8月末からコーウェイ社の放射能除去プレス発表に対して虚偽広告疑惑批判を行っていますが、

この批判に対してコーウェイ社は
・雨水を試料水にしたため普通の水道圧0.3メガパスカル相当の圧力を加圧ポンプでかけた
・普通の水道圧があれば性能は十分でる。心配するな。
というような説明・反論を、問い合わせてきた人々に行っているようです。

ROオタクの私の目線からすれば「語るに落ちた」とはこの事なのですが、

逆浸透膜浄水器に明るくない方々が「なるほど」と納得してしまう恐れがあるので、

この様な方むけに、コーウェイプレス発表の何が問題なのか、どんな点が信用ならないか、

を改めて説明したいと思います。

私が8月末から行っている批判は、簡単にまとめると、

(1)「電動加圧ポンプ」と「逆浸透膜フィルタ」を使って得た放射能除去実績のテスト結果を
(2)「電動加圧ポンプ」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!この逆浸透膜フィルタ、とっても高性能でしょう?」と言って
(4)「電動加圧ポンプ」がついていない「ネオス浄水器」を売りつける。

これは詐欺的行為だ、という批判です。(詳細は以前の批判ブログエントリをご覧ください)

「逆浸透膜浄水器」における「電動加圧ポンプ」の意義を理解していない方にとっては、

この批判内容自体が「?」となるかもしれません。

自動車を例にして説明します。以下の様な販売宣伝活動を行う自動車メーカがあったとします。

(1)「ターボチャージャーを付けたエンジン」の高性能なテスト結果を
(2)「ターボチャージャー」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言って、
(4)「ターボチャージャー」がついてない「自動車」を売りつける。

特にこのような事を、自動車先進国の日本やアメリカではなく、自動車の普及率が1%にも

満たず、自動車の知識に詳しくない消費者しかいない発展途上国で行っているとしたら?

「所詮、宣伝なのだから・・」と許容できますか?

私が行っている批判活動は、この自動車の例で言えば

その発展途上国でマイナーな趣味として自動車にのめり込んでいた自動車オタクの一般人が

外国メーカのこのような所業に気付き、

「私の国の人々が自動車に詳しくないからと言って、

 このような不誠実な事が許される道理はない!

 私の国の人々を騙さないでほしい。みんな、騙されないでくれ!!」

と抗議の声を上げている、という様な事なわけです。

このような抗議を始めたのは、たまたま、コーウェイ社のプレス発表を目にした私が、

プレス発表資料中のイメージ写真の中に「電動加圧ポンプ」が写りこんでいた事に気付いたのがきっかけです。



BEAT IT !!   IT業界の踊るオヤジのブログ-Cowayのダマシ
↑「電気を使わない経済的なネオス浄水器」の販促に使われている「放射能を除去出来ました」というプレス発表中の写真イメージ中の拡大イメージ。コーウェイ社が自社のフィルタ群を強調するために赤点線枠を追加している。
このフィルタの背後の黒枠の所に電動ポンプとその電源ユニットが見えている。これらに電力を供給している緑色のコードリールが赤点線枠の右上に写っている。プレス発表本文中では、これらを使用していることについては全く言及しておらず、このポンプでフィルタにどれくらいの水圧をかけたかについての記載も一切ない。)



