーウェイ社は添付プレス発表の測定対象になった試料浄水を
  電動加圧ポンプを使って原水の水圧を高めた状態で逆浸透膜フィルタ群に
  通すことによって作成しているが、電動加圧ポンプを使用した事を
  プレス発表資料上、明記していない。

(3)プレス発表資料で紹介されているコーウェイ社のネオス浄水器は
  電動加圧ポンプを有しておらず、水道水圧が低い場合には、
  プレス発表通りの性能がでない事が明らかなのにそれを隠している。

であります。

つまり、電動加圧ポンプを有していないネオス浄水器は、
「放射能が除去できる」として販売されていますが、
その根拠資料となっている試験結果は、ネオス浄水器の機構には含まれない、
電動加圧ポンプを使った、異なる浄水メカニズムで得られたものであり、
これを根拠資料とすることは、根拠資料の捏造に等しい行為であると考えます。

上記、URLの私の批判エントリをご覧になった、ネオスのユーザの方が
コーウェイ社に問い合わせを行ったところ、コーウェイ社自身が
(1)根拠資料の試験結果時に電動加圧ポンプを使っていること
(2)その水圧が0.3メガパスカル程度であること
(3)その水圧で十分な性能がでると考えていること
という旨の回答を返してきた、とのブログコメントをよせてくださいました。

本来であれば、プレス発表書類において、(1)(2)を明記すべきであると
考えますが、コーウェイ社は、これを隠した上で、
ネオスの取り付け可能水圧を0.14メガパスカルとして、
広告販売をいまだ行っている状況です。

上記(1)(2)を隠していた時点で、上記(2)の水圧値が、
本当にその水圧値であったのか、0.3よりもさらに大きな圧力をかけて、
試験対象データを捏造したのではないか、というという疑念も抱かざるを得ない状況なのですが、

仮に、コーウェイ社が認めた通り、0.3メガパスカルでの測定実績値であったとしても、
ネオスの取り付け可能水圧を、0.14メガパスカルとして広告販売していることから、

0.14以上、0.3未満の水道水圧しか得られないユーザに対しては、
虚偽の広告によって、ネオス浄水器を売りつけたことになると考えています。

逆浸透膜浄水における水圧の重要性に関しては
http://www.jwpa.or.jp/jwpa_tmp/kyokai.htm
などの公的団体にお問い合わせ頂く、

あるいは、コーウェイと同様に、原発事故直後に、
放射能除去結果を発表している、
http://www.teraoka.co.jp/ad/ecoa110330.html
テラオカさん、などに確認していただけば、と思います。

逆浸透膜浄水に詳しい者の間では、
「水圧が落ちれば除去率が落ちる」
は常識になっているのですが、

逆浸透膜浄水に詳しくない大方の日本人は、このことは常識とはなっておらず、
この「常識」のなさをコーウェイ社に逆手にとられてしまっている状況となっております。

以上、コーウェイ社に対しての、追加調査、ならびに、適正なご指導を期待して、
メールをさしあげるものです。
============================================================
こちらのエントリはCoway批判活動を時系列的に書き足していった詳細版で非常に長文です。
批判内容を手早く理解するには、こちらの批判エントリをご覧ください。
私の批判活動に対するネットの方々の反応はこのエントリの最後の方をご覧ください。

-----ここから本文-------------------------------------

震災直後の原発事故以降、一人の日本人として、

「自分にも出来る事で世の為になにかやろう」という趣旨で、

水道水中の放射性物質の不安を取り除こうと考える人々の手助けになれば、と

日本では一般的ではないRO逆浸透膜浄水に関して普及活動の一助になれば、と

多大な時間とコストをかけてきた、ネットボランティアとして、

強い憤りと怒りを感じている事があり、過激に書かせていただく。



楽天市場で韓国コーウエイ社の逆浸透膜浄水器 NEOS(ネオス)P-07CLが、

以下のような宣伝文句をもって販売されている。

■楽天市場で、浄水器ランク2位に入りました、と。

■放射性物質を除去できていることを実測試験で確認しました、と。

そして、誇らしげに測定結果報告書もUPされており、この測定結果報告書には、

測定している様子を写したと思われるイメージも含まれており、

人々に「この浄水器は放射性物質を除去できる事を確認しているのです」

というイメージを植え付けて、客を呼び寄せようとしている。

そして購入者達のユーザレビューは全般的に高評価である。

「乳児持ちの奥様のこれで安心してミルクが作れる」と言った喜びの声や、

「この値段で安心が買えるのなら安いもの」と言った納得の声が

善良な人々から多数寄せられている。

このような声をみているうちに、強烈な怒りがコーウェイ社に対して湧き上がってきた。

俺がトサカにきている理由は、放射能測定結果報告書中のイメージをみて、

詐欺まがいのダマシに気付いたからだ。

そのイメージの一部を拡大したものを以下に示す。

$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-Cowayのダマシ

赤点線の囲み枠は、楽天での宣伝イメージやコーウエイ社のプレス発表資料中のイメージ中に

もともとはいってものだ。

黒で囲った枠は、俺が追加したもの。

赤点線の中に、Coway自慢の、逆浸透膜フィルタなどが写っているわけだが、

その背後に、電動加圧ポンプとその電源アダプタらしきものが写っているのだ。

逆浸透膜は入力水圧が高いほど、除去性能が上がる。

つまり電動加圧ポンプを使って、逆浸透膜の入力水圧を高めた状態で試験を行っているわけだ。

逆浸透膜浄水器では電動加圧ポンプは当然のように使用されるパーツではあるのだが、

このネオス(P-07CL型)は、コーウエイ社から、

「電気をつかわない経済的な浄水器」

と喧伝されている。

ネオスは電動加圧ポンプがついていない逆浸透膜浄水器なのだ!

加圧ポンプなしで水道圧のみで逆浸透膜を駆動する浄水器であって、

日本の大多数の水道圧状況では、逆浸透膜の高除去率性能が発揮できない、

低圧の水圧状況下でしか稼働しないと思われる。

件の楽天のHPの測定結果報告書のベクレル値からでは、

ヨウ素に関して99%程度の除去率が実証したことになっているが、

これは「電動加圧ポンプを使って逆浸透膜に十分な水圧をかけて測定した結果」であって、

この測定結果報告書通りの性能が「電動加圧ポンプを持っていないネオスP-07CL型」で

発揮されるとはとても思えないのだ。

楽天市場で、件の測定結果報告書を見て購入を決めたユーザにしてみれば、

「ポンプつき逆浸透膜浄水の結果報告書」で釣られて

「ポンプなし逆浸透膜浄水器」を売りつけられたことになるわけであるから、

「虚偽広告だ!」「詐欺にあった!」と主張しても言いすぎではないであろう。

逆浸透膜浄水について詳しいユーザが騙されたのではあれば、

「ちゃんと確認しないで買った方が悪い」と言えるが、

日本人の大多数は逆浸透膜浄水器になじみがなく、

「逆浸透膜には高圧の水圧が必要」

という基礎知識なぞ、持っていないのだ。

そのような日本消費者達を「ポンプ付き高性能逆浸透膜浄水で測定した放射能除去データ」で

釣った上で、「電源不要で経済的!」と言う売り文句で、

「ポンプの後付けすらできないポンプなしの低性能の逆浸透膜浄水器」を売りつけている。

俺の倫理観では、これは、完全に「OUT!」である。

「レッドカードで退場!」レベルの酷い企業倫理であると思う。



「ポンプ付きの高除去率データ」につられて、楽天市場などから、

この「ポンプなしの低性能ネオスP-07CL型」を既に購入してしまった方たちには、

TDSメータで原水PPMと浄水PPMを測定し、その比率を計算してみると事を強くお薦めする。

この比率が1%~5%ぐらいの値でないと、RO浄水器としては「低性能機」と言ってよい。

コーウエィ社が取り付け可能と称している水圧において、

性能がでていないなら、「詐欺だ!」「返品だ!」とクレームをつけ、

この「電気をつかわない経済的な低性能の詐欺浄水器ネオスP-07CL型」をつっかえし、

返金を受けて、ちゃんと性能の出るRO浄水器を購入することをお薦めする。

コーウエィ社がダダをこねるようなら

「放射能測定結果報告書で示された高除去率を期待して導入したのに

その通りの性能が出ていない。私をだましたのか?

報告書のイメージに写っている、ネオスには含まれていない電動加圧ポンプは何だ?」

と、つっこんでおやりなさい。


<<書いた当日にさらに追記 & 
 9/1に一部表現をわかりやすく改善、俺の実測結果へのリンクを改善>>

楽天での宣伝ページは、代理店が作成しているものであるわけだが、

コーウエイ社自らが公開している、放射性物質除去状況の測定結果PDF資料を発見。

その中に、楽天の代理店が作成した宣伝ページと同じ内容があった。

つまり、この詐欺まがいの宣伝は、代理店由来のものではなくて、コーウエイ社自らが

しかけている、ということだ。

代理店は、このダマシについて把握しておらず、素直にコーウエイ社発表資料を

コピペしているだけの可能性もある。

楽天でのP-07CL型の購入者のユーザREVIEWには、設置5日後の

TDSメータ測定値として、原水42ppm→浄水3ppm (除去率92.86%) というレポがある。

やはりRO浄水器としては「低性能」である。

Pumpなし、ということを考慮にいれても・・・

Pumpなしの低圧状態でも、94%~95%ぐらいの除去率はでるもんである。

俺が実測したアメリカ製の逆浸透膜の圧力vs除去率グラフの赤のプロットを参照いただきたい。

楽天でのユーザREVIEW通り92.86%の除去率であるならば

除去性能の観点からは、定価8万だか売値6万だかの価値はないと断言する。

92.86%の除去性能しか出ないならば、件の放射能除去試験時には、

ヨウ素が検出限界以下とはならず、そこそこの値が検出されていたはずだと想像できる。

コーウエイ社は、自ら、逆浸透膜自体も製造しているメーカとのこと。

「わが社の逆浸透膜は低水圧でも高除去率を叩きだせるのだ!」

ということならば、以上の批判は、謝罪して訂正したいと思う。

・・・でも、逆浸透膜の原理からして、そんな「革新的」な話ではないと思うんですよねぇ。

単に、第3者機関に測定依頼した浄水をつくったときには、

加圧Pumpつかって、販売製品では、発生しようがない、高圧の水圧を

かけていたんではありませんか? それは「ズル」ではありませんか?

という「疑い」を抱いている次第である。



<<9/1追記 >>

コーウエイ社のHPに問い合わせFORMがあったので、

件の「測定結果報告書」での実測を行った時に逆浸透膜にどれくらいの水圧をかけたのか?

その水圧は、P-07CL型で普通発生する水圧であったのか?の2点を2日前に問い合わせした

のだが返答はない。(メアド入れ間違えたかな?それとも黙殺?)

その後、俺が「虚偽広告疑惑」をかけているP-07CL型について

楽天での販売ページ上に「設置可能水圧は0.14Mpa以上」と記述されているのに気付いた。

この0.14Mpaという値は、俺のブログや、2chのRO浄水器スレで良くつかわれている

USでのpsiという単位に換算すると20.3psiである。

この20.3psiという圧力は、US製の家庭用逆浸透膜においても、

「ギリギリ浄水がでてくるけど・・・」というぐらいの低圧であって、

浄水が出てきたとしても、除去率が高くなく、せっかくの逆浸透膜の性能が発揮できない、

という低圧である。

もっとも20psiの低圧においても、

俺が実測したUS製の逆浸透膜の除去率グラフでは96.5%程度の除去率はでている。

楽天でのP-07CL型のユーザREVIEWでの「原水42ppm→浄水3ppm」の報告値から計算できる、

除去率92.86%はかなり性能が悪いとしか言いようがない。

このREVIEW報告が設置限界の20.3psiであったとしても。

「96.5%も92.86%もあまり差がないのでは?」という解釈は間違っている。

不純物の残存率で考えれば、2倍の差があり、放射性物質の残存量は2倍多いのだ。

さらに、一般的に逆浸透膜を使ったRO浄水器においては、そもそも、このような

20psi程度の低水圧での運用は推奨されておらず、高い入力水圧を加圧Pumpなどを使って

確保して運用することが推奨されている。USでは40psi以下では加圧Pump必須としている

販売店が多いと思う。台湾、中国などの中華圏で製造販売されている、

家庭用逆浸透膜浄水器にも、加圧Pumpを装着したモデルが安価に多数存在している。

このような、中華圏、北米のRO浄水器業界の実状を踏まえて、この楽天市場で、

大評判らしいP-07CL型というRO浄水器での宣伝文句を見た時にその異常さは際立つ。

(1)放射性物質を除去できているという測定結果(ヨウ素1800Bq/Kgを検出限界11Bq/Kg未満、つまり、除去率99.38%以上)を提示

(2)その逆浸透膜浄水器は20.3psi以上の低水圧で設置可能という

(3)とどめは電源不要(=加圧Pumpなし)だと。

上記3つの「異常さ」を真に受ければ、水道水圧20.3psiの低水圧においても

電源なしの加圧Pumpなしで、除去率99.38%以上が得られる超高性能浄水器ということに

なるわけだが・・・

コーウエイ社製の逆浸透膜はそこまで高性能なんでしょうか?

