着物と日本と和のこころを愛する 美澤道子です。
十年以上続けている習いごと、
・・・というより、もはやライフワークにもなっているのが、
和太鼓。
幼い頃から、なぜか太鼓の音に惹かれていました。
夏の盆踊りでは、踊るよりも、櫓の上で太鼓を打っている子どもたちがうらやましくてうらやましくて・・・
羨望の眼差しを向けつつも、引っ込み思案の小学生の私は、熱い想いを内に秘めたまま、誰にも言うことなく大人になっていったのです。
太鼓との出会いが訪れたのは、水戸で結婚した直後。
地元タウン誌の「太鼓 打ち手募集」を見つけたのです!
“高校生から30歳ぐらいまで”という年齢制限がありましたが、30歳「ぐらい」を拡大解釈して、32歳で応募しました(笑)
今にして思えば、
チャレンジャーですねー💦
二度の出産で、数年のブランクはありますが、それでもトータルで10年以上は続けているでしょうか・・・
毎週末の夜、3時間弱の練習を行なっています。
今日も、顔が凍りつくほどの寒さのなか、冷暖房のない部屋で練習💦
(打っている間は、汗をかくほど熱くなります)
四十も半ばを過ぎると、一回練習を休んだだけでも、息が切れたり、翌日の筋肉痛がひどくなったり、と肉体の衰えを感じずにはいられないほど。
それでも辞めないのは、からだ中の細胞の隅々まで響き渡る、鼓動の心地良さを知ってしまったからだと思います。
打ち始まる前に、多少体調が悪くても、練習が終わった後には、すっきりして、元気になることもしばしば。
結婚後に始めた和太鼓ですが、出産で産休をとっても、そのたびにしつこく復帰し(わたしの所属する団体は、通常は結婚で辞めるか、出産を機に辞める人が多いのです)、
多忙をきわめていた時や、いろいろと悩んでいた頃は、辞めようか悩んだこともあったのですが、
「辞めるのはいつでもできるから、続けられるうちはやってみたら」
と主人や義母に後押しされ、家族の支えのもとになんとか続けられています。
太鼓を打つときのイメージを
一打入魂
と言うことがあります。
太鼓を、ひとつひとつ、魂を込めて、打つ、
ということなのでしょうが、
魂って、どうやって込めるのでしょうね?
十年以上続けて、最近、ようやく、この意味を、からだでわかってきた気がします。
わかった、というよりは、
感じた
と言った方がいいですね。
まだまだ、打ち手としてはひよっこ、
大きなことは言えませんが、この和太鼓の練習、演奏を通して感じたこと、このブログを読んでいる方にも何かお役に立てるようなことを、少しずつ、綴っていきたいと思います。
本日も、いい汗かきました・・・♪