![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240330/11/mfmxk44h/bb/d0/j/o0810108015419152217.jpg?caw=800)
こちらは↑はセビージャ在住のフラメンカさん達愛用の練習スタジオです。
たぶん殆どの方が使用した経験があるのではないでしょうか?セビージャでアクティブに活躍している、バイラオーラのフランセスカさん経営のスタジオです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240330/11/mfmxk44h/4f/ff/j/o0810108015419152225.jpg?caw=800)
殆どの場合は現地に来てから、コネクションを通じてスタジオの場所を認識する場合も多いかも知れません。
普通に生活しているとスタジオ代金って結構高いです。しかしながら、対応が1番居心地良くてリーズナブルなのはこのスタジオですね。
初めてこの場所へきた時は、貧しい区域の古い建物で少し怖かったのですが、治安は良く、実は貸しスタジオが集まるコミュニティー区間なんですよね。
しかしながら、インフラ悪く運が良くない日は頻繁に停電になります。😵💫
しかしながら、かなり真面目なエンサジョ(練習)の集まりの場合は、きちんとインフラが整った学校のスタジオを借りた方が良いかもしれません。
さて表題の「私が好きな会話の流れ。」ですが、一般的にフラメンコのタブラオ(即興)公演で使われる構成って殆ど同じですよね。
1曲8分〜15分くらい😱(長!!w)
※コンクールは5分前後。
①ギターのイントロ (必須)
②カンテサリーダ (必須)
→所謂声出し「Ay....アイ」
③1歌
④2歌
⑤エスコビージャ(踊り手の足技)
⑥ブレリア又はタンゴ
※①〜②はほぼ固定されている。
※ ①〜⑥の繋ぎは(レマーテがある)
※間々にファルセータ(ギターさんの見せ場) が好きな/必要なタイミングに入ります。
しかしながら、①→②からの⑤エスコビージャから始めても良い訳で😵💫😵💫😵💫
しかしながら、一曲長過ぎるかも。😵💫😵💫😵💫
また、個人的にはパルマ(手拍子)や高度なエスコビージャ(足技)から急に始まる会話(踊り)の流れは好きではないんですよね。
まるで私が主役よ!と強調しているように感じるんです。
私が好きな流れを言葉で説明するのは難しいかも知れません。しかしながら、挑戦してみるとこうなります。
まずはギターさんがお客さんも含めて「これから会話が始まるよ〜」という合図をする為にファルセータを弾き始めます。
そこに、「アイ〜」っとカンテさんの声出しが始まります。アレグリアスの場合は「ティリティトラン」だったり、タンギージョは「トロトㇳン.....」 と始まったり色々です。歌だけど歌になってないのは声出しです。
一般的な構成では声出しの後直ぐにジャマーダを踊り手がしたり、レトラ(歌詞)を加えてサリーダ(出だしイントロ)の1部にした後にジャマーダするパターンが多い。
しかしながら、このジャマーダの部分があまりにも急にパルマ(手拍子)やエスコビージャ(足技)で始めたりの場合もたくさんあります。
しかしながら、「皆の会話がまだ始まってないのに、急にマシンガントーク😵💫😱?」と言う印象を受けます。
またカンテサリーダの際に、音楽が始まると直ぐに踊り出すのも個人的には好きではない。
「カンテさんが気持ちよく歌っているのを、まずは聞いてからゆっくり歩きだしたい✨」
もちろん全く踊らないという状況にはならないが、踊り手はメインではなく「周りの会話を上手に聞きながら、必要あれば話をする。」方がコミュニケーションが取りやすいように感じる。
もちろん、「フラメンコは踊りがメイン」だと社会で認識されており、普通のお客さんは踊りを楽しみにしている。
しかしながら、本来は踊り手がカンテをゆっくり聞いている場合が「コミュニケーションとして成り立ちやすい。」
そして、コミュニケーションとは本来不完全だ。コンパスがずれたり、音程がはずれるのはあまり重要ではないはずだ。
でもフラメンコオタクでなければ、あまりにも動きが少ない踊りは「つまらない」と感じてしまうし普通の感覚だと思う。
音楽を楽しむより、踊りを楽しむ目的でいるからだ。
だから「伝統的なフラメンコは売れない」と言う考えに至り、殆どのタブラオは高度なテクニックがない踊り手を雇わない。
話を戻すが、踊り手は聴いている時間の方が本来長い存在であると個人的に感じる。
そして直ぐに踊り始めず、少しづつ会話に参加して最後に最高に盛り上がると言う流れが個人的に好きだ。
しかしながら、会話とは常に一定した状態ではない。時にはふざけたり、時には真面目になったり、時にはビックリする発言をしたり。
決められたテクニックのオンパレードではなく、場合によって変化球を投げる方が「ドキ!っとする。」
それが教えられていない表現であっても、通じれば問題なし。
さて「ソレア」に関して試行錯誤中ですが先生に教えられた振付の暗記や練習をする事はありません。
https://youtu.be/Omzp_joQxGc?feature=shared https://youtu.be/s-5Kzlouh9U?si=bWZ3rt2U8d4NGe-g
それをする場合は、「群舞で合わせて踊る。」「劇場公演で同じ内容のリピート」、「クラス内での練習」に限ります。
本来は歌を聞いて自分の身体がどの様にリズムを発して反応するか?自分の身体の感じ方を知らないといけない。
幸いな事に、フラメンコは音楽が理解できたら身体能力は本来あまり必要とされていない。
男性のバイラオールは上半身が殆ど変わらず、サパテアード(足技)だけで反応している事が殆どだ。
現代は女性的な表現が加わる場合も多いようだが、
たぶん劇場公演やダンザエスパニョーラやクラシックバレエと結びつけられる機会が増えているからだ。
もちろんクラスに通えば、先生が長年使ってきた振付や足技を教えてもらえる。
その先生の他のパロ(曲種)のビデオを見ても、好んで毎回使う同じ動きが存在している。
しかしながら、この動きは本来その先生が自分の身体にあった表現を見つけただけ。
全く違う人間がコピーしようとすると、何処か不自然だったり、上手く使いこなしているが「これ貴方の身体がしたくて現れた表現ではないよね?」と分かる場合が殆どだ。
これはカンテの先生も以前コメントしていたが、スペイン🇪🇸人になろうとするほど不自然なんだ。
もちろん舞台公演は観客のことも考えるから、ある程度見栄えする状態にしようとするのかも知れない。
しかしながら、そうでなければ無理やり極端に目のサイズアップやメイクによる顔の輪郭矯正をして「スペイン人に近づくようにする必要もないのでは?」と昔から感じていました。
つまり、色々話題が右往左往しましたが、模倣から学びが始まるが型にはまった教えられた事だけの学びを続けると、「本来特別なことをしなくても楽しめた会話」の時間が少なくなっています。
また、スペイン人になろうとするほど「貴方の色」が薄くなってしまう。
外国人として、訛と個性を保ちながら無理のない自然なコミュニケーションができたら満足だ。
↑現地のプロ(仕事)になる場合は、自分でタブラオ経営や公演のオーガナイザーにならないと、難しい事かも知れません。