町田くんの世界4巻

安藤ゆき・マーガレットコミックス

 

そのすべてが「アガペー」でできているような町田くんが「恋愛」について気づいていく巻。

その反対に、猪原さんは本当にしんどい時期を生きてきたなと思う。早く町田くんに愛されたらいいのに。だが、自分だけを愛してくれる町田くん、猪原さんは好きかな?

そして氷室君というモテモテの男子が出てきたけど彼は今回だけのキャラなんだろうか。

毎回読んでいて癒されます。

 

 

 

 

菜の花の彼11巻

桃森ミヨシ×鉄骨サロ・マーガレットコミックス

 

頭のヤバイ烏丸君が、すべてを持って行ってしまいました。どうする、三人。

 

で、ここまできて「この漫画もしや恋愛ゲームじゃないのかな」って思ってしまいました。

今までもキャラクターが「もしも」の世界を考えたり求めたりしていたけれど、

その「もしも」が叶ってしまったことになります。

これは恋愛ゲームで最初に一人を狙ってゴールインして、

リプレイで次の一人を狙ってしまうような。

ゲームの主人公はセーブファイルごとに違う生き物ですけれど、現実はそうじゃない。

ところが菜の花は二つに分離してしまった、ぐらいの状態になってしまったわけですよ。

そして二人の菜の花はいずれ統合されます。よね?

漫画がゲームを乗り越える瞬間ですね。楽しみです。

 

 

 

 

 

これは愛じゃないので、よろしく2巻

湯木のじん・マーガレットコミックス

 

 

表紙のコイツ誰だよ!そして帯ではこいつがさらの「元カレ」とか言ってるよ!

さらちゃん初恋もまだなのに…と思ったら学園祭のレンタル彼氏か。

この先生の作品はつかみどころがなくてダサくって、それが魅力。

だけど今回出てきたこの大家くんは、意外といそうなキャラクターだった。

恋愛しない世代の申し子って感じがする。学校の校風とか友達の感じからして、おそらく「恋愛しなくてもいいや」「でも恋愛ってなんだろ」って考えているタイプ。そして受験を天秤にかけたら受験が勝つ。進学校だと、そうだよな。

でもこの巻の大家くんが彼のすべてというわけでもないからまださらちゃんを狙ってくるんだろう。ヘンにリアリティがあるので見守っていきたい。

 

 

 

 

 

悪魔にChic×Hack2巻

種村有菜・マーガレットコミックス

 

 

いきなり終わった!KYOKOの3巻より早かった!完璧に打ち切りだ!

この連載が終わる前後でまた種村さんがなんかやらかしたらしくてこの先マーガレットで描くのかなという心配もあるが、だったら「31アイドリーム」を月一で描いてほしい。

すごいラストだったので思わず二~三回くらい読み返しました。

くっつくのは一立か世良かって思うじゃん、なのに使い魔のまそかちってどういうことだよ!

本当に最初からその設定だったとは思わないじゃん。

ジゼルとまそかちの過去が終了4回目前くらいから始まるのですが、決定打に欠ける…しかし一立と世良はBLだから、たしかにまそかちが一番ジゼルにふさわしいんですよ。

そして私も、たしかにまそかちが好きだったわ…

「先生のやけくそ」と「自分の好み」が頭の中で対立してしばらく他の漫画が読めなくなる混迷の打ち切りでした。

 

 

 

 

 

森のたくまさん4巻

小村あゆみ・マーガレットコミックス

 

 

これも最終巻なのですが、直前までカラーもらっています。

打ち切りなのか?二人がラブラブすぎて困難やってくるスキがないから終わったんじゃないのかと思っているんですが…回収されていない伏線もなかったし。

そもそも、ギャグ漫画だったんでいつ終わってもいい感じだったし。

ほんとに、2巻くらいの時点でもう二人に何も問題ないよと思ってました。

単に仕切り直したくて先生が終了を持ち掛けたと思いたい。

面白かったよ!好きだったよ!

 

 

 

 

 

アナグラアメリ3巻

佐藤ざくり・マーガレットコミックス

 

 

だって、この漫画がたくまさんより続くのか?って思うとちょっと納得いかないんだ。

こちらも主人公側はほとんど問題なくて、この巻は友達ののりこがほとんど主人公です。

サブカル男子広樹とうまくいきそうだったのに謎のフラれ方をし、そこに体育会男子辻大貴がフォローに入ってきて…これ完全にのりこが主人公でよかったじゃないか?という状態です。

私も、1巻からのりこのことばっかり考えてますわ。

続きは気になる。それは認める!

