![スカート派?パンツ派?](https://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
「また服装の質問がきてるぞ」
「あらそう。服を着ているのが面倒になるくらいしつこく服について質問をしようと思っているのね、いやらしい。残念ながらどれだけしつこく訊かれても全裸になったりはしないわよ。あなたと一緒にしないでちょうだい」
「僕だって全裸になった事なんて無いだろ!その話題が一番しつこい気がするぞ!」
「あら、よく気付いたわね。無個性のあなたにも分かりやすい個性が持てるように協力しているのよ。今のままでは【人差し指が長い】とか【左のもみあげの中にホクロがある】とか【おかずがトンカツの時だけは頬にご飯粒をつける】みたいな個性しか見当たらないもの」
「……全部身に覚えが無いんだけどな……人差し指より中指の方が長いし……っていうかどれだけ個性が少なくても僕は全裸キャラにはなりたくないぞ」
「あらそう。残念ね。個性を脱ぎ捨てて全裸になる道を選んでしまうなんて。でも仕方が無いわね」
「表現が紛らわしいぞ!」
「うるさいわね。冗談じゃないの。あまり高圧的で挑戦的な態度を取るとあなたの心を優しく包んでいる存在がいなくなってしまうかもしれないわよ。今はあなたの心は豊かで丸々太っているかもしれないけれど、それはあなたに幸福を与える存在を着込んでいるからよ。いざ一人になったら心なんて弱くて痩せた存在だと思うわ。文字通り心細い気持ちを味わえば良いのよ」
「うっ、そんなに怒らなくても……確かにお前は僕にとって幸せそのものの存在だし、出来たらずっと傍にいて欲しいんだけど……」
「まぁ、私は特に私の事を言ったつもりはないけれど、あなたにとっての幸福は私だったのね。それより今日は何の話をしたいのかしら?いつまでもこんな話をしていると心が服を着過ぎて身動きが取れなくなってしまうわよ」
「え?う、うん。って事はお前も心が幸福を着込んでるのか?」
「うるさいわね。いつまでも過去にこだわっていないで早く話したい話題に切り替えてちょうだい」
「うっ、でもお前の幸せより重要なテーマなんて無いし、出来たらその話をしたいんだけどな」
「……しつこいわね。全裸についてしつこくした復讐のつもりなのかしら、腹立たしいわね。私とあなたの着ているものが変わらない限り私が着込んでいるものも変わらないかもしれないからもう放っておいてちょうだい。それより一体何を話したいのかしら?」
「な、何だか抽象的だったけど、まぁ良いか……えーと、お前はいつもスカートだけど、パンツって履かないのか?」
「あら、そんな事は無いわよ。あなたと一緒の時は半々くらいじゃないかしら」
「……いや、スカート姿しか見た事無いぞ。パンツ姿ってのは先日話した 学校のジャージの事を言ってるのか?それはすぐ着替えちゃうからほとんど見せてくれないじゃないか」
「ええ、そうね。でも本当に半々くらいだと思うわ。あなたがどれくらい私の事を気にかけていないのかがよく分かる結果になってしまったわね、失礼な。スカートしか見たくないのよ」
「うっ、確かにスカートは凄く似合ってるけど、でもパンツ姿だったらすぐに気付けると思うんだけどなぁ……見落としてるとは思えないんだけど……」
「違うわよ。ストーカーは見てくれじゃないのよ、って、誰がストーカーなのよ、失礼な。とにかく一日の半分くらいは動きやすいパンツ姿なのに見ていないあなたが悪いのよ」
「僕が寝てる間の事なんて分かるわけないだろ!」
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