前回の記事、

「『目標は自立支援』に疑問を持つ」

に対して、いつもより「いいね!」が少なく、

めったやたらに「いいね!」をしてくださる

わけじゃないんだな、と本当に思いました。


今回はもっと頑張ります( ̄▽+ ̄*)キラーン




ところで、前回の記事に対して

あまり同意を得られなかった、ということは

きっと、多くのみなさんが「自立支援」が

とても大切である、ということを

認識されているんだろうな、と想像します。




それか、「早く先を進めろ!」という

イライラ感か?(笑)




でも、「自立支援に疑問を持つ」と書いた以上、

別の価値を提示する必要があるわけですが、

それはそんなに難しく、あり得ないものではないです。

きっと多くの方に同意を得られるんじゃないかと

思っております。


「自立支援」以外にケアマネジメントが目指す目標とは…。




今回のアンケートでは、いくつかの質問に

答えていただいたわけですが、

「自立支援がうまくいったと感じたことがありましたか」

という質問のほかに、こういう質問をしてみました。





「『生活の質』が向上したと感じたことはありますか」




「生活の質」。

これが私が考える目標の、

もうひとつの価値です。


「ケアマネジメントの目標は『生活の質の向上』である」

このことに異論のある人はあるでしょうか。

きっと多くの人から同意を得られるものと思います。


ただ、こう思う人もいらっしゃるかと思います。

「『自立支援』と『生活の質』は違うの?」。


そうですよね~、自立支援と生活の質。

どちらも同じように意識して

お仕事されている人は多いと思います。





「あり方検討会」のまとめでも

「自立支援に資するケアマネジメントを進める上では、

身体機能の維持・改善に限定して考えるのではなく、

利用者の意思、意欲、QOL(生活の質)の向上などの

要素にも留意すべきである」と、

自立支援と生活の質という言葉が

明記されていますが、この言葉を見るかぎり、

言葉の意味をごっちゃにしているとしか、

思えないようなまとめになっていますよね。






この2つの言葉に違いはあるのでしょうか。

違うとしたら、どう違うのでしょうか。


アンケート結果を振り返りながら

この2つの言葉がどう違うのか、

考察を深めていきたいと思います。

さて、前回、自立支援の具体的な例を

かき集めてみましたが、

このシリーズで何度もしつこく言うように



身体機能の維持・改善が困難な人に

どんな自立支援のケアマネジメントをしたか



と言うことをはっきりさせたい

と思っています。


しかし、どうしてもそうできない

事例があるのはたしかです。




これも前から言っていますが、

・ターミナル期(終末期)

・麻痺を改善させるのが難しい

・進行していく難病    など


これらの方にどんな自立支援の

ケアマネジメントがあり得るのか、

ということです。





…………………。





ここで、

「地球を中心として惑星が回っている」

と信じられていたのが

「太陽を中心として惑星が回っている」

というコペルニクス的転回に勝るとも劣らない

有り様を見ていただきます。

(いや、それほどのものではありません)





そもそも、「ケアマネジメントの目標」が

「自立支援」と設定しておけばよいのか、

というところです。




分かります?




そもそも、「ケアマネジメントの目標」を

「自立支援」と設定しておけばよいのか、

という問いです。




現在、

「このことを自立支援とする」という

自立支援の定義というものは

日本の介護保険制度の中では

示されておりません。


なのに「あり方検討会」では

「自立支援が共有されていない」

なんて無責任なことを言っています。


シロかクロか、という話ではありません。

当然「自立支援」を目標にすることは

多くの人には必要でしょう。

ところが、それに合わない方もいる。


先ほど示した例などですね。




そういった人たちに対する

ケアマネジメントの目標は

それでもやっぱり「自立支援」なのか、

という問題提起なのです。




具体的に言えば、
終末期を迎えている人に

死んではいけないから

延命治療をするのか、

ということです。


麻痺した右腕を

なんとか動くように

こだわって、こだわって

リハビリ漬けにするのか

ということです。




違いますよね。

「違う」って大半の人がそう思っている。

そうだと思います。




じゃあ、なにか別の価値が

示せないのか。

別の目標が立てられないのだろうか。




次回はそれを考えてみましょう。

前回、「キューピー3分クッキング」で

「自立支援アンケート分析」を紹介したのは

ちょっと無理があったと反省している

【ケアマネ職人】田中大造でございます(笑)


要するに、何が言いたいのかというと、

自由記述で「自立支援できた例」を

書いてもらったものを

その中からキーワードを取り出して

傾向を見ていこう、ということなんです。

わかっていただけたでしょうか?




そうすると、こんな感じで

集約できました。


①ADL(日常生活動作;歩行、排泄など)

②基本動作(寝返り、起き上がりなど)

③健康

④認知機能(中核症状)


⑤IADL(手段的日常生活動作;買い物、服薬管理など)

⑥趣味・仕事

⑦生活範囲の拡大

⑧交流

⑨役割


⑩意欲

⑪表情の変化

⑫BPSD(周辺症状)

⑬自信


⑭介護度の改善

⑮家族の負担軽減

⑯以前の生活ができる


この16通りでした。

いや、16通りにしました^^




16通りにしました、と書きましたが、

みなさんはどうですか?


みなさんがケアされる中で

目指す自立支援の形って

だいたいこの中に

含まれちゃってたりしませんか?


これが大事です。

「目指す方向が定まる」って

とても大事なんです。


「自立支援をめざすケアマネジメント」

より具体化すると、だいたいこんな感じに

収まるんじゃないかという、私の仮説ですね。





さて、道を誤らないように

もう一度このシリーズの

テーマを書いておきますと、


身体機能の維持・改善が困難な人に

どんな自立支援のケアマネジメントをしたか、


ということでした。

でしたね?





そうなると、

①ADL(日常生活動作;歩行、排泄など)

②基本動作(寝返り、起き上がりなど)

③健康

④認知機能(中核症状)

⑤IADL(手段的日常生活動作;買い物、服薬管理など)

あたりはかなり難しいんじゃないか、と思います。


③なんかは身体機能にかかわらず

改善可能性も可能な場合もありますが、

難病、末期がんの人になると話は変わってきます。




⑭介護度の改善

⑮家族の負担軽減

⑯以前の生活ができる

これも難しいですね。




⑥趣味・仕事

⑦生活範囲の拡大

⑧交流

⑨役割

これなんかは、何かしらの支援がないと

自分でする、ということはできませんよね。

じゃあ、どうする?ということです。




⑩意欲

⑪表情の変化

⑫BPSD(周辺症状)

⑬自信

これもまったくできない、ということはない。

寝たきりの人だって嬉しい、楽しい場面は

あるでしょうけど、それはどういう状況で生まれるのか。



そのあたりを考えてみたいと思います。