 

そしてどうしても気になるのがこの人の身体の書き方。どうして担当さんはこの絵に突っ込みを入れないんだろう。絵がどヘタクソな私でもここおかしいよって思うところがある。

花ゆめも少コミも、こういう絵を描く人はいないはずなんだ。

 

 

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「それが本心なんだ…?

…みんな

みんな同じね…お父さんだって

最後になって私を責めて

まるで私が悪者みたい」

 

 

中卒労働者(ワーカー)から始める高校生活7巻
佐々木ミノル・ニチブンコミックス
(コミックヘヴン掲載)


★あらすじ★
片桐真実(まこと)、18歳、中卒。父が犯罪者、母は事故死。妹の学費を稼ぐために学校を諦め工場で働いている。
しかし現場で「中卒」をバカにされた真実は妹と一緒に「通信制」の高校へ入ることに。
76歳の老人、シングルマザー、玉石混淆の同級生の中、真実はお嬢様の莉央と出会い、「壮絶な事件」を乗り越えてつきあうことに。

新学期が始まり、真実たちは二年生に。ところが新入生の中から、若葉を呼ぶ声がする。

若葉は焦った。だって彼は、ひなぎくの父親なのだから。

時間がさかのぼる。

通信制を卒業した作者が紡ぎ出す、心にぐいぐい絡み付く青春ストーリー。


☆☆☆

ファンタジーより「無理ゲー」な境遇にいる主人公の、マジな格差恋愛モノです。
毎回コミックスを楽しみにしてますが、雑誌が隔月でもどかしい‥書店で見つけるのも難しい‥でも、最近「この漫画が~」みたいなヤツに取り上げられてきています。


主人公は中卒です。母を亡くし父は犯罪者、親戚に住み処は与えられるも同居は拒まれ、負けるものかと工場で働いてきた。
自己評価が大変に低く、卑屈で手も出やすかった。
しかし妹と一緒に通信制高校へ通いはじめ、少しずつ変わってきています。
お嬢様の莉央と付き合うことになり幸せリア充ヒャッハーか‥、しかし彼の「境遇」は学校の誰にも明かしていません。
 

ただし、この巻の主人公は真実たちのクラスメイト、若葉とひなぎくの父・トミーの話で終始します。若葉はシングルマザー。ひなぎくを育てながらデパートで働いています。

訳アリだろうなとは思っていたけれど…重い。

 

物語はどちらかというとトミー(泰平)の視点です。

若葉はわりと普通の家庭で育っていますが、泰平の家庭は違う。

はっきりとは書かれていませんが、母親は再婚相手、父親の工場が経営難。

弟の優平は成績がいいので、母親が泰平に中学から新聞配達をさせていました。

いづらくなった泰平は高校進学を機に「金を送る」という条件で家を出て、アルバイト漬けの日々です。しかし母親は「これでも足りない」と連絡するだけ。

彼は半ばあきらめて、いつも笑って楽しそうなフリをしています。

 

そして彼には萌という「彼女」がいます。学校でも評判の美少女で、優しくて甲斐甲斐しい。

部屋に上がり込んでは、家事をしていく。

しかし気の合う部分は存在せず、「つくす」ということで愛情を押し付け、なのに彼の言い分を聞かない。

彼女の存在が泰平を追い詰めていきます。

別れよう、と言っても「私のどこが悪いの!言ってくれたら治すから!」としがみつくのです。

なんでこの子こんなに泰平に執着するんだろう…と思いながら、冒頭の抜粋をふと思い出す。

泰平の母のセリフです。こういう人…いるんですよ。

父親が亡くなり、葬儀場で彼女は言うわけですよ。今まで気づいていないふりをして。

泰平を追い詰めておきながら、これですよ。

萌もどこか同じ匂いがします。

意を決して「最初から好きじゃなかった」と言えば、「鬼畜!私は悪くない!なんで報われないの!」。

萌も泰平がもし死んだら、「私が悪かったんですよどーせ、はいはい」って言い出しそう。

 

そこに現れたのが、若葉だったのです。

若葉も息苦しい環境の中にいて、泰平と感性がひかれあった。

泰平からしてみれば、萌も家族も気づきやしない彼の「悲しさ」を「明かせ」という救いの存在でした。

そして…

 

トミーと若葉がしたことは、間違いだったのでしょうか?