上記の自動車の例でいえば、

「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言う、

宣伝資料に写っていたエンジンルームの中にターボチャージャーが写りこんでいるのに、

実際に売っている自動車にはターボチャージャーがついていない

のに気付いた、ということです。

以前の批判ブログエントリを見てくれたネオス浄水器ユーザの方たちが、

「電動加圧ポンプを使って実験したんですか?」
「電動加圧ポンプがないのに私が使っているネオス浄水器でもちゃんと性能がでるんですか?」

と、コーウェイに問い合わせをしたところ、コーウェイは

(A)雨水つかったので圧力がないので普通の水道圧程度の圧力をかける為に電動加圧ポンプを使いましたがね
(B)普通の水道圧なら大丈夫ですよ。

と回答しているとのこと。

そして「普通」ってどれくらいよ?と問えば「0.3メガパスカル」と。

じゃ「0.3メガパスカルより低かったら性能落ちるの?」と問えば、

「普通の水道圧だったら大丈夫ですって」としか言わないと。

上記の自動車の例でいえば

(A)空気が薄い所だったんで普通の空気の濃さにするためにターボチャージャー使いましたがね
(B)普通の空気の濃さなら大丈夫ですよ。

と回答していて、「普通」って?聞くとXXXと答えるから、

じゃ「XXX」より薄い場合は性能落ちるの?」と問えば、

「普通の濃さなら大丈夫だって」としか言わないと。



ネオス浄水器自体は、「0.14メガパスカル」以上なら設置可能と宣伝しており、

このような、コーウェイが言う所の「普通」の0.3より小さい水道水圧のご家庭に対しては、

暗に「大丈夫じゃありません。(性能がでません)」と認めていることになります。

ちなみにマンションなどでは、このような減圧弁と言われる水道部品が、各戸毎に

設置されている事が「普通」にあり、この部品によって「安定した低水圧」の状態に調整されてしまっている事が「普通」にあります。

プレス発表資料においては 加圧水圧0.3などの水圧試験条件の事、

この水圧より低い場合にはプレス発表の試験データを参考にはできない事の注意書きを、

行わずして、ネオス浄水器の販売宣伝活動を大々的に行っていますから、

「広告の不当表示(優良誤認)」に該当すると判断しましたので、

こんなような感じのメールを東京都に送って通報めいた事をさせていただきました。

さらに、消費者庁にも詳細情報をメールで情報提供しております。


ここまでが

「いままでのまとめ」であり「コーウェイが行っている表面上からもわかる良くない事」です。

ここからは、新たな疑惑の提起であり、今回のブログエントリで主張したいことです。

「こんな詐欺的な事をやらかす企業のプレス発表などを安易に信じないでくれよっ!」

というのがお題です。


コーウェイ社のプレス発表の要旨は、

(A)福島の雨水を原水にしてコーウェイ社の逆浸透膜フィルタセットで測定用の試料浄水を作った
(B)その試料浄水を第3者機関で測定してもらったら確かに放射能が除去できていた。
(C) コーウェイ社の浄水器は放射能が除去できる事が証明できたよ。安心してね。買ってね。

です。

私は、第3者に証明してもらったのは(B)だけであって、

(A)の詳細内容が公表されていないこと
(A)の詳細について問われた質問に対しての回答が、本当にその回答通りなのを証明する事がなされていない事

から

(A)(B)から(C)が証明できたとは信じることができません。

現段階では、コーウェイ社のプレス発表は、

「放射能が除去できるコーウェイ社の浄水器」

というイメージを捏造するためだけに行われた、唯のパフォーマンスではないかと疑っています。

(B)にケチをつける気はないけど、

(A)の段階で以下のような「ズル」をやってないって私に納得のいく説明を提示してみてよ。

そうじゃなきゃ(C)を信じることはできないよ、ということです。


(疑念1)ポンプで0.3メガパスカルの水圧をかけたって言ってるけど、本当に0.3なの?
パワーのあるポンプ使えば0.4でも0.5でも0.7でもかけれますよね?
本当に0.3メガパスカルの水圧だったって第3者証明してもらったんですか?
コーウェイさんの口で0.3ですっていったって、ポンプ使ってた事自体を
隠していたんだから、そんな簡単に信じることできませんよ!


(疑念2)そもそも(A)の浄水と(B)の浄水が同じものだって、誰が証明してくれているんですか?
第3者が証明してくれますか?ゲルマニウム測定器なんてつかわなくても、雨水と
浄水のPPM値をTDSメータで測定したら大まかな除去率は、たちどころにわかるわけだから、
現場で、除去率がでていなさそう、とわかってこっそり持ち込んだ純水を足すようズルを
やったんじゃないの?ってケチつけられたときに、そんな事してません、って、証明できますか?


(疑念3)純水をたすような事までしてなくても、フィルタ群に通した浄水を再度フィルタ群に
通して2回通しするってズルもやろうって思えばできますよね?やってないって証明できますか?


(疑念4)誰かに立ち会ってもらっていた、と言うだけでは証明にならないんですよ。
逆浸透膜浄水は、非常に時間がかかりますよね? 浄水中に片時もその立会の方が
その場をはなれかなかった、目をはなさなかった、という事が証明できますか?
プレス発表中のイメージ写真のような屋外のオープンスペースで、
浄水つくっていたんだったら、やりたい放題し放題だったんではないんですか?


(疑念5)そもそもどうしてわざわざ「雨水」なぞを使ってテストしようしたんですか?
ネオス浄水器は「水道」に取り付けることを前提にした浄水器なのに。
普通の水道の「普通の水道圧」では、高い除去率を出す自信がなかったから、
自由に加圧量を設定できる「雨水」という条件で試験をおこなったんじゃないんですか?


(疑念6)なぜ、わざわざ、放射性ヨウ素、セシウムを使って実験しようと考えたんですか?
コーウェイさんのHPが引用しているUS政府機関の英文の資料のように、
逆浸透膜業のヨウ素、セシウムの除去率を、非放射性試料をつかって、
科学的に測定し、水圧値と除去率の関係を提示することもできたはずなのに。
本当にユーザの不安を解消するのが目的だったのならこちらの方が本筋でしょう?
雨水をつかって放射性物質を試料の方が、説得性、安心感が増す、という理由なら、
圧力が0.3未満のユーザがいるのを理解していたはずなのに
なぜ、圧力0.14でのデータも採取しなかったのですか?
宣伝用の資料に使うための「放射性物質を除去できた」という実績データを作るのが
第1目的であり、ユーザを安心させる、というのは、二の次だったのではないですか?
科学的に、エンジニアリング的に妥当な、合理的な試験を行う、
といった観点は全くなかったのではないですか?

