まずは「ADL」のニーズがあるケース

について考えてみます。

 

まず、「ADL」とは、「日常生活動作」のことで、

移動、食事、入浴、排泄、更衣、整容などの

日常生活を送る上で不可欠な行動のことです。

 

これらの動作が自分でできなければ

他からの援助や介助が必要です。

要介護認定を受けている人の多くは

この「ADL」が自立していません。

 

 

さて、自立支援を目指そうと思ったとき、

「ADL」に介助が必要ならば、

それを自立に持っていく作業を

おこなわなければいけません。

 

すると、

「入浴ができない」という場面を見たとき、

「入浴できるようにする」という

プランをすぐに思い浮かべることでしょう。

 

そうすることは

まったくの間違いではありませんが、

もう少し視点を変えて、

根本的なところに着目する必要が

あるんです。

 

 

さて、

「入浴できるようにする」プランとは、

どういうプランになるでしょう。

 

ある人は、

シャワーイスを使ったり、

手すりをつけたりして

自分でできるように

ハード面の環境を整えるでしょう。

 

はたまた、ある人は、

訪問介護や訪問入浴介護などの

ソフト面のプランを計画して

家族の負担を軽くする

という方法をとるかもしれません。

 

これら二つの方法論を見ると、

ハード面のプランはともかく、

ソフト面のプランはもうひとつです。

 

「入浴できるようにする」というプランは

その前に「自分で(入浴できるようにする)」

という言葉がつくからです。

 

これが理想的な「自立支援」の

プランではないかと思います。

 

 

さて、「言うは易し」で、

機能的に落ちている動作を

どうやって上げていくか、

そのことについて、

次回お話ししたいと思います。

 

これは、単に

「入浴できない」

「歩行できない」

「食べられない」

「着替えられない」

という現状をアセスメント用紙に書いたところで

解決するプランにはつながりません。

 

「もう少し視点を変えて、

根本的なところに着目する」

という言葉をかみしめて

次回を楽しみにしてください。