【会話ブログ】私の歴史は黒歴史なのかしら | 【会話ブログ】

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「そういえば歴史上の人物で誰か好きな人とかっているか?」

「あらそう。良かったわね」

「え?何が?言ってる意味がよく分からないぞ」

「あらそう。あなたの魂胆は全てお見通しよ。でもまだこの世に生まれてきていない人だってきっと大勢いると思うわ。本来ならばそちらを気にした方が身のためじゃないかしら」

「将来偉人になりそうな人って事か?うーん、でも流石に生まれてきてない人の話をするのもな……ただ好きな人物を訊いてるだけなんだけど……」

「しつこいわね。現時点であなたしかいないからと言って過去にまで嫉妬の対象を伸ばしたりするのはみっともないから辞めてちょうだい。って、何を言わせるのかしら。あなたではなくて私がみっともない事を言ってしまっているじゃないの」

「いや、別に好きな歴史上の人物に嫉妬してるわけじゃ……それでまだ生まれてない人の話をしてたのか……っていうか現代人では僕の事だけを好きでいてくれるのか?」

「……うるさいわね。思い通りの展開になった途端に歴史上の人物の質問が全くどこかへ行ってしまって黒歴史になっているじゃないの。だからあなたの魂胆はお見通しだと言っているのよ」

「うっ、確かに歴史上の人物なんてどうでもよくなるような嬉しい事を言ってくれたもんだからつい……とにかく僕しかいないなんて凄く嬉しいよ。ありがとう」

「……突然何を言っているのか全く理解出来ないけれど、私は何をするのが正解なのかしら?恐らく【ある男性が恋人にお礼を言っただけなのに殺されてしまって、その日を境に無闇にお礼を言わないノーサンキュー運動が日本で広まった】とかいう歴史の転換期を演出したいんでしょうね。殺されてまで歴史の教科書に載りたいというのは一体どんな特殊な価値観なのかしら。あなたに協力する事で私は歴史に残る殺人犯になってしまうけれど、それがあなたの望みなら仕方が無いわね。早くどうやって殺して欲しいのか教えてちょうだい」

「一体何を言ってるんだ!別に歴史の教科書になんて載りたくないぞ!」

「あらそう。ではもし今後【21世紀初頭に、世界初のブログから生まれた人間が人間界を闊歩し始めた】などと教科書に記載される日が来ても、私とハイジだけが発祥で元祖という事にしておくわね」

「うっ、それはちょっと寂しいな……っていうかこんなの歴史の教科書に載らないと思うけど……国語の教科書……も載らないだろうな、たぶん……」

「何をごにょごにょ今から幕府に対して一揆を起こせば歴史に残る英雄になれるかもしれない、と思い続けていたら他の人が一揆を先に起こしてしまって、せめて切り込み隊長として名を残そうと張り切って戦に参加していたら、実は裏で話し合いが進んでいて平和的に解決してしまって、結果的にこの一揆でただ一人討ち死にしてしまった名も無い農民みたいにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。結局今日は何を話したいのかしら?既に話題が過去のものになってしまって何が何だかさっぱり分からないわ」

「いや、だから歴史上の人物で好きな人がいるのかどうか訊こうとしただけなんだけど……」

「あらそう。あなたは誰が好きなのかしら?」

「僕?うーん、そうだなぁ。日本じゃないんだけど、ジャンヌ・ダルクなんてスゴイと思うぞ。戦った経験が無いのにいきなり国を救うために立ち上がって、軍を率いて連戦連勝なんてさ」

「あらそう。どこからどこまでが真実でどこからどこまでが脚色された伝説なのか分からないけれどね。神のお告げなんて自分の中の凝り固まった信念がまるで幻聴のように聞こえただけなのかもしれないし、停滞してこう着状態だった戦争において、少女の存在はフランス軍の志気を高める存在として打ってつけで、それがたまたま連戦連勝に繋がっただけなのかもしれないわよ。ただ想像だけではなくて実際に行動したその勇気は認めてあげても良いけれど」

「うっ、なるほど……言われてみると確かにそうかもしれないけど……少なくともお前にとってはあんまり好きな人物じゃないみたいだな……」

「あら、そんな事も無いわよ。今までは深く考えなかったけれど、あなたが名前をあげたからしっかり考えてしまったのよ」

「なるほど。お前ともあろう者が習った時点で深く考えたりしないなんて、ホントに歴史はあんまり興味が無いんだな」

「違うわよ。あなたが名前をあげたから嫉妬に駆られてしまった……って、さっきから何を言わせるのかしら、みっともないわね」

「ううっ、だから批判的だったのか……そんな事を言ってくれるなんて感激だ……と、ところでお前が好きな歴史上の人物って一体誰なんだ?」

「さぁ、どうかしらね。あなたかしら」

「ええっ!?僕以外にはどうやっても好きになれない、みたいな意味とか……?」

「うるさいわね。妙な質問ばかりするからもうあなたみたいな人は過去の人だと言っているのよ」

「ううっ、それは流石に困る……」


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「クリックしないと歴史の闇に葬り去るわよ」

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