イラストレーター いとうみちろう のブログ -66ページ目

高尾克己先生、背景美術の特別講座

先日、お世話になっているよこはまマンガ教室さんの特別講座で、アニメーションの背景美術などの数々を手がけられている高尾克己先生の特別講座に参加させていただきました。
高尾さんは劇場版のポケットモンスターや妖怪ウォッチをはじめ様々なビッグタイトルの背景美術やアートディレクションなどをされてきた、この分野ではまさにトップランナーの一人です。

(よこはまマンガ教室の松田先生(左)と高尾先生(右))

貴重なお話や、背景描画の実演など本当に刺激的で参考になることだらけでまさに「俺得」てんこ盛りでした。

背景美術の実演中↑

自分は普段PCで絵を描く時はパソコンモニタにペンタブで作業しているのですが、この講座で高尾さんの実演を見てから早速液タブを使っています(笑)
液タブは前から持っているのですが、ほとんど使うことがなく、まさに宝の持ち腐れやらなんとやらなのですが、これからはどんどん活用していこうと思います。

受講生の方の持ってきたペン画に色をつけて、あれよという間に魔法のようなクオリティの背景美術の完成です。。。。めちゃめちゃプロかった。。。。

質問もじゃんじゃんしてしまって、その都度丁寧に答えてくださいました。
高尾さんはMAYAという3Dソフトもお使いになるようで、すごいなーと思いました。ちょっと前からわりと一般絵師も3Dソフトを導入されている例をちらほら耳にするようになってきたので少し意識しておきたいことがらです。


(高尾先生が手を入れた作品の一つ。斉藤洋のルドルフとイッパイアッテナすごく好きなので映画も見たいと思って楽しみにしています。)

今回の講座で高尾さんが「観察すること」ということを非常に重要事項として仰っていたのがとても印象的でした。その対象をどれだけ観察しているか、普段気づかないようなことに気付けるか、新しい発見を得られるか。。。。
私たちが何かを描こうとするとき、その対象を本当に知らないと説得力のある絵を描くことがことは出来ない。知らない部分、自信のないところは必ず一目瞭然に表現に現れてしまう。だから何かを描くときその対象についてどれだけ知っているか、知ろうとしたかというのが非常に重要なのだということ。。。「観察」!
第一線で活躍されるプロの話はとても心に響くものでした。

絵に関する技術的なお話も非常に参考になったのですが、映画やアニメ、ゲーム・・・など多くの人が関わってクリエイティヴな作業をすることに対する興味や感心・憧れも感じることが出来ました。

大変お忙しいにもかかわらず講座を開講してくださってありがとうございました。
また、すごく久しぶりなのに温かく私を参加させてくれて松田先生にも感謝です。
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(実家のクンシランが咲きました)

そういえばバートックギャラリーでやっていた林なつこさんの絵本原画展行けなかった。。。すごく行きたかったんだけど残念(>_<)。書店で見かけたら購入したいと思います。

しましまかしてください/教育画劇

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医療MSD in Future Center


毎年恒例になりつつある医療関係のワークショップイベント、「医療MSD(マルチ・ステイクホルダー・ダイアローグ) 」にグラフィックレコーディングのお仕事で行ってきました。
場所は、非常にクリエイティヴな気持ちの高まる横浜・クイーンズモールにある富士通さんの「フューチャーセンター」です。


今回のグラフィックレコーディングで出されたイラストイメージ。




↑今回何かと話題に上ることが多かった「タコツボ」。閉塞的なタコツボ業界が二つ以上集まり相互に影響しあって、やがて最後には自分の力でタコツボを打ち破りそこから出てくる・・・的な図です・笑。

↑ビルに囲まれた港町のハイテク会場だからこそ、逆に植物の持つ雰囲気というものに感化されることがありました。


はためにワークを見ていて「人の願いが叶うプロセス」ということに関して思うことがあったのですが、自分の場合はだいたいいつも
・現状、やれるだけのことをやる
・自分のやるべきことをたんたんとやる
・ダメだった場合の覚悟も決めておく
・全力で目指すけど執着しない
・迷ったときは良心にかえって判断
・考え過ぎない、行動、いったん忘れてみる、過ぎたるは及ばざるが如し・・・etc
とか、だいたいそのようなことを意識して物事に取り組んでいるような気がします。
このくらいのことを一生懸命やっていると、どこかで自分の本心が納得しているような感覚があったり、逆にそれが無い場合はまだまだやることがあるんだと思ったり。