勢いづいてしまった、という問題はあるかもしれません。

でも、私たちは「年齢」で身分を分けられる。

ここまではダメ、ここからはOK、という分類をされるわけです。

勝手なもんですよね。本当は。

周囲は二人をじりじりと追い詰めていきます。

 

そして現在に至りますが、さて若葉はいきなりの再会に何を思うのか。

最初はもちろん拒絶でしょう。しかしまちがいなくひなぎくの父親です。

若葉はデパートと高校の両立をしながら、しかし時々行き詰まることがある。

もしトミーと晴れて結ばれたら、彼はそうとう稼いでいるようだし生活は楽になるでしょう。

でも、あの時の「激しい恋」はそのままでしょうか?

若葉は故郷から出たとき、何を決断したのでしょうか。

 

このギリギリする青春群像。もっと広く読まれてほしいです。


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「本当に 好きだったら

傷つくことなんか考えずに

自分でがんばんなきゃダメだよ!」

 

 

好きしか言わない1巻

フクシマハルカ・ベツコミフラワーコミックス

(ベツコミ掲載)

 

 

★あらすじ★

「制服がカワイイ学校に入って、素敵な彼氏を作るんだ!」

柿本誠、そんなことを考えながら高熱の状態で受験中。

99%無理と言われた学校、それでも入りたい…そこで意識が途切れる。

4月、誠は高校に無事合格していた。しかも、何故か首席で。

これはどういうこと?

そして超イケメンの迫田くんと出会い、授業中ずっと見つめられている気がする…

これって、まさか…?

 

超おバカな女の子と、クールなイケメンの恋。

「なかよし」で大人気だったフクシマ先生、ついにベツコミで連載!!

 

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

 

 

フクシマハルカ先生はなかよしで大活躍していた作家さんです。

大好きで大好きで、サイン会にも行ったことがあります(大人は私だけだった)。

ところが、なかよしの流動が激しいのかなんなのか、フクシマさんは「伯爵さまは甘い夜がお好き」を最後になかよしから消えてしまいます。

講談社では現在、コミカライズをやっています。

 

しかし数年前から小学館で並行してお仕事を始めていたんですよね。

今までは短編集が単行本で出ていたのですけれど、ついに、ついに連載です!

おめでとうございますっ!!

 

今回はとってもアホな女の子が捨て身上等でイケメンに当たって砕け続けるという珍しい作品です。フクシマ先生の作品だと基本的には「イケメンが主人公にめちゃめちゃ迫る」話が多かったので。

 

主人公の誠は制服のかわいさだけで偏差値を無視して受験。しかし39度の高熱。保健室で

受験するも倒れてしまいます。確実に落ちた!はずなのに受かっているし、しかも首席。

そして、同じく首席の迫田くんは超イケメン。隣の席で、熱視線を送ってくるのです。

「これって恋かも!」誠は思わず告白をしてしまうのですが…

 

実は迫田君も保健室で受験しており、倒れた誠の答案を手伝ってしまったのです。

でもそれは不正ですから、誠がボロを出してバレないように見張っていたというオチ。

その上「あんたみたいなバカは無理」と追い打ちをかけられますが・・

バカっていうのはそういう言葉が通じないんですよね!

誠は落ちてしまった恋をあきらめず何度もアタックします。迫田君はげんなりしますが、誠のアホさ加減とイケイケドンドンな姿勢に押されていきます。

 

もちろん舞台はフクシマ先生の故郷「広島」です。最初は話の構造がなかよしと違うのでおそおそる読んでいましたが、迫田君の友達・林伊吹ちゃんが出てきてから「これは私の好きなフクシマ漫画だ間違いない」という確信が。

そして画面のポップさ、キャラクターのかわいらしさもそのまま。ありがてえ…

しかしこの連載、初連載ですからどこまで続くんでしょうね。伊吹ちゃんがとてもいい感じなのでせっかくだから3巻ぐらい読みたいです。

 

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「めんどくせーだろ?