正直、疑わしいと思う。

震災以降、家庭用の逆浸透膜フィルタ相手に、

高除去率を得るために、フィルタの耐圧限界ギリギリまで、加圧Pumpなどをつかって、

水圧を高め、

こんなグラフを作ってきた俺の心証的には「真っ黒」である。

件の測定結果報告書のPDFに掲載されたフィルタのイメージ写真の背後に、

加圧Pumpやその電源アダプタが写っているのに、たまたま、気付いたのも、

震災以降の逆浸透膜がらみの個人的研究活動をやっていたおかげなのだが、

この活動の経験から言わせてもらえれば、

タンクに入れた雨水を原水にして逆浸透膜から浄水を得るには、加圧Pumpを使って、

原水を加圧しないと浄水がでてこないのは、それはそうだろう、と思うので

それを批判するつもりは毛頭ない。

だが、この測定結果は、加圧Pump+浄水器フィルタ群 というSYSTEMに対しての測定結果で

あって

「電源不要で電気代がかからない経済的な(Pumpのついていない)P-07CL型」

という楽天で大評判の浄水器の販売ページに提示すべきものではないはずだ。

・コーウエイ社の浄水器が世界で200万世帯で利用されている

・楽天市場で、浄水機ランキング2位

という「コーウエイ社の評判」は、

「20psiの低水圧でも99.38%の高除去率が得られる浄水技術」に立脚した故のものではなく、

このような

「販売している物とは異なるメカニズムの物の性能情報を提示して高性能を装うという
『ダマシ』の企業姿勢」

によって、培われたものなのだろうな、と軽蔑する次第である。




<<9/2追記 >>

コーウエイ社の件の測定結果報告書をよりどころにした、

Positiveキャンペーンは、Yahooニュースなどの各種ネットメディアにとどまらず、

AERA誌などの雑誌メディアを使って、広く、日本中に流布されてしまった後の様だ。

非常に悔やまれる。発表時点で、この検査報告書を仔細に検討していれば、

その時点で、疑問を呈することができたのに・・・

もはや、一個人の立場の俺や、俺にRO浄水器を紹介てくれ種々のRO技術的知識に関して

導いてくれたネット上の震災前からのRO浄水器有識者の少数コミニィティだけでは

この欺瞞に満ちたPositiveイメージを覆す事は難しいかもしれないと思う。

一方、そもそも、「北の地にボランティア活動には直接いけないからネット上で

出来る事をボランティア活動を行っていこう」という趣旨で始めた、RO普及活動であるから、

一人でも二人でも俺の活動に感謝してれる人がいてくれるなら、それだけで、

意味はあるとも言える。実際にボランティア活動に北の地にいったとしても、

手助けしてあげられるのは、ごく少数の方々にしかなりようがないのだから。

この意味で、本日頂いたコメントは非常に勇気づけられました。感謝します。

ダメ元の精神で、ほそぼそでも、訴えかけていきます。

<<9/2 2回目の追記 23:00 >>

本日コメントしていただいた「かえで」さんの大地宅配でのネオス広告についての

情報提供を受けて、早速、大地宅配さんに、この虚偽広告疑惑についての情報提供メールを

差し上げました。大地宅配さんのご担当の方が、このブログエントリを見ることを期待して、

以下の追記をおこないます。追記の主旨は、「大地宅配さん」自体を糾弾することが

目的ではありません。以下に詳しく書いていきますが、「大地宅配さん」自体が、

コーウエイ社の巧みなダマシの口車営業に乗せられた被害者であると私は考えています。

以下の記載の内容をコーウエイ社にぶつけてみて、「大地宅配さん」自身が納得のいく

回答を得られるか、という観点で、本ブログエントリの記載を利用していただけば幸いです。

大地宅配さんは、
つい最近の8/25から、コーウエイ社のネオス浄水器のレンタル取り扱いを開始したようです。

このページ記載されている、大地宅配会員向けの宣伝文句は、コーウエイ社の宣伝営業文句を

そのまま転記しているものだと理解しています。大地宅配さん以外のコーウエイ代理店でも

同様の文言をみかけますので。この宣伝文句の中にも、逆浸透膜浄水器に詳しくない日本人を

うまくカモにかける言い回しが含まれています。

『放射性物質を除去する世界標準の浄水システム「NEOS(ネオス)」』のレンタル開始

というタイトルですが、『』の中に、言葉の省略による、大きな欺瞞が含まれています。

コーウエイ社にこの『』内のは、以下の(A)(B)のいずれの意味であるかを問いただしてみてください。

(A)放射性物質を除去する世界標準の逆浸透膜浄水フィルタを採用した浄水システムNEOS

(B)放射性物質を除去する世界標準の逆浸透膜浄水方式を採用した浄水システムNEOS


この違いを補足説明します。

上記(A)は言葉の意味どおり「逆浸透膜浄水フィルタ」を使っているというだけの意味です。

上記(B)は「方式」でシステムです。「逆浸透膜浄水フィルタ」以外に、

この「フィルタ」を有効に機能させる「別の構成要素」もひっくるめて「方式」です。

私は、ネオスは(B)ではなくて(A)であると思っています。単に「逆浸透膜浄水フィルタ」

を使っているだけで、

このフィルタの本来の高い除去性能を引き出すための重要な構成要素である、

「高水圧をかける機構」が欠落しているのです。つまり、「逆浸透膜浄水フィルタ」だけでは、

放射性物質を検出限界未満までに除去することはできないのです。

確かに「逆浸透膜浄水フィルタ」は放射性物質を除去できますが、

それは高い水圧をかけた場合、という条件がつくのです。

コーウエイ社以外の日本の逆浸透膜浄水器メーカも、放射性物質を除去できているという

試験結果を公表しています。

例えば

テラオカです。
そして、
上記リンク内の別紙をごらんください。

「逆浸透膜浄水フィルタ」だけではなく「高水圧をかける機構」としての加圧ポンプが

浄水システム内に含まれています。

その他、何社かありますが、全て、加圧ポンプを使って水圧を高めて「逆浸透膜浄水フィルタ」

を駆動しているものばかりです。

コーウエイ社に、

「同業他社の放射性物質を除去できている逆浸透膜浄水システムは、

 電源(=電動加圧ポンプ)を使うものばかりの様であるが、ネオスだけは、

 どうして電源なしに、放射性物質を除去できるのか?」

と問うて、納得のいく答えが得られるか、ご確認ください。

なお、上記でご紹介したテラオカの例は、家庭用浄水器ではありませんが、

家庭用の逆浸透膜浄水器には電動ポンプは一般的ではない、なんてことは、

「世界標準」的にはありえません。

北米でも、台湾、中国の中華圏でも、家庭用逆浸透膜浄水器に電動加圧Pumpを付加したものが

多数販売されています。

例えば、www.amazon.com にて、 Reverse Osmosis Booster Pump の4つの単語を

入力して、商品検索してみてください。この4単語の意味は、

逆 浸透膜 加圧 ポンプ

の意味です。

多数の、家庭用逆浸透膜浄水器に後付けするための電動加圧ポンプや、

最初から電動加圧ポンプを組み込んだ逆浸透膜浄水器が、表示されるはずです。


「高い不純物除去率にて不純物を除去する世界標準の逆浸透膜浄水方式」というのは、

加圧Pumpを含んだ方式なのです。

ネオスは

(A)放射性物質を除去する世界標準の逆浸透膜浄水フィルタを採用した浄水システムNEOS

という意味であると、先ほど指摘しましたが、より正確に表現すると、


『(加圧ポンプと組み合わせることで)放射性物質を除去する世界標準の逆浸透膜浄水フィルタを採用し(低価格化と電気代不要というセールス文句の邪魔になる加圧ポンプを取っ払っ)た(結果的に放射性物質を除去できなくなってしまっている)浄水システムNEOS』

なのです。コーウエイは(~)内の言葉を、明確に言わないことで、

コーウエイの代理店やユーザ達を結果的に、詐欺にかけていると、私は批判しています。

日本において、いままで、逆浸透膜方式の浄水器が一般的でなく、

日本人が逆浸透膜浄水に関しての無知につけこんで、(~)内の言葉を言わない、

ということで、詐欺に等しい行為を行っていると批判しています。

日本人が、震災直後の原発事故後から、突如、逆浸透膜方式の浄水器に注目を始めた理由は、

「放射性物質が除去できるから」と言う理由にほかなりません。

それを承知の上で、コーウエイは、電動ポンプと彼らの逆浸透膜フィルタを組み合わせて、

日本において、放射性物質除去の実績データを作ってプレス発表した上で、

浄水システムの必須構成要素であった「電動ポンプ」を持たないネオスを

我々に売り込んでいるのです。



<<9/4追記 >>
コーウェイ社は「電動ポンプ+逆浸透膜」を使って作り出した放射能除去実績データの

プレス発表資料中に「電動ポンプを持たないネオス」を誇らしげに紹介している。

逆浸透膜浄水器に無知であった日本社会は、まんまとこの欺瞞行為に騙されてしまった。

日本社会においては「浄水器≒浄水フィルタ」であり

「水道圧力だけで浄水器から浄水が得られる」という認識であった。

「電動ポンプの重要性」が認知されていなかったのである。

これを逆手にとられてしまった構図である。

北米では家庭用浄水器市場で逆浸透膜方式が70%のシェアを持っており、

電動加圧ポンプ、ブースターポンプが大衆的に認知されており、

北米でこのような虚偽広告的プレス発表なぞしたら、

すかさずキビシイ突っ込みがはいるはずである。

既に騙されてしまったネオスユーザの方々が、

騙された事を認識しない限りは、周囲の人たちに口コミで、

ネオスを勧めてしまうという被害拡大を行ってしまう恐れがあり、

ネオスユーザの方々にもこの事実を伝える努力をしていきたいと思う。

今まで「つぶやいた」事はないのだが、ネオス関係で「つぶやいてみよう」と思う。

ネオス糾弾中なう、という奴ですね(笑)



<<9/5追記 >>
「つぶやく」為のアカウントを取りかけているのですが、10人フォローせい、とか

つまんない所で止まってます。「つぶやき」文化になれていないので、なれてから、

つぶやく方が効果あるかな、と考え始めている所です。

某掲示板に、ネオススレをたて、同じ事を書いておいたのですが、

コーウェイ社が行った「ゴマカシ」が、「加圧ポンプで原水を加圧したこと」だけで、

その他には「ゴマカシ」がないなら、ネオスを取り付けている水栓と、ネオスの間に

加圧ポンプを追加で挿入してやれば、除去率をプレス発表なみに改善できるのでは?

と想像しています。私の手元に実験機材の加圧ポンプが何台かありますから、

実験的に、ネオスの前段にポンプを入れて、除去率改善が可能か確認することは

やぶさかではありません。詐欺被害者救済活動として・・・

都内にお住まいのネオスユーザの方で、この件に興味がある方、協力してもよいと思う方が

いらっしゃるならこのブログエントリに連絡先(捨てアドで結構)のコメントを下さい。

こちらから連絡を差し上げます。


<<9/6追記 >>

楽天市場のネオス購入者の方々のユーザレビュー全部に目を通してみた。

涙がでてきてしまった。ほとんどの方が、納得され、喜んでいる。

「赤ちゃんのミルクが安心してつくれる」と・・・

逆浸透膜浄水器を導入しようとする、リスクに対して意識が高い人々が、

素の水道水をそのまま使うとは考えにくい。

このお母さんは、ネオスに出会わなければ、

きっと、ペット水などをつかっていたであろう・・・

水道水をそのまま使うのに比べれば、この低性能のネオスを使うほうが、

「マシ」なのは間違いないのだが、

「つけないより『マシ』」でもって、

コーウエィ社の詐欺的行為が免罪されるとは思わない。

涙がでてきてしまったので、このエントリの一番最初のパートを加筆・校正しました。

<<9/8追記 >>
区立図書館へ行って水道水の放射能除去に関する記事が載っていると言う

雑誌AERAのバックナンバーを調べてみました。

記事冒頭でコーウエイ社が取り上げられており、件のプレス発表が取り上げられています。

「コーウエイ社の何某が『除去できることがわかりました』と言う」という表現で・・・

記事中には、「逆浸透膜は圧力をかけて~」という記載も図つきで紹介されている。

記者の方は、大元のプレス発表をみていたのか、みていなかったのか、は記事からは

読みとれませんでした。プレス発表資料の中には、このネオスのイメージが含まれている

のだが、各報道機関は、プレス発表資料中の、個別の製品の詳細スペックまで、

疑いの目を持って調べたりはしないだろう、と想像はつきます。

そこまで「読んで」プレス発表資料を構成したのではないか、という疑念を持ちます。

AERA誌は結果的に「詐欺行為のお先棒」を担がされている図式になってしまっているのでは、

と私は思うのだが、この記事を書いた記者は気付いているのかな・・・・

記事を書いた当初は気付いていなかったとしても、逆浸透膜浄水器に詳しい、

同業他社などから、「水圧加圧機構がついていない逆浸透膜浄水器が高除去率は出し難い」と

いった指摘はなかったんだろうか・・・

<<9/20追記>> <9/30 マンションの低水圧に関して追記>
その後大地宅配さんからは何の反応もなく黙殺されている状態です。

それはそれとして、私は、個人でもできることとして、このブログエントリの

検索ヒット率を上げるべくネオスに対してのネガティブキャンペーンを続けています。

ブログのアクセス解析結果では毎日、うん十人のレベルで、この批判エントリへの

参照が発生していますから、個人ボランティアレベルでは、「まぁまぁ」でしょう。

私の批判に賛同してくださるRO業界の有識者の方、

この批判エントリに対して懐疑的な立場だと思われるコーウェイの震災前からのユーザの方

両方の立場の方が、このブログエントリにコメントを付けてくださっています。

どちらの立場の方でもコメントはWelcomeです。

無関係なエロサイトへの誘導コメントが書き込まれないように、承認制コメントに

させていただいておりますが、頂いたコメントはどちらの立場であろうと、

公開し、かつ、それに対する私の意見なりを表明したいと思います。


さて本日ネオスユーザの「じゃがりこ」さんからコメントを頂きました。

このブログエントリを見てCoway社に実際に問い合わせてみた、とのこと。
このページ下のコメント欄をご参照ください。)

Coway社曰く

(回答1)「普通の水道圧」相当の水圧を発生させるために確かに電動加圧ポンプを使ったと。
(回答2) その水圧は、0.3メガパスカル程度であると。
(回答3) 水圧の強弱で性能は上下しないのか?の問いに対して0.3メガパスカル程度あれば十分

だと。

上記(回答2)に関しては、私がCowayの問い合わせFORMに質問して黙殺されてしまった、

私がもっとも知りたかった情報です。情報提供感謝します。

上記(回答1)~(回答3)に関して私の見解を大変変長文で恐縮ですが以下に追記します。

また「じゃがりこ」さんのように、既にネオスをご利用になってしまっている方がたへの

私なりのアドバイスも書きたいと思います。

(回答1)について==========================

プレス発表して世間に広く出回っているイメージに一部とはいえポンプと電源アダプタが

写ってしまっていますし、背後に緑色の電源リールも写ってしまっていますし、

「使ってない」などと主張しようものなら

「どうやってポリタンク中の『雨水』を組み上げたんだ?」

と墓穴を掘ってしまうので、ポンプを使った事を否定はしないだろうと予想はしていました。

「普通の水道圧って?誰が決めたの?基準があるの?
 マンションや高台の戸建は低水圧の場合があるでしょ?」

「なぜポンプ使った事とかけた水圧0.3メガパスカルをプレス発表資料に記載しなかったの?」

「ネオスの取り付け可能水圧は0.14メガパスカルなんでしょ?なぜ0.3?」

と言うのが、私のこの回答に対する追加の批判です。

水道圧は各々のご家庭の立地状況、地域で様々です。

高いご家庭もあれば、低いご家庭もある。水を使う時間帯によって水圧が変わる事もある。

そのCowayが勝手に決めた所の「普通の水道圧」より低いご家庭にとっては、

「プレス発表通りの性能はネオスではでません」と

Cowayが自ら認めた事と同義であると解釈すべきです。

(回答2)について==========================

0.3メガパスカルという値は、RO業界で一般的に使われるUSでの単位に換算すると43.5psiです。

このエントリに書いてきたように、USの家庭用逆浸透膜浄水器においても

40psi以下の水圧であればポンプを追加すべし、としていることもあり、

これぐらいの水圧がないと「逆浸透膜」がそれなりの性能を発揮しないという値です。

ただしこの値は一般的な家庭用逆浸透膜浄水器が要求する値よりは若干低めです。

43.5psiでは逆浸透膜単体だけではプレス発表のような99.38%の除去率はでないはずです。

例えば、逆浸透膜において最大手のUSのダウ・ケミカルの家庭用逆浸透膜フィルタにおいても50psiで96~98%の除去率なのです。

ネオスに限らず逆浸透膜浄水器は、逆浸透膜の前後に、カーボンフィルタなどの別の原理の

フィルタを持っていますから、これらのフィルタと合わせた総合除去率で、99.38%の除去率が

でる可能性はあります。特にヨウ素に関してはカーボンフィルタで50%~80%除去できるとの

研究機関でのレポートもありますから、カーボンフィルタと合わせることで99.38%の性能が

だせる可能性はあります。この可能性を信じるとして、

Cowayが言う通り43.5psiの水圧をかけて99.38%の除去率が得られていたとしても、

ネオスは取り付け可能水圧が0.14メガパスカル=20.3psiとして販売していますから、

20.3psi以上43.5psi未満の水道水圧しかでていないネオスユーザに対して、

どういう落とし前をつける気なのだろう?と言うのが私の今の疑問。

43.5psi以下の水圧しかないユーザ達が「こんな説明は聞いてない」とクレームをあげたら、

どのような対応をする気なのでしょうか?

