【会話ブログ】水と油と火と油 | 【会話ブログ】

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飲み水はミネラルウォーター?水道水? ブログネタ:飲み水はミネラルウォーター?水道水? 参加中


「最近は水道水がどうこう言われるようになったな」

「ええ、そうね。上から読んでも下から読んでも水道水だなんて盲点だった、という話ね」

「……そんな事は誰も言ってないんじゃないのか」

「あら、そうかしら。それならサンズイを二つつけて【シシ道】みたいな漢字を水道水と読もう、という話だったかしら」

「何だそれは!僕は原発に関する話をしてるんだぞ」

「うるさいわね。それはあまりにもスケールが大きくなってしまって、最早私達のような一般人が付け焼刃的な知識を携えたところで手に負えるような問題ではないじゃないの」

「うっ、まぁ確かにそうだな。情報だって完璧に発表されてるわけじゃないし……専門家でさえ方針が二転三転するような状況だからな……」

「そうね。その上で必要だとか辞めるべきだとか、誰もが専門家気取りで言ったりするけれど、お互いに議論しても考えはもう変わらないと思うわ。お互いの考えのデメリットをつつき合うような醜い感情論にしかならないもの。だから私は自分の出来る範囲で水道水についての考察をしているのよ。不謹慎だと思う人もいるでしょうけれどね」

「な、なるほど。じゃぁお前なりの水道水の考察ってのは一体どんな内容なんだ?」

「そうね、皆当たり前のように使っているけれど、各家庭に生活用水がやってくるなんてスゴイ便利な事だと思うわ。人類の叡智の結晶と言うか、技術の粋が詰まっているわね。きっと水道が整備されていない国にとっては憧れの対象でしょうし、【粋憧水】という表現でも良いんじゃないかしら。もしくは悲しみに泣き叫んでいる時の涙のように止め処なく流れてくるから【悴慟水】でも良いかもしれないわね」

「何だか当たり前のように使ったら罰当たりみたいな気がしてくるな。節水に役立つかもしれないぞ。水道水は分かったけど、そうなるとミネラルウォーターとかはどうなるんだ?」

「そうね、文字通りミネラルが豊富なわけだから、【実根等流】で良いんじゃないかしら。もしくはもう勝手に漢字を当てて強引に読ませる方法ね。そのままの意味で【無機質水】とか【無機塩水】でも良いし、でも結局カタカナが良いとか言われてしまいそうね。だからもう辞めにしましょう」

「まぁ結局誰にとっても分かりやすいのが採用されるもんだしな。って、何だか飽きるのが普段より早いような気がする……あんまり話したいようなテーマじゃなかったか?」

「引っぱたくわよ」

「何でだよ!心配して言ってるんだぞ!」

「うるさいわね。どうせ【この女はカナヅチで全く泳げないから、水というテーマで話すと溺れて呼吸困難になってしまうに違いない。今後は湯水のように言葉を垂れ流すこのうるさい口を封じる時に使えるかもしれないな】とか思っているんでしょう?あなたの事は何でもお見通しよ。冷や水を浴びせようとしてもそうはいかないわよ。残念だったわね。あなたにとっては寝耳に水だったかしら」

「そんな事思ってるわけないだろ!あんまり乗り気じゃないのに話を合わせてくれてるのかと思って心配したんじゃないか」

「あらそう。好意を示せば私も好意を示すと思っているのかしら?そんな魚心あれば水心みたいに世の中は上手くいかないわよ。好意を感じながらも平気で踏みにじる人もいるし、逆手にとって利用する人もいるし、それどころか悪意を持って傷つけようとする人もいるわ。自分の都合しか考えない我田引水な人達で溢れ返っているのよ」

「言いたい事は分かるけど、僕はそんなつもりじゃないし、お前もそんな人間じゃないって信じてるぞ」

「あらそう。もしかして私のためなら火の中水の中というカンジなのかしら?」

「うん、そうだな。そう思ってくれて構わないぞ。例えばお前が溺れたりしたら絶対に助けるしな」

「あらそう。水も滴る良い男とか何とか言って欲しいのかしら。気持ち悪いわね。私に近寄らないでちょうだい。二度と会わないわよ」

「ちょ、ちょっと待った!どうして会わないなんて展開になるんだ!」

「違うわよ。水と油なのよ、って言ったの。フライドポテトばかり食べている私は油で出来ているようなものよ。水のようなあなたとは合わないに違いないわ」

「いや、そんな、比喩を本気にされても……じゃぁ僕が水の中じゃなくて火の中から出てきたらどうなんだ?油が燃え上がるかもしれないぞ」

「ええ、そうね。どちらも大爆発して消えてなくなってしまうんじゃないかしら」

「それじゃどっちにしても最悪じゃないか!」

「うるさいわね。冗談よ。あなたの火の威力では中心が常に温かく保たれる程度よ」


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