こんばんは。
HSPミニマリストみちこです。
4月8日は
お釈迦様誕生日だと知ったのは
ごく最近のこと。
この日、延暦寺にて
比叡山で一番大きな
御祭祀（さいしりょう）と思われる行事
御修法が執り行われると知った。
2月の中旬
東京で、開華の大ちゃん先生に
教えてもらったことがきっかけだった。
「延暦寺は、京都と滋賀の境にあるから
みっちゃんの住んでる場所から近くだよ。
一度行ってみるといいよ。」
4月8日と聞いて
ドキっとしたのは
亡き父の誕生日と同じだったから。
しかも先生の住所も
「408」なのだそうだ。
行くしかないじゃないか。
そう思い、東京から帰った後
飛び出すように
比叡山延暦寺へ向かった。
しかし、何にも考えずに
勢いだけで来てしまい
「やってしまった…」と思った。
始終凍えていたけれど
真冬の神聖な空気を
この身で感じることができて良かった。
春が来た。
2022年4月8日
先生、先輩、同期のみんなと
延暦寺の御修法に参加した。
嵐山で「もう見納めかな…」
と思っていた桜だったから。
ここで咲き誇る姿に
愛おしい人と
思わぬ再会をしたかのようだった。
たくさんの涙を超えて
集まった魂たちは
深く共鳴しあい
繊細な輝きを放つ。
その人の全てを知らなくても
目の奥に佇む光を見れば、手を合わせたくなる。
みんなと一緒にいたい。
いつもそばにいるわけじゃない。
でも、隣を歩いているとわかる。
大人になっても
仲間とは巡り逢える。
自分のことを
許すことがきる。
だから、あの人の未熟さも
愛したいと思う。
父はガンで他界した。
最後の最後まで
生きようとしていたけれど
その最期は壮絶すぎて
今でも胸が締め付けられる。
それから
色々なことがあったけど
もう私は
自分を責めることをやめた。
誰のせいでもない。
誰も悪くない。
誰もが未熟で
精一杯だっただけ。
相手が家族でも
そうでなくても許したい。
たとえ嫌いなままでもいい、
愛したい。
かつて、自分の存在を
許せなくなってから
先祖供養、という言葉を避けてきた。
自分は自分の代で終わらそうと
思ってきたから。
なんで生まれたきたのだろう？と
嘆くのならば
誰にも顔向できやしない、と。
でも、そういうのを
もうやめようと思った。
この10年で、自分のことを
抱きしめてあげられるようになったから。
まだ自分の中に
光が当たっていなかったところ
隅っこで膝を抱えていた君
こっちにおいで。
もう大丈夫だよ。
伝えてごらん、ありがとう、って。
きっと、怒ってなんていないよ。
だって、本当はずっと
守ってくれていたんだよ。
待ってくれていたんだよ。
もう気づいているでしょう？
さあ、ゆこう。
未熟なまま
泥くさく、正しい道の上を歩け。
その姿が
何よりも尊く、美しいのだから。
人生の刹那に、胸を張れ。
堂々と生きよ。
そんな声が聴こえる。
あなたと
魂がクロスした奇跡を
この命に刻もう。
生まれてくれて、ありがとう。
暮らしてくれて、ありがとう。
生きててくれて、ありがとう。
出逢ってくれて、ありがとう。
京都へ来て良かった。
ここに来なかったら
出逢えなかった人たちや
気づきがある。
先生、ありがとう。
先輩、同期のみんな、ありがとう。
見えないご存在たちに、ありがとう。
惹かれ合うように、この道をゆこう。
胸を張って。
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著者：HSPミニマリストみちこ
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