私は昨日、7月いっぱいで
大好きだった
地元のアルバイトを卒業しました。
このことは
4月の上旬に
自分の中で決意をしたことで
職場の上司には
5月一日にお伝えしました。
そして、今月中
2年間暮らしてきた
神奈川のお部屋を引っ越します。
行き先は京都です。
色々なことの目処が
ようやく立ち始めたので
やっとご報告に至りました。
本当は、7月中には
このことを
お伝えしたかったのですが
紆余曲折を経て
本日になりました。
私のアルバイトの話を
励みにしてくださっていた方
同じ系列のお店で
「アルバイトを始めたよ！」と
お知らせくださった方
とても嬉しかったです。
そして
おうち個人セッションを
またいつか再開してください、と
おっしゃって下さった方
こちらも
心温まるお言葉でした。
一足早くお店を卒業したこと
おうち個人セッションを
再会できなかったことに
申し訳ない気持ちを抱きつつ
本当にお優しいみなさまに
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
心より感謝申し上げます。
ことのはじまりは
4月上旬のSNSの手放しでした。
これまで命懸けで
創り上げてきた
SNSを手放すという決断
これは私にとって本当に
大きな大きな「心機一転」でした。
このことを
きっかけに
私はまっさらになるのなら
どうしたいのだろう？
どう生きたいのだろう？と
自分自身と真っ向から
向き合うことになったのです。
そうして
内側から聞こえてきたのは
人生で一度は
やってみたかったことをやりたい
それが今だ、でした。
それは何かと言いますと
トランク1つくらいに
身軽になって
旅するように生きてみたい
京都で泊まり込みの
禅寺体験をしてみたい
だったのです。
いつか叶えたい
でもまだずっと先だろうな…と
ぼんやり描いていた
夢だったのですが
そのチャンスが
唐突に目の前に現れ
実行に移す時が来たんだ！と
強く感じたのです。
ほとんど直感でした。
その後
頭で考えることもしましたが
答えは変わりませんでした。
その気持ちを正直に
職場の上司に伝えたところ
真摯に耳を傾け
温かく応援して下さったのです。
それじゃあ、残りわずかですが
7月いっぱいまで
どうぞよろしくお願いします、と。
自分の意思を伝え
快く受け止めてもらったあとは
これまで以上に
一生懸命接客をする毎日でした。
長かったような
短かったような
あっという間に
最終日の昨日を迎え
胸を震わせながら
最後のお仕事を終えました。
とても嬉しかったのは
みちこさんは、今日はレジにいてください。
他の仕事はこっちでやりますから。
今日で本当に
最後になる方もいるでしょう、
お客様とたくさんお話してください。
そう上司が言って下さったことでした。
もう初っ端から
この言葉で胸がいっぱいで。
私はいつも通り、いつもの仕事をして
いつものように帰るつもりでいたからです。
スタッフには早々に
7月いっぱいで
退職する旨を伝えていましたが
仲良くして下さったお客様には
前日か当日にさらっとお伝えしました。
それでも
涙ながらにジュースを手渡してくれたり
お菓子を買って下さったり
出逢った頃
ママに抱っこされていた女の子は
もう6歳になっていて
折り紙でお花を作り、手紙を書いてきてくれました。
就職を機に卒業した後輩や
シフトが変わり、一緒に仕事をする機会が最近なかった
大学生の後輩も
私が退勤する22時に事務所へ
わざわざ顔を出してくれて…
そして何とスタッフ全員で
私の似顔絵を描いた色紙に
寄せ書きまで用意してくれていました。
クラッカーが鳴らされ
ケーキにろうそくも立ててくれて
みんなで記念写真を撮りました。
びっくりするくらいの
心ある贈り物のオンパレードで
荷物が持ちきれないくらい
いっぱいになり
最後は上司が
段ボールに詰めて
私の自宅まで
一緒に運んでくださいました。
みんななんて優しいのだろう
こんなに温かい場所を
手放してしまってよかったのか？と
たまらない気持ちが
込み上げてきて
それでも
いや、自分で決めたことだから、と
もう色々な気持ちが入り混じり
最後に後ろ姿のまま
手を振り見えなくなった上司を
見届けたあと
泣きながら
自宅アパートの階段を登りました。
たまらなく寂しいけれど
ずっとずっと、大好きです。
このお店で教わった
ずっと消えることのない、私の財産です。
みちこさんは
最初、気難しい人なのかと思っていました。
はい、私
仕事に慣れるのも、
みんなと打ち解けるのも
すごく時間がかかるんです。
そんな私が5年間続いたお仕事でした。
コツコツ続けること
めげないこと、諦めないこと。
それは必ず
大きな愛となって返ってくる。
そしてまたその愛を
さらに大きくして返せるように…
これからも私は、
この先に続く
陽だまりの坂道を歩いて行きます。
関わって下さった
全てのみなさまに感謝を込めて。
これから先、新しい環境で
どんな人たちに、
そして自分に出逢えるのか
とても愉しみです。
状況が落ち着き次第
オンラインシンプルライフセッションや
講座など
また新たに創って行きます。
引っ越し先の Wi-Fi 環境など
確認しつつ
お知らせして行きますね。
私は、無知なことも多く
勉強不足な点も多々ありますが
行動と経験を重ね
これから先
一皮も二皮も剥けて行きたいと思います。
見守っていただけたら幸いです。
そしてそんな私の決断を
陰ながら熱く応援して下さった方々に
深く感謝申し上げます。
とても心強かったです。
ありがとうございました。
同じ時代に生まれてくれたことに
大きな歓びと敬意を込めて。