やめとけよ こんなめんどくせー兄貴がいる女」

 

 

キミとだけは恋に堕ちない3巻
酒井まゆ・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


☆あらすじ☆
頼もしいお兄ちゃんも、高校生になればうっとおしい小舅‥高校に上がったばかりの星崎すばるは兄二人(同じ高校)に監視され困り果てていた。
周りからは羨ましがられるが門限はあるし・・そんなすばるに「我慢してるねえ」と言い放つ吉田新。

そんな新と、つきあうことになったすばる。

 

夏休み。新を連れてすばると航はおばあちゃんの田舎へ。

地元の友達・夏希からすばると航のヒミツを知ってしまう新。

そして、新と航は焦り、動き出す…?

りぼんの看板として君臨し走り続ける酒井さんの新作登場。


゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆


「あーやっぱりそうくるのか」と思いました。たった2巻で主人公が彼氏と両想いだなんて早いと思ってたんですよね。
とすると、…ちょっと自分的には嫌な予感がします。
「MOMO」でも酒井さんはやってますからね。彼氏の途中転換。

 

 

夏休みがやってきて、祖母の田舎へ帰省するすばると航。透兄さんが受験で行けないため、代わりに(親戚なんか見たことない)新を連れていくことに。

 

すばるの友達の夏希から、幼い頃のすばるの写真を見せてもらう新。
ところが「小さい頃の航が写っていない」事に気付きます。

そして夏希は「2人の血がつながっていない」と新に明かすのです。

ただ、夏希の認識は幼い頃親戚の大人がいろいろ話し合っているのを遠くから眺めていたというものなので、真偽のほどはよくわかりません。

まあ写真にいないのですからいろいろあるのでしょう。

問題は本当に全然つながっていないか、半分繋がっているか。ここで大きく違ってきますからね。

今のところすばるたち兄妹の父親出てきてませんし。

 

もし血が繋がっていないのだとしたら。家庭事情が複雑な新はピンときたはずです。

よく少女漫画では再婚同士の連れ子が恋愛してモラルがどうこうという話になりますが、実は法的に問題ありません。

まだ捨て鉢な生き方を変えられない新ですから、気持ちが急いですばるに対し荒っぽい行動を起こしてしまう…

 

一方で航はクラスメイトの早坂さん(パッと見すばると見分けがつきません)といきなり付き合いだします。これもすばるをあきらめるための行動だと思うとね。

 

私は、現時点では新推しですね。

正直なとこ、「すばるにはこの二つの選択肢しかないのか・・いっそ透兄さんが血つながってなかったらよかったのに」と思っているんですけれど。

なにしろ、航は1巻からすばるに気持ち悪い束縛を課してますからね。透もそうだけど、航はいちいち教室にやってきて監視をしている。

そういうのはたとえ血が繋がっている兄弟だとしても、ありえないんですよ。むしろ血が繋がっていたら、ほっとくでしょ。

自分的に、航は無理なんです。つばホタの鳥羽と同じくらいモンスターです。

 

そんなすばるの息苦しい状態を打破したのが新なんです。

今のところどうしても行動にアラがありすぎてこれからも暴力ふるったりして大変なことになりそうなんだけど、幼くて無垢すぎるすばるには「外から来たもの」が必要だと思います。

 

…だけど、酒井さんは「外から来たイケメン」から「病弱の幼なじみ」に本命をいきなり移動させたという荒業をやってのけています。これは非常に丁寧に動かしたので文句ないのですが、今の状態ですばるが航と結ばれたら気持ち悪い作品になってしまうなと思っています。

血のつながりがどうこうじゃないですよ。

ストーカーと恋するのかい?っていうことですから。


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「ほら 見て!

私ちゃんと元気でしょ!

だからいいの!」

 

雛鳥のワルツ7巻
里中実華・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)


☆あらすじ☆
女子生徒全部で4人?!
親から共学へ行けと言われた女子校育ちの百瀬ひな子は青ざめる。男子が苦手だからだ。
幼稚園から一緒の華はいるけれど、男子にジロジロ見られたり緊張の日々。
でも委員長の椎名駿や隣の席の和久井瑞希と接するうち、「男子はそれほどこわくないかも…」と思うようになってきた。

ひな子の「男嫌い」の理由、その張本人は自分かもしれない。椎名は罪悪感から告白したひな子を拒絶。
ショックを受けるひな子だが、和久井は何もきかず元気付けてくれる。
椎名は意を決して真実を告げようとするが、和久井の弟と妹が事故に遭い、ほっとけないひな子…!