コーウェイは「43.5psi以上あるのが『普通』」として問い合わせしてきた

ユーザ達を煙にまこうとしている可能性がありますが、ごまかされてはいけません。

水道水圧が20psi台の水圧しか得られない事例は『普通』にある事のようです。

都心部の住居はマンションが多いわけですが、

■高層マンションで共用設備として加圧ポンプを持っている場合

■非高層マンションで貯水タンクを屋上に持っている場合

などはごく『普通』にあるわけですがマンション各戸に給水される水圧を安定させる

ために「減圧弁」を通して水道水の圧力を減らしてから各戸に給水されている事が

『普通』にあります。その減圧後の水圧が20psi台になっているケースもあり、

そういうケースがある事を知っているからこそ、ネオスの取り付け可能水圧を、

20psi程度と表記して販売を行っているのでしょう。

ネットの掲示板でのRO浄水器の取り付け相談においても、マンション1階にもかかわらず、

20psiの水道水圧しか得られていない、ということで、加圧ポンプを追加購入して

取り付けて、除去率と浄水生成量を確保した、事例が報告されています。

メーカ側のコーウェイ社目線の主張として100ユーザ中43.5psi未満の水圧になっているのは

XXユーザしかいない、というような言い訳をしてきそうな感じですが、

低水圧しか得られていないユーザの目線に立って考えれば、他ユーザが高水圧だから

文句を言うのは我慢しろ、というのおかしな話でなので、多いに文句を言うべきです。

「放射能が除去できます」のプレス発表には、水圧に関しての記載は一切ないのですから。

最初のプレス発表の段階で、電動ポンプをつかって43.5psiの水圧をかけていること、

それ以下の水道水圧しか得られない所では、ネオスでは発表通りの性能がでない事を

同時に公表しておくべきだった、というのが私の立場です。

今からでも訂正プレス発表を行い、水道水圧が43.5psi未満のネオスユーザに対して、

何らかの誠意ある対応とるべきだと私は思います。

以上は「コーウェイ社の回答をそのまま信じたら」という前提の私の意見ですが、

さらに「心証真っ黒」になってしまってる私の個人的な「勘ぐり」に基づく私の「疑い」を書きます。

タンクにたまった雨水を原水としてポンプ加圧して逆浸透膜浄水器に流す、

という状況においては、この43.5psiの水圧というのは非常にリアリティがある数字と

思っています。RO用の加圧ポンプには30~40psi程度の水道水圧を70~80psi程度に

加圧する事が求められおりその加圧量は+40~+50psi程度なのです。

ポリタンク中の雨水には水圧はかかっていませんから、タンク内雨水を電動加圧ポンプで

加圧すれば43.5psi程度の水圧になるのはうなずけます。

但しこの43.5psiという値は逆浸透膜においては決して高い水圧ではなく、この程度の水圧だと

除去率があまり高くないだろうなぁ、と言われる水圧で、この低水圧状況下で浄水した水を

検査に回したときに期待通りの販促に足りる結果がでるだろうか?と心配になる水圧なのです。

もし企業倫理を横においておいて、とにもかくにも高い除去率の浄水を作れ、

と言われたら至極、簡単な方法があります。

ポンプを2段重ねにしてさらに水圧を高めるという「ズル」を行うこともできますし、

雨水ポリタンクから「ポンプ+Cowayフィルタ」をつかって「浄水」を作成して

別のポリタンクにため、それを再度「ポンプ+Cowayフィルタ」に通して、

さらに不純物除去率を高める、という「ズル」もできます。

彼らが、こういう「ズル」をした、という証拠を私は持っているいるわけではありません。

ただ「こういうズルは簡単にできる」と言っているだけです。

プレス発表をよく見ればわかりますが「第3者機関」は試料水(原水と浄水)の

放射性物質濃度を測っているだけです。

試料水(=浄水)がこのような「ズル」によって作成されたものではない事までは

「第3者機関」は保障していないでしょう。仮に、その「第3者機関」の方が

立ち会っていたとしても、逆浸透膜浄水の専門家ではないでしょうから、

目の前でこのような「ズル」が行われていても、見破ることはできないでしょう。

最初のプレス発表において、RO業界では常識とも思える「水圧」「加圧」の重要性について

全くふれず、ポンプなしのネオスを売り込んでいる時点で、

「心証真っ黒」になってる者の目から見れば、「こういう『ズル』もしてるんじゃないの」

と疑いの目を持ってしまうということです。

コーウエイ社は「そんな『ズル』はしていません」と言うでしょう。

私は「『ズル』をしている」という証拠は提示できません。

ただの「言いがかかり」かもしれません。

ですがコーウエイ社も「『ズル』はしていない」という信じるに足りるだけの

「プレス発表」はしていないのが事実です。

「コーウェイの『逆浸透膜フィルタ』で除去できました」

としか主張しておらず、そのフィルタにどのように水を通したかについての

説明については、言及していないのですから。

(回答3)について====================================

逆浸透膜が圧力が低い時に低性能になるのは逆浸透膜に詳しい人の間では常識です。

英語資料で恐縮ですが、やはり、業界最大手の、
ダウケミカル社の資料のfigure2から始まる説明記述には、

・水圧が落ちると除去率が落ちる事
・水圧があげれば除去率が上がる事
・一定以上の水圧になれば除去率増加量が減ること

が記載されています。

圧力が低くなれば性能が落ちる事は逆浸透膜を使っている限り否定しようがありません。

コーウエイ社の逆浸透膜は0.3メガパスカル以上の圧力をかけても、それ以上、

除去率は上がらない、ということなら、その意味では、この回答は「納得」ですが、

彼ら自身の回答をひっくりかえして表現すれば0.3メガパスカル未満は「不十分」

だと、彼らも考えている、ということです。



さて「じゃがりこ」さんのように、「ネオスは放射能除去ができるよい浄水器」という

宣伝文句を信じて、既にネオスをご利用になってしまっている方がたへの

私なりのアドバイスを書きたいと思います。

(1)この批判エントリはネオスの広告手法を批判するエントリですので

あえて、「放射能が除去できる」という彼らがつかってる表現をそのまま用いてますが、

どんな浄水器をつかったとしても100%の除去率というのはありえない。

彼らのプレス発表と同じ立場で表現すれば、「検出限界まで除去できた」と

いうことになりますが、「検出限界まで除去できるわけでない」としても

「素の水道圧に応じたそれなりの除去」はネオスでも可能ではありましょう。

代替の飲料水の手当てを行っていくにしても、その準備ができるまでは、

素の水道水を飲用することに比べればそのままネオスを使いつづける方が、

リスクは減ると考えてよいと思います。

(2)当面、ネオスを使い続けるにしても、使い方の工夫をすることで

除去率を上げた使い方を行う余地があります。これに関しては

2chの家電板のNEOS専用スレッド

に書き込んでありますのでこちらを参照してみてください。

(3)水圧が0.3メガパスカル=43.5psi未満のネオスユーザの方に関しては、

「そんな説明はどこにもなかった。プレス発表を信じて導入したのにそれは詐欺でないか!」

とクレームの声をあげる権利がある、と私は思います。例えば、

「説明不足だったのだから、違約金なしでレンタル解約させろ。初期費用も返金しろ」

「水圧の話など聞いていない。プレス発表どおりに性能が期待できる機種、
 つまり、どのような水道水圧であろうと0.3メガパスカル以上の水圧に加圧できる
 機種に無償で交換しろ(サイズは大きくなりそうですが加圧ポンプつきモデルもあるみたいですし)」

「交換できないなら追加の加圧ポンプを同じレンタル費用内で提供しろ」

など。私がネオスユーザならこのような要求をつきつけます。

「ネオスの公表取り付け可能水圧」が0.14メガパスカルにもかかわらず、プレス発表の

元になった試料水の作成においては0.3メガパスカルの水圧を電動ポンプでかけていた、

というのが、コーウェイ日本支社の落ち度であり、コーウェイ本社の本意でなかった、

ということならば、私がコーウェイのCEOであるなら、

「『電気を使わない』わけにはいかなくなるが、加圧機構の追加提供」

「希望者には違約金なしのレンタル解約。購入者への返品を認める」

などの、一種のリコール策を含んだ、訂正&謝罪プレス発表を行います。

「普通の水道圧」は0.3メガパスカル以上であって、それ以下はレアケースであるというなら、

リコール対象は少ないはずですね。

(4)TDSメータは、amazonなどで3000円~4000円代で購入できます。

これで、ネオス原水となる水道水と、ネオスの浄水のppmをそれぞれ測定して

その比率を求めることをお薦めします。

例えば、水道水が100ppmでネオス浄水が10ppmなら、

10/100=10%で、100-10=90%の除去率は出ていることになります。

あなたが、ネオスに対して費やした費用、これから費やすであろう費用が、

その除去率に見合う、と考えるのであれば、この批判エントリの事など忘れて、

そのままネオスを利用しつづける、という選択肢もあるでしょう。




最後に、私から、ネオスユーザの方がたへのお願いですが、

仮に、ネオスを気にいっているとしても、

これから逆浸透膜浄水器の導入を検討される方がたに対しては、

■ネオスのような電動加圧ポンプを持っていない逆浸透膜浄水器の除去性能は、

取り付け箇所の水道水圧次第であること。

■逆浸透膜の高除去率を引き出す観点では、水道水圧は低い場合も多々あること。

を付言した上でネオスやコーウエイをご紹介ください。

単に

「放射能が除去できているみたいだからネオスはいいみたいだよ」

というアバウトなお薦めではなくて。

<<10/4追記>>
ダメ元で、ネオスの代理店に対して、個別に、商品説明改善をはたらきかけていくことにします

<<10/4さらに追記>>
東京都が7月に「放射能が除去できる」として販売されている浄水器について、不当表示がないか
調査を行っていたようなので、その担当部局のメールアドレスを調べて、メールを
差し上げてみました。ここにその内容を記述したかったのだが、ブログの、エントリ最大文字数を
超えてしまったので追加エントリへ続く。
土曜にかよってるダンススクールが、

参加する9月末の秋の地域のお祭りイベントに向けての練習が本格化してきた。

去年は女子小、女子中にまじってオッサン一人がまじって踊ったもんでなかなかキツかった。

今年は去年一緒に踊った娘たちが1年成長して、すっかり大人びて、Danceスキルも向上していて、

去年とは違った意味で、ガクブルだ(笑

一方、今年になって、新しくスクールに加入してきた大人の女性陣もおり、

その面では気楽な面もありぃの、という感じであるんだけどね。

ということで、またもや、夜な夜な、東京タワーが見える都心の公園で、

オサンが一人でダンスレッスンをストリートダンスよろしく繰り広げることになるやもしれぬ。

そんなオッサンを都心でみかけたら生温かい目で無視してやってほしい。


ROネタではない。RO目的の方は読み飛ばせ!
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今週の話じゃなくて先週の土曜の夜の話なんですぅ。

ここんとこ、渋谷は、お久だったわけぇ。

だってone roomから遠いんだものぉ。

でもwombのHP覗いてみたら土曜の夜なのに~23:00のスケジュールなのっ。

こりは珍しいなっ、と。

2chのCLUB板で、womb、改装したって書き込みもあったんで、

思いきって行ってみたのよー。

そしたら、入口のスタッフが、どっちのお客?とか聞く訳け。

23:00までのイベントはラウンジの方で、

メインフロアーは貸切Partyとか言うの。

ははっ。父さん、こりゃ、失敗しちゃったな!状態ね。

でも、せっかくだから、ラウンジイベントに入ってみた。

今はお久だけどwombは、さんざん、行き倒してつもりだったけど、

ラウンジへの、ああいう、アクセス経路があったなんて、知らなかったね。

なんとなく、小箱の内輪ノリの感じがしたけど、まぁまぁ、楽しめたかしら。

womb唐揚げ、おいしゅう、ございました。

23:15頃にwomb出て、踊り足りないので、air行っちゃいました。

ひたすら踊った記憶しかない。多くを語ることはない。
「電子工作好きITオヤジダンサーが日本を救うRO浄水器を追求してみたり」の続編です。

ブログエントリ最大文字数を超えたので分離しました。




目次
 第1膜~第7膜はこちら
 第8膜:ROオタクは電気伝導度の夢をみるか?(後篇)
 第9膜:メンブレン性能測定装置初号機を実戦投入!!
 第10膜:メンブレン性能測定装置2号機登場(前篇)!!
 第11膜:メンブレン性能測定装置2号機登場(後篇)!!
 第12膜:第1次直列AXEONの戦い(開戦前夜)



第8膜:日本を救うためのその6.
~ROおたくは電気伝導度の夢をみるか?(後篇)~





悪魔指数の測定結果レンジが狭いのだ。

指数の変動範囲が狭いのだ。

測定値がそれだけ安定しているのか、

それとも零号機の分解能が低いのか。

恐らく、後者なのであろう。

これが次なる初号機に向けての第一課題となる。



またプローブに電流を流している時間が長すぎるのも気になる。

プローブ由来のパルスを32768回もカウントする方法では、

RO水のような浄水度の高い水のppm測定においてはさほど問題にならないと思われるが、

浄水前の原水、RO排水のようなppmの高い水の測定においては大問題になるであろう。

俺が危惧している問題とは、「プローブ電極の細り」である。

DM-2本体の挙動解析では、50ミリ秒以下の短時間の間に、

数10発程度のパルスだけどプローブ電極に印加しているだけであった。

さらに、DM-2本体は、ユーザが操作している間しかプローブ電極にパルス印加しないのだ。

一方、俺の、メンブレン性能測定装置-零号機では、32768回もパルス印加を行い、

さらに、それを、のべつまくなし、自前のプローブ測定基盤の電源をONしている限りは

データロガーがデータを採取していようがいまいが、

問答無用で、プローブ電極にパルス印加を続けてしまう。


俺は、35年前の中学生の頃の、愚行を思い出していた。


当時の俺は、水素ガスをビニールゴミ袋に充填し、あたかも空気中に水素ガス風船の浮かせ、

その上で何らかの方法で、水素ガスに着火を行い、水素ガス風船を爆発させてみたい、

という妄想に取りつかれていた。 飛行船ツェッペリン号の爆発事故の様に・・・・

このようなテロ行為とも言える愚行を実現するために、水素ガス密造を企んだのだ。

水素ガスは如何にして製造できるか?