(疑念7)なぜ、「逆浸透膜フィルタ」だけを試験対象にしたんですか?
浄水器全体を試験対象にするのではなく。フィルタは浄水器の部品でしかないですよね?
日本では、「浄水器」≒「そのフィルタ」という一般知識がある事を、逆手にとって
部品の逆浸透膜フィルタが優秀だから、それを使っている浄水器も優秀、という
誤った情報、イメージを流布しようと企んだのではないですか?
JIS規格では、家庭用逆浸透膜浄水器を試験する場合には、浄水器全体に対して、
0.1Mpaの低圧をかけて試験する事をを求めています。Coway社ポリシーとして、
輸出対象国の工業基準は完全に無視することになっているのですか?
JISに準拠した試験条件での試験を行ったら「放射能を検出限界以下にできました」という
結果を作れない事がわかっていたから、部品の「フィルタ」だけに、JIS規定の3倍の
圧力をかけて試験を行ったんじゃないんですか?Cowayは逆浸透膜も自社製造する
自前の研究部門ももつ大企業ですから、加圧水圧と除去率の相関関係のデータも
社内資料として持っているはずです。0.1Mpa水圧では、加圧ポンプを持っていない
浄水器では期待する結果が得られない事が最初からわかっていたから
このようなやり方をおこなったのではないですか?


以上は俗に言う「悪魔の証明」って奴ですが、近代大企業はこの証明をおこなわねばならないため、

「監査プロセス」的なものやら、「ISO9000」的なものの導入を「ガバナンス(企業統治)」と

称して、一生懸命行っているわけです。自らの「信用性」を高めるために。


私の心証的には、コーウェイさんは、

(1)「ターボチャージャーを付けたエンジン」の高性能なテスト結果を
(2)「ターボチャージャー」の意味を理解していない人たちに示して
(3)「ほーら!このエンジン、とっても高性能でしょう?」と言って、
(4)「ターボチャージャー」がついてない「自動車」を売りつけるのは詐欺的行為

というような事をやらかすような企業なわけで、「信用性」がぜんぜんありません。

「ガバナンス」が存在している企業とはとても思えないのです。

顧客を騙すような事をしてはいけない、という企業倫理をもっているならば、

前記した自動車の例でいえば、プレス発表の段階で、

■空気の薄い所で試験をする必要があったため「ターボチャージャー」を使いました
■「ターボチャージャー」の加圧量は~ぐらいです。
■結果として、~のような性能がでています
■販売している自動車には「ターボチャージャー」はついておりません
■ついてはいませんが~以上の空気の濃さであれば、同じ性能がでるはずです
■販売している自動車は、これよりも薄い空気でも使えるとして販売しておりましたが
 これは「動かなくはない」の意味であって性能は落ちてしまいます。そこはご了承ください。

と、ちゃんと事前説明をしていたはずだと思うのです。

こういう事前説明が最初のプレス発表の中でなされており

その中での0.3メガパスカルという数値ならば「おお、なるほど」と納得して

受け止めることができますが、これらを全部すっとばした上、

「このプレス発表中の写真に写りこんでる『ターボチャージャー』ってなによ!」

と、突っ込んできたユーザに対してだけに行う、言い訳めいた説明の中で

でてくる0.3って数値を「ああ、そうですか。納得しました」と受け止めることは、

私にはできませんね、ってことです。


★問題のプレス発表通りの性能が0.3メガパスカル条件下で
まちがいなく得られていると言う事を、浄水測定フェーズだけではなくて、
浄水作成フェーズも含めて、第3者証明できる形で、追試を行う。
アメリカのEPAに依頼してはいかが?こんな大部のしっかりとしたレポート
作成してくれるみたいですよ。

★ネオス取り付け可能水圧と称している0.14メガパスカル以上0.3メガパスカル未満の
条件下での性能データを追加採取して公表し、以前のプレス発表の性能値よりも劣るのであれば
その条件下で使用しているユーザたちに謝罪した上で何らかのフォロー策を公表する

というのが、

『今回の様な「不手際」があったばあいの「ガバナンス」がきいた近代大企業の取るべきアクション』

だと私は思います。

<<10/7追記>>
私が、RO浄水器に関してのQAボランティアを行っている
掲示板での過去ログに、ネオスの性能がでないので返品したというレポートがあります。

井戸水原水に含まれる「硝酸態窒素」を取り除くべく、
2機種のRO浄水器を試験導入、 うち1つが、ネオス浄水器であった、と。

韓国の国家機関による「放射性物質が除去できています」という
説明が添付されていたとのことだが「硝酸態窒素」の除去率はわずか60%程度。

あまりの低性能に、返品お引き取りしてもらった、と。
もう1機種のオーソドックスなアンダーシンク型の、USの技術をベースにした
RO浄水器は期待通りの性能を発揮した、と。

