「今回でいつの間にか【会話ブログ】も100回目らしいな」
「そうらしいわね。私が登場していない回もあるからよく分からないわ」
「100回記念という事で、いつもとは趣向を変えて、僕たちが出会った頃の物語が小説になるらしい」
「そうらしいわね。全く気が進まないわ。せっかく今まで会話だけでやってきたのが水の泡じゃないの。風景描写や心理描写、そういう安易な脚色を使わずに会話のみで話を展開させるからこそ価値があるんじゃないかしら」
「まぁ確かに普段と違って違和感はあるかもしれないけど、一度お試し、というカンジで気軽に臨めば良いんじゃないかな」
「全く、根掘り葉掘り、ある事無い事取材されて困ったものだわ。出来たら誰にも読まないで欲しいくらいよ」
「いくらなんでもそれは言い過ぎだぞ!」
「さぁはじまりはじまりなんだよ!もちろん私も出演しているかも!むしろ私が全ての中心に据えられた小説かも?そうなのかも。違うかも」
「いや、その確率は低そうだけど、まぁとにかく読んでのお楽しみって事だな」
「言っておくけれど、読もうとしたらパソコンや携帯が爆発するわよ」
「そんな子供みたいな事を言ってないで、いつもみたいに堂々としていれば良いじゃないか」
「ちょっと長いので分割して公開するかも!一週間くらいかけて毎日更新していく予定なんだよ。どこまで読んだか覚えておくと便利かも?でも物語の順番をぐちゃぐちゃにして公開するという油断ならない方法を……」
「ちゃんと順番通り公開するに決まってるだろ!混乱させるような事を言うな!えーと、それでは、お楽しみ下さい!」
続く