中学生の理科レベルの知識により、以下の2通りの製造方法を思いついた。

(1)水酸化ナトリウム水溶液を電気分解し陰極から発生するH2ガスを収集する

(2)水酸化ナトリウム水溶液にアルミニュウム粉末を投入する。

いずれの方法にしても、鍵となる物質は、水酸化ナトリウムである。

だが、これは劇薬であり一回の中学生がおいそれと大量入手できる代物ではない。

そこで、俺は、水素ガス密造のために水酸化ナトリウムを密造する事を企んだものだ。

これも、まさに「スパゲティを食うために小麦の種をまく」的な発想であった。

百科事典を調べ、水酸化ナトリウムの原料物質を調査し、

さらに、その原料物質が入手困難であれば、その原料物質の製造方法を調べ、

なんて事を繰り返した結果、中学生レベルで簡単に入手可能な物質群から、

水酸化ナトリウムを家庭レベルの器具で製造できることを発見したのだった。

俺は、迷うことなく、テロ準備行為に走った。

オウム真理教によるサリン密造に15年も先立つ過去の愚行である。ご容赦いただきたい。

このあたりのNaOH密造に関してはページを尽くしても簡単には語りつくせないが

この話は別稿にゆずろう。閑話休題。

ともかくNaOH密造というテロ準備行為はめでたく成功し、

俺は電気分解による水素ガス製造を実行した。

クリップを曲げた電極を水酸化ナトリウム水溶液に突っ込んで直流電流を通電したものだ。

わずか1日電気分解をつづけただけで、クリップ電極は鋭利な縫物針のようにやせ細り

ツンツンにとがったものだ。



つまり、おれは、DM-2プローブのステンスレす電極が、長時間通電により、針のようにやせ細って、

ツンツンになる事を恐れたのだ。

これが、メンブレン性能測定装置 初号機に向けての第2課題となる。



俺は、DM-2プローブ電極温存のために、零号機の運用停止を決断した。

だが、電極ツンツンに目をつむれば、零号機はなかなかの出来である。

運用停止前に、もう一度だけ、データ採取を行うことにした。

加圧ポンプを完全停止し、加圧ポンプ追加前の、ポンプなしRO SYSTEMにおける

データ採取を行うことにしたのだ。

以下がそのデータである。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-pumpなし-零号機測定データグラフ

pumpを使用したときのグラフを比較すればpumpの威力は一目瞭然である。

ROメンブレンの入力側と出力側の圧力差が低下するにつれ、

悪魔指数が悪化している傾向にある。

俺は、圧力差と悪魔指数の相関関係を散布図にプロットしてみた。

その散布図が以下である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-圧力差vs悪魔指数

ポンプあり、なしの2通りをプロットした。

これによりポンプの御利益を実感できるともに、広い圧力にわたってのメンブレン性能のグラフが得られる。

圧力差が大きい所で、悪魔指数が跳ね上がっているが、これはROメンブレンの運転開始直後の

入力側からの浸み出しによるもので、このグラフにおいては、ノイズのようなものである。

無視していただきたい。

filterdirect.comのRO585に添付されているROメンブレンは、AXEON製ノーブランドメンブレン75GPDである。

この散布図から、このメンブレンが最高性能を発揮するのは、メンブレン入力出力圧力差が60psiを

超えたあたり、ということが言えるであろう。


また、悪魔撃退の為には、加圧pumpは必須ITEMと言えることが証明できたと

言っても過言ではない。

俺はこのグラフに満足し充実感を持って零号機の電源スイッチを切った。




第9膜:日本を救うためのその7.
~メンブレン性能測定装置初号機を実戦投入!!~





零号機はいくつかの課題を提示してくれたが、これらの本格解決を待っていたのでは

作戦展開スピードが遅くなってしまう。

課題解決のための検討&試行を俺のone roomマンションで行いながら、

妻子が自宅で日々利用しているRO浄水器の稼働状況の把握を行うことにした。

いよいよ零号機で開発した技術を初号機という形で実戦投入するわけだ!

零号機から初号機での機能強化ポイントは以下である。

(1)悪魔指数測定ポイントを1点から2点に倍増(RO前とRO後)

(2)1週間連続での長期偵察活動を可能とする。

上記(1)のために、DM-2プローブを接続するコネクタを、

DM-2が採用しているコネクタと同じものに変更し、コネクタケーブルを切断して

独自コネクタをとりつけることなく、プローブ取り付けるできるようにした。

聖地アキハバラにDM-2プローブを持ち込み、コネクタ屋で現物合わせを行い、

適合コネクタを探しだした。日圧の2mmタイプが適合した。

ピンピッチが2.54mmよりせまく標準のユニバーサル基盤には、適合しないのだが、

もともと4ピンしかなく、少々、無理をすれば、2.54mmピッチに押し込むことはできなくはない。

大元の独自コネクタを搭載した、プローブ切りかえドータボードの上に、さらに、

DM-2本体と互換の2mmピッチコネクタを取り付けた孫基盤を設けることとした。

零号機試験運用時に、切断していたDM-2プローブ1本目ケーブルは

再接続を行いビニールテープで補修である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機DM-2プローブアナログIF回路系

上記(2)は具体的には

・測定間隔を極力短い時間間隔にしたい

・測定期間を1週間はとって長期間データをとれるようにしたい

という要求を、データロガーの限られたフラッシュメモリ量にて如何にして実現するか、ということである。

最短の時間間隔1秒では、半日程度しかデータ蓄積できないのだ。

そこで、加圧ポンプ稼働中は、短い測定時間間隔でデータ採取し、ポンプ非稼働中は、測定間隔を長くする、

という、小細工を行うこととした。

もともとの秋月印のデータロガーは、1秒毎とか、1分毎とか、指定時間間隔で、淡々とデータを採取しつづけるだけの

機能しかなく、かつ、この時間刻みは、ソフトウエア制御ではなくて、データロガー上のタイマICによる割り込み信号による、

インタラプト制御によって行っているらしいことが、データロガーの回路図と、アセンブルソースプログラムから

伺いしることができた。ならば、データロガーのプリント基盤をカットして、割り込み信号を、FPGA評価ボード側から

供給してやれば、FPGA側が決定する時間周期でデータ採取が可能になるであろう。

試験的にパターンカットを施し、データロガーの動作がどのように変わるかを解析。

目論見どおりの動きを行えることが確認できた。

そこで、零号機におけるポンプ両端電圧をデータロガーに流すための基盤に、いくつかの電子部品とコネクタを

追加し、FPGA評価ボードの拡張ポートに接続してやって、

ポンプ電圧がONになっている時には秒単位で、

ポンプ電圧がOFFになっている時には分単位で、

データロガーにデータロギング用の割り込み信号を送れるように、FPGAのvelilog記述を変更した。

このからみで、小基盤の数がさらに増えた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機水圧センサ、電動ポンプIF系とデータロガ

FPGAの拡張ポートを取り出す基盤は、零号機のものではなく

新規に初号機ように新しく、かつ、耐久性のあるものを作成した。

同時に7セグメントLED表示基盤も新規に2セットを製造した。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機デジタル回路系

初号機での実戦偵察活動と並行して、one roomで、各種課題解決のための技術開発も行うためである。

電極ツンツン対策としては、

(A)ポンプ稼働中のみ、細かく悪魔指数を測定することとしてプローブに通電する時間数を最小化

(B)1回の悪魔指数測定のためのパルス数を1/4に減少

という安直な対策で良しとした。

なんやかんかで、初号機の全ての構成物は以下のようなものとなった。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機全部品イメージ

部品が多くごちゃごちゃしている。

one roomの洗濯機上の実験空間では、これでも、さほど支障がないのだが、

自宅のキッチンのシンク下の空間に、これらのごちゃごちゃを如何にして押し込むか?

この点に関しては、マヌケなことに、いままで全く考慮していなかったのだ。

どうせ1週間だけだから、と、強引に、見栄えなぞ無視、妻の不評も恐れず、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機全景イメージ

のように、段ボール切れ端に基盤をくくりつけ、その段ボール切れ端を

から傘小僧のように、自宅のRD106の上にかぶせて、設置。

FPGA回路パタンの流し込み、データロガー設定、収集データの回収は、

シンク近くのキッチンゴミ箱の上に、ノートPCを置き、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機からデータ回収中

こんなイメージで初号機に対してアクセスを行った。

1週間の実戦での偵察活動によって、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RD106+電動ポンプの圧力と浄水度変化

$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-初号機-長時間測定の試し測定

$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RD106-ROの漏れ

といった結果が得られた。

アンダーシンク型RO浄水器の最大の特徴は、圧力タンクであるのだが、

この圧力タンクの副作用として、

「細かく加圧ポンプ電源が、ON/OFFを繰り返し、そのたびに、浄化度が低い、

 悪魔指数の高いRO水がタンクに流れ込んでいる!!」

という事が判明した!

北から降ってきた悪魔は、RO浄水器の重要コンポーネントである、

圧力タンクと結託して、ROユーザに悪さをしかけている、という構図である。

やはり、RO運用においては「圧力」という「魔物」の制御を、

最重要課題として取り組む必要がある、ということを再確認しつつ、

俺は、初号機につづく2号機のための回路試作に、取り組んだ。




第10膜:日本を救うためのその8.
~メンブレン性能測定装置2号機登場(前篇)!!~





初号機による実戦での偵察作戦はほぼ2週間におよんだ。

1週間サイクル2回である。この2週間の間に、

季節は初夏から夏真っ盛りへと移り変わった。

当然、室温、水温とも急上昇である。

初号機の、浄水度測定回路の測定原理は、「周波数カウンタ」であるわけだが、

中学生レベルのアナログ電子工作では、測定回路自体の温度変化による周波数シフトが問題となった。

単純に1回目の偵察結果のデータと2回目の偵察結果のデータを比較検討することができないのだ。

どちらが、より、北からの悪魔の潜伏度合いが高いか、の区別がつけられない。

また、測定回路自体の温度変化による誤差以外に、水の電気伝導度自体が、

水温で変化するため、水温もデータとして採取して、温度補正を行わないと、

時間が大きく離れた、測定結果を比較検討することができないのだ。

初号機の偵察運用によって、「ROの漏れを対策すべし」という、戦術目標は設定できたわけだが、

俺は、開戦時点から、

(1)悪魔除去率の高いROを選定すべし
(2)そのROを、最高性能が発揮できる条件で実戦に投入すべし

という戦術目標を立てていた。

(1)のために、除去率が高いと思われるAXEON製150GPDメンブレンを、

MyUS.com経由で海外ロジスティックスをかけているぐらいだ。

俺はこれらの戦術目標のために、

苦労して組み上げた初号機の浄水度測定アナログ回路の放棄を決定し、

2号機に組み込む、新しい測定回路の開発に着手した。


「ほぼ純水」に浸したDM-2プローブ電極は、

等価回路的には高抵抗として振舞うだけではなく、イオン濃度が極端に低下しているため

電荷の運び手が減少しているために、容量の大きいコンデンサと組み合わせると、

初号機の測定原理の周波数発振回路が停止してしまう事が判明していた。

2MΩなどのアキバ部品の高抵抗では問題なく動作する発振回路が、

DM-2プローブ電極に対しては発振が停止してしまうのだ。

DM-2プローブ電極間の抵抗値をテスタで測定してみると、

測定開始時点は、1MΩ以下の低抵抗なのであるが、みるみる、抵抗値があがっていくのだ。

イオンが移動してしまい、電荷の運び手が水中からなくなってしまうのだ。

結果として、容量値の大きいコンデンサを使った場合には、

わずか1サイクルの発振に必要な電荷移動さえも果たせず、回路の発振が停止してしまう。

零号機において、この事実が判明したものの、零号機、初号機では、

回路設計自体を変更しないで、コンデンサ容量値や、オペアンプの帰還抵抗値の

回路定数を、試行錯誤的に、変えて、なんとか安定して発振する定数値を見つけ出して、

実戦投入したわけだが、その副作用として、測定分解能の低下という

耐えがたい欠点も発生していた。

とどのつまり、測定原理の「周波数カウンタ」が、無理センであったわけである。

これが「初号機の放棄」を決定した最大の理由である。

俺が考えた、2号機向けの新しい測定原理は「オシロスコープ」である。

FPGA+外付けアナログ回路の、デジアナ混在回路によって、

+側電圧振幅とー側電圧振幅が対象な、数発の方形波パルスを作成し、

「DM-2プローブ+コンデンサ」で形成されたCR積分回路に入力してやる。

そして、高速コンパレータICを使って、コンデンサ両端電圧が

一定の閾値を超えたタイミングで、0,1のデジタルパルスに変換し、出力方形波パルスとして取り出す。

入力方形波パルスと出力方形波パルスの、立ち上がりタイミングのずれ幅を

2chのオシロスコープで計るがごとく、FPGAのカウンタ回路で計測してやるわけだ。

以上の記述は、大学工学部電子工学科の専門課程実験程度の知識を前提にした、オタ記述である。

まぁ、一般向けに平易にいいかえれば、零号機、初号機で採用した中学生レベルの電子工作では、

純水測定に対しては、全く歯がたたない事が判明したので、工学部3年生レベルの電子工作にレベルアップしたということだ。

それにともない、聖地アキハバラから調達する電子部品に、FET、OPアンプ以外に

高速コンパレータ、高速フォトカプラという新顔が加わった。

そして、35年ぶりにアキバ通いをつづけていた俺は、アキバのさびれたパーツ屋の片隅で、

往年の汎用ロジックIC、SN74シリーズの生存者も発見していた。感涙ものである。

デジタル部を全てFPGAで処理をするのではなく、アナログ回路とのIF界面では、SN74シリーズを採用することにした。

ブレッドボードでの試作過程においては、35年前と同様のDIPパッケージのSN74シリーズを使った。

以下イメージの左手奥に見えるブレッドボードは、測定原理の有効性を確認した、試作V1回路。



BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-2号機電気伝導度測定回路試作風

手前のオシロスコーププローブがぶら下がってるブレッドボードは、入力パルス、出力パルスの、

波形を綺麗にすべく、回路調整を行った試作V2回路である。

まぁまぁ綺麗なパルスが入出力できるようになった所で、本番回路作成である。


ここでは、SOPパッケージのSN74シリーズを使うことにした。

半田付けなどの面で回路作成が困難を極めることは想像に難くないのだが、

そもそも高速コンパレータがSOPパッケージであったのだ。毒を食らわば皿までも、である。

組み上がった本番回路が以下である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-2号機伝導度測定アナログ回路部

爪が伸びた俺の人差し指先と比べれば、かなり、コンパクトな電子工作物であることがわかろう。

SOP使った電子工作には涙が出た。老眼が進行している俺にはキツイものがあった。

老眼以前に、テンプラ気味の半田づけしかできない、半田付けテク初級者の俺にとっては、

無謀ともいえる作業であった。組み上がっても全く動かない。

テスタで調べてみると接続したはずの電線が導通していないのだ。

げにおそるべし!1.28mmピッチ!! 2.54mmとは、ダンチの世界であった。

1か所半田付けするたびにテスタで導通確認、隣ピンとのSHORT確認を行う羽目になった。

もう2度とこのような作業はやるまいぞ。

3号機は、EDAソフト使って、プリント基盤配線パターンを自動作成し、

海外の格安プロトタイプ回路基板屋に基盤発注してやる!!

