結婚10年を過ぎた私達夫婦に訪れた

結婚生活最大の危機。

なんとか乗り越えたお話です。

 

道のり 1

道のり 2

道のり 3

道のり 4

 

 

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今思えば、彼は私達の関係にうんざりしていただけで

私への思いがなくなったわけではなかったのですが

別居の提案でかなり動揺した私は

夫の心が離れてしまったと思い

もう結婚生活は続けられないと泣きながら訴えました。

 

今すぐ離婚だの、家を売るだの、日本へ帰るだの並びたてる私に
一生懸命、側にいられるよう提案をする彼。
そのうち、夫の思いに気づき落ち着きを取り戻した私は、
とりあえず家に戻ることに決め
その後のことは、話し合いを続けることにしました。
 
その夜、今回のことを相談した友人に言われた言葉を思い出しました。
「もしも、彼が同じ場所に立って話し合いが出来たら乗り越えられるかもね」
 
今までの彼は、私達の関係も自分の気持ちも
見てみぬふりで現状維持を続けてきました。
もちろん私もそこに甘んじていたし、
最後にはまたそうなる前提で彼との話し合いに向かいました。
しかし、今回、夫は目を背けず
私との問題に向き合おうとしてくれたのです。
 
そう思えたとき、2人で頑張ろうと決めました。
 
この別居危機を乗り越えて、何か変わったわけではありません。
今まで通りの生活に戻りました。
 
とても単純なことだけれど、何か大きなことが起きないと気づけなかったり
やり過ごしてしまいがちになることってあるかもしれません。
こんな大きなことが起きなくても、色んなことを感じながら生きたいものです。
 
 
ちなみにこの後も、喧嘩は続いております。笑