ネオス浄水器は、
(1)放射性物質は除去できるが
(2)硝酸態窒素の除去は苦手なんだ、
といった、頭がお花畑な解釈はしてはなりません。

以下のいずれかです。

(A)その韓国の国家機関自体がコーウェイとグルで嘘をついている
(B)そもそもそんな検査を行っていない。検査したという説明がコーウェイ社の偽装の産物
(C)検査自体も行われており説明内容も本物だがコーウェイが検査対象の浄水に細工した
(D)検査時の実験ではフィルタ群に高水圧をかけて除去性能を高めて実験していた。
つまり「その高水圧限定」で有効な「説明」なのだが水圧条件について開示してしまうと
「電気が不要な経済的なネオス浄水器」には適用できない「説明」
だとばれてしまうので、水圧条件について隠ぺいしている。

ユーザにとっては、上記のどれであろうと、あまり関係ありませんが。


<< 11/7 コメントを受けて追記 >>

以下のコメントを頂きました。
-------------------------------------------
もともと福島のはちょっととは思っていましたが
米国のコレは別に納得いくんじゃないですかね。

http://www.coway.co.jp/news/news/010018.html
http://www.coway.co.jp/news/news/CESIUM.PDF

NEOSの出るより前のでしょうけど。

 (2014/6/21 追記: コーウェイ日本支社のサイト www.coway.co.jp は
  アクセスできなくなっており、サイトはcloseされている状態ですので、
  このURLはアクセスできない状態です。)

-------------------------------------------
ご指摘のURLの情報は、US政府機関のEPA発表情報でオリジナルファイルは、
http://nepis.epa.gov/Adobe/PDF/P100FZIO.pdf
というURLです。

この資料はUSのWATTというメーカのRO浄水器に対しての試験結果で信頼がおけるものなのですが、
Cowayとは何の関係もないんです。
Cowayは、恐らく、勝手にこの資料をダウンロードして自サイトにアップロードしたと思われます。
Copyright表記がないからと言って、ちょっとやりすぎ。リンクにしておけよって感じです。

ネット上では、この英文資料を、CowayのRO浄水器をUS政府機関に検証してもらったものだ、
と誤解している人もいるみたいです。Cowayが自サイトにUPしちゃってるんで、
ちゃんと確認しない人にはそういう勘違いをする人がでてくるんでしょう。
そういう効果も狙って、リンクにしたのではなくて、自サイトにアップしたんじゃないの?
と、かんぐってます。

USの政府機関のEPAのオリジナルファイルは、他の政府機関からもリンクが張られているような
場所におかれており直リンしてなんら問題ないのです。例えば、浄水器の品質認証をしている
NSFという組織のWEBサイトに
EPAのレポートの一覧ページ
などもあったりするぐらいですから。

USの政府機関どうしの間ですら、リンクで済ませている情報参照を、リンクではなく、
生資料をDOWNLOADして自サイトにUPLOADしてしまうあたり、
ガバナンス的に非常に怪しいCowayのなせる技だな、私は軽蔑しています。

(2013/05/13 追記 上記打ち消し線のNSFのサイトのページはNOT FOUNDです。
EPAサイトのPDFのURLが変更されていた模様
EPAサイト上の一覧ページはこちら

Coway社がEPAのサイトからパクッたこのPDF資料は、実は、要約版の資料で、
詳細版の資料が、
http://nepis.epa.gov/Adobe/PDF/P1001PYL.pdf
から参照できます。
要約版には、このWATT社のPREIMUMという浄水器に対して試験を行ったときの
詳細な加圧水圧条件は記載されていないのですが、詳細版の方には、水圧条件も
ちゃんと明記されているようです。この浄水器は、運用可能水圧を40-100psiと定義していて
除去試験前に6日間かけて60psiの圧力をかけて慣らし運転をした上で
7日目に80psiの圧力に手云々、といった記載が散見されます。
テスト項目毎に圧力を50psi~80psiの範囲で条件を変えて測定しているようです。

つまり、WATT社のRO浄水器は20psi程度の圧力である0.14Mpaなんて低圧を取り付け可能とは
称していないし、政府機関での除去試験においても、50psi以上の圧力をかけて
テストを行っているということです。ちゃんとした第3者テストというのは、
こういう圧力条件を明記しているわけですね。
WATT社の浄水器は、ちゃんと、後付けで加圧ポンプが取り付けられる設計になっています。
水圧が足りないとユーザが判断したら、加圧ポンプを追加購入して、性能向上を図ることが
できるわけです。

Cowayは水圧条件が明示されている詳細版資料をパクらずに
水圧に関しての言及がない要約版資料をパクってるわけです。
「電気不要で経済的で加圧ポンプがついておらず低性能化してしまう確率が高いネオス浄水器」
の販促活動には、要約版資料が好都合で、詳細版資料が不都合だからでありましょう。
性根が腐ってます。よもや、世界企業で、NSF認証も取得している、自前の逆浸透膜を
製造するような大企業が、EPAの詳細版資料の存在を知らないわけはないわけだから、
「性根が腐ってる」と断言できます。