と、心ひそかに、さらなるステップアップを誓った俺であった。

出来あがったコンパクトな回路は、

初号機のアナログ回路基板(レンジ指定のロータリSWとDCDCコンバータなども搭載)の上の、

ドータ基盤(プローブ切りかえ用のリレー回路)の上の

孫基盤(DM-2プローブコネクタ搭載基盤)の上の、

ひ孫基盤として、1.28mmピッチの連結コネクタで乗っけてやった。

4総構造である。

1層目のメイン基盤の、「零号機、初号機の発振回路」は、通電を切った「廃墟」である。

真横からみると、旧香港島の九龍島状態である。(笑

2層目には、リレーを追加して、同時3点の浄化度測定が可能なようにするとともに、

コンデンサ放電用のリレーも配置して測定精度向上を図った。

3層目には、DM-2プローブの3本目と4本目のケーブル、おそらく、温度測定用サーミスターであるが、

これへの配線を設けた。

2号機全体イメージは以下のような感じ。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-2号機テストラン中

水圧センサ継ぎ手が、直輸入品の軽量コンパクトなものになり、

水圧センサケーブルが、シールドケーブルに更新され、といったマイナチェンジも行った。

そして、全体を、100円SHOPで調達したキッチン網に組み付けて、可搬性を向上させた。

この電子回路だらけのキッチン網を持って、自室と自宅の間を、電車で往復するわけだ。

奇異の目で見られること疑いなしである。

電車内で、こんな、怪しげな網を持っているオッサンがいたら、それは俺であるので、

そんな奴をみかけたら、生温かい目で見守ってやってくれ。

ほぼ形になった、2号機を、自室のRO585に取り付け、早速、試運転を開始した。

以下は2号機のLED表示である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-2号機LED表示

左上の青色4桁の16進表示は、RO後の純水の抵抗値にある定数をかけた値である。

右上の白色4桁の16進表示は、RO前の原水の抵抗値にある定数をかけた値である。

抵抗値、つまり、電気伝導度の逆数であり、もはや、訳のわからない「悪魔指数」ではない。

校正系数を求めておけば掛け算だけで電気伝導度(マイクロジーメンス)に換算可能な値である。

RO後の値は、生測定値を7bit shihtした値

RO前の値は、生測定値を2bit shihtした値

である。つまり、RO前後の水の抵抗値が、2進数で5ケタの差、32倍の差がでていることになる。

100ppmの原水から3ppm前後のRO水を生成するという、filtetdirect のRO585の75GPDメンブレンの能力を

正確に計れているようだ。

ここまでなら、普通のTDSメータでもわかることなのだが、

試運転データの詳細解析をまたないと確実なことは言えないが、

ぱっと見の印象では、16進数で2ケタ程度の有効数字は確保できているようである。

さらに、この16進数で0B7Bの4ケタが、「ROの漏れ」が発生しているときには、01xxまで抵抗値が低下するのだ。

つまり、電気伝導度≒TDSメータで言う所のPPM値が上がっていることになる。

測定結果の振れ幅が大きくなっており、コンシュマー向けの市販TDSメータでは

とらまえる事のできない微細な浄水度変化を、デジタル処理可能な形で、水圧、温度データとともに、アルタイム収集できそうだ。

試運転データの解析が楽しみである。

俺の期待は、いやがうえにも大きく膨らんだ。




第11膜:日本を救うためのその8.
~メンブレン性能測定装置2号機登場(後篇)!!~





本来であれば、輸入したばかりの、上級TDSメータ COM-100を使って、

メンブレン性能測定装置2号機の精度検証、校正を行うべきなのであろうが、

要は、対「北から降ってきた悪魔」戦において、意味あるデータが提供できるか、否かである。

学位論文のための測定データを取ることが目的ではない!

one roomの filterdirect.comから購入したRO585+DIの、RO浄水器セットに

2号機を取りつけた俺は、2号機を稼働させ、圧力タンク内浄水を全パージし、

1st runのテストデータを採取しはじめた。

多数の有意義なデータが採取できたが、俺が目を見張り、

小躍りしたデータが以下である。

$BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-2号機がとらえた微妙な水の抵抗値変化

グラフの前半は通水を停止した状態の測定値であり、

各測定値が当然のようにフラットの値を示している。

零号機、初号機では、通水停止状態においても、DM-2プローブに流すパルス数が多いせいで、

イオン分極を引き起こし、イオンが電極に引き寄せられ、見ための、浄水度が上昇すると

いう欠点があったのだが、2号機においては、約2秒の間に電極に流すパルス数はわずか10発の

ために、分極を引き起こすことなく、連続測定に成功している。

そして、通水を開始したグラフ後半は、RO前の水の抵抗値を示す赤いプロットがゆるやかに

上昇し、これと並行して、RO後の水の抵抗値もゆるやかに上昇している。

ROの不純物除去原理では、割り算で不純物が除去される。つまり、入力水中の不純物の

XX%が除去され、残りが生成水中に残る。

ROが生成する水の純度は入力する原水に純度に比例して変化するのだ。

対悪魔戦の戦術Aと戦術Bのどちらが有効かを比較検討するためには、

ROが生成した生成水aとbの純度の違いを比較するだけでは無意味なのだ。

同時に、

aを生成したときの原水αと

bを生成したときの原水βの

不純物濃度も測定し、a/α と b/β を比較しなければならない。

グラフ後半は、このa/αの値が一定していることを示している。

この値を良い方向へ変化させる妙手を見つけだすのが真の目的なのだが、

その良い、悪い、を計るための「物差し」をついに手に入れることに成功したのだ!

早速、採取したデータを加工して、

RO前後の圧力差と、RO前後の抵抗比を、散布図にしてプロットしてみた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RO585-75GPDの圧力-除去率関係グラフ

上記のように、綺麗なカーブを描いており、RO前後の圧力差が大きいほど、抵抗比率が大きい。

電動ポンプを稼働させた場合のカーブと

ポンプなしの場合のカーブをくらべれば、その差は一目瞭然である。

電動ポンプを使うROユーザが享受できる除去率と

電動ポンプを使用しないROユーザが享受する除去率に、

これだけの差がでてくるわけだ。

対悪魔撃退戦に参戦するROユーザは、ポンプを装備すべきである!





第12膜:日本を救うためのその9.
~第1次直列AXEONの戦い(開戦前夜)~





メンブレン性能測定装置2号機を形にした俺は、いよいよ、

『日本を救うためのRO浄水器』を目指す、具体的な作戦行動にとりかかった。

今まで、俺がいじり倒してきた浄水器は、所詮、『USのUSによるUSの為のRO浄水器』の範疇をでていないのだ。

これからは、この浄水器に様々な改良を加えその効果を性能測定装置で確認し、

「北から降ってきた悪魔」を撃退するための『JapanのJapanによる悪魔撃退の為のRO浄水器』を目指す活動となる。

準備段階を完了し、いよいよ、本格戦闘を開始するわけだ!

対悪魔撃退戦の初戦を飾るのは、「AXEON製150GPDメンブレン」である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-AXEON150GPD

俺は USのfilterdirect.comからRO浄水器を個人輸入したわけだが、

filterdirect.comで販売されているRO浄水器において採用されている、

逆浸透膜(RO)フィルタは、filterdirect.comの説明によれば、

AXEON® Water Technologies

の製造によるものである。AXEONは、RO膜大手製造メーカであるダウ・ケミカルから、

FILMTECブランドの膜素材を購入し、この膜素材をロール状に加工して家庭用RO浄水器で

使えるROフィルタとして製造しているとのこと。ダウ・ケミカルからは、

FILMTECブランドのROフィルタも販売されているが、ロール状に加工した後の、

不純物除去率はAXEON製の物の方が好成績らしい。

AXEONブランドは、今年の1月に立ちあがったばかりの新ブランドであるが、その前身は、

ULTRATECというブランドにて、古くから、FILMTECフィルタ互換の、高除去率メンブレンとして

一定の評価をUSで得ているようであった。

filterdirectは、このAXEON製であるが、ブランド名が明記されていない、ノーブランド扱いの

メンブレンを、RO585,RD106といったRO浄水器に搭載している。

このAXEON製ノーブランドメンブレンをAXEON製のAXEONブランドのメンブレンに換装して、

除去率向上を狙ってみようという魂胆である。同時にRO585に搭載されていた75GPD値ではなく、

150GPD値のメンブレンに換装することで、同時に単位時間当たりの浄水量を倍増させよう、という目論見もある。

単体の除去率が現状のノーブランドメンブレンより向上するという、たしかな根拠があるわけではない!

ないからこそ、実測して効果の有無を確認することにこそ、意義があるのだ!

仮に除去率向上が果たせなくとも、このAXEON150GPDメンブレンを追加することで、

システム全体としては、何かしらの能力向上を果たせることは間違いなかろう。


新規調達したAXEON150GPDメンブレンフィルタと、それを格納するメンブレンハウジング、ハウジング継ぎ手を、

俺のONE ROOMの洗濯機上のスペースのRO浄水SYSTEMに組みつけてみた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-AXEON150GPD評価全景

今までの、ノーブランド75GPDメンブレンは、洗濯機上の空間の左上に移動し、

75GPDメンブレンが設置してあった箇所には AXEON150GPDメンブレンを設置し、

いざ「初陣!」と試験的に通水を開始してみたのだが・・・

水圧が上がらず除去率が上がらないのである。orz.

RO導入初期には、あれほど猛威を奮っていた、「魔物」の水圧が、すっかりなりをひそめてしまっている。

これはどうしたことだ・・・

俺は、filterdirectから購入した加圧PUMPの表示されているグラフに気がついた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-PUMPの性能特性

このグラフの意味するところは、

「Pumpを流れる水量が増えると圧力は低下しますよ」

ということである。

つまり、75GPDメンブレンをつかっていた時には、「減圧弁」までも導入しないと、

80psi越えの高圧になってしまっていた「魔物」が、メンブレンを通る水量が倍の150GPDになったことによって、

圧力が低下しまくり、「魔物」はすっかり腑抜けになってしまったというわけである。

初戦の出鼻を挫かれた俺は、やむなく、加圧Pumpを75GPDメンブレン前に移動し、

水道水圧50PsiでのみAXEON150GPDメンブレンを稼働させる配管を構成し、

数日間にわたってAXEON150GPDメンブレンの性能特性を測定してみた。

50psiの低水圧においても、このメンブレンは、

80ppm->4ppm,100ppm->5ppm,150ppm->6ppmの性能をだしており除去率95%は確保できてる。

FILMTECブランドのROフィルタでは、100GPD以上の浄水量が大きいフィルタの除去率は、

カタログスペック上90%となっており、この値よりははるかに性能は高いのは間違いない。

「FILMTECブランドよりも除去率の高いULTARTECブランド、改め、AXEONブランド」

という売り文句には嘘はないようだ。

AXEONのカタログ

によれば、水圧を高めれば、除去率は98%まで上がるはずなのだ。

既に、対悪魔撃退戦に参戦しており、FILMTEC 100GPDメンブレンなどの、低性能大容量メンブレンを利用している

ROユーザには、一層の除去率向上を狙ってAXEONメンブレンに換装することをお薦めする。

現状、俺の知る限り、AXEONメンブレンを日本で単体小売しているSHOPはないようであるが、

USのオンラインROストア

入手可能である。俺もこのSHOPから調達した。

「90%も95%も98%もさほど変わらないではないか?」と思う人がいるかもしれないが、

この考えは、除去率の解釈を誤っている。

対悪魔撃退戦においては撃退した悪魔の数も、もちろん重要な戦績パラメータであるのだが、

より重要なパラメータは「討ち漏らした悪魔の数」なのだ!

北の魔窟から悪魔が降ってくる以前は、そもそも、悪魔は0匹であったのだ。

北から降ってきた悪魔が100匹いたとして、

FILMTEC100GPDメンブレンは、90匹を撃退し、討ち漏らしは10匹

AXEON150GPDメンブレンは、95匹を撃退し、打ち漏らしは、5匹

つまり、この性能差は、除去率差5%と解釈すべきではない。

この解釈は戦場で闘う戦闘部隊の視点だ。

より重要なのは「銃後」の家族、妻子での視点なのだ。

打ち漏らし数を半分にできるのだから、銃後の妻子の被害量も半分!

この観点に立てば、性能差は2倍なのだ!!

浄水量は少なくなるが、

filterdirect.comのAXEON製ノーブランド75GPDメンブレンでは、

除去率97.8%を、メンブレン性能測定装置にてよって実測確認しており、

打ち漏らしは、2.2匹である。

ちなみに、このブログの別エントリで、別途、糾弾を開始しているが、

『KOREAのコーウエイ社による日本人をカモる為のRO浄水器』である、

放射能が除去できると大評判の電気を使わない経済的なNEOS(ネオス)P-07CLでは、

楽天のユーザREVIEWによれば、原水42ppm→浄水3ppm (除去率92.86%) とのこと。

打ち漏らしは7.14匹でありUS直輸入品より性能が3倍以上悪い。

コーウエイ社の虚偽広告に踊らされて、逆浸透膜浄水に無知な日本人が、

US直輸入RO浄水器の1/3の低性能浄水器を2倍の金額で売りつけられ、

カモられており、「カモ」られたユーザ達の口コミ、さらに、

それをうけたAERA誌などのマスコミ報道、それを受けて、「カモ」られる被害者の増大、

という、展開になってしまっている。「カモ」の拡大再生産だ!

