【スケジュール】
11月20日(木)
8:30 出発
8:40 アトラススタジオ下車観光
9:25-9:30 アイト・ベン・ハッドゥを見下ろせる場所下車観光
9:45-11:10 アイト・ベン・ハッドゥ観光(地元住民宅訪問)
11:10 ティシカ峠下車観光
12:10 -13:40 アルガンオイル店+ランチ[Cooperativa AIT TAMNAT]
16:15 マラケシュ旧市街観光⇒フナ広場・自由行動
18:00 フナ広場のカフェ「Le Grand Balcon du Café Glacier」で休憩
18:30 集合⇒クトゥビアの塔まで歩き、バス乗車
18:45 HOTEL AYUBEに向けて出発
ホテルを出発してすぐ、アトラススタジオ入口で撮影観光です。もれなく全グループの撮影大会が始まるので、自分が写ることに興味がないミヨレはもう飽きてきた。これまでみっちゃんと2ショットで撮ってもらってたけど、昨日あたりからミヨレは遠慮。

アトラススタジオで撮影された映画は、「アラビアのロレンス」、007とかグラディエーターなど。砂漠が出てくる映画はほぼモロッコで撮影されてるのでは?と思うくらい。スタジオ見学ツアーもあるようだけど、ミヨレたちは当然、ガチンコのモニュメントを撮影するのみ。

アイト・ベン・ハッドゥ観光の前に、アイト・ベン・ハッドゥを眺めることができる高台でまたもや撮影下車観光。今から緑の向こうにある要塞のようなところに行くのです。

👆 灰色のフードを被ったねずみ男のような人は、観光客が降りてくると一緒に写真を撮ろうとする商売の人。遠景で見えないけど、へびを持ってます。実はへび好きのミヨレとしてはいくらかわかれば写真撮っても良かったんだけど・・

アイト・ベン・ハッドゥにやってきました。そもそもアイト・ベン・ハッドゥとは何ぞや?この集落ごと世界遺産。カスバ(要塞集落)のひとつ。有力なハドゥ一族が築いた。孤立した集落のため、盗賊などの掠奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっている。敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかない。集落内は入り組んでおり、住宅の1階は窓がなく換気口のみ。日本でも特に山城は似たような造りよね。
現在、集落に住んでいるのは4住戸のみ。ほとんどが川の対岸に移り住んでいる。後ぼど、その中で一番大きいお家でお茶をいただきます。
堅牢な要塞集落といっても今やすっかり観光名所。江の島みたいな感じ。狭い道には参道よろしくお土産物屋が並ぶ。

炙り絵が名産品です。実演してくれるお店がいくつかあったけど、👆の絵が一番良かったので写メ(せっかく実演してくれたのに買わなくてごめんね)

軒先に貼ってあったアルファベット表。英語にアラビア語にベルベル語。ベルベル文字、可愛いです。


アイト・ベン・ハッドゥの一番上は食料保存庫がある。そこまで登って見渡す景色。川向うの市街地、遠くに雪をいただいたアトラス山脈。

黒猫ちゃんの右の白いビニールが置いてあるあたりは、グラディエーターの撮影場所だったところだそうです。

アイト・ベン・ハッドゥ内に住んでる数少ないお家のひとつにお邪魔してお茶休憩です。貴重な建物を保存するためにも、また、生計を立てていくためにも必要なことだとは思うけれど、観光客を受け入れるのって大変だろうなあ。

生活場所を他人に見られるわけだし・・こちらのお宅は3世帯の大家族だそうですが、モノが少ないという印象です。

ほぼ全員の観光客と、否応なく記念撮影させられるお祖母ちゃんも大変です。じっと座っているだけ、無表情なのは、あきらめの境地なのか、ちょっとボケが入っているからなのか・・。

三階くらい上がったリビング的なお部屋でお茶をふるまっていただきました。お嫁さんっぽい女性がミントティーを入れてくれましたが、さすがにフェズのハミドさんのようなパフォーマンスはありません。

ミントティーとともに、砂糖がかかったアーモンドなどナッツのお菓子を美味しく頂きました。👆 写真の白いフードの女の子は、ここのお家の子供です。

ここが本来のリビング的場所なんでしょうね。床座り。壁にはろうそく用の穴があいてます。ろうそくが今でも唯一の灯りみたいです。穴の中は焦げてました。
アイト・ベン・ハッドゥを後にして、ランチに向かいます。ランチのレストランと、アルガンオイル店は隣り合わせ。

アルガンオイル店は、女性の社会進出が難しい国あるある。女性の教育・地位向上のための職業学校⇒職場です。

こうやってアルガンの実をすり潰してアムルー(ピーナッツバターみたいなの)を作ります。

美容系アルガンオイル、食用、そしてアムルーの瓶詰などが並びます。ミヨレは美容系はスルーして食用オイルを試食。アムルーも美味しかったけど、カルフールで調達しちゃったので、食用オイルのみ購入しました。いずれもスーパーよりも高かったです。質は間違いないので当然なんだけど・・
この後は隣のレストランでランチです。ベルベルスープ、チキンのクスクス、フルーツ盛り合わせ(バナナ、ぶどう)



