![制汗スプレー使ってる?](https://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
「これからの季節ってのは汗を掻く事も増えるな」
「あらそう。それはいつの季節でも当然じゃないかしら」
「当然かどうかは分からないけど、まぁクーラーの無い屋外で日の当たる場所なんか歩いたら確実に汗は掻くだろうな」
「あらそう。そんなところ限定なのね。どうなっているのかしら」
「いや、あくまで例えだぞ。夏場は屋外じゃなくてもどこでも汗を掻くんじゃないかな」
「あらそう。どうして夏場限定なのか分からないけれど、どうなっているのかしら」
「……あんまり興味無い話題だったか?」
「あら、興味も何もまだほとんど何も話していないじゃないの。それなのにもうこの話題は褪せてしまったのかしら?褪せを欠く、とか言うからてっきりいつまでも楽しい話になるのかと思っていたけれど、褪せるような余地を全く持たない最初から褪せ切ってしまっている話、という意味で言っていたみたいね」
「何だって?僕は汗を掻く話をしてるんだぞ?」
「ええ、そうね。だから褪せを欠く話をしているじゃないの。あなたのような浅ましい人に限らず、良い状態にあるものがいつまでも色褪せずにいて欲しいと願うのは当然じゃないかしら。人間は細胞を分裂させる時に完璧なコピーを作り出す事が出来ない以上、必ず状態が変化していってしまうけれど、それだって必ずしも褪せているとも言い切れないわよ。どれだけ年老いても、それはずっと成長していると言い換えるべきなのかもしれないわ」
「えーと、言いたい事は分かるんだけど、何を言ってるのかよく分からないぞ」
「あら、それはスゴイわね。そんな状態がありえるのかしら。とても美味しいという事は分かるけれど、何を食べているのか分からない、という状態ならありえるでしょうね。でも私の言いたい事が分かるのに私が何を言っているのか分からない、という状態が発生してしまった理由はさっぱり分からないわ」
「うーん、ちょっと表現が足りなかったかな。言ってる事は分かるんだけど、僕の話と噛み合ってない、ってカンジだぞ」
「あら、そうかしら。汗を掻く話でしょう?何だか噛み合っていない気がして汗を掻いてしまったのかしら?」
「あれっ?今までずっと噛み合ってなかったような気がしたんだけど……まぁ良いか」
「ええ、そうね。今までの内容については今更吟味しても汗に流れてしまうだけよ。別にどのタイミングで褪せたり飽きたりしても良いじゃないの。それより一体何が言いたいのかしら?」
「ああ、えーと、やっぱり汗を掻いたら制汗スプレーみたいなのを使うよな、って話をしようと思ったんだ」
「あらそう。どうしてなのかしら」
「やっぱりひんやりして気持ち良いし、汗を掻くとにおいも気になるからじゃないかな」
「あらそう。それなら私は一年中使っていた方が良いでしょうね」
「えっ!?そんなに汗を掻いてるようには見えないぞ?いつも何だか凄く良いにおいがするし」
「……うるさいわね。いつもあなたが熱くてくさいセリフばかり言っているじゃないの。それを受け止める私の身にもなってちょうだい」
「そ、そういう意味か。でも大好きなお前への素直な気持ちを言っているだけだし……」
「……うるさいわね。今度からくさいセリフを言いそうになったら口に直接噴射してしまおうかしら」
「下手すりゃ死ぬぞ!」
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「汗で滑らないように確実にクリックしてちょうだい」
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