俺が「対悪魔戦」の戦術研究を没頭している間に「悪魔」に心を売り渡した「魑魅魍魎」が

日本のネット上に蔓延してしまっていたのだ!こんな「伏兵」がいたとは!

「悪魔」に対する直接戦闘以外に、「魑魅魍魎」どもにも戦いをしかけねばならない事態に

なってしまっている。Google検索でざっと調べただけで「魑魅魍魎」サイトは数百を下らない。

「多勢に無勢」は明らか。逆転は不可能かもしれんが、「カモ」の拡大再生産を少しでも、

食い止めるべく「情報戦」も展開することにした。


閑話休題。


ともかく、Pumpなしでも、AXEON150GPDにより、そこそこの95%の除去率を得られていることを確認した俺は、

この新顔を戦陣に加えて、対悪魔撃退戦の総力戦を展開することにした。

戦闘フォーメーションは以下の陣容である。

1st stage filter: filterdirect RO585 セディメントフィルタ
2nd stage filter: filterdirect RO585 カーボンフィルタ
3rd stage filter: filterdirect RO585 カーボンフィルタ
4th stage filter: AXEON純正ブランド150GPDメンブレンフィルタ

filterdirect販売加圧PUMP
|
5th stage filter: AXEON製ノーブランド75GPDメンブレンフィルタ

圧力タンク
|
6th stage filter: filterdirect RDシリーズ用 DIフィルタ
7th stage fllter: filterdirect RO585 ポストカーボンフィルタ

そして、各要所、要所には、オハイオ製水圧センサー、DM-2電導度プローブを配置し、

それらとつながるXlinixFPGAボード、秋月印データロガーを配置し、

戦闘状況をリアルタイム電子偵察を行う!!

先陣のAXEON純正150GPDにより、100匹中95匹の悪魔を撃退し、

打ち漏らした5匹をAXEONノーブランド75GPDにより追撃。

この5匹を除去率97.8%で撃破できれば、総合除去率は99.89%となり、

1000匹の悪魔に対して、打ち漏らしはほぼ1匹となる目論見だ!

本来のこのブログのメインテーマではないんだが、

自分の書いたブログ文章をチェックしていて、思わず、トサカにきてしまったので、勢いでかく。

このブログのRO関係の記述があるエントリの下の方には、アメバのSYSTEMが自動挿入した

国内のRO業者の宣伝リンクが自動挿入されるわけですよ。

これ自体は、アメバの無料ブログなので何の文句もないんですが、

そのリンク先を気まぐれに覗いてみたら、「トサカ」に来てしまったわけですよ。

タンクもついてない4StageもののRO浄水器が4万6800円ですか!!

これだって自分でとりつけるわけでしょ?

絶対的な値段は、そんなに、高いとはおもいませんがね。

海外相場で言えばこのスペックで4万6800円はありえませんわ。

NSF認証品ではありませんがね、俺が個人輸入した filterdirect.com なら


DIフィルタ2段重ね7stage 150GPDオヤジお薦めセットで4万8000円ぐらい。


( 9/24 追記:↑のセットは、Pumpパワーが小さすぎる事が判明しています。
 このエントリみて、これを買ってしまった人には、まこと、申し訳ない!
 150GPDの大きなメンブレンに対応した大きなポンプを台湾から8000円程度で
 直接個人輸入して買うルートを見つけました。興味がある方はコメントください。)

オヤジが使ってるのとほぼ同等のDIフィルタ付き6stage100GPDセットなら4万2000円切るぐらい。

これアメリカからの送料込だからね。

当然、タンクと蛇口がついたアンダーシンク型で料理に使えるタイプ。

両方とも、電動ポンプ、減圧弁、DM-2インラインメータ、追加の継ぎ手、TUBE付き、

マニュアルFLUSHバルブなんかも付いた値段だからね。

運が悪ければ、税関の抜き取り検査に、ひかかって、5%の消費税が追加でかかるかもしれないけど。

そりゃ、アンダーシンク型だから、取り付けは簡単とは言いませんが、

↓のリンクにでてくるような加圧タンクもない取り付けが簡単なタイプだったら、

料抜きで$100切らないとおかしいね。

送料入れても$200=1万6000円程度を超えることはないはず。

無論、国内業者さんですから差額の30000円に何かしらの付加価値があるのでしょうね。

このエントリに目を通された方は、↓の46800円の物は、

国内付加価値分のコスト成分が30000円程度と、認識した上で、その価値を測っていただきたいと思う。

日本語でQAできる事に30000円の価値を見出すか、とかね。

オヤジ自体は、この業者さんとは、まったく関係なく、くわしくもないので、

他にも素晴らしい付加価値があるのかもしれないが、現時点では、想像もつきません。




オヤジは、北の方に、ボランティアには行けないので、「自分にできること」として

ネット上のボランティアのりでRO関係の情報もブログに乗せてるわけで、

これ、結構、手間かかってるんだよね。

これ自体は本人納得ずくで楽しんでやってるんでいいんだけど、

オヤジが、手間暇かけてまとめてきた情報を、届けたいと思うような、対象の人々に、

↓みたいのを、進める気持ちには、とても、なりませんな。

ということで、

オヤジが制御できないページ下部の自動キャンペーンに対して、

オヤジが主体的にコンテンツ内容を制御できるページ上部にて、

ネガティブキャンペーンをはってみたり。(笑)


<<12/3 追記 >>
アメリカへ格安送料で小部品を返品する方法

個人輸入したものが、もし、壊れていたらどうするか?

そんな場合は、頑張って、知恵使って、対処していくしかない。

実際に、そんな、事例が・・・

DM-2が壊れていたら・・・

メーカの保障規定が使って修理交換できるかチャレンジ!

メーカ保障規定からはできそうな感じ。

つかえるかどうかは、メーカに聞くとして、

どうやって、メーカへ送るか?それも安く!!

EMSだのDHLだのFEDEXだの、は論外だ!

日本郵便の、国際郵便の説明PDFに以下を発見!

これが使えるなら、DM-2や、フィルタの1本ぐらいなら、国内の宅急便価格ぐらいで

アメリカに物を送り返すことができそうな!? ホンマか!!


PDF中の以下に2KG以下に注目!!
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-国際通常郵便のSAL


これ、使えば、DM-2やフィルタ(巻きもの)の1個ぐらいは・・・
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-国際通常郵便の梱包


で、値段が、国際通常郵便の小型包装物のSALだったら
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-国際通常郵便SALの小型包装物の値段

実際にこれが使えるか?相談しよう、そうしよう、どこに?
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-国際通常郵便SALの小型包装物の相談
ここ最近は毎週の様に週末はRO浄水器がらみの電子工作に時間を費やしてたりするわけだが

クラブ活動の方も再開である。

体調を崩してここ1年ばかりクラブ活動を共にしていなかった同世代の友人が、

ストレスが溜まってきて、もうアカン、ということで、

久しぶりに一人クラブではなく、連れ付きで、

オヤジがお気に入りのelevenの

HOUSEイベント

に行ってきた。

オヤジの職場近くで合流、飯くってから、one roomに移動。

one roomの水圧センサ付きのメカメカしいROマシンの生成水を振舞ってる間に、

オヤジは中年ITリーマンから年齢偽装の不良中年風クラバーに衣装チェンジしてTAXIでeleven方面へ。

普段はチャリなわけだが雨ふってたし2ケツでケヤキ坂を上る脚力はない。

TAXIの行き先でelevenと言っても通じんだろうな、と、

「エーライフ近辺の、エーライフより渋谷側に寄った所で、エーライフと同じサイド行きたいんですけどー」

と言ってみた。

運転手氏は、「あー。エーライフーの方ですねー。結構回っちゃうけどトンネルぐぐっちゃっていいですか?」と。

完全にオヤジをナンパ系地元住民と認定し、さも当然のように聞いてくる。

ま、エーライフの名を挙げりゃそうなりますな。さぞかし、不良野郎どもをエーライフに送り届け、

帰りには、乳繰り合ってるカップルをピックアップして荒稼ぎしているのに違いない(笑)

いや、地元は地元なんですが、トンネル使う経路なんて知りません、ケヤキ坂経路しか。

運転手氏は、エーライフの裏側の通りのブロックにスルスルと車を導き、

「このあたりがエーライフの裏なんですけど」と。

エーライフとelevenの位置関係を頭に描きながら、規制の許す範囲でeleven側に誘導してからタクシーを降りる。

規制の関係で遠回りしてもTAXI料金は2割増深夜で1000円で数十円のお釣り。有難や。

降りた所は初見の裏道なわけだが、1小ブロック進むと、まさしく、elevenの入口通りでドンピシャ!

珍しく野生の感が働いたね。

「おっ。ココ、ココ」と友人つれてelevenの1Fドアを押し開く。友人は「え?ココ?」と驚く。

ま、看板も何もないもんね。そこがエーライフなんかのナンパ箱とは違う所な訳よ。

ネットで印字したフライヤー使って500円引きで入店。

ドリンクチケットはついてないけど、LEDライトのついたケータイストラップがもらえた。

入店時間は23時すぎ。金夜であるが、海外有名DJというわけでもないので、混んではいない。

まったりと酒のみながら、eleven前のyellowの話などを友人に語ってからフロア行って踊る。

さすがに金夜なので平日夜みたいに、フロア独占状態みたいなことにはならない。

友人の体調も気になったんで、踊って休憩、踊って休憩、を繰り返す。

オヤジは一人の時では入れない休憩をいれてることもあり、

踊ってる最中は、もう全力、パワーマックス、で汗ダラダラで体を動かす。

ノリは、インターバルトレーニングだ!

激込みではないので、休憩中はバーカウンタ前の椅子に、たいてい座る事ができた。

「客層がお洒落だ、ageHaより上品な感じ」と、友人にご評価を頂いた。

ageHaはごった煮ですからね。

バーカウンタ付近の、これまた、友人につれられて初めてきたらしい若者たちと、

「音がすごいですねぇ、とっても混んでるし」

「金夜にしてはすいてる方だよ」

「よく来るんですか?」

「俺はね。ちょくちょく」

なんて一時の交流。

孤高の一人クラバーの時には、声なぞ、かけられないし、かけないから、

これは、連れアリ、でクラブ行ったときに特徴だな。

曲は普通にHOUSEなんだが、

途中で、シンディローパーのTime after TimeのHouseリミックスがかかる。

連れと「俺らの世代の曲だ!」と、喜び、苦笑しあう。

あと、ハワイアンぽい曲のHOUSEリミックスが、記憶に残ってるな。

AM3時ぐらいまで、通算4時間ぐらい、のクラブ活動でした。
RO浄水器の購入&取り付けの実際的な情報をお求めの方は
■逆浸透膜(RO)式浄水器■研究所 情報まとめwiki
の方をご覧ください。

以下は(RO+電子工作)オタクの個人的研究活動の裏側をまとめた「読みもの」で
Howto文書ではございません(笑)


■プロローグ

よってらっしゃい!みてらっしゃい! ちょっと大げさなエントリにしてみました。

「追求してみた」という完了形でない所がミソ。現在進行形です。

電子工作とITとRO浄水器と(ダンス)をクロスオーバさせて

いろんな試行錯誤を繰り返しながら、

全世界の知恵を総結集して、

日本を救うためのRO浄水器を目指していこう!って

言うオタク趣味を、この1つのエントリに、書き足していきます。

エントリの数は基本的に増やさないつもり。このブログはCLUBとHIPHOPのブログですから。ええw。

そんなに高頻度ではないけど、新しくやっていった事を、ちょっとづつ、

エントリのお尻に足していきます。

たまに、気分転換に、エントリ内のコンテンツ順番を入れ替えたりの大改装するかも。

HIPHOPもクロスオーバさせたいなぁ。

じゃ開膜。




目次
 第1膜:家庭用アンダーシンク型RO浄水器の水圧を仔細に分析できるようにする>
 第2膜:敵は水道 水道圧の1日
 第3膜:第2の敵はppm 戦闘準備開始
 第4膜:DM-2をハッキング!
 第5膜:ロジスティックスを制するものが戦争を制する!
 第6膜:ROオタクは電気伝導度の夢をみるか?(前篇)
 第7膜:ROオタクは電気伝導度の夢をみるか?(中篇)
 続きはこちら




第1膜:日本を救うためのその1.
家庭用アンダーシンク型RO浄水器の水圧を仔細に分析できるようにして、
RO膜(逆浸透膜)の限界性能を引き出そるようにしよう!




RO関係の他エントリを見た方は、オヤジが、水の中のヤバいもんを恐れ、

突如、家庭用RO浄水器を2セットUS西海岸から個人輸入をしかけ、

バージョンアップを繰り返しながら

不純物除去率≒放射能除去率を高めるべく水圧の制御に苦心してきた様をご存知であろう。

こんな事をやってきたオヤジは、

「水圧の状況を手にとるように、詳細に、俺がいない時にも、細かーく、データをとってみたい!」

と熱望するようになった。

データさえ取れれば、日本を救うために、次に何をすればよいかが、分析できるではないか!と。

・・・で、国内のインターネットを漁りまくり、探索範囲を、全世界に広げて、

まる1カ月かけて、ついに見つけ出したのが、家庭用のRO浄水器に取り付けられそうで、

個人の金で購入できる、高精度圧力センサー! アメリカのオハイオ州の企業の製品。

こいつを安く個人輸入するための知恵をネットから漁りまくり、

やっとこさ、個人輸入したのが↓これ。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-輸入した圧力センサー.

結構ずっしりと重いステンレス製。

右の大きい方が、精度0.4% 左の小さい方が、精度1.0%。

輸入直後の状態では、家庭用のRO浄水器には、取り付けられない。

家庭用RO浄水器は、直径1/4インチのプラスチックTUBEで組み立てられているから。

太いステンレスのネジをプラスチックTUBEにつなげるため、国内で手に入る継ぎ手をつけてみる。

上のイメージは、この国内継ぎ手を装着した状態。

でも、これだけだと、どこぞのヤバいもんまき散らしてる施設みたいに、水漏れしまくるんですわ。

そこで、2chの「RO浄水器研究所スレ」の、スレ住人の知恵を借りて、

こんな形でTUBEにつなげる!

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水圧センサ近撮

ちょっとわかりづらいけど日本国内でネット通販でかえる継ぎ手2種類を、

それぞれ、別のネット店舗から購入して、2段継ぎにして、プラスチックTUBEへ接続できるようにした。

センサ頭の電極に電子工作というよりは唯の電気工作でケーブルをとりつける。

さぁ、これで、水圧を電流に変換して測定できる準備が整った!

これさえできれば、中学生のときにはまっていた電子工作ノリを35年ぶりに復活させるだけだ!

