ブログネタ：Gパンはく？
参加中「先日 ちょっと服装の話になったけど、お前はジーパンを履いたりしないのか？」
「あら、何かしら、突然、失礼な。人気が無くて安い黒い布を縫って何とかスカートに仕立てている貧乏人だと言いたいのね。チャックが全開のジーパンみたいな顔をしたあなたにどうしてバカにされなければならないのかしら」
「どんな顔なんだよそれは！お前の方がバカにしてるぞ！っていうか僕はそんな意図で質問したわけじゃないしな。単純に興味があって訊いてるだけだぞ」
「あらそう。私の下半身に興味があるのね、いかがわしい。二度と近寄らないでちょうだい」
「ちょ、ちょっと待った！それは表現の問題だと思うぞ！いつもスカートだから気になっただけじゃないか」
「引っぱたくわよ」
「何でだよ！変な事は言ってないはずだぞ！」
「うるさいわね。どうせ【いつもいつも身体のラインが出ない水彩画みたいな格好でうろつきやがって、黒くて輪郭が曖昧で、まるで影や煙と付き合っているみたいなものだ】と思ったんでしょう？あなたの事は何でもお見通しよ。影の実力を甘く見ないでちょうだい」
「誰もそんな事言ってないだろ！っていうか自分で影って言っちゃってるじゃないか、全く。とにかくスカートしか履かないのに理由があるなら訊こうと思っただけだぞ」
「しつこいわね、体育の時間などはジャージを履いているじゃないの」
「まぁそういえばそうだな。でも男子と女子って別々だし、あんまりよく見る機会が無いというか……他の生徒は楽だから体育の後もジャージのままで過ごしたりするけど、お前の場合はすぐに制服に着替えてるしな。何か理由があるのか？」
「ええ、そうね。保健室に担ぎ込まれてしまうもの」
「えっ？ジャージのままでいると体調が悪くなる、みたいな特異体質なのか？それとも何か精神的に不安になるようなトラウマでもあるのか？」
「違うわよ。ジャージのままでいると、自分の身体が高熱でエンジ色になってしまったみたいでとても気味が悪いじゃないの」
「ジャージがエンジ色だからって全身エンジ色になったとは誰も思わないぞ！そこまで身体のラインにぴったりしたデザインじゃないし……所詮は学校指定のジャージだしな。でもまぁ理由は分かったぞ。身体のラインが出るのが嫌だからあんまりスカート以外は履きたくないってカンジなのか」
「さぁ、どうかしらね。あなたのためよ。ジャージやジーパンでは見入られてしまうもの」
「うっ、まさか他の男子がスタイルの良いお前に見蕩れると僕が嫉妬するって意味か？そんな気遣いで服装を制限してくれてたなんて……気持ちは凄く嬉しいけど、着たい服を好きに着て欲しいぞ」
「違うわよ。蹴り上げてしまうもの、って言ったの。スカートだからあなたを蹴り上げずに済んでいるのよ。記憶力の良い私でも何度そんなケースがあったかもう数え切れないくらいよ」
「そこまで怒らせるような事は言ってないはずだぞ！」
「クリックしないとついにジーパンを履かなければならないかもしれないわよ」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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