で、最終的にはいったん「手放す」。もうその願い自体が無くなっていたり、諦めたり、別の道に進んだりするのもその一つだと思います。
そうすると天の采配か何かかは知りませんが、縁のある願いは、あるいは本当にやるべきことをやりきったよき願いは・・・叶うし、そうでないものは叶わず自然と消えていく・・・というような気がしています。もしくはもっと別の道が開けるとか。

ですので、結果を追求することはもちろんなのですが一方で「やれるだけのことをやった」という心の深い部分に感じる満足感というのも重視しています。
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今回のMSDも参加者の皆様方が自分の問題意識を深く掘り下げ、追求していきたいビジョンや実現したいゴールについていろいろと話し合われました。
私も毎回関わる機会をいただいているのですが、今回が一番「医療」という枠だけにとらわれない回だったのではないかと思いました。

お医者さんや薬剤師、理学療法士、看護師、人材開発、医療メーカー、薬品会社、おくりびとのようなお仕事をされている方・・・と参加者もとても多様性に富んでいました。
具体的な個々の細かな話はとてもここでは書ききれませんが、参加された皆様の表明された目標やビジョンが最良の形で現実のものとなるよう願ってやみません。
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今回出されたいろいろな話の中で「まったく関係のない領域の人を巻き込んでみる」という方法がおもしろいなーと思って自分も取り入れてみたいと今思っているところです(笑)
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毎回MSDのたびにお声掛けくださる社団法人Dialogueの皆様方には本当に感謝しております。
参加者の方々も含めて皆様のご活動のますますの発展を祈念しております。

リヴオンしんぶん完成

一般社団法人リヴオンさんの発行している「リヴオンしんぶん」の見開きページのお仕事をさせていただきました。



一般社団法人リヴオンさんは思わぬ死別などの大きな喪失を体験された方々のケアをする「グリーフサポート」の活動をされている団体です。

代表の尾角光美さんのご著書↓
なくしたものとつながる生き方/サンマーク出版

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リヴオンしんぶんの見開きページに団体の活動やミッションの「見える化」をして載せたいというご希望をいただき、お声掛けくださいました。

いつもやっているグラフィック・ファシリテーションなどのイラスト化とも、普段のイラストの仕事とも少しづつ違う、私にとっては初めてで貴重な体験でした。
そもそもどんなご依頼内容で、どんな活動をされている団体で、どんな思いを持った人が関わっているのか・・・何もわからないまま手探りの作業でしたのでいろいろと大変な部分もあったのですが、いろいろな方々のご助言やお力添えも加わり無事完成したものを先日受け取ってきました。

私も久しぶりに水彩でいろいろカットを描いたり、似顔絵をいっぱい描いたりして、グラファシの手法と普段のイラストのノウハウを折衷したりして、自分の中のいろいろなものを引き出していただいたような感じがしております。

先日リヴオンさんの事務所で完成のお祝いをしてきたのですが、いただいたケーキが超絶美味しかったです(笑)小麦を使わずお米で作ったすっごくフワフワのケーキにカラメルであえて熱を加えたリンゴとアイスをのせていただきました♪

リヴオンさんのされているグリーフサポートが、必要とされている方々のもとに届きますように!