アキバかけずり回って電子部品を調達して、

圧力センサが出力する、水圧に比例した4mAから20mAのレンジの電流値を

0.1%の金属皮膜抵抗で電圧値に変換し、

PICマイコンが搭載されたデータロガーという電圧データ収集基盤で、情報収集を図るのだ!


そして、組み上がった、リアルタイム水圧値収集機構が、これ!

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水圧センサとデータロガーの結合テスト

そして、こいつらを、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RO浄水器に水圧センサとデータロガーをつけてる図

のようにone roomのRO浄水器に、組み付けて、朝方に、データロガーを起動!

帰宅したら、ノートパソコンをデータロガーに接続して、

1秒毎に収集された電圧値を回収!

ここまではくれば、文系サラリーマンでもできるエクセル作業だ!

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水圧センサによるRO浄水器の水圧変化グラフ.gif

↑こんなグラフをかいてみて、「タンク内圧はやはり線形には増加していなかった!」と興奮し

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RO浄水器の使用状況毎の水圧変化.gif

↑こんなグラフをかいてみて、

「見える、見えるぞ!、俺の朝の行動が手にとるように、水圧変化から、手にとれるように見えるぞ!」と悦に入り、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水圧センサー値から見えてきたRO浄水器の設定改善点

↑こんなグラフをかいてみて、

「ほらみろ!まだまだ改善点があるではないか!?」と、

日本を救うためのその2、に闘志を燃やすのであった。(笑)



第2膜:日本を救うためのその2.
~敵は水道 水道圧の1日~




俺はネットの片隅のあるRO関係の掲示板の古老の言葉を思い返していた。

「北から降ってきた悪魔が水道水に潜むようになったのは、

 つい最近のことじゃが、遥か昔から、水道水の中には別の「魔物」がおるんじゃ。

 この「魔物」は 時と場合によって、味方にもなり敵にもなる。

 運が良ければ、悪魔を退治する心強い味方となってくれるが、

 運が悪ければ、悪魔と結託してお前さんに悪さをしかけるじゃろう。

 お前さんは、この「魔物」を常に味方につけるよう、懐柔せねばならんのじゃ。」


俺は自分のワンルームマンションの水道に潜む「魔物」が、

俺の味方なのか敵なのかを調べることにした。

そのためにRO浄水器の配管を一時的に変更することにした。

取水バルブの後ろにあるソレノイドバルブを撤去し、

排水側のリストラクターにつながる排水TUBEの先にボールバルブを取り付けバルブを閉める。

この上で、加圧ポンプの電源をカットするのだ。

こうすることで「魔物」はそのままの形で、

オハイオから輸入した式神の水圧センサーの所まで、ダイレクトにやってくるはずだ。

RO関係に詳しくない奴には、一体、何を言っているかわからんと思うが、

魔物を召喚する呪文を唱えた、とでも思ってくれれば良い。

「魔物」がどれくらい荒ぶっているかを丸1日24時間見張るすることにした。

聖地アキバから連れてきたもう1つの式神の秋月印のデータロガーに、

「水圧センサの報告を2秒毎に記録するのだ。さすれば貴様は24時間分、魔物の怒り具合を記録できる」

と命じた。

無人のワンルームマンションで、俺の2匹の式神は黙々と息をひそめながら、

魔物の動きを共同して監視しつつづけた。

翌日俺はデータロガーから1日分の膨大なデータを回収しエクセルに取り混んでグラフにしてみた。

データ点数がエクセルの描画可能限界を超え、半日分毎、2枚のグラフとなった。

お昼から真夜中までの約12時間と、真夜中からお昼までの約12時間である。

「魔物」は味方か、敵か、緊張の瞬間である。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水道圧の1日変化前半

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-水道圧の1日の変化後半

グラフを見た俺は息を飲み、そして、頭を抱えた。

その理由は、青いプロットである。

水道圧はメンブレン入口側の赤いプロットであるが、青いプロットは浄水側、圧力タンク側である。

圧力タンク側はプレッシャースイッチにより圧力制御がなされ、

俺のワンルームのRO585システムにおいては、およそ45psiより高い圧力になることはないはずなのだ。

青プロットの圧力が赤プロットの圧力とほぼ同じ値まで上昇していた。

これが意味するところは、式神の水圧センサーが魔物を監視できるようようにと、

付け焼刃の魔物召喚の呪文を構成・発動してしまったために、

清浄なる純水の世界に、悪魔の侵入を許してしまったと言う事だ。


何を電波な事を言ってやがる、と思うだろうRO浄水器に詳しい奴向けに、

言い直せば、給水制御しているソレノイドバルブを撤去し、ポンプを停止し、

排水側TUBEを完全にシャットオフすれば、メンブレン前の水圧センサは、

ダイレクトに静的な水道圧を受けることになるが、それはROメンブレンも同じ。

タンク側の圧力45psiは、水道圧の60psiより小さいため、メンブレン出口側の

逆止弁を通過して、じわじわ、と浄水されない、ヤバいもんが含まれたままの、

素の水道水が圧力タンクの中に流入して、汚染事故が、発生してしまったのだ。



極めつけは、汚染事故が発生している事に気付かず、浄水と思いこんで、

汚染されたタンク内の水を、喜んで飲んでいるのだ。この痴れ者は。

まさに、魔物が悪魔と結託して俺に悪さを仕掛けたと言う状況だ!


顔をドス黒く変化させた俺は、携帯型TDSメータを取り出し、

暗澹たる気持ちで、タンク側の水の悪魔指数を測定した。

84ppm!! 普段は3ppmを超えない清浄なる世界が、惨憺たる有様だ。

「タンク内、全量パージ!!」

俺は、小麦タッパーに取り付けた蛇口を、全開にして、洗濯機に放り込んだ。

悪魔が侵入し堕落した純水は只の水。唯の水には、洗濯用水の地位こそが相応しいのだ!!



第3膜:日本を救うためのその3.
~第2の敵はppm 戦闘準備開始~





悪魔の侵入は許したものの、24時間分の詳細水圧データは手に入れた。

グラフの数値では荒ぶる「魔物」を封印するためのアイテムである「減圧弁」が有効に働いている様だ。

俺は、過去の「魔物」との壮絶な戦いの歴史を思い出し感慨にふける。




最初は「魔物」は大人しく可愛くさえあった。わずか50psi程度。

今にして思えば。この値で満足しておれば良かったのかもしれない。

「悪魔」封印の為の「魔物の」最適値は70~80psiという情報をネットで見かけたのが、

「魔物」との戦いの初まりだったのかも知れない。

このわずか20psi~30psiの差を埋めるべく、USから「加圧電動ポンプ」を、

追加個人輸入、取り付けた所から、泥沼の消耗戦が開始されたのだ。

ポンプのパワーを手に入れ、荒ぶった「魔物」は、

適圧をはるかに超える95~100psiというパワーを持って、

俺のRO浄水器の心臓部である、耐圧80psiのメンブレンに襲いかかった。

メンブレンを守るために、俺は、

・流体力学的な配管術を編み出して「魔物」の悪しきパワーを空回りさせ、

・アキハバラの秋月印の電圧制御基板でもって「魔物」のパワーの源泉となっている「電動ポンプ」の封印を試みた。

これらの方策は一定の効果を収めたものの、味方の顔と敵の顔を、ヤヌスの鏡のように、

行ったり来たりする「魔物」の本質を制御しきる所までには至らなかった。

そして最後に「減圧弁」を導入することで「魔物」を常にメンブレン耐圧以下の値に押さえこむ事に成功したのだ。

単にRO水を手に入れるという事が目的であったなら、俺の戦いは、ここで終わっていたはずだ。

俺の真の最終目標、最終目的は「北から降ってきた悪魔をもRO水の中からいついかなる時でも可能な限り取り除く事」である。

そもそも「悪魔」封印の為の最適圧が70~80psiという情報自体が、伝聞情報でしかないのだ。

「魔物」を正確に測る事

「悪魔の封印度合い」を正確に測る事

この2の課題を成し遂げる事で、

メンブレンの呪力が最も高まる「魔物」の真の「最適圧」を知ることができるのだ。

最終目的の成就はその後だ!!

今、オハイオからの水圧センサによって、1つ目の課題は成し遂げられた。

暫定的とは言え「魔物」は「減圧弁」の効果により敵の顔をみせなくなっている。

それを客観証明する術を手に入れる事ができたのだ!



2番目の課題を成し遂げるための、新たなる戦いを開始する必要がある。

今度の戦いのバトルフィールドは流体世界ではなく、電子の世界。

第2の敵の名前は「悪魔の封印度合い」を示す、悪魔指数ppm。

俺は日本を救う為の第2の作戦計画を練り始めた。



第4膜:日本を救うためのその4.
~DM-2をハッキング!~





作戦計画の第1段階は、敵を知るために、敵の偵察方法を確立することである。

悪魔指数ppmは、こんな機械で測定できる。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-DM2-0ppm

これはインラインTDSメータというものでRO浄水器の

任意の2か所の配管途中に、センサープローブを挿入設置することで、

ボタンを押すだけで、その挿入箇所の配管の中の水の不純物濃度をppm表示できる。

不純物の中には、北から降ってきた悪魔も含まれるから、

俺は心の中で悪魔指数と呼んでいる。

センサープローブはこんな感じの2本の電極でしかない。
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-DM2プローブ近景

PPM数値は、水の電気伝導度から算出しており、

電気伝導度は抵抗値の逆数でしかないことを、

ネット情報から知った俺は、

「では、悪魔指数を計るには、このプローブの先端の2本の電極の間の抵抗値を測定すればよいわけだ!」

と短絡的に考えた。

どのようにしてこの電極を使って、どのような方式で抵抗を計るか?

この疑問を解くために、俺はDM-2を解剖してみることにした。

まず、裏ぶたをとってみた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-DM2裏ぶたをとったイメージ

なんと、電池交換をするためには、ネジを開けて、裏ぶたをとらねばならん作りになっている。

低消費電力であることによほどの自信があるのであろう、と感心した。

裏ぶたをとると基盤が露出し、センサーケーブルのとりつけコネクタがあらわになった。

ん?センサープローブ1本あたりの電線の数が2本ではないようだが・・・・

基盤全体を取り出して確認してみた。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-DM2基盤全景

基盤は、当然のようにIC化によって部品点数はさほど多くない。

センサープローブにつながる電線の数は、やはり4本。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-DM2センサ端子部-基盤表

プローブ先端の電極は2本しかないのに。

センサープローブ2本で、合計8本の電線がある。

悪魔指数PPMを計れるようになるためには、

この4本×2セットの電線につながるプローブの扱い方を習熟する必要がある、

と悟った俺は、聖地秋葉原へ出向き、大量の電子系部品類を調達し、
BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-RO系電子工作実験資材

まずは、DM-2を改造して、DM-2本体とDM-2プローブをつなぐ間のケーブルを切断し、

DM-2本体とプローブの間を流れる信号をハックすることにした。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-センサー改造DM2


まるで、スパゲティを食うために小麦の種をまきはじめるような所業で、

気が遠くなるが、日本を救うためには、避けては通れない道なのだ!!



第5膜:日本を救うためのその5.
~ロジスティックスを制するものが戦争を制する!~



北から降ってきた悪魔との戦争のために、俺は、もう一つの重要テーマの解決に着手した。

DM-2の解析が、戦術面での作戦計画研究だとすれば、このテーマは、戦略面的側面を持つ。

「兵站」つまり、ロジスティックスである。

悪魔と戦う為の主要装備はROシステムであり、これ自体が日本ではこれまで一般的ではなかったのだ。

電子装備に関しては聖地アキバで調達可能であるし、

ソフト装備に関してはネット上の電子世界から転送可能であるが、

ROの関連部材に関しては、海外からの調達を大前提に考えねばならない。

戦争遂行費用にも予算の限りはありこの限られた予算枠の中から、

国内業者の懐を潤すmoneyを供出する気は、戦争当事者の俺には、サラサラなかった。

RO部材、センサー機材を販売してくれる、北米の戦争協力者達と、

日本での戦闘を遂行する俺との間に、国際物流チャンネルを確立する必要がある。


この分野に全く未経験の俺は、当然のように、ネット上の集合知を頼った。

その結果として俺が選んだロジスティックス手段が、MyUS.comである。

ここを採用するまでには、ページを尽くしても語りきれないほどの、

なんやかんやの経緯や試行錯誤が、があったのだが、それは別稿にゆずる。

一言でいえば、RO機材に関して生じている日米価格格差、品質差が、

物流サービスコスト、品質においても発生していた、という事だ。


MyUS.comはIT化が極度に進行したコンシュマー向け物資転送サービスプロバイダである。

IT屋の俺でさえ「脱帽」となるシステムを使ってサービス展開を行っている。

「脱帽」の理由は、AjaxだのJavaだのPHPだの、と言った卑近な話ではない。

サイト自体の派手さは全くない。自らが提供するサービスの品質を上げ、コストを下げ、

それと同時に、海外にいる顧客の満足度を上げるためには、どのようなITが必要であるか、

ということを考えつくしている、と伺える点に「脱帽」である。

本業がIT屋の俺にとっては、この面に関しても何ページあっても語りつくせいない思いがあるのだが、

日本を悪魔から救うための戦争においては、「また別の話」である。


ともかく、装備増強を計るべく国際ロジスティクスを検討し実践したというわけだ。


DM-2の悪魔指数PPMの測定ロジックの解析作業と並行して、

この物流チャネルを通しての、種々の追加の戦闘資材の調達を進めた。


例えば、

■オハイオ製の水圧センサーの追加調達

■水圧センサーを本格戦闘に使うための純正コネクタ

■悪魔指数を多点同時測定するためのDM-2プローブの大量調達、

■悪魔指数をより正確に測定するための上級測定装置

■悪魔除去率がより高いと予想される新型RO膜ユニット

etc,etc・・・


水圧センサは在庫切れとなっており製造完了まで一時の時間ができた。

俺は、その間にDM-2ロジックを解析し、解析結果を参考に、電子装備の自作を進めた。


そうこうしているうちにMyUSから連絡がはいった。

待望の追加水圧センサが到着した、と。物資確認の為にイメージも確認せよ、と。

MyUSは、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-MyUSに届いたセンサのにすがた

↑こんなバカでかいBOXで送られてきた水圧センサーなどの小物パーツを、

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-センサとコネクタとケーブル

↑こんな風に、荷をほどいて、他の戦争協力者達からの物資と合わせて、

コンパクトに再パッキングして、悪魔との戦闘を遂行中の俺に、物資送付してくれるのだ。



第6膜:日本を救うためのその6.
~ROおたくは電気伝導度の夢をみるか?(前篇)~





インラインTDSメータのDM-2本体と、DM-2プローブの間で、やりとりされる信号を解析した俺は、

そのシンプルかつ巧妙な設計思想に目を見張った。

中学生レベルの電子工作スキルしかもたない俺には到底、到達不能な技術にも思えた。

だが、しかし・・・

ここで挫けてしまっては日本を悪魔の手から守ることはできない!

