私は在宅で暮らす皆さんのケアマネジメントを

していますが、勉強のために特養施設の機関紙

も読む機会があります。


その機関誌の中で、今回の介護保険制度改正について

自分が思っても見ない視点で書かれていた特集が

ありましたので、ちょっと今日はそのネタを^^



このたびの介護保険制度改正では、

「地域包括ケアシステム」が広く紹介されました。


これは、24時間365日、サービスを受けられる

体制を作ることによって、住み慣れた自宅で

安心できる生活を送れるように、とされたものです。



このことは、まことに立派な、というか、

すてきな考え方だと思います。

(実践することについては、いろいろな

壁をクリアしなければならないようですが…)



しかし、この理念は特別養護老人ホームに

とっては死活問題、という話になるようです。








介護保険の財政はひっ迫しています。

そのために「税と社会保障の一体改革」など、

仕組みを大幅に変えて、破たんしないように

しよう、と考えられています。



介護において、「特養」は、

「財政を圧迫しているもの」として

位置づけられています。



それは、「在宅サービスに比べて、

多くのコストがかかる」からです。

施設サービスを利用している人は

在宅サービスを利用している人に比べて

4分の1なのに、使っている費用は

2分の1です。(わが町調べ)


おそらく、全国的にそうなのではないか、

と思われます。


つまり、単純に施設に入っている人は

在宅サービスを受けている人の2倍

費用がかかっている、ということです。



ですから、「地域包括ケアシステム」は

コストのかかる施設ケアではなく、

コストのかからない在宅ケアを

推進していこう、という考えなのです。



施設に入らざるをえない人が在宅生活を

維持できれば介護保険の財政は

今ほど苦しくなくなる、ということのようです。



ですから、多くの識者は、病院から在宅へ

復帰する位置づけである老人保健施設は

「通過施設」であるから良しとしても、

「終の住処」と位置付けられている特別養護

老人ホームには風当たりが強いのです。





「住み慣れた地域で最後まで」という

キャッチフレーズは、なるほどすてきな

ことですが、こと、特養の立場から眺めると

また違ったとらえ方になるんだなあ、と

おどろいた次第です。



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昨日、日曜日、うちのおばあちゃん(母親)

は、「同窓会」に出かけていきました。

何の同窓会か、というと「元職場」の同窓会です。


おばあちゃんは洋裁学校を卒業して

地元の縫製工場に長年勤めていました。


おかげで裁縫の腕は確かで

私はズボンの裾上げなんかは店で頼まず、

おばあちゃんにしてもらっています。


近所の知り合いからも未だに

洋服の直しの依頼が舞い込みます。


細かい仕事はさすがに大変そうですが、

やっぱり頼られると「無理」とは言えないようで

70も半ばにさしかかろうとしているにも

関わらず、忙しい毎日を送っています。




そんなある日、一緒に仕事をしていた方の

娘さんとスーパーでばったり出会ったそうです。


ここ数年、会う機会がなかったその人の様子を

たずねると「お父さんが亡くなってから、落ち込み

あまり家を出ないようになってしまった」とか。


おばあちゃんからそんな話を聞いた私は、

(体が弱くなってしまう)と直感しました。


「どっか連れてあげたほうが良いなあ」と

おばあちゃんに言いました。




…というわけで、今回の同窓会となったようです^^




同窓会から帰ってきたおばあちゃんに話しを聞くと

「ようけ来たわ。20人ぐらいのうち、9人集まった」

と言っていました。


縫製工場ですから女性が多い職場。

11時に集まって、ご飯を食べて16時まで、

実に5時間もしゃべり続けていたことになります。


呆れたのは言うまでもありません(笑)。




でも、こうして集まる場所を決めて

定期的に会を催したり、遊びに行ったりして、

元気のない人を元気にしてあげることが、

「地域」の「介護予防」になるんでしょうね。


こんな活動が自然発生的に

全国いろんなところで行われると

いいですね^^



手前味噌ですみません^^;

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今週は、ケアマネの話は

ほとんどありません(苦笑)



訪問中の車の中で

ラジオから流れてきた

すてきな言葉。

「みなさんのおかげです」。






吉本興業の芸人、小藪千豊さんが

言っていました。



小藪さんは「すべらない話」にも

よく出演される、話が達者な芸人さんです。

吉本新喜劇の歴代最年少座長だそうです。



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小藪さん、昔はこの言葉が

嫌いだったそうです。それは

オリンピック代表選手が金メダルを

取ったときのコメントで。



「金メダルが取れたのも、

応援してくださったみなさんの

おかげです」という選手に対して

「そんなん、努力した自分の

おかげやん」って思ったそうです。



「みなさんのおかげで金メダルが取れるんやったら

連れがいちばん多いもんが金メダル取れるやん」。







小藪さんは、新喜劇入りたての頃に

いろんな先輩芸人さんに「おまえやったら、

すぐに座長になれるわ」って、言われてた

そうです。



「そんなん、無理ですわ」って、

言い続けてたそうですが、

それが、実際そうなって。

「言霊ってあるんやね」。



さて、はじめて座長を務めた舞台で。

金屏風を背に、羽織袴を身につけて。

おおぜいのお客様を目の前にして。

自然に口から出た言葉が、

「みなさんのおかげで…」。



「はあ~~っ…」って思ったそうです。

(そう思うんやな)ってことが分かった、と。



自分1人で何かを成し遂げることは

できません。自分の能力は

先祖から受け継いだもの。そして、

まわりの支援を受けているからこそ、

今の自分があるのです。



今日も無事に過ごせたこと。

「おかげさま」。






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