横断歩道にて

本日は温かくて、初モンキチョウを観測しましたw。花粉もかなり荒ぶっておりますがティッシュ袋を常時数個携帯してのり切ろうと思っております。

昼時にゲームの設定資料集などを見ていたのですが、アートワークのクオリティの高さに驚きます。絵でも、まだまだやることがあるんだなーという思いをあらたにしました。

本日は親族で集まって夕食に寿司をいただいたのですが、その道中小学生が横断歩道を渡ろうとしていたので車を止めて待ってあげたら・・・渡りきった小学生に深々とお辞儀をされてしまいました。。。なんて礼儀正しい。。。
要するにリアルこれです↓(一時期すごく話題になった動画)


日本の車って横断歩道に人が待っていてもなかなか止まらないですよね。本当は止まるのが当たり前なんだけども、逆にみんな止まらないから止まるとかえって、珍しくてお礼されてしまうという。。。(ちなみにお巡りさんが見ていると車止められてしまうので皆様もお気をつけください)

なんかお友達同士で下校していて、道路の対岸でお友達が待っているようなシチュエーションだったのですが、お辞儀をしてくれたのが渡った当人たちでなく、向こう側で待っていた子だったのがさらに驚きでした。しかもお辞儀がめっちゃ深々としていた。

すげー、小学生クオリティたけー。。。

私もこの子たちの健やかなる成長のために少しでも何かできるように精進したいという思いを、おいしい寿司をいただきながらあらたにした次第です。。。(笑)

<モンキチョウ初観測>
モンキチョウ初観測

小学校の図工作品展

この前、市内の中学生の美術作品展を見に行ってきたのですがhttp://ameblo.jp/michi-aaa/entry-12116811034.html
展示替えして、今度は小学生の図工の作品展を見てきました。
3つ前の記事で書きましたが、最近テクスチャ感に興味があるので、自然とそのあたりに気が向きながらの鑑賞でした。

例えばこの版画作品。ダイナミックな人物描写も素晴らしいですが、版画のテクスチャ感もまたとても心地が良いです。

テクスチャ拡大画像。うん、なんとも味わい深い。


↓この桜の絵のテクスチャ感も素晴らしいです。幻想的な色彩の中に、素材感がとても深みを与えていて良い印象です。そのまま本の表紙とかでも使えそう。


版画作品では他にもこのようなものが目につきました。「深海生物」というのはそれだけで魅力的な題材ですが、版画独特のカタチと素材感がとてもいいです。




↑これはどうやら一年生の作品。一年生でもこんなに作品は芸術的です。のびのびとして明るいとらわれのない色づかいと健康的な作風がとても好印象です。


あと、これね。すごくないですか?教室の何気なーいつまらない(笑)風景をこんなに印象的に捉えています。アングルとか普通こんな下から描こうと思わないですよね。床と机があって、、、非常にハイセンスです。この作品の他にも蛇口とか黒板とか何気ないモチーフが本当にいろいろと素晴らしく表現されていました。

↓並んでるとちょーキレイですね。


↓これも箱庭的表現でとてもよくまとまってるなーと思ってみていると、「ストーリー」なるものが・・・

おい、続きが気になるじゃねーか!笑。二人はどうなった?
このお題の作品は全部「ストーリー」なるものがあって、なんかどこかで聞いたような話も中にはあったので完全オリジナルかどうか分かりませんが、作品と合わせて見て楽しかったです。

何年か前は必ず知ってる子の作品がいくつかあったのですが、最近はさすがにぐっと少なくって今年は一人もいないかなー・・・と思って写真の整理をしていたら、たまたま知ってる子の作品が写ってました。
この下の「ツノがとれたトリケラトプス」の子、知ってる!もう6年になってたんだ。。。ご家族で大変よくできたお子さんたちで素晴らしい。
こういう陶芸作品も面白いですよね。何よりキラキラ感がすごくキレイ。


・・・そんなワケで毎年行っている展示会なのですが今年もすごーく楽しめました。素敵な作品がまだまだたくさんあって、その一部分しか紹介できませんでしたがほぼランダムに選ばせていただきました。
ただ眺めて鑑賞するのももちろん楽しいのですが、一人の作り手目線、描き手目線で見るもう一つの楽しみ方が同時にできるのがまたいいところ。

↓この作品も「生まれかわった自分」という題名で、太陽のようにピカピカに光っている様子がとてもパワフルで印象的でした。

「生まれ変わった時、それが太陽のようにピカピカして、パワフルでエネルギッシュ」という印象はとても興味深いです。私達も毎日太陽のように明けては暮れ、その日その日をまるで生まれ変わったように新鮮に、いきいきと生活していきたいものですね。