と、折れそうになる心に喝を入れネットで回路事例を漁り、平日夜な夜な、あるいは、

週末を電子工作の試作に費やした。各種コンポーネントを、手さぐりの状態で設計し、試作し、実験する。

有望そうなデザインは生き残り、そうでなかったものは廃棄。その繰り返しであった。

震災後3カ月、全活動の70%はこれに費やされていたと言っても過言ではない。

そして、ついに、まがりなりも、各コンポーネントが、

設計ニーズを満たすような動きをみせるようになってきた。

俺は、未完成のまま、全コンポーネントを接続し、強引に「システム」として稼働開始することにした。

対悪魔撃退戦術研究の為の「メンブレン性能測定システム-零号機」のロールアウトである。


この零号機のスペックは非常に限られた物だ。

(1)RO前後の2点のリアルタイム水圧値
(2)RO後1ポイントの電気伝導度らしき値
(3)加圧ポンプ駆動電圧

上記3種類4つのデータを1秒毎に採取しデータロガーに記録する。

零号機の目的は以下の2つ。

(A)システム全体デザインの妥当性検証

(B)自作独自コンポーネント部分の方式設計の妥当性検証

見栄え、実用性、耐久性、は全て二の次だ。検証NGとならば、どうせ、再デザインである。

妥当でない路線に、無駄な労力をかけないために、個々のコンポーネントが100%完成していなくても、

解決課題が残っていても、そこには目をつぶって、とにもかくにもつないで試験稼働させる、

ということを最優先としたモデルが零号機である。


個々のコンポーネントの完成度を高める活動と並行して、

全コンポーネントを結合状態で強引にでも稼働させ、潜在課題を先行して洗い出し、

設計に早期にFEEDBACKしようということだ。

システム全景はこんな感じ。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-メンブレン性能測定環境-零号機

one roomマンションの洗濯機スペースの上部空間に全てが設置されている。

こんな状態でも洗濯は可能だ。

洗剤のアタックのみが所帯じみてはいるが、およそ、1リーマンの

one roomマンションにおいてあるとは思えない、愉快な絵柄になったと自負している。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-dm2-probe-if

DM-2プローブとDM-2本体の間のケーブルをぶった切り、

このようなプローブ測定回路基盤を挿入した。

無謀にも、フルスクラッチ設計の完全自作である。

この基盤はV3.5である。ここに至るまでに、ブレッドボード上で、

何通りの回路が試作・廃棄されたことか・・・

この基盤は、多点自動測定のためのプローブ切りかえ回路を、

ドータボードとして抱えている。

零号機は、最大4ポイントのDM-2プローブ測定機能を

持つように設計され、強引に稼働させた現段階では、

一部は2ポイント分の回路しか実装していなかったりする。

そして、DM-2プローブは、1本のみをDM-2本体から切断したので、

スタート時では、測定ポイントは1か所のみである。

当然、RO膜の出口箇所のみ、の測定となる。

この自前のプローブ測定回路は、電気伝導度を、周波数パルスに変換する。

パルスの数を勘定することで電気伝導度の大小を計ろう、ということである。

プローブ測定回路基盤上には、HEXコードのロータリーSWも搭載し、

パルスカウント数を任意の制度で丸める設定が行えるようにした。

カウントした、この大小を、再度、アナログ電圧値に変換してやれば、

水圧センサ購入時に同時導入した秋月印のデータロガーに

水圧と同期して、電気伝導度の大小を記録できることになる。

秋月印のデータロガーのイメージは以下だ。

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秋月データロガーには、システム内の電圧値化された各種測定値を出力する他基盤と接続するためのコネクタを

抱えたドータボードを載せている。

このドータボードは、オハイオ製の水圧センサ電流値を電圧値に変換するミニ基盤や、

電気伝導度の大小を電圧に変換する他基盤に接続されている。



データロガーの左上で光っている8ケタの7セグメントLEDは、

将来の実戦モデルでは、各種測定値をリアルタイム表示するための、表示デバイスとなる予定ではあるが、

この零号機では、プローブ測定回路の基本方式の有効性を確認するための、デバッグ情報表示デバイスの位置づけとなっている。

この様な後付けの表示デバイスを制御する機能を秋月のデータロガーは有していない。

この表示デバイスの制御のみならず、一定時間毎にプローブ測定回路が出力するパルスをカウントし、

そのカウント値を電圧値に変換するデジタル回路主体の機能ブロックが必要となる。


デジタル回路部の全体構成はDM-2挙動解析に目途がついたところで、頭の中に既にできあがっていた。

俺の頭の中のデジタル回路図には、俺が中学の頃に慣れ親しみ35年たった今でも、

型番をソラで思い浮かべる事のできるSN7490,SN7493,SN7447,SN7442,SN7474どの汎用ロジックICの面々が並んでいた。

だが、しかし・・・

悪魔との戦闘において頼もしい戦友として活躍してくれるはずだった、俺のSN74xxのたちは・・・

俺が聖地アキハバラを35年間に長きにわたって留守にしている間に大量虐殺(ジェノサイド)の憂き目にあっていたのだった・・・

現代においては、このような機能ブロックは、普通、DA変換機能をもったマイコン基盤を持ってくるところである。

シコシコとフォン・ノイマン型コンピュータパラダイムで、マシン語ソースをコーディングし機械語に翻訳して、

PICなどのマイコンに焼きこむのが一般的だ。

だが、ある意味、俺のSN74xxたちは、PICなどのマイコンに虐殺された、と言っても過言ではない。

これからの困難な悪魔との戦争において俺の心がおれないように、俺には心の友が必要であり、

この観点ではPICは力不足であった。

そこで、俺は、本業がIT屋ソフト屋である事からすると、相当に斜め上ともいえる奇策を用いることにした。

FPGAの雄、Xilinx社のSPARTAN-3AN評価ボードである。

BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-fpga-board

velilog言語でデジタル回路仕様を記述し、論理合成TOOLで、デジタル回路を自動合成し、

BITSTREAM化した回路パターンデータに変換してFPGAにDOWNLOADして焼きこんでやる事で、

お好みのデジタル回路ができあがるという代物だ。

キーボードでプログラムみたいな物を打ち込んで、コンパイルみたいな事をして、

マシン語みたいなものに変換して、チップに焼きこみます、なんてあたりは、

PICマイコン的ではあるが、「やわ」な「ソフトウエア」ではないんである。

あくまで、「ロジックICを買ってきて基盤にとりつけ電線を半田づけします」と

同等の「かたい」「ハードウエア」なのである。

俺の心の中では生き続けている戦友、SN74xxたちを、verilogのバーチャルワールドで復活させ、

FPGAを使ってリアルワールドに顕現化させたという事だ。

このボードには、ゲート数換算で70万ゲート、FlipFlop換算で1万1000個超えの、

素体デジタル素子が搭載されたFPGAだけではなく、4chのDAコンバータ、多数のIO出力、

2chのADコンバータ、etc,etcなどがてんこ盛りになっている。評価ボードといわれれる由縁だ。

このボードに、自作したドータボード、Extensionボードを、ヤマアラシのように装着し、

DM-2プローブ測定回路からのパルスをカウントし、7セグメントLEDを表示制御し、

カウント値をDA変換したうえで、秋月印のデータロガーに接続したわけである。


このあたりのクダリ、まったく持って、分かる奴にしか分からず、全ネット人口の、

0.00001%にも理解される事はなかろう、というオタな記述である。

99.99999%向けに言い直せば、悪魔との戦闘に備えて、

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」

と呪文を唱えて、もうこの世にはいない戦友たちを黄泉の国から召喚し、

FPGA族という妖精に憑依・顕現化させて、おれの戦闘部隊の一員に加えたと言う事だ。


このFPGAは、俺の新しい強力な戦友となってくれるだろう、との期待も大きい。

35年前の俺の戦友たちは、最低でも1個100円はした。

それと同じものが、70万個である。11000個 over である。

35年前価格でいえば7000万円、110万円相当の価値を持っているのだ。

この零号機での、FPGA上の素子の利用率は、わずか5%。

残り95%もの、戦闘余力を残しているのだ!!


そして、ヤワなPIC族では持ち得ない、特殊戦闘スキルが超並列データ処理能力である。

DM-2プローブ4回路分のアナログ回路を、単純に2セット用意し、

velirog記述をチチンプイプイと数行たしてやるだけで、

一気に同じデジタル電子回路が2倍となり、プローブ8回路分に、能力増強されるのだ。

フォンノイマン型コンピュータ特有の、時分割処理による、処理遅延などと言った弊害は発生しえないのだ!


全試作モジュールを、洗濯機上の空間に組み付けた俺は、

はやる心を抑えながら、慎重に、結線を確認し、

順次、零号機を構成する各基盤の電源を投入していった。

FPGA内に顕現化させたSN7490デシマルカウンター相当の、POWER ONリセットカウンター回路が、

7セグLED上に、システム起動までのカウントダウンを刻みだした。

9,8,・・・・,3,2,1,0

様々な全デジタル回路モジュールが一斉に並列動作を開始し、

FPGAボード上の、ステータスLEDが激しく明滅し、4色の4ケタの7セグLEDが

システム検証用重要パラメータをリアルタイムで16進数で表示を始めた。




第7膜:日本を救うためのその6.
~ROおたくは電気伝導度の夢をみるか?(中篇)~




メンブレン性能測定装置-零号機が表示する各種パラメータと悪魔指数の測定原理を解説しよう。

まず、赤色4ケタのLED表示である。

これは、DM-2プローブを抵抗器とみなした発振回路が発生させたパルスが何発発生したかを示す第1のカウンタである。

16進数表示であり、零号機は、このカウンタ値が0000hから8000hまでに上がる間、

つまりDM-2プローブが発したパルス数が32768個に達するまで待機するのだ。

無論、ただ、待機するのではない。

Spartan-3AN評価ボード上には50MHzの高速基準クロックが搭載されている。

待機中にこの基準クロックパルスが何発発生しているかを、

DM-2プローブ由来のパルスカウンタとは別の第2のカウンタにて勘定を行うのだ。

この第2のカウンタ値が、青色+緑色の8ケタLED表示の、下7ケタに表示される。



デジタル回路やFPGAに詳しくないPCユーザなどは、50MHzのどこが高速なんだww

Intelプロセッサーなどのクロック周波数は3GHz=3000MHzで60倍早いぜwww

などとタワケた事をぬかすもしれないが、フォンノイマン型コンピュータにおけるクロック速度と

超並列マシンである組み合わせ・順序デジタル回路におけるクロック速度の意味合いは大きく異なるのだ。

60倍早くたって、1機械語命令を実行するのに複数クロックサイクルが必要なのが一般的なのだ。

仮に、1クロックで1機械語命令を実行できるとしても、FPGAの50MHzクロックが1カウントされる

間に実行できる機械語はわずか60命令でしかない。60命令の機械語で一体どの程度のことができるというのか。

1命令でCPU上のレジスタを+1することはできるが、CPU外部からパルスを取り込み、

メモリ上からカウンタ値をレジスタに取り込み、レジスタ値を+1し、それをメモリに書き戻す。

なんてやってたら、あっというまに60クロック以上のクロックサイクルを費やしてしまうのだ。

FPGAでのクロック1発を処理するということは、無論、回路設計次第であるが、

FPGA上に100個のカウンタがあろうとも、その1発のクロックのみで、

100個全てのカウンタの値をカウントアップすることができるのだ。

これが俺の言うFPGA族の特殊戦闘能力である超並列データ処理能力の真髄である。




DM-2プローブ利用の発振回路がパルスを32768個発生する間に

50MHz基準クロックパルスが何回発生しているかを勘定し、この「回数」を測定値としている。

パルス周期がゆっくりならば、「回数」は多くなる。

パルス周期が早いなら、「回数」は小さくなる。

DM-2プローブが測定している水の電導度に応じてパルス周期は変動するので、

「回数」の大小が電導度の大小の目安になる。

測定原理はただこれだけ。It's simple.


DM-2由来のパルスを32768個と多く勘定する理由は、

中学生レベル技術のアナログ発振回路ではパルス周期変動が大きくなってしまっているので

大数の法則によりバラツキをキャンセルして測定値変動を小さくしようという小細工である。

青+緑の8ケタLEDの最上位の1ケタは、

DM-2プローブ発振基盤上に、相乗りさせたHEXコードロータリーSWの設定値である。

このロータリSWにて0~15の値を設定できる。

この値のBIT数だけ、測定できた2進数化された「回数」値を、右シフトするのだ。

つまり「回数」の上位桁だけを測定値として採用しようということである。

黄色の4ケタLEDは、この「測定値」として採用された値を表示している。

Spartan-3AN評価ボードに搭載されているDAコンバータは12BITである。

従って、ロータリSWを適当にカチャカチャ回して、黄色のLED表示が

000からFFFの範囲に収まるようにしておく。

黄色4ケタLEDの下3けたが、俺が定義する所の「悪魔指数」として

DA変換されて、秋月印のデータロガー水圧値とともに記録される、というカラクリだ。



俺は、零号機を運転しながら、タンク内の水を全パージして、空の状態にし、

タンクが満水になるまで、零号機を放置した。

そして秋月データロガーから蓄積データを回収し、EXCELにてグラフ化したものが以下である。


BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-零号機試運転結果


縦軸は、圧力psiであり、ポンプ両端の電圧値vであり、黄色LED表示上の悪魔指数が

この縦軸スケールに収まるように適当にスケール変換された値である。

2chのRO浄水器スレにおいても、度々、話題にのぼる、

「通水停止していたROに通水を開始すると通水開始直後の水は汚れている」

という「ROの漏れ」現象を、克明にとらえることに成功している。


零号機としては上出来である。

その他、「ついでに」にレベルで収集しておいた、加圧ポンプの電源端子両端の電圧値のプロットから

(1)filiterdirect.comの加圧ポンプセット付属の電源アダプタは電圧変動が大きい
(2)ポンプ運転中はさらに電圧変動が大きくなる

という新事実が発見できたことも、思わぬ収穫であった。

零号機においては、単に、稼働中のRO SYSTEMの電気回り配線を変更するのは面倒くさい、

との理由だけで、オハイオ水圧センサの電源として、加圧ポンプ電源とは別の24V電源アダプタを使用していた。

俺は、加圧ポンプも24V電源であるのだから、コンセント口数節約のために、初号機においては、

加圧ポンプ用24V電源とオハイオ水圧センサ電源を共用化しようと目論んでいたのだ。

この路線は修正されねばなるまい。

これらの成果に満足するとともに不満点も見えてきた。

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