「職業」って何⁈ 屋久島先住民フォーラム | 読んだ後ちょっと元気が出てるといいな✨日々のチョイスで人生を変える

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タイチェンマイでカレン族の村に家を建てさせてもらって。カレンの村での暮らしや自宅出産、山奥での自給自走生活、これまでの経験をシェアしながら、勇気と元気をお届けできたらいいなぁ
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先日、再会できた

カレン族の長老ジョニさん





ジョニさんについては

こちらにも





ジョニさんのことを書いていたら

思い出したことがあります。




ジョニさんとは

二度

一緒に日本に来たことがあります。




その一回は

前回少し書いた

東京都の

水と森のフォーラム。




もう一回が、

それより少し前に

屋久島で開かれた

先住民フォーラムです。





そのときは、

ジョニさんの他に



このブログで何度か登場している

わたしたち一家が一番お世話になった

ブチャパ、ブチャモ夫妻








わたしの友人でプチャパの姪アビー


ジョニさんの息子プル


もう一人ジョニさんの村の女性




と、わたしたち家族三人


という一行で

約一ヶ月間屋久島に滞在しました。




他に


カナダからの先住民の皆さんは

急遽来られなくなってしまったそうですが


アイヌの方々は参加されていて、




カレン

アイヌ

日本人参加者の

濃厚な交流会でした。





わたしは通訳をしていたのですが


一つ問題が起きました。



自己紹介の中に出てくる

「職業」という言葉



その意味がわからない、

と、みんなが言うのです。




日本人の自己紹介に


「職業は〇〇です」


必ず出てくるんだけど‥

と。




カレン語には

「職業」という言葉はないけれど、

いちおう

言葉としては

タイ語で知っている。





そうなんだけど‥




ただ、なんとなく

本当の意味が

ピンと来ないんだ



と言うのです。




そう言われて、




そうか


カレン語には

「職業」

ないんだ‥




そのことがわたしには

衝撃でした。



もう一年以上

彼らと一緒にいて、




彼らの

身の回りにあるもの

村にあるものは

たいてい

自分たちで作り出せるもの





というところに

驚きと

憧れと

尊敬の念を

抱いていたのですが、




改めて、

「自給自足」

ってそういうことなんだな

と思い知らされました。






トヨタの国から来たんだろう?

車作ってくれよ、と言われた話




数日経った

ある日





ジョニさんが言いました。


「わかったよ、職業、の意味が」



「それしかできない、

っていうことだろ?」




ソレシカデキナイ





当時

「日本語教師」

の自分に狭さを感じ

カレンの人々の懐の広さに魅力を感じたこと







専門性

への尊敬


と同時に


専門のないこと

への尊敬


改めて感じた出来事でした。