さて、私自身の「逆浸透膜浄水器は放射性物質を除去できるか?」についての個人的見解は、
どのようなRO浄水器であれ、それが、韓国製であろうが、US製であろうが、中国製であろうが、
ユーザが使用する場所に取り付けて、TDSメータで実測できた、原水と浄水のPPM値から
得られた比率と同程度で、水分子以外の放射性物質も含むいろんな不純物を除去できるだろう、
との立場です。逆浸透膜の原理上、そうならざるを得ない、と考えているわけです。
誰が作ったものであろうとTDSメータで実測して判断しろ、結果が全て、という立場。

一方、逆浸透膜が高除去率を達成するためには、十分に高い水圧をかける必要がある、
という立場でもあります。このEPAの結果もそれを裏付けるものだと考えていますし、
私自身がROオタク趣味で自分で実測した結果も同じ事を示しています。
誰が作った逆浸透膜であろうと、原理的に、水圧が高くないと性能がでないだろう、と
いう立場なわけです。もちろん、逆浸透膜メーカ毎に、性能差はあるわけですが、
程度の差はあれ、「水圧落ちれば性能は落ちる」と言い切ることができると考えています。

私自身はネオス浄水器を購入したユーザではないわけですが
ユーザの方々からのTDS値レポートなどから、典型的な、
「低水圧状態のために性能が出ていない逆浸透膜浄水器」
になってしまっていると判断できました。

ROオタク的には、
「圧力不足だから追加オプションの電動加圧ポンプを購入して性能向上を図るべきです」
とアドバイスすれば、事足りるシチュエーションなのですが、
ネオスはそういう事ができる設計にはなっていません。
「電気不要で経済的」という宣伝文句で売っているシマツですから。

ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたが
自分が使用する場所での水圧値が常に、60psi~75psiといった高い圧力になっている事の
ウラがとれていないのなら、
「アメリカ製の家庭用逆浸透膜を搭載した電動加圧ポンプ付きの逆浸透膜浄水器」
をかっておけば、高除去率(95%以上)は絶対えられます、と断言します。
自前のTDSメータで実測してそうなってないなら、初期不良品、取り付けミスなどの
可能性が高いから、購入先に、相談を持ちかけなさい、と言います。

高い水圧が得られる保障がないのに
「電気が不要な加圧ポンプがついていない逆浸透膜浄水器」
に手を出すのはやめておいておいた方がよいですよ、とアドバイスします。
水圧が高い方に賭ける!と納得ずくで手を出すのはアリと思いますが、
賭けに負けた場合の事を考えて、
「少なくとも電動ポンプを後付けできる機種にしときさいよ」
とアドバイスします。

以上の立場で、そもそも、Cowayが「放射除去プレス発表」で嘘をついてようが、
ついていまいが、この事を完全に無視したとしても、
「電気不要で経済的な電動ポンプがついておらず後付けもできないネオス浄水器」
は、
「買ってはならない逆浸透膜浄水器」
です!と断言します。


1/27追記---------------------------
CowayのCHP-06ERご利用者からTDSメータ情報を求めるブログコメントを頂いた。
実はAmebaメッセージで別のCHP-06ERのユーザの方から同じような相談を受けていたので
その時の返信を編集して以下に記載します。

>私が使用しているのはCHP-06ERという型です。
>使用量が多いのでこの型の方がお得と勧められて契約したものです。
>HPにはブースターポンプと記載されていたのですが確認の為、
>「水圧が高い方が除去率が上がると聞いたのですが、CHP-06ERは加圧ポンプを搭載していますか?」
>と問い合わせたところ、この型は加圧ポンプが搭載されているという事で一安心しました。
>しかし記事を読んで、コーウェイを本当に信用していいのだろうかと…

既に逆浸透膜浄水器をご利用になっている場合は、
TDSメータ (http://www.amazon.co.jp/dp/B002NNBL8M と言った小さい測定装置)
を調達して、ご使用中の逆浸透膜浄水器のRO水と、原水の水道水の、
TDSメータ測定値(PPM値)を測定することをお薦めします。

  (注)上記URLのTDSメータでなければいけないと言う事はないはずです。
  安いのを探せば2000円を切るものもあるらしい。これは私が「RO初心者」であった時に
  たまたま買ったものです。現時点の「ROオタク」目線で言えば、高性能TDSメータも開発販売している
  HMデジタル社の廉価版であるので、まぁ信頼度は高かろう、とは言えます。

逆浸透膜浄水器の性能(除去率)は、TDSメータを使って
除去率= 100% - (RO水のPPM値 ÷ RO浄水器の原水のPPM値)
という、簡単な計算で求めることができます。

TDSメータで水道水をちょくちょくはかってみると、一日の中でも、測定する時間で
数値が異なることがあります。水道水の金属配管中の金属物質(主に鉄分でしょう)が
水道水に溶け込むため、朝一番の、水道管中に一晩滞留していた水道水は、PPM値が
高くなるのです。水道水を流しているうちに、PPM値が低下していき、一定の値に
落ち着くはずです。

