結婚10年を過ぎた私達夫婦に訪れた

結婚生活最大の危機。

なんとか乗り越えたお話です。

 

道のり 1

道のり 2

道のり 3

 

 

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友人宅から家に通う日々が1週間も過ぎる頃

私の中でも気持ちの変化があり

夫と話合いを持つことになりました。

 

その頃には、夫を恋しく思う気持ちも高まり

きっと、彼がいつも通り私に謝って

(別に彼だけが悪いわけではないのだけれど)

”帰って来てほしい”と言われて

仲直りできるだろうと思っていました。

 

ところが、話し合いの場で彼の口から出たのは

別居の提案でした。

 

お恥ずかしながら、それまで私はどこかで

彼は絶対に私と離れたいとは言わないと

思いこんでいました。

どんなに私が”離婚”という言葉を口にしても

いつもそんな大袈裟なことじゃないと

相手にしてこなかった夫。

 

その彼が、今回のことで初めて2人の関係について

自分が本当はどう思っているのかを考え

気づいたことがいい加減うんざりだということ。

 

お互い様だったのです。

 

そんな簡単なことが、私には分かっていなかった。

いつも私だけが、と言う思いで彼の気持ちなど

全く考えていなかったのです。