元男子校に放り込まれたよちよち女子のトライアングルスクールライフ!!


☆☆☆

面白いし人気もあるのだけれどその「理由」が具体的にわからない、不思議な魅力の漫画です。
無印マーガレットに掲載されているけど少々作風が違う、読みやすい、いろいろあるかな‥


ひな子の額に大きな傷。
小さい時ジャングルジムから男の子たちに落とされ、できたものです。

それからひな子は男子が苦手。
椎名は思い出します。突き落とした男子の中にいたことを。

椎名もやんちゃな時期があったんでしょう。しかし罪の意識は消えません。告白してきたひな子に「ごめん」としか言えません。そこから気まずくなってしまいますが、秦さんの後押しで昔のことをひな子に話そうとします。

 

ところがそこで、和久井の弟と妹(双子)が事故に遭い運ばれたという連絡が。

親が忙しく、いつも大事にしていた和久井の動揺は尋常でなく、ひな子も思わずついていきます。そして、椎名の言葉は伝えられないまま…

 

幸い双子ちゃんたちは弟君が骨折、妹ちゃんが打撲で済んだのですが、その後弟の夏彦君が肺炎になり入院が長引き、ひな子は妹の夏美ちゃんを送り迎えする状態に。

もともと兄妹ぐるみの付き合いが深く、ひな子は双子たちが大好きなんですけれど、ここまで仲いいと後がつらそうだなーと考えてしまいました。

私は和久井派なので「ただイケメンで女性が寄ってくる椎名」と「双子を抱えて家事一生懸命してるのにそれを楽しそうにしてる和久井」ではどうしても後者に思い入れがあります。

 

しかし「ひな子をキズモノにした過去を持った椎名」。

なんやかんやでようやくその真相を語ることができ、ひな子から冒頭のセリフが。

前から「女の子は思ったより強いんだよ!」と言ってるひな子。

ちっさいひな子から湧き出るパワー。それを素直に出せる女の子。

やはり彼女はマーガレットのヒロインとして上位に君臨していると思います。

 

椎名の「過去」が清算されたところで、また三人のパワーバランスはリセットされました。

これから椎名が過去を乗り越えて女子に優しくなっていけるのか、でも度を越してしまうのか気になるところです。本人が意識してなくても、ね。

でも和久井が好きなんだよな~(笑)。
 

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王子が私をあきらめない!(1) (KCデラックス ARIA)/講談社
¥463
Amazon.co.jp


王子が私をあきらめない!1巻
アサダニッキ・KCDXARIA


チャンピオンにも現れるアサダ先生が今度はARIA登場。
しかし隔月連載の上に一回のページ数が少ないため、次が出るのは来年。
こういう漫画、増えてきたなと思います。
有名な作家さんをいろんな出版社や雑誌が引っ張って、その結果がコマ切れの連載で。
コミックス出てきてもぽちぽちで続きが待てなくて飽きてしまう…そんなことになってしまいそうです。

おじいちゃんがレアアースを掘り当てたため、セレブばっかり通う学校に入れられちゃった主人公。
その中でも超セレブというか人間の範囲を超えている「王子様」に一方的に惚れられてしまう話です。
王子様を取り囲む「四天王」とか、すでに漫画の世界を越えている…
でもほかのモブが主人公をいじめたりしないのが花男よりは普通でしょうね。セレブはおそらくゴシップなど気にしないのだよ。


七つ屋志のぶの宝石匣(3) (Kissコミックス)/講談社
¥価格不明
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七つ屋志のぶの宝石匣3巻
二ノ宮知子・KCKISS


87CLOCKERSが終わって、この人いったいどうなるんだろうなと思っているところです。
来年あたりのだめの続編とか出ちゃうんじゃないか…?