朝一番の水道水が150~120ppmぐらいとすれば、
100ppm~80ppmぐらいの範囲に値が落ち着くと思います。
(この値の多い少ないは心配する必要はありません。地域やお住まいの建物の配管の状況で変わる値です。)

水道水PPM値が落ち着いた時のPPM値を使って、上に書いた計算式で除去率を
計算して求めれば、自分が使っているRO浄水器の、
「最低でもこれぐらいのイオン物質の除去率が得られている」という除去性能値がわかります。

>不安は出来るだけ減らしたいので、年明けにはまた違う会社も検討しようと思っています。
>しかしどの会社と契約したらいいのやら…難しいですね、疑い始めればキリがなくて(苦笑)

イオン物質の除去率と放射性物質の除去率は意味が異なるのですが、
今、良く報道されている放射性物質群に関してはトリチウム以外に関して言えば、
水道水に混入している場合にはイオンの形で混入しているでしょうから
TDSメータで実測できる除去率の大小で、放射性物質の除去能力の優劣を判定して
差支えないとよいと私は考えています。

今ご利用になっているRO浄水器の、実績除去率を、自前のTDSメータで確認した上で、
「現在、TDSメータで計った実績除去率がxx %の浄水器をつかっているのだが
 そちらの製品は、TDSメータでの除去率でどれくらいの除去率を保障できるますか?」
という問いかけを行っていけば、その製品が、乗換先として意味があるかないかを
値段も勘案して、判断がつけられるでしょう。
同じ程度の除去率だけどコストが安くなるとか、
コスト倍になるが除去率が圧倒的によいとか。

なお、RO浄水器はどこの製品であろうと、逆浸透膜の性質上、
通水を停止していた後で通水を再開した直後の、
除去率が非常によろしくありません。
生成したRO水をタンクにためるタイプの逆浸透膜浄水器は、
こういった除去率の悪いPPM値の高い水もタンクに溜めてしまう物がほとんどなので、
通水したり止水したり、という事を繰り返さないようにするのが
除去率を高めるコツです。具体的には、
(1)蛇口がついてるからと言ってこまめに浄水を取りださない。ピッチャーなどにまとめて浄水を取水する
(2)ポンプ付きで、停電になってもタンクの浄水が取り出せる設計になっているなら、
  RO浄水器の電源をスイッチ付きのテーブルタップからとるようにして普段は電源を切って、
  ポンプが動かないようにしておき、タンクが空になったら、スイッチを入れてRO水をまとめて浄水し
  タンクが一杯になったらスイッチを切る
という工夫すれば、タンク内のRO水の平均PPM値をさげることができます。

DI(イオン交換樹脂)フィルタがROの後段に付加された機種を選べば、
このような工夫をしなくても、浄水のppm値は0ppmとか1ppmが得られます。
ですが、DIフィルタ付きでも、このような工夫をすれば、DIフィルタの寿命が長持ちするという
メリットはでてきます。

10/4追記(のりさんのコメントを受けて)---------------------------

>のりさん
「問題なく使える」か「使えないか」と言うのは、
「問題なく」というのを、どのように定めているか?
次第だと思います。

1)ネオスの少容量の貯水タンクが満水になるのに2時間かかってもかまわない
2)除去率は50%、つまり、ヤバいモンを半分にしてくればそれで十分
3)そして上記1)2)の条件でもネオスの初期導入コスト
 交換フィルタはお得な部類に入る

と思う人ならば、水圧なぞ気にしないで、
ネオスを導入すれば良いと思います。

たぶん、このように書くと「さすがにその条件では・・・」
ということだろうと思いますので、Coway本社、ないしは、
その代理店に、以下の様にきいてみてはいかがでしょう?

「取り付け箇所の水圧が0.3Mpaあるという前提で、その時に、
 Q1)TDSメータで実測した水道水原水ppm/浄水ppm比率はどれくらいが期待できますか?
 Q2)貯水タンクが満水になるまでにかかる時間は?」

Q1,Q2の回答が、のりさんのとって、
「問題なく使える」と思えるものなら、
引き続いて、

「もし、取り付け箇所の水圧が0.3Mpa未満であって、いま、お聞きした
 比率よりも悪い、タンク満水までの時間が長い、ということがおきたら、
 返品できますか?」

 あるいは、もし、取り付けを業者に頼むなら

「取り付け時に、水圧チェックとTDSメータチェックを行ってもらって
 0.3Mpaあること、期待比率が出ている事が確認できなかったら、
 取り付け中止でOKですか?
(取り付け費用ははらうから、と言うかは交渉術次第)」
  
上記の回答が、
「返品できます」
「取り付け中止OK」
と言う事なら、バクチにはなりません。

上記の様な質問に対して
「返品できません」
「取り付け中止できません」
と言う回答なら、

私なら
「Coway言う所の『普通の水圧0.3Mpa』と
 いうのはやっぱり普通じゃないんだな(笑)」
と思います。
殆どの家庭で0.3Mpaが確保できていて、0.3Mpa未満の家庭がごく少数なら
「返品できます」って言うと思いますから。

