【マンガ感想】
『最後のレストラン 2巻 (藤栄道彦)』
![]() |
最後のレストラン 2 (バンチコミックス)
藤栄 道彦 新潮社 2012-06-08 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻
【あらすじ】
今日のお客様はヒトラー? ジャンヌ・ダルクがメンバーに加わったレストラン「ヘブンズドア」に今日も偉人達がタイムスリップ! ヒトラー、ビリー・ザ・キッド、クレオパトラ、サルバドール・ダリ、関羽!! 歴史上の人物による風変わりなオーダーに、シェフ・園場凌はどう立ち向かう?? 『コンシェルジュ』の藤栄道彦によるタイムスリップ×レストラン物語第2巻!
『コンシェルジュ』の作者の最新作です。
主人公・『園場凌』はレストラン・『ヘブンズドア』のオーナー兼シェフ。
そのレストラン・『ヘブンズドア』はあまり流行っていないようで経営に悩んでいたところ、
ナント、時空を超えて、歴史上の人物が店にやってくることに・・・・。
というような感じで始まる作品でして、あまり流行っていないレストラン・『ヘブンズドア』に
何故か時空を超えて、歴史上の人物がやってくる人々の最後の食事を描く作品です。
----------
ここからは2巻の感想。
2巻でも、『アドルフ・ヒトラー』を皮切りに、『ビリー・ザ・キッド』・『クレオパトラ』・『関羽』・
『サルバドール・バリ』など、歴史的な人物が次々と時空を超えて現代にやってきまして、
主人公がそれぞれの最後の食事作ることとなりました。
そんな2巻で面白かったのは、やはり『クレオパトラ』の話かな。
『クレオパトラ』とは・・・って説明は不要であると思いますが、古代エジプトプトレマイオス朝の
最後のファラオでして、絶世の美女として超有名な人物であります。 この作品では、
アクティウムの海戦で『オクタウィアヌス』が『アントニウス(クレオパトラの味方)』を破った後から
始まりまして、『クレオパトラ』に死が近づいてきたところから始まります。
そんな状態になった時に、何故か、『クレオパトラ』が現代へタイムスリップしてしまい、
主人公が経営する『ヘブンズドア』に現れることとなりました。 当然、現代へ来てしまった
ため、色々と混乱が起こるわけですが、とりあえず、主人公たちは『クレオパトラ』に
料理を用意しようとします。
その後の展開は、上記の画像の通りでして、主人公は命を懸けて料理を作ることと
なりました(笑)。 主人公としては、同じ時代の人物である『カエサル』が満足した料理を
出そうと思っていたのですが(胡椒料理)、残念なことに、エジプトでは香辛料料理は
一般的であるようで、頭を悩まされることとなりました。
これ以上の展開についてはネタバレとなるので詳しくは書きませんが、様々な権力争いに
巻き込まれてきた『クレオパトラ』らしいエピソードが描かれたのは面白かったですし、
そんな『クレオパトラ』に対して主人公が出した料理も予想外な感じで非常に面白かったですよ。
いや~、面白かったです。
次巻も楽しみです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【総評】
1巻も面白かったですが、2巻はさらに面白くなっていますね。
ぜひとも、このクオリティを保っていただき、長く続いていってほしいです。
次巻も大いに期待したいです。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。