ダイヤと見分けがつかない「モアッサナイト」という石のインパクトがすごかった。そんじょそこらのテスターでも判別できないなんて…

この人の漫画は面白いけど、全体的に見通すと「セレブ感」があるんですよね。天才ファミリーカンパニーはマネーゲームだったし、音大はお金ないと基本的に入れないし、87も音大生が主人公だし。
バブルな時代から漫画を描いている人は大概そのクセが抜けないんです。吉住さんとか、武内さんとか。
そういうものを捨てるか、うまく流していくか、そこの踏ん切りがつかないと。
吉住さんはできるだけ出さないようにしてきている気がします。
この漫画も志のぶ自体はフツーの子なんだけど、仕事がどうしても、ね。


明智警部の事件簿(5)<完> (講談社コミックス)/講談社
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明智警部の事件簿5巻
佐藤友生・KCマガジン


マガスペが廃刊になってしまいあの野球漫画がとんでもないことになったらしいですが、
影でこの漫画も終了してしまいました。
ただ、この漫画が始まってからずーっと危惧していた小林刑事については何もなかったのでよかったです。
私、この子●ぬと思ってたんです…

ただ、この作品の「細身のイケメンで物腰がスマートで、めっちゃ優秀で高飛車だけどそれなりに優しい白まつげバッサバサな」明智さんが半年後にあの山荘(金田一原作3巻参照)でポンコツするなんてとても信じらんない…
どんだけ闇堕ちしてるんだよーって突っ込んでしまいました。
佐藤友生版明智さんがめっちゃ素晴らしかったので、そこんとこが本当にもったいない。
もっと眺めていたかったです。大人の事情なだけにホントつらい。



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ライアー×ライアー(9) (デザートコミックス)/講談社
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ライアー×ライアー9巻
金田一蓮十郎・KCデザート
(デザート掲載)
ラララ 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)/スクウェア・エニックス
¥価格不明
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ラララ5巻
金田一蓮十郎・ヤングガンガンコミックス
(ヤングガンガン掲載)


今回も金田一先生の漫画が同日3冊一挙発売でした。
ありがたいようなもったいないような。
というか、今回ライアー以外のコミックス発売予定がどこにも書いてなかったのが気になります。
連載雑誌には書いてあったんだろーけど、平で積んでなかったら、気づかなかったよ…


「ライアー」は次でいよいよ最終巻。
嘘で進む話といえば「ニコイチ」ですが、あそこまでこじれることもなく、どんどん円満に話が進んでいるのでこのままなのかなと思っているのですが…(胃がキリキリしたのは烏丸君のあたりがピークでしたよね)
「ニコイチ」は最後の最後で結構すごい話が出てきたんで、まさか、ね。
「再婚同士の連れ子が結婚することは法律的に何も問題ない」…この辺はもっと広まるべきですよね。


「ラララ」も前の巻ですごい大ボス感出しまくってた「伯母さん」が、石村さんのあの個性にすっかりやられちゃってるのが面白かったです。
後半から最近漫画ではやりの「放置子」が登場。
ほかの漫画だとこういう子を恋愛対象にしたりするんですけれど、しっかり保護しているのがよかった。
桐島君と石村さんの意見の違いもきっちり話し合われているし。


やはり作風が丸くなったと思いますね。
ライアーが終わったらどうするんだろう?「ゆうべは~」の連載頻度が上がるといいんですが。


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天使とアクト!! 8 (少年サンデーコミックス)/小学館
¥463
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「追い付きたいんだ‥丸虫に。
やつと並んでも恥じないくらいの‥力のある声優に‥
‥俺にだって、プライドがあんだよ‥」


天使とアクト!!8巻
ひらかわあや・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


☆あらすじ☆
凰生為人(いくるみあくと)、政治家の父を持つセレブで優秀なイケメン。しかし声は天使のような女の子!!
そのせいか否か、人としてどうよな性格。
人気声優春坂なりとの出逢いによって、アクトは声優の魅力に気づき、自分の「力」にするため養成所へ入る。

ようやくレギュラー役を取り「声優」として歩み始めたアクト。今度は超有名アニメスタジオの短編映画のオーディション。
だが、アクトが戦う相手はなりだった‥

なりとの出会いで世界が変わる?声のせいで「女」にされる?
「國崎出雲の事情」で新しい世界を切り開いちゃったひらかわあや先生の新作8巻発売!!