ところで、

除去率という表現は誤解を生みやすい表現で、
80%除去率=ヤバいモンを1/5にする
90%除去率=1/10にする
95%除去率=1/20にする
98%除去率=1/50にする
99%除去率=1/100にする
と言う事で、数%の差で「大違い」なのです。

ちなみに、ネオスのレンタル契約の場合、80%が
フィルタ交換基準らしいです。
これはネオスレンタルユーザからの伝聞情報なので、
のりさんが、レンタル契約でのネオス導入を考えているなら、
Cowayにフィルタ交換基準を事前確認しましょう。

のりさんが、常に
98%=1/50
の性能は欲しい、と思うなら
圧関係なしにネオスは候補外にすべき。
十中八九、98%の性能はでないはずです。

Cowayは自社製のROエレメントの詳細性能情報を
公表していないので、どこまでいっても「疑惑」にしかならないのですが、
ポンプ付きのコーウエィROセットが90%除去率しか出ていない
ユーザの声を聞いたことがあります。
工業製品なので性能バラツキがあるわけですが、
下限保障値が公表されていないので、この意味でも、
「バクチ」要素がつよい。

アメリカのDOWケミカルのFILMTECブランドのROエレメントの場合は
50psi(=0.345Mpaぐらい。0.3Mpaよりかなり高い)の圧力で、
98%~96%除去率とバラツキを含めて提示しています。

カウンタートップ型に拘って、かつ、高い除去率を
期待するなら、AstroBoyをお薦めします。
(http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/kaden/1315029767/152)
難点はいくつかありますが、それに関しては、
このブログの別エントリにREVIEWがありますので眺めてみてください。
私が職場でつかっている個体では、97.87%の除去率がでています。

99%=1/100
を狙うならDI(イオン除去フィルタ)付きのROセットが必要で、
AstroBoyでもムリです。

RO浄水器 DIフィルタ
の2単語で検索すれば、アンダーシンク型になりますが、
国内でも、
DIフィルタをオプション販売しているRO業者が見つかります。

10/9追記(のりさんのコメントを受けて)---------------------------

まぁ微妙な曖昧な回答ですね(笑)
1ケタppmは、文字通り、0~9ppmと巾がありますから。
この週末、多摩市の自宅と港区のワンルームの両方で
水道水原水と、それぞれで運用中のROセットのRO水のTDSメータ値をチェックしましたが
原水は81~95ppmぐらいのレンジでした。
90%除去率というのはROとしては、かなりの低性能なのですが、
原水が2ケタppmであるなら90%除去率があるならRO水は1ケタにはなる訳です。

スーパーのROは、なかなか優秀なのでは?と思います。
メーカにもよると思いますが、スーパ用のRO浄水装置のメーカである
テラオカさんの公開情報をみてみると、ROの欠点をカバーするための
家庭用ROにはない機構が組み込まれていたりしますから。

折角、TDSメータを調達されたのなら、スーパーRO水を利用する場合でも
継続的に、TDSメータチェックを行ってはいかがでしょうか。
普段からTDSメータ値をチェックしていれば、値が上がったら、
お店の方に「ちょっと・・・メーカさんにチェックしてもらった方が・・・」と言えますし。

家庭用ROの場合、夏が終わりましたから、これから、
春が始まるまで、どんどん除去性能があがっていきます。
ROは原水の水温が低い方が除去性能が上がるからです。
春を超えて夏に向かうと、除去性能が落ちていきます。

夏場は2~3ppmのRO水が冬場は0~1ppm表示がでます。
十分高い水圧をかけている場合は1ケタの下の方の値がでます。
水道水圧だけだと1ケタ数値がでても、1ケタの上の方がでる事が多い様です。

スーパRO水を利用していて、汲みに行くのが面倒になってきたら、
家庭用ROセットの導入を考えるのでもよいと思います。

スーパRO水の利用をしていたユーザが、家庭用ROセットを導入する場合には、
アクアリウム用のROセット(DIつき)(「クロノスレイン」など。ポンプ付きで4万程度)
も候補になるでしょう。人用でない浄水器を、飲用に転用するのは、
「ユーザの自己責任」なのですが、
スーパーRO水利用→アクアリウム用ROセットの人向け転用
というのは、ROユーザの1つの典型的パターンで、
2chのRO浄水器関連スレッドでも、
このパターンのユーザの方々の書き込みが、多数、見る事ができます。

セットにはタンクが付属していませんから、アウトドアレジャー用の水タンクなどを
別に用意して、そこに、RO水を溜める使い方になりますが、
スーパにくみに行くのに比べたら、とても楽ですし、
パスタをゆでるような量が必要な用途でもつかえますので。


