【会話ブログ】バレて価値のあるウソよ | 【会話ブログ】

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嘘はバレなければいい? ブログネタ:嘘はバレなければいい? 参加中


「よく【バレなければウソをついても良い】とか言うけど、どうなんだろうな」

「どうなんだろうな、と言われてもよく分からないわね。あなたのようなわけの分からない人はもう死んでしまったら良いんじゃないかしら」

「おい!いきなり何を言い出すんだ!」

「うるさいわね。ウソに決まってるじゃないの。突然興奮したりして、何を考えているのかしら」

「いや、ウソについて質問してるのにいきなりウソはつかないで欲しいんだけど……テーマがメチャクチャになるぞ」

「あら、そうかしら。だったらもう私との会話なんて辞めてしまえば良いじゃないの。二度と私に近寄らないでちょうだい」

「おい!そんな事は思ってないぞ!近寄らないと会話にならないじゃないか」

「うるさいわね。ウソだと言ってるじゃないの。どうしてそうすぐに興奮するのかしら。あなたのような人と会話をすると本当に疲れるわね。もううんざりしてしまうわ」

「うっ、でもいくらウソでも死んだ方が良い、みたいな言い方はどうかと……とはいえ僕との会話でうんざりされたらショックだな……」

「しつこいわね。ウソだと言ってるじゃないの。突然興奮して大声を出したり突然落ち込んで暗くなったり、いちいち反応が大きくて落ち着かないわね。横で騒々しくされる私の心が一番落ち着かない事に果たして気付いているのかしら。あなたといると毎日ストレスで寿命が縮まる想いがするわ」

「ぐっ、そうならないようになるべく気を付けるから、今後も出来たら一緒にいてくれないかな……」

「あらそう。それにしてもウソに毎回毎回真面目に反応して、本当に懲りないわね。学習能力が欠如しているのかしら?それともすぐに忘れてしまうのかしら?そのまま私の事もすぐに忘れてしまうんでしょうね。私だってあなたの事を一生覚えているような事は無いでしょうし、いっそお終いにした方がお互いに身のためかもしれないわ」

「ちょ、ちょっと待ってくれ。僕は一生お前の傍にいたいと思ってるんだぞ!」

「うるさいわね。一体何回ウソだと言えば気が済むのかしら。もしかして私の話を全く聞いていないんじゃないでしょうね。私はあなたのような人が大嫌いなのよ。いいかげんにしてちょうだい」

「うううっ、ごめん。言ってる事が毎回ホントにしか聞こえないからつい……嫌われないようにしないとな……」

「……本当に懲りないわね……それで、結局今日は何の話なのかしら?あなたには私が嫌いな特徴しかない事を話せば良かったのかしら」

「ぐっ、一応【バレなければウソをついても良い】と思うかどうかを訊いてたんだけどな。何かそれどころじゃなくなってきた気がする」

「あらそう。ウソが全てダメだとか、バレたら全てダメだとか、そういう事は決して言い切れないと思うわ。ウソじゃなければ言えない事だってあるものね。バレなければ困るウソだってあるわ」

「なるほど。僕にはよく気持ちが分からないけど、そういうケースもあるのかもしれないな」

「いつかあなたにもそれが分かる日も来るんじゃないかしらね。残念ながらあなたとは今回別れるけれど」

「おい!僕は絶対にお前と別れる気は無いぞ!どうしてこんな展開になるんだ!」

「違うわよ。あなたでも今回は分かるけれど、って言ったの。さっきまでの全てがウソだと言ったでしょう?それなら私が本当は何を伝えたいのかが分かるはずよ、腹立たしい」

「そ、そっか……えーと、僕といるとうんざりとか、ストレスになるとか、一生覚えてる事は無いとか……大嫌いとか……」

「……何故感動して泣きそうな表情をしているのか分からないけれど、あなたでも今回は分かる、と言ったのがウソよ。私の本心なんてそう簡単に分かってたまるもんですか。残念だったわね」

「せっかく感動してるんだからわざわざ誤魔化さなくても良いだろ!全く素直じゃない!」


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「クリックせずに帰るようなウソみたいな事はしないわよね」


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