☆☆☆

「天使とアクト!」は「見た目が女の子」だった「國崎出雲の事情」に対し「声が女の子」というまたまたイカれたキャラクターが主人公です。
しかもアクトは生い立ちと声のコンプレックスで「人がゴミのようだ」とほざく性格だったりします。ホントに言います。
でも政治家の父にはひるんでしまう‥力が欲しいと思ったアクトは声優春坂なりと出会い、声で人を動かせると知ります。

アクトの現在の目的は、声優になって人気者になることでも夢を与えることでもありません。
力を手に入れて成り上がる、さらには父親と対峙することなのです。


アクトはフリー扱いでしたが「ムサシノカラス」でついにレギュラー役をつかみ、七星プロの声優になります。
ところが七星プロは不思議な内部オーディションを持ち込んできました。日本が誇るスタジオイブの短編アニメの仕事なのですが、なんと「グループ戦」なのです。

スタジオイブ?短編?つまり三鷹にあるあそこの美術館で流してるアレかな?でも声優使わないよね‥なんてしょうもない憶測は置いといて、3対3の2組で公開オーディション。様子はネットで配信‥負けたらどうなるかって事を考えると、そこそこの声優でも立候補できません。
ですが新人で野心のあるアクト、霞ヶ谷、翔ちゃん、鳥羽が参加します。そこにベテランの六積ハルカと春坂なりがそれぞれにつく。
そしてよりにもよってアクトはなりと同じ役を奪い合うことになるのです。
宇宙からやってきた謎の生物「ソアラ」。見た目はピカ●ュウみたいなマスコットキャラです。
アクトは役をつかもうとして六積さんの「ペット」になったりもするのですが、なりの圧倒的な演技力に吹っ飛ばされてしまいます。
今のアクトなら新人仲間と対峙しても勝てますが、相手はなりです。これはもう仕方がない。
このあと公開処刑配信などされてしまいますが、落ち込むどころかますます火がついてしまう。伴田はアクトをどう育てるか方針を見出だします。ここからは読んで確かめてください。


しかし今回のオーディション、伴田が持ってきたんですよね。
「七星プロは内部で横領がありじり貧」とか言われていましたが、こんな大きな仕事を受けられるのか‥と驚いています。
このイベント前にドル箱総生がアクトに絡む話もあるのですが、ここでふっと気づきました。
ライバル事務所「Mアカ」がアクトを潰しにかかったり、憎ったらしいわらじ社長が余計なマネをすることもなくなったな、と。
担当が代わった4巻でこの漫画のやり方が急変したのですよね。

担当があのままだったらアクトと七星プロに理不尽なハンデが課され、ずっと「Mアカ対七プロ」の対立構図が続き、性格の悪いMアカ声優がアニメの製作進行を無視しながらあれやこれや酷いことをしてたんだろうなと思います。

ですが本来アニメ業界は絵が動いてナンボの世界で、現在はスタッフが足りなくて毎週放送できないなんてこともある。
そこに「今まで通りのサンデー構図」を持ってきたらアニメのリアリティはぶっ壊れたでしょうね。サンデー読者はアニメファンが多いですから、読者の感情を逆なでしかねませんでした。

そして本当に敵として怖いのは、(ただ邪魔するため)台本を破いたりするアホではなく、真っ向から実力をぶつけてくる声優です。
それをこの巻で示したと思います。
春坂なりはアクトにとって最強の敵であり、目標なのです。

私はなりちゃんの姿かたちや性格がまるごと全て好きなんですけど、現在はアクトから見て「高すぎる場所」にいるため出番が減ってしまっています。
あと、彼女の家族や転校先のこと、声優になったいきさつなど分からないことも多いですしタイトルに不吉さがあるためさらにいらんことを考えてしまいます。
なりちゃんは不思議だらけなんですよね‥読者が「アクトとなりの絡み」を求めているかはわからないのですが(それより総生の方が人気ありそうなので)、私はなりちゃんの事を早く知りたい。

今回は鳥羽の単独回やかなり不遇だった翔ちゃんの謎フラグなどもありかなり楽しかったです。

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星野、目をつぶって。(3) (講談社コミックス)/講談社
¥463
Amazon.co.jp

「あいつは楽しいこととか新しいこととか
そういう大事なモノも簡単に捨てようとしちまう所があるだろ」



星野、目をつぶって。3巻
永椎晃平・マガジンKC
(週刊少年マガジン掲載)


☆あらすじ☆
美術部の非リア充小早川は小学校時代の絶望から人間づきあいを避け、「そんなものクソだ」と思っていた。
一方クラスには超リア充集団がいる。その中心はバリバリギャルの星野海咲。
騒音だと思っていた。邪魔だと思っていた。
けれど星野は「すっぴんだと誰だかわからない」という弱点があり、美術教師の弓削が「メイクをするよう」小早川に依頼してきたのだ…
なぜ自分でできないメイクをしてまで、リア充の中にいなければいけないのか?
割り切れない小早川だったが…?

