明けましておめでとうございます。

 

毎週日曜日に更新している私のブログ。

通常通り、お仕事関係のことを書いても

いいんですが、お正月モードの方も多いと

思いますし、今日は新年のご挨拶だけとします。

(元旦からお仕事されている皆さん、お疲れ様です)

 

昨年は私的なことでも忙しかったですが、

仕事関係でもとても忙しくさせていただきました。

とくに、ケアマネジャーの研修が新しいカリキュラムになり、

時間がない中で、たくさんの書物や文献を読み、

資料を作らなければいけなかったことは

たいへん骨が折れたことでした。

でも、おかげでケアマネジャー以外の研修の

講演のお話をいただいたりして、自分の幅を

少し広げることができたんじゃないか、と思います。

 

さて今年の4月から、

うちの事業所が所在している町では、

要支援者の通所介護と訪問介護が

総合事業に移行します。

 

さらに平成30年度の医療報酬・介護報酬の

改定に向けた動きが活発化するでしょう。

 

介護保険を必要としている人は

増え続けていますが、なにせ

「ない袖は振れない」状態ですので、

どうやって利用者が不利益をこうむらず、

制度の持続性を担保するか、

国民全体で考えなければいけません。

 

今年はそんなことも考えながら

地域を創っていかなければいけない…

 

 

 

…と、ここ数年は毎年言っているような気も(苦笑)

 

 

 

ただ、そういう考え方で臨まないといけない

ということを肝に銘じて仕事をし、

このブログも更新していきたいと思います。

 

本年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

まずは「ADL」のニーズがあるケース

について考えてみます。

 

まず、「ADL」とは、「日常生活動作」のことで、

移動、食事、入浴、排泄、更衣、整容などの

日常生活を送る上で不可欠な行動のことです。

 

これらの動作が自分でできなければ

他からの援助や介助が必要です。

要介護認定を受けている人の多くは

この「ADL」が自立していません。

 

 

さて、自立支援を目指そうと思ったとき、

「ADL」に介助が必要ならば、

それを自立に持っていく作業を

おこなわなければいけません。

 

すると、

「入浴ができない」という場面を見たとき、

「入浴できるようにする」という

プランをすぐに思い浮かべることでしょう。

 

そうすることは

まったくの間違いではありませんが、

もう少し視点を変えて、

根本的なところに着目する必要が

あるんです。

 

 

さて、

「入浴できるようにする」プランとは、

どういうプランになるでしょう。

 

ある人は、

シャワーイスを使ったり、

手すりをつけたりして

自分でできるように

ハード面の環境を整えるでしょう。

 

はたまた、ある人は、

訪問介護や訪問入浴介護などの

ソフト面のプランを計画して

家族の負担を軽くする

という方法をとるかもしれません。

 

これら二つの方法論を見ると、

ハード面のプランはともかく、

ソフト面のプランはもうひとつです。

 

「入浴できるようにする」というプランは

その前に「自分で(入浴できるようにする)」

という言葉がつくからです。

 

これが理想的な「自立支援」の

プランではないかと思います。

 

 

さて、「言うは易し」で、

機能的に落ちている動作を

どうやって上げていくか、

そのことについて、

次回お話ししたいと思います。

 

これは、単に

「入浴できない」

「歩行できない」

「食べられない」

「着替えられない」

という現状をアセスメント用紙に書いたところで

解決するプランにはつながりません。

 

「もう少し視点を変えて、

根本的なところに着目する」

という言葉をかみしめて

次回を楽しみにしてください。

ニーズ①~④までは、

健康管理の領域のニーズでしたが、

今回からADLと認知症領域に

なってきます。

健康管理では、医学的な側面が

強く出ますが、この領域では

より介護的な、そして生活にも

配慮していく必要がある領域です。

 

さて、ADLと認知症というものを

ひとつにくくって良いものか、

と言う人がいらっしゃるかもしれません。

ADLは身体的な部分であるいっぽう、

認知症は脳や精神の部分と深い関係が

あるものだからです。

 

結論から言うと、

ひとつにくくっても良いでしょう。

 

さっき、ADLと認知症の領域は

医学的側面も当然関係してくるものの、

より生活にも配慮していく必要がある、

と書きました。

2つはどちらも生活に非常に

密着したものであります。

 

脳梗塞や骨折などの

大きな病気を患って

その後遺症としてADLが低下

することはよく見られることです。

そのいっぽう、病気を患ったわけでもないのに

閉じこもりによって身体的に衰弱し、

ADLが低下する例も少なくありません。

 

これは、例えば

・定年を迎えてすることが無くなった

・近隣との関係が悪く、出歩くことが無い

・友人が亡くなり、外出する機会を失った

・子供たちが成人し、家事に手間をかけなくなった

・気ままなひとり暮らしでいつ起きても、寝てもよい

といったように、生活環境の変化が

生活不活発の状態を生み、

身体的に虚弱化して要介護化に至る、

ということになっています。

 

先ほどの例を認知症になる危険因子

ととらえても差し支えないでしょう。

 

ADL低下も認知症も病気を患っていなくても

生活状態によっては、なり得る可能性がある、

ということです。

 

ということは、一生懸命医療的なアプローチを

試みても改善しない可能性もあり、

医療的なアプローチとともに生活のあり方にも

同様の働きかけ(プラン)が必要になってくる

ということになります。

 

次回から、それぞれの要素を

詳しく見ていきます。