11/16 追記 (まりんさんのコメントを受けて)---------------------------------------

コーウェイユーザの「まりん」さんからコメントを頂きました。

>こちらのブログを拝見し即TDSメーターを購入。
>結果80前後→4か5との数値でした。
>この家は水圧が高いので金具がはずれるかも、ご注意を、
>と取り付けの際に言われましたが、この数値を見る限り、
>わが家のコーウェイはつけた価値があった、といえるのでしょうか。(一部略してます)

TDSメータ値の解釈方法について説明してみます。

廉価なTDSメータは整数でしかppm値を表示できませんから、
5ppmの表示は5ppm以上6ppm未満と解釈します。

ですから

原水のTDS値:80ppm→原水のTDS値は80ppm以上81ppm未満と解釈
浄水のTDS値:4~5ppm→浄水のTDS値は4ppm以上6ppm未満と解釈

大まかには
「80個~81個のイオンを4個~6個に減らせている」
と言えるでしょう。

これを「ヤバい物が残っている割合」の範囲として解釈しなおせば、
80分の6~81分の4
約分して
1/13.333~1/20.25
となります。

つまり「ヤバイ物」を
「少なくとも13分の1に減らす事はできているが、
 21分の1よりも減らすことまではできていない」
と理解すればよいでしょう。

この理解が「コーウェイ浄水器に投じた費用に見合う」と納得されるのであれば、
「取り付け価値はあった」と判断してよいかと思います。

他の一般的なRO浄水器との比較論でいえば、比較しやすいように、
除去率=「ヤバい物が除去できた割合」の範囲として計算しなおしますと、
100%-1/13.333 ~ 100%-1/20.25
となり、これは
92.5%~95.06%
となります。

取り付け時に「水圧が高い」と注意された、とのことですから、
「Cowayが言う所の普通の水圧0.3Mpaをかなり超えている状態」
と解釈すれば、
「RO浄水器としては低性能」
と言うのが正直な感想。

逆浸透膜ROエレメントの大手ベンダーの、アメリカのDOWケミカルの、
FILMTECのROエレメントは、
50psi≒0.345Mpa
の水圧で96%~98%の除去製性能と公表されており、これは「ヤバイ物」を
「少なくとも25分の1に減らすことはできるはずであるが、
 50分の1よりも減る事はないだろう」
という解釈ができる性能です。

つまり、「まりん」さんがお使いのコーウェイのROは、
アメリカ製 FILMTECブランドのROに比べて、
除去性能が半分未満=RO水中の不純物量は倍以上
ということになり、現状お使いのコーウェイ浄水器から、
別のRO浄水器に置き換えれば、倍以上の除去性能向上が
期待できる可能性はあります。

DIフィルタも搭載されたRO浄水器なら、
TDSメータで0ppm表示=1ppm未満の値が得られますから、
「100分の1に減らす」という除去性能が得られます。

除去性能の観点では、「**分の1以上に減らせないとダメ」といった
基準値があるわけでもありませんから、個々のユーザの、
「どこまでコストをかけて、どこまでの除去性能を目指すか」
という考え方次第でありましょう。

2013/03/15 コメントを受けて追記 ---------------------

そのネオス販売業者の説明は明らかに誇大表現です。
放射性物質とは「放射性原子を含んだ物質」という意味でしかなく、
目で見えるデカイものから、水中に漂ってる微小のイオン形態のものまで
様々の大きさのものがあるはずです。

逆浸透膜の穴の大きさより大きい物質に潜り込んでいる
放射性原子は完全に取り除く事ができる、という表現ならば
嘘ではありませんが、穴の大きさより小さい状態の、例えば、
水中で電離した放射性セシウムイオンや、
水分子の中に潜り込んでる(放射性3重水素=トリチウム)は
完全に(=100%)取り除けるわけではありません。

後者のトリチウムが潜り込んだ水分子などは、浄水器からみれば
「普通の水分子」とは全く区別がつきませんから、
逆浸透膜に限らず、どのような浄水技術を使っても
除去することはできません。
幸い、トリチウムが放射する放射線の強さは、
放射性セシウムに比べれば弱いので、
「トリチウムについては心配する必要はない」と
割り切ってしまう事をお薦めします。対策の打ちようがありませんし。

一方、放射性セシウム、ストロンチウムについては、
強い放射線を出す事もあり、これらが、極微のイオン状態で
水中に存在している場合でも、逆浸透膜が
水中からイオンを除去する事が一定確率で出来る事から、
これらを「心配」する場合には、逆浸透膜浄水器を導入するのは
それなりの意味があると考える人もいるわけです。
この場合でも、完全に(=100%)除去できるわけではなく、
イオン状態の放射性物質に関しては、
除去率95%とか98%とか60%とか、
その逆浸透膜浄水器の除去性能に応じて除去と言う事になります。

逆浸透膜がイオンを除去できる割合(=除去率)は、
逆浸透膜にかかる水圧の大小で大きく変わる事から、
「電動ポンプなしのネオスの(イオン)除去率は、
 素の水道圧まかせになるので低い場合がありますよ。
 業者にだまされないようにね」
という趣旨で、このようなCoway批判ブログエントリを公開しています。