いじめ、部活、恋愛、成績、いろいろな感情の入り混じる青春群像を描き出すこれからの作品。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

1巻と2巻の感想 はこちらです。
今回3巻を読みまして、「これは…名作のオーラを感じる」と思い立ち単独の感想をしたくなりました。


バリバリメイクの超ギャル星野は不器用で自分ではメイクができない。今までは幼馴染の弓削先生にやってもらっていた。でも彼女がそろそろ学校を去ることになり、その代役として小早川が選ばれたのです。
星野にとってメイクは「仮面」であり、メイクをしていないと仲間の中に入れない。彼女も小学校時代にいろいろあったらしく、設定としては複雑です。

しかしすっぴんの星野はそれはそれでかわいい。やたらと運動神経がよく正義感が強いので、現在はジャージに着替え「謎のジャージ女」としていじめ現場に介入したりしています。
ここからは3巻の感想です。ご注意ください。



2巻で大乱闘の末、小早川が全校生徒の前で大演説をふるったため、それに興味を持った人物がいろいろと近づいてきます。
バレー部の冴島は、実力があるのに先輩との協調ができず悩んでいる。
3巻では野球部の高橋が恋愛について相談してきた。
小早川は「冗談じゃない」と思いつつも、彼らの悩みに振り回され、見捨てることができず、とことん付き合っていくことになります。


マガジンには少し前まで、「聲の形」という壮絶ないじめ(後の)漫画がありました。
いじめという大きな断絶から、少しずつ仲間が戻ってきて集まっていく、でも謝る謝らないはバラバラで、自覚がない人間もいた。子供の無邪気さは深い傷を伴い、傷は癒さずに成長していった。
これは本当に重い漫画で、そしてあらゆる視点を持つ人物が交錯しているリアリティもあった。

この「星野」も聲の形とかなり近い漫画ではないか、と思っています。
小早川は小学校時代、友達のいじめを救えなくて閉じこもってしまった。
星野も昔いじめにあったらしいが、中学校でメイクによってデビューした。
松方さんはいじめられている最中だった。
冴島さんと高橋はいじめとは無関係ですが、人間関係の「おおきなかたまり」からこぼれてしまったキャラクターです。

中学高校時代「みんな一緒じゃなければいけない」という大きな呪縛にかかっている子は多いと思うけれど…
では「みんな」とはなんだろう。
リア充側である星野・冴島・高橋ですら、大きな悩みを抱えている。
本当はスイミーの魚たちみたいに、みんなバラバラなのに。

そして小早川は小学校の時に友達を助けられなかったというけれど、どうもこの友達性別があいまいだな、もしかして星野?と思ったら松方さんに壮絶ないじめをしていた加納だったということが判明。

加納はギャルというか黒ギャルで、荒れた仲間と一緒にいてやりたい放題でした。
しかしそれも、「やらなきゃやられる」という心の武装に過ぎなかった。

大きな声で笑っているあの子は、本当は泣いているかもしれない。
そんなテーマを、ずっしりと感じてきたのです。

基本的にこの漫画はラブコメで、軽いタッチとテンポの良さで読ませてくれるのですが…
週刊漫画のラブコメというのはメインカップルを狂言回しとして「周りのカップルを成立させる」とか、「みんなでイベントを盛り上げる」などポジティブな事象を扱います。
ところが「星野」は小早川たちがネガティブな部分を直視していくという流れなのです。

コメディの部分とシリアスの部分のバランスが非常によくて読みやすいのに、
子供ゆえの残酷さと、それをすくいとっていく主人公たちのひたむきさが読後に伝わってきます。

この先彼らはどこへ行きつき、何を知るんだろう。
まだ星野の過去は明かされていません。
そして小早川は、冒頭のセリフの通り。いまだ人間関係にはヤケなところがあります。

見守っていきたい。
楽しみながら腰を据えて読める漫画が出てきたと思います。


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