ベルベルスープは・・どんな味だったか覚えてないな。ここでの食事が一番薄味で、日本から持参した調味料が役立つところだったのに何故かかばんに入れ忘れ
そしてクスクスは・・なんか穀物臭くてあまり美味しくなかった。以前都内のモロッコレストランで食べたときは美味しいと思ったので、このお店のクスクスが合わなかったのかも。
ランチの後はティシカ峠(標高2260メートル)越えでマラケシュに向かいます。


アイト・ベン・ハッドゥからマラケシュまで約180kmあります。その途中には標高2000mを超えるアトラス山脈が立ちはだかっており、トンネルが無いので峠越えをしていかないといけません。添乗員さんからは酔う人もいると聞きましたが、くねくねした道だけど道路自体は整備されて快適でした。(ほとんど寝てたからかもだけど)

ティシカ峠で写真観光。標高が高いのでもっと寒いかと思ったけど、モロッコのスイス・イフランの街のほうがよほど寒かった。ここは標高が高い、というだけで、特に見るべきものはなく、周辺で産出される化石や鉱石を売るお土産屋さんがあるだけでした。
このあたりになると旅の疲れか、バス車中で心地よく爆睡。もう二度とこの地に来ることはないだろうからもっと目を皿のようにして車窓の景色を見たいのに、気が付けばマラケシュ・・
マラケシュではまず、クラツー曰く「最後のお買い物」。トイレ休憩かねてお土産物屋さんで20分ほど自由行動です。モロッコのお土産になるようなものが3フロアに並ぶ観光客に完全特価したお土産物デパートみたいなところでした。


お土産物やさんあたりの街なみ。お土産物さんより、↑のようなパン屋さんでホブス買い込みたかったなあ・・明日はもう帰国のための移動のみなので、買うなら今、なんだけど。

お土産物屋さんからマラケシュの旧市街に向けて歩きます。途中わりと低めのところなのにコウノトリの巣が。

モスクもそろそろ見納め。やはり緑色のタイルを使ったモスク。ちなみにてっぺんの丸が連なった飾り、丸い玉はほとんどが3つあります。下から現世・あの世・神の国を表すとな。そしてその横の三角の避雷針みたいなのは、メッカの方向を示すもの。観光客が多い場所のモスクは、イスラムの観光客のために、メッカの場所がすぐわかるように設置されていることが多い。

知らなかったけど、2023年9月に大きな地震があって、甚大な被害が出たそう。その名残り、というか、倒壊した建物や壁がつっかい棒だけでそのまま放置されてました。

マラケシュといえば・・のフナ広場に近づいてくると、人がどっと増えます。なんちゃら銀座、てなものです。


フナ広場に出ました~!!これよこれ!モロッコの旅で、シャウエンに続き、この広場に来たかったのですよ~。まだ時刻が早いのでこれでもまだ混沌さは軽い。
フナ広場のカフェ前でいったん解散、自由時間になりました。クラツーのプランに含まれるカフェに入る人はここに戻って添乗員さんとカフェ店内に入ります。カフェをすっ飛ばして自由時間を延長したい人は最終集合時間に戻ればいい、という説明を受けて、リリース!
ここでミヨレとみっちゃんは、探したい(買いたい)ものがあって、それを求めて突き進みました。何をゲットしたのかは、お土産編にて紹介します。

目当てのものを探し回って、行きついたお店の気のいいお兄ちゃんたち!モロッコって三大うざい国のひとつらしいけど(他はインド・エジプトもしくはトルコらしい)、全然そんなことなかったです。かえってこちらのおばはんパワーの方がイケイケで、向こうがドン引き模様。
ミッション達成でどっと疲れを感じたので、もう陶器や他、雑貨を見るつもりがあっさりカフェで一休みすることに。ただ、その前に、水分補給!

ずらっとジューススタンドが立ち並ぶ界隈で、みかんジュースを1個かって、みっちゃんと半分こ。オレンジ、じゃなくてみかん。愛媛のポンジュース的ですごく美味しい!ここでも気がいいお兄ちゃんたち。

ヘビ好きミヨレ、ついついコブラの舞をちら見。写真を撮るとお金を要求されるっていうので、こっそりしか撮影できず、なんだけど、さすがに1万円とか吹っ掛けられることはないだろうから、有り金見せてゆっくりコブラの舞を見てもよかったな~

フナ広場は買い物・飲食屋台が立ち並ぶだけでなく、大道芸などの出し物もわらわら。フリフリのドレスを着せられたお猿さん。日本の猿回しのほうが芸が細かそうな気がする。
カフェは、フナ広場を見下ろせる立地にあって、夕暮れとともにネオンが灯り、ますます活気づく様子を見ることができました。夕方にカフェからフナ広場を見渡せるというプランはポイント高かったです。


カフェでいただいたのはやっぱりミントティー(砂糖入り)です。ここのミントティー、ハミドさんのミントティーの次に美味しかった!これでもか!とぎっちぎちにフレッシュミントが突っ込まれてました。

カフェを出て、マラケシュのランドマーク、クトゥビアの塔を目指します。この近くでバスに乗車、一路最後の宿泊ホテルへ向かいました。

夕暮れの雰囲気と、これで観光が最後だということで、もの悲しさが湧き上がってきます。体力気力集中力が落ちて来てるから、あれもこれも、ができない。前より3倍は観光の時間が必要だと痛感しました。
さて、明日は移動のみなので、実質モロッコの旅はこれで終了です。ブログとしては、最終日の移動を軽く、そしてホテル編